Netflix『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』特集第2弾!オートボットのキャラクターを紹介します!
Netfix(ネットフリックス)で絶賛配信中の『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』!みなさんもうご覧になりましたか!?今回は特集「『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』超入門」の第2回目ということで、「オートボットのキャラクター」にスポットを当ててみたいと思います!当初の予定ではオートボット、ディセプティコンまとめて紹介する予定でしたが、あまりのボリュームにキャラクター編を2つに分けさせていただくことにしました…!
『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』にはどんなキャラクターが登場するのか。そしてそのキャラはどんな玩具が発売されているのか、もしくはされるのかを詳しく紹介していきます!また、前回好評だったコラムもありますので、そちらも楽しんでいただければと思います!それではいってみましょー!
※注意:記事の中にはネタバレを含むものがあります。是非本編をご覧になってから読んでいただくことをおすすめします。
特集第1弾「基礎知識編」は以下からどうぞ!
キャラクター紹介(オートボット編)
ここではNetflix『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』に登場するキャラクターを紹介していきます!発売されている玩具についても紹介していますので、興味を持たれた方は是非こちらを参考に購入していただければと思います!
オプティマスプライム/Optimus Prime
声:ジェイク・ファウシー/日本語吹き替え:玄田哲章
オートボットのリーダーで、力による支配を目指した「メガトロン」に対立しこの戦いを始めた張本人でもあり、自らの考えに誠実に従いオートボットを引っ張っていきます。ただ、トランスフォーマーの活動の源であるエネルゴンは枯渇し、その求心力も揺らぎつつあるようです。「メガトロン」と「ウルトラマグナス」との関係は古く、かつて3人は「アルファトライオン」を師とし仕えていました。「アルファトライオン」亡き後はリーダーの証である「マトリクス」を授かりオートボットの司令官となりました。今作では「メガトロン」が古代の遺物「オールスパーク」を使い、オートボットを再フォーマットしようと計画するのですが、オプティマスはそれならばオールスパークを惑星サイバトロンからなくしてしまおう、という「いい考え」を思いつきます。
日本でのオプティマスプライムの吹き替えを担当したのは初代アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』や、実写映画で声優を務めた玄田哲章さん!玄田哲章さんのたくましくも優しい声はまさにコンボイ司令官にぴったりで、ファンの間でも玄田哲章さんの演じるコンボイ(オプティマス)は特別な存在になっています!その後の作品でも数多くのオプティマスプライムが登場してきましたが、なかなか玄田哲章さんがキャスティングされることはなく、今回も誰が演じるのかに関心が集まっていましたが、そこはファンの気持ちをよくわかっているNetflix!アニメ作品としてはG1以降初めて玄田哲章さんがオプティマスプライムを演じることになりました(「オスティマス・サプライズは!?」というのはナシで!)!
【オプティマスプライムの玩具】
・SG-06 (WFC-S11※)オプティマスプライム※海外版のナンバー。以下同様
今回の映像のオプティマスの元となった玩具。まさにこれが劇中ではグリグリ動きます。管理人自身とても気に入っている玩具で、変形、可動、かっこよさ、どれを取っても素晴らしく、今回の映像化されるにふさわしいオプティマス玩具だと思います。ただ、発売されたのが少し前ということで、入手難易度が少し高めになっちゃっています。
・WFC-S65 オプティマスプライム
「SG-06 オプティマスプライム」のリカラーで、80年代アニメペイントバージョン。日本未発売。
・ネメシスプライム
厳密にはオプティマス本人ではないですが、一応シージ版「オプティマスプライム」のリカラーということで紹介。玩具のみの存在で設定などは一切謎。こちらは日本のタカラトミーモール限定で発売されました。
・SG-37(WFC-S40) ギャラクシーアップグレード オプティマスプライム
今回の『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』には未登場のパワーアップ形態。2005年に放送されたアニメ『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』に登場する「ギャラクシーコンボイ」をオマージュしたデザインになっています。ちなみにこれはシージ版「ウルトラマグナス」との「パーシャル」です。
・ER-02(WFC-E11) オプティマスプライムwithトレーラー
オプティマスの地球での姿。第2章「アースライズ」ではこの姿になるものと思われます。ビークルモードはトレーラーつきで、まさに「コンボイ司令官」そのもの。
・オルトユニバースオプティマスプライム
1985年に公開された『トランスフォーマー ザ・ムービー』で死亡したコンボイを再現したカラー。アメリカのAmazon.com限定でしたが、日本でも発売されることが決定。
・【国内:タカラトミーモール限定】トランスフォーマー アースライズ ER EX-17 オルタネイトユニバース オプティマスプライム(タカラトミーモール)
・【国内:タカラトミーモール限定】トランスフォーマー アースライズ ER EX-17 オルタネイトユニバース オプティマスプライム(タカラトミーモール楽天市場店)
・WFC-11 オプティマスプライム
アースライズ版「オプティマスプライム」のトレーラーなしVer.。バトルマスターが2つ付属します。「Netflix ウォーフォーサイバトロン」シリーズでも「シージ」の姿のものが出ればいいんだけど…
【予約受付中】
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロンシリーズ WFC-11 オプティマスプライム(Amazon)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-11 オプティマスプライム[タカラトミー]《02月予約》 (あみあみ)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-11 オプティマスプライム(タカラトミーモール)
・threezero DLX オプティマスプライム
ハイクオリティな造形と塗装が定評の香港のフィギュアメーカー「threezero」から発売される非変形のアクションフィギュア。25.4cmという大型サイズで、ダイキャストをふんだんに使用し、LEDで目と胸のウインドウが光ります。国内ではグッドスマイルカンパニーが販売を手掛けます。
・トランスフォーマー ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー シージ DLX オプティマスプライム(Amazon.co.jp)
・トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ DLX オプティマスプライム(あみあみ)
【オプティマスプライムあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 10 | 8 | 10 | 10 | 10 | 8 | 10 |
※強さ(テックスペック)はG1時のもの(以下同じ)。
G1では…
日本では「コンボイ」という名前で認知している人もたくさんいると思いますが、言わずと知れたトランスフォーマーを代表するキャラクターで、「自由とは全知的生命体の権利である(Freedom is the right of all sentient beings.)」をモットーとした自由と平和を愛するオートボットの総司令官です。初代アニメではサイバトロンの総司令官としてメンバーから絶大な信頼を集めており、「私にいい考えがある」という名台詞の元、様々な問題を解決に導いたり、導かなかったりしました。『トランスフォーマー ザ・ムービー』ではメガトロンとの決闘で致命傷を負い、リーダーのマトリクスを「ウルトラマグナス」へと託し命を落としますが、肝心の『ザ・ムービー』は日本では公開されておらず、日本の子どもたちは児童誌『テレビマガジン』や、その名の通り「コンボイが死んだ!キャンペーン」と名が打たれた玩具のキャンペーンでその事実を突きつけられることになります…その後『トランスフォーマー2010』ではゾンビになって登場したりしますが、最終回でなんだかんだで復活を果たし全部持っていってしまいます。その後は日本と海外では展開が異なりますが、日本では『ザ☆ヘッドマスターズ』で総司令官からサイバトロン長官になって後に死亡(その後「スターコンボイ」として復活…)、海外では引き続き総司令官として活躍し続けます。(画像はマスターピース「MP-44 コンボイ Ver.3.0」)
実写映画では…
実写映画でもオートボットのリーダーとして登場。物騒な物言いや、攻撃方法も話題となりました。実写映画4作目『ロストエイジ』では騎士風の見た目に姿が変わり、更に2018年に公開された『バンブルビー』ではG1により近い見た目になりファンを喜ばせてくれました。(画像はマスターピースムービーシリーズ「MPM-4 オプティマスプライム」)。
【コラムその5:「コンボイ」と「オプティマスプライム」】
トランスフォーマーは海外と日本で名前が異なるキャラやその他の名称ががたくさんあります。1985年に日本で逆輸入して玩具やアニメを展開する際に、より日本人が馴染みやすい名称にされたのがことの発端です。一番大きなものはやはり「コンボイ(日本)」と「オプティマスプライム(海外)」ですが、これは当時英語の名前が長く馴染みのない単語で、子どもたちには難しいだろうということで、元々ダイアクロン玩具時の名前の「バトルコンボイ」から「コンボイ」を取って、さらに「オプティマスプライム」の語感に合わせ「コンボイ司令官」となったということです。
もうひとつ大きく名前が違うものは両陣営の名称です。正義の軍団「サイバトロン(日本)」は「オートボット(海外)」、悪の軍団「デストロン(日本)」は「ディセプティコン(海外)」となっています。これに加わり、彼らトランスフォーマーの住む惑星は「セイバートロン星(日本)」と「サイバトロン(海外)」となるもんだから、ファンの間でも「どっちのこと!?」となることがあります。この他にはキャラクターで「バンブル(日本)」と「バンブルビー(海外)」、「ランボル(日本)」と「サイドスワイプ(海外)」、「リジェ(日本)」と「ミラージュ(海外)」など枚挙にいとまがありません。
しかし2007年の実写映画から流れが変わり、よりグローバルなコンテンツとして認知されるよう、それ以降は日本名ではなく海外名が使われることが多くなり、「オプティマスプライム」、「オートボット」、「ディセプティコン」などの名称がだいぶ浸透してきました(意図的に「コンボイ」など日本名が使われることももちろんあります)。そして上で書いたように今作で玄田哲章さんが「コンボイっぽい見た目のオプティマスプライム」を演じることで、よりその垣根はなくなるんじゃないかと期待しています。
東京コミコン2018で『バンブルビー』スペシャルステージに登場した玄田哲章氏。イベントの様子はコチラで詳しくレポートしています!
ウルトラマグナス/Ultra Magnus
声:エドワード・ボスコ/日本語吹き替え:井上和彦
オートボットの「シティコマンダー」。劇中では「戦略指揮官」という役職名で呼ばれています。オプティマスプライムとは昔からの親友で、かつてはオプティマス、メガトロンと共にアルファトライオンに師事していました。アルファトライオン死後はオートボットの史実と知恵の結晶である「アルファトライオン・プロトコル」を受け継いでいます。これ以上の犠牲を出さないために、メガトロンが提示する和平条約を受け入れるようオプティマスに提案するも反対され、業を煮やしたウルトラマグナスは大胆な行動を取ることになりますが…
吹き替えを担当したのはベテラン井上和彦さん。過去トランスフォーマーでは『トランスフォーマーアドベンチャー』で「マイクロナス」を演じていますが、意外にもそれ以前は一切トランスフォーマー作品には携わっていません。ちなみに、『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』で「ウルトラマグナス」を演じたのは今回「メガトロン」を演じた大塚芳忠さん。
【ウルトラマグナスの玩具】
・SG-07 ウルトラマグナス
今回の映像の元となった玩具はこちら。かつてのG1玩具のように中に「白いコンボイ」がいて、カーキャリアー部分がアーマーになるという、長年ファンが待ち望んだ仕様で発売されました。
・WFC-08 ウルトラマグナス
「SG-07 ウルトラマグナス」のリカラーで更に激しいウェザリングが追加されたもの。発表されたときは「流石に汚しすぎなんじゃ」と思ったけど、映像をみると納得のカラーリング!バトルマスター「ラング」(映像では未登場)とエネルゴンキューブが付属します。
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロンシリーズ WFC-08 ウルトラマグナス(Amazon.co.jp)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-08 ウルトラマグナス(あみあみ)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-08 ウルトラマグナス(タカラトミーモール)
【ウルトラマグナスあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 9 | 6 | 8 | 8 | 9 | 6 | 8 |
G1では…
都市を守るシティコマンダー。キャリアトレーラーに変形。真面目な性格で、ロディマスコンボイを傍らでサポートします。『トランスフォーマー ザ・ムービー』でコンボイの死に際に受け継いだと思ったマトリクスは、結局ホットロディマスが正式な後継者となり、さらに『2010』のエンディングテーマでは「ウルトラマグナスナンバー2〜♪」という歌詞もあることから、トランスフォーマーの「永遠のNo,2」との呼び声も高いです。その後、『ザ☆ヘッドマスターズ』では今回「メガトロン」を演じた大塚芳忠さんの声(それ以前は速水奨さん)で登場しますが、『ウルトラマグナス死す!!』の回で壮絶な死を遂げます…また、死にゲーの祖として名高いファミコンソフト『トランスフォーマー コンボイの謎』では主人公として活躍しました。(画像はマスターピース「MP-22 ウルトラマグナス」)
エリータ・1/Elita-1
声:リンゼイ・ルソー/井上喜久子
女性のオートボット(ウーマンサイバトロン)。役職は特殊工作員となっていますが、とある出来事以降は「軍事指揮官」に階級があがります。今作ではオプティマスとエリータ・1の関係は具体的には語られませんが、オプティマスとはただならぬ関係にある(あった?)ようで、オプティマスに助言や時には厳しい言葉を投げかけます。
声優は永遠の17歳井上喜久子さん。過去トランスフォーマー作品では『トランスフォーマーアドベンチャー』で「ジサ」を演じています。
【エリータ・1の玩具】
・WFC-10 エリータ-1
オプティマスやウルトラマグナスとは異なり、映像のエリータ・1は玩具ベースで作られておらず、今回の映像用にコミックなどを参考にデザインを起こされたもの。この「WFC-10 エリータ-1」はアースライズ版「アーシー」をベースに作られたものとなるので、映像とは異なる部分があります。
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロンシリーズ WFC-10 エリータ-1(Amazon)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-10 エリータ-1 (あみあみ)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-10 エリータ-1(タカラトミーモール)
【エリータワンあれこれ】
G1では…
女性のサイバトロン戦士「ウーマンサイバトロン」のリーダーで、コンボイが総司令官になる前の「オライオンパックス」時代からコンボイの恋人で、当時は「エアリアル」という名前でした。コンボイたちが地球に去った後もセイバートロン星に残ってゲリラ的にデストロンと戦っており、自分の命と引き換えに時間を止める能力「シークレットパワー」を持ちます。ちなみに、G1時は玩具は発売ておらず、テックスペック(強さ)は不明です(その後の設定ではいくつか存在します)。
実写映画では…
2009年に公開された『トランスフォーマー/リベンジ』に登場。バイクに変形し、「アーシー」、「クロミア」と3姉妹という設定で登場しました。(画像はスタジオシリーズ「SS-41 クロミア・アーシー・エリータ-1」の「エリータ-1」)
バンブルビー/Bumblebee
声:ジョー・ゼア/吹き替え:木村良平
今作のバンブルビーは「ホイルジャック」に雇われた「エネルゴンハンター」というどちらの陣営にも属さない立場。「バンブルビー」とはマルハナバチを意味し、ホイルジャックからは「ブンブンうるさい」と言われることもあります。「生き残りたい」という思いから今現在惑星サイバトロンで繰り広げられている戦いには加担していません。オプティマスからしつこい勧誘を断り一度はオートボットの元を去りますが、本心では誰よりも平和を願っており、その信念がきっかけで、とある力を手に入れ、再びオートボットの元へ戻ります。また、職業柄元ディセプティコンのエネルゴンハンターや怪しい密売人などにも顔が効くようです。
吹き替えを担当したのは木村良平さん。『トランスフォーマーアドベンチャー』、『キュートランスフォーマー』で「バンブルビー」にキャスティングされ、その後『トランスフォーマーサイバーバース』、実写版『バンブルビー』でも「バンブルビー」を演じています。もうすっかりバンブルビーのイメージは木村良平さんですね!
【バンブルビーの玩具】
・WFC-09 バンブルビー
今回の映像の姿とは異なり、フォルクスワーゲンのビートルから変形する姿になっており、おそらく第2章「アースライズ」での姿であろうと思われます。つまるところ、現段階では『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』に登場する姿のバンブルビー玩具は存在しません。
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロンシリーズ WFC-09 バンブルビー(Amazon)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-09 バンブルビー (あみあみ)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-09 バンブルビー(タカラトミーモール)
【バンブルビーあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 8 | 4 | 7 | 7 | 10 | 1 | 7 |
G1では…
日本名は「バンブル」で、フォルクスワーゲンのビートルから変形するミニボットとして登場。初代アニメでは人間の少年「スパイク」の相棒的な存在として活躍しました。『2010』からはスパイクが大人になったこともあり、登場の頻度は下がりますが、『2010』のラストで大ダメージを受け、その後金色の「ゴールドバグ」として復活します。(画像はマスターピース「MP-45 バンブル Ver.2.0)
実写映画では…
2007年に公開された『トランスフォーマー』ではカマロから変形し、G1同様人間の主人公「サム」の相棒として登場。言葉を話せない代わりにラジオを使って感情を表現するシーンが印象的で、そのかっこよさとチャーミングさから実写映画を代表するキャラクターとなりました。遂に2019年にはスピンオフ作品としてバンブルビーが主役である『バンブルビー』も公開され、G1同様ビートルから変形することでも話題となりました。(画像はマスターピースムービーシリーズ「MPM-3 バンブルビー」)
ホイルジャック/Wheeljack
声:ビル・ロジャース/吹替:ボルケーノ太田
オートボットの技師。エネルゴンを見つけるためにエネルゴンハンターのバンブルビーを雇ったのもホイルジャックです。オプティマスへの忠誠心も高く、オートボットの船「アーク」の整備もこなします。また、話すときに頭の脇のセンサーがピカピカ光るので、バンブルビーには「チカチカ頭」と呼ばれることも。
【ホイルジャックの玩具】
・ER-03(WFC-E6) ホイルジャック
ホイルジャックは玩具としては「シージ」版は存在せず、今回の『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』の映像の中では地球での姿であるこのアースライズ版がベースになっています(劇中ではビークルモードには変形しません)。
・WFC-12 ホイルジャック
アースライズ版のリカラーで、『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』の映像に近づけたもの。アースライズ版にはなかった汚し塗装が追加された代わりにビークルモードでのレーシングカーのステッカー表現などがなくなっています。
【予約受付中】
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロンシリーズ WFC-12 ホイルジャック(Amazon)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-12 ホイルジャック[タカラトミー]《02月予約》 (あみあみ)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-12 ホイルジャック(タカラトミーモール)
【ホイルジャックあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 9 | 7 | 5 | 8 | 9 | 7 | 10 |
G1では…
G1では発明家、技術者として登場。『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』でも第1話の冒頭で「バンブル」と2人で登場するシーンが印象的ですが、今回の『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』でもそれがオマージュされています。マッドサイエンティストっぽい感じで、様々な発明品を作り、時にはその発明品が原因でトラブルが起こることも。恐竜から変形するダイノボットを作ったのもホイルジャックです。(画像は「MP-20+ ホイルジャック」)
実写映画では…
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』で「キュー」という名前で登場。メルセデス・ベンツ「E550」に変形します。実写映画でも発明家で、キューが発明した武器によって「スタースクリーム」は倒れました。(画像は『ダークサイド・ムーン』時に発売された「DA31 オートボットキュー」)
ラチェット/Ratchet
声:ラファエル・ゴールドスタイン/吹替:郷田ほづみ
元オートボットの技術者。今は劇場跡地でオートボット、ディセプティコンを問わず傷ついたものを修理する医者のような活動をしています。過去は有名なエンジニアで、ラチェットが作った工場や武器は今でも語り継がれるほど。しかし、本人はその武器で多くの犠牲が出たことを悔やんでいるようです。オプティマスの計画で「スペースブリッジ」を修理することになり、これ以上の戦いを止めるためにスペースブリッジの修理に手を貸すことになります。
今回ラチェットの吹替を担当したのは郷田ほづみさん。郷田ほづみさんは過去『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』で総司令官「ライオコンボイ」を演じたことでも有名です。
【ラチェットの玩具】
・SG-EX(WFC-S34) ラチェット
今回の映像の元となった玩具。海外では2019年に大手ドラッグストア「ウォルグリーン」限定で発売されましたが、その販路から日本では非常に入手しにくい玩具でした。しかし、今回のネットフリックス版のおかげもあってタカラトミーモール限定での発売が決定!ロボットモードから救急車と救護基地に変形します。
・トランスフォーマー シージ SG-EX ラチェット(タカラトミーモール)
・トランスフォーマー シージ SG-EX ラチェット(タカラトミーモール楽天市場店)
【ラチェットあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 8 | 4 | 5 | 7 | 8 | 3 | 10 |
G1では…
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』では救護員として活躍。温厚な性格と確かな治療の腕からサイバトロンのメンバーから厚い信頼を寄せられています。『ザ・ムービー』でも登場しますが、残念ながらスタースクリームの一撃で命を落とすことになります…(画像はマスターピース「MP-30 ラチェット」)
実写映画では…
2007年に公開された『トランスフォーマー』から2014年公開の『ロストエイジ』までの4作にオートボットの軍医として登場。初期メンバーとしてはオプティマス、バンブルビーを除けば一番長生き。緑のハマーから変形します。また、映画『バンブルビー』でも一瞬だけ登場します。(画像はスタジオシリーズ「SS-14 ラチェット」)。
ミラージュ/Mirage
声:ショーン・ホーキンス/吹替:松浦義之
オートボットの諜報員。ホログラムを作り出し、自分の体の色を変えて変装したり、分身を作り出すことができます。また、周りの風景自体を偽装する巨大なホログラムを作り出すことも可能。「ラチェット」と共にスペースブリッジ修理チームに参加した際は、その技能をフルに生かして窮地を救います。今回吹替を担当した松浦義之さんは『トランスフォーマーアドベンチャー』で「フィクシット」を演じています。
【ミラージュの玩具】
・SG-38 ミラージュ
今回の映像の元となった玩具。映像の中では残念ながらビークルモードになることはありませんでしたが、玩具ではF1カーに変形。惑星サイバトロンでの姿ということで、透けたボディがカッコイイ。
・WFC-S55 ホロミラージュ
「ファンボートバトル3パック」のうちの一体。ミラージュのホログラム状態を再現したもので、「SG-38 ミラージュ」のクリアブルーバージョン。頭部がG1玩具をイメージしたものに変更されています。「ファンボートバトル3パック」には「インパクター」もセットになっているのですが、今回の映像を見ると納得の組み合わせ。日本未発売。
・WFC-01 ミラージュ
「SG-38 ミラージュ」のリカラーで、ディセプティコンに変装した状態をイメージ。映像が公開される前はミラージュの変装した姿とはわからず、「もしかしてミラージュになにか良くないことが起きるのでは…」と思ったのは管理人だけではないはず。ちなみに、過去作のミラージュはなにかと疑いをかけられることが多いキャラでもあり、ミスリードを狙った商品なんじゃなかろうかと思っています。
【ミラージュあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 9 | 7 | 5 | 7 | 5 | 6 | 10 |
G1では…
オートボットの諜報員で、かつ凄腕の狙撃手。日本では「リジェ」の名前でおなじみで、ホログラムで自分の姿を消すことができる能力を持ちます。ビークルモードでは日本名の由来でもあるF1カー「リジェJS11」(「リジェ」自体はイタリアのカーレースチーム名)。
実写映画では…
実写映画では「ディーノ」という名前で登場。映画では「ディーノ」ですが、海外で発売された小説やゲームでは「ミラージュ」という名前になっています。ビークルモードは真っ赤なフェラーリということで、版権の問題か劇中の姿での商品化がない不遇のキャラクター。しかも劇中ではミラージュの要素は見当たらず、強いて言えばイタリア語を使うことくらい…(それもフェラーリがイタリアだからだと思うけど…)?
【コラムその6 もうひとつのトランスフォーマー「コミック」の世界】
トランスフォーマーを語る上で外せないのがコミックの存在です。「基礎知識編」で触れたように、アメリカでトランスフォーマーが展開されたときにも玩具、アニメ、コミックの3本の柱で展開されたということもあり、海外では長年親しまれてきました。現在も海外ではIDW Publishingによってコミックが展開されており、近年では日本でも翻訳版が発売されています。コミックの世界は非常に奥深く、すべてを理解するのはとても大変なのですが(管理人自身も日々勉強中です…)、近年では玩具でもピックアップされることが多く、知っていればより楽しめます。ということで、ここでは今現在比較的触れやすいものを紹介します。
『トランスフォーマー クラシックス』(メディアボーイ/発売中)
1984年からマーベルによって描かれたコミックを翻訳したシリーズ。2020年8月現在4巻まで刊行されています。ストーリーの導入こそ初代アニメと共通点が多いのですが、そこから続くストーリーは大きく異なり、マーベルだけあってスパイダーマンが登場したり、キャラクターの性格や立ち位置が違っているものも多いです(特に「ショックウェーブ」のキャラの違いは有名です)。如何せん35年も前のアメコミなので、絵柄やコマ割りが独特で日本人にはだいぶ読みにくい部分もあるのですが、翻訳が非常にファン目線で受け入れやすく、さらにここから脈々と受け継がれている設定やエピソードもあるので、是非1巻だけでも手にとって「原初」を感じてほしいです。別冊として『トランスフォーマークラシックススペシャル:ヘッドマスターズ』も発売されています。
『トランスフォーマー:オール・ヘイル・メガトロン』(小学館/2015年発売)
IDW版コミックを読み出すならこれが一番オススメ。このお話の前からIDW版は様々なストーリーが存在するのですが、それを知らずもここから読み出しても十分楽しめます。絵も迫力があってかっこいいし、ストーリーもとても面白く、1本の映画のような感覚で読むことができます。また、その後に続く「オンゴーイングシリーズ」、さらにその 続編の『モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ』と『ロボット・イン・ディスガイズ』を読む上でも重要な1冊です(いずれも翻訳版発売中)。翻訳版は発売から少し時間が経っており、その後重版もされていないので現在入手難易度が少し高いですが、原書であればAmazonなどでも普通に購入できます。
『トランスフォーマー:メガトロン・オリジン』(ヴィレッジブックス)
「メガトロン」がいかにして「メガトロン」となったのかを描くミニシリーズ。もちろんG1や、今回の『ウォーフォーサイバトロン』とは違う世界の話ではありますが共通する要素も多いです。鉱夫だったメガトロンが力で成り上り、絶大なカリスマ性の元にお馴染みディセプティコンのメンバーたちが集まっていく様も興奮します。
『トランスフォーマー:ラスト・スタンド・オブ・レッカーズ』(ヴィレッジブックス)
「オーバーロード」の手に落ちた監獄「ガーラス9」を奪還するために召集された特殊部隊「レッカーズ」たちの物語。今回の『ウォーフォーサイバトロン』に登場する「インパクター」も大活躍するミニシリーズです。本流のストーリーからは少し外れた物語で、IDWの他のコミックを知らなくても十分楽しめます。マイナーキャラにスポットライトが当たっていたり、過激で残酷な表現が多いのも特徴で、コミック版の魅力が凝縮された1冊になっています。
サイドスワイプ/Sideswipe
声:マーク・ウィッテン/吹替:岩中睦樹
オートボットの戦士。スペースブリッジ修理チームの一人としてラチェットの護衛に当たります。比較的若いオートボットのようで、だいぶ愚痴っぽいところがあります。
【サイドスワイプの玩具】
・SG-04(WFC-S7) サイドスワイプ
今回の映像の元になった玩具。オーソドックスながら小気味のいい変形が特徴で、トランスフォーマー入門にもうってつけです。
WFC-04 サイドスワイプ
「SG-04 サイドスワイプ」のリカラーで、より『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』の映像により雰囲気を合わせたウェザリングが施されています。
【サイドスワイプあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 7 | 7 | 7 | 5 | 10 | 3 | 6 |
G1では…
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』でも戦士として登場。日本名は「ランボル」。赤い「ランボルギーニ・カウンタックLP500S」に変形。黄色いカウンタックの「サンストリーカー」とは双子の関係。空を飛ぶことができるロケットブースターを持っており、コンボイが無理やりそれをランボルから借りて、空を飛び、そして落下するシーンはトランスフォーマーファンの間ではあまりにも有名。(下の画像はマスターピース「MP-12 ランボル」)
実写映画では…
『リベンジ』から登場。G1の真っ赤なイメージとは異なり、シルバーの「シボレー・コルベット・スティングレイ コンセプト」に変形。足がタイヤになっていて、そのタイヤを利用して移動する姿がめちゃくちゃかっこいい。『ダークサイド・ムーン』ではオープンカー状態で登場します。(下の画像はスタジオシリーズ「SS-20 サイドスワイプ」)
クロミア/Chromia
声:ジョージア・リード/吹替:かつやままさみ
オートボットの女戦士。狙撃の腕前はかなりの模様。劇中のセリフから「惑星カミナス」(これまでの作品では女性型トランスフォーマーが多く住んでいる惑星として登場)出身であることが匂わされています。ミラージュ、サイドスワイプと共にスペースブリッジ修理チームに参加します。サイドスワイプの小言もクールにかわします。
【クロミアの玩具】
SG-22 (WFC-S20)クロミア
今回の映像の元となった玩具。ビークルモードは「SFカー」。
・WFC-03 クロミア
「SG-22 クロミア」のリカラー。映像に合わせてより激しいウェザリングが施されています。
【クロミアあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 7 | 8 | 6 | 6 | 9 | 8 | 5 |
G1では…
「エリータ・1」と同じく、ウーマンサイバトロンの女戦士としてセイバートロン星でデストロンと戦っています。劇中では「アイアンハイド」の恋人として描かれています。G1時は玩具が発売されておらず、テックスペックは「トランスフォーマーレジェンズ」のものを記載しています。
実写映画では…
『リベンジ』で「エリータ・1」、「アーシー」と共にバイクに変形する三姉妹の一人として登場。(画像はスタジオシリーズ「SS-41 クロミア・アーシー・エリータ-1」の「クロミア」)
ハウンド/Hound
声:JW・スタフォード/吹替:武田太一
オートボットの戦士。オプティマスプライムと共にオールスパークを探索するために「サビの海」へ向かいます。オプティマスとの会話を聞くと、古参のメンバーのようでもあります。
【ハウンドの玩具】
SG-12(WFC-S9) ハウンド
今回の映像の元になった玩具。4WD型の車に変形。ゴツくてカッコイイ。
WFC-02 ハウンド
「SG-12 ハウンド」のリカラー。映像に合わせてより激しウェザリングが施されています。
【ハウンドあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | 8 | 5 | 7 | 6 | 10 | 3 | 9 |
G1では…
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』では偵察員として登場。「ウィリスジープ CJ-3B」に変形。猟犬の名にふさわしく鼻が利きデストロンを察知します。地球の自然を愛し、はじめの頃はスパイクの相棒のような感じで描かれたりもしました。ホログラムガンで立体映像を作り出すことができ、様々な場面でデストロンを翻弄しました。(画像はマスターピース「MP-47 ハウンド」)
実写映画では…
第4作目『ロストエイジ』から登場。軍用トラックに変形。歴戦の兵士で、武器のエキスパート。アーミー感溢れる感じはG1と共通するところがありますが、キャラクターとしては髭面の葉巻をくわえたおっさんで、そこはだいぶ違ったイメージになっています。(画像はムービー ザ ベスト「MB-19 ハウンド」)
プロール/Prowl
声:アーロン・ヴィーチ/吹替:???
オートボットの戦士。今作の具体的な役職は不明ですが、オプティマスプライム、エリータ・1の補佐のような役割を担っています。過去、この戦いが始まる前は都市プラクサスで警官を務めていました。劇中後半はオプティマスプライムたちと共にオールスパーク探索のため「サビの海」へ向かいます。それと体重は軽いようです。
【プロールの玩具】
SG-23(WFC-S23) プロール
今回の映像の元となった玩具。ビークルモードが他のメンバーと比べてもSF感が強めですが、そこがまたカッコイイ。同型で「ブルーストリーク」(日本未発売)、「スモークスクリーン」(タカラトミーモール限定)があります。
【プロールあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 9 | 7 | 9 | 9 | 9 | 4 | 9 |
G1では…
G1での役職は戦略家で、地位的には副官レベル(実際の「副官」は「マイスター(ジャズ)」。「フェアレディZ・S130」のパトカーに変形します。パトカーというモチーフからもまさに正義の味方といった雰囲気で、コンボイからの信頼も厚いキャラ(けど出番はそれほどでもありませんでした…)。『ザ・ムービー』ではセイバートロン星から地球に向かう途中、デストロンの襲撃を受け壮絶な死に様を見せてくれます…ちなみに、プロールの顔はサイバトロン(オートボット)のマークのモチーフにもなったと言われています。(画像はマスターピース「MP-17プロール」)
レッドアラート/Red Alert
声:トッド・ハバーコーン/吹替:中村 和正
オートボットの軍医兼戦士。元々は医師だったこともあり、戦闘はあまり得意ではない模様。なぜかラストではちょっとかわいそうなことが起きますが、果たしてあれはなにか今後のための布石なのか…
【レッドアラートの玩具】
SG-31(WFC-S35) レッドアラート
今回の映像の元となった玩具。「SG-04 サイドスワイプ」の頭部リデコ&武器が違ったものになっています。
WFC-13 レッドアラート
「SG-31 レッドアラート」のリカラー。映像に合わせより激しいウェザリングが施されています。
【予約受付中】
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロンシリーズ WFC-13 レッドアラート(Amazon)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-13 レッドアラート[タカラトミー]《02月予約》 (あみあみ)
・トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン WFC-13 レッドアラート(タカラトミーモール)
【レッドアラートあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | 7 | 3 | 5 | 7 | 7 | 7 | 8 |
G1では…
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』では保安員として登場。日本では「アラート」という名前でした。「ランボルギーニ・カウンタックLP500S」のファイヤーチーフ仕様に変形。神経質な性格で、アラートの主役回第23話「ネガベイターを奪え」ではそれが原因で疑心暗鬼に陥り、メガトロンに置いてけぼりにされたスタースクリームと意気投合して一波乱起こします。消防車の「インフェルノ」とペアを組むことが多く、マスターピースシリーズではインフェルノがアラートを抱っこするシーンを再現するパーツが付くほど。
コグ/Cog
声 : ブライアン・ロバート・バーンズ/吹替:新祐樹
「ウェポナイザー」という全身が武器の塊で、分離、変形することで他のトランスフォーマーたちをサポートします。同型がたくさんいるようで、コグの他にも様々な色が存在しますが、ブリーフィングには「コグ」が参加していることが多く、またオプティマスに意見することもあり、ウェポナイザーのリーダー的な立ち位置なのかも知れません。途中ディセプティコンの罠にかかり大怪我を負いますが、後半元気に復活します。
【コグの玩具】
SG-05(WFC-S8) オートボットコグ
今回の映像のもととなった玩具。ウェポナイザーとして体が分離して武器になり、他のトランスフォーマーを武装します。ちなみにこのコグの持つ武器はオートボットでは汎用的な武器のようで、多くのメンバーが使用していました。
【コグあれこれ】
G1では…
「コグ」はもともと『ザ☆ヘッドマスターズ』(海外では『ザ・リバース』)に登場した総司令官「フォートレスマキシマス」に付属したロボット。上半身は「ガスケット」、下半身は「グロメ」と呼ばれる支援メカになります。このコグがあんなに活躍するなんて…
アイアンハイド/Ironhide
声:カイザー・ジョンソン/吹替:???
今作ではアークでオペレーションと操縦を担当。
【アイアンハイドの玩具】
SG-17(WFC-S21) アイアンハイド
今回の映像の元になった玩具。デラックスクラスながら大きく再現されたボディがカッコイイ。上で紹介した「SG-EX ラチェット」とはパーシャルの関係です。
【アイアンハイドあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 7 | 3 | 9 | 7 | 10 | 7 | 7 |
G1では…
G1では警備員という役割で登場。日産の「チェリーバネット」に変形します。サイバトロンの中でもベテランの一人で、コンボイの代わりに指揮を取ることもあります。若干気性の荒いところこあり、戦闘に対してはかなりアグレッシブ。劇中での活躍回数も多く、人気のキャラではありますが、玩具は少々特殊な見た目であったためか、同じ型の「ラチェット」とともに日本では発売されていませんでした(後に日本でも復刻版が発売)。『ザ・ムービー』ではセイバートロン星から地球に向かう際、メガトロンの一撃で死亡します…(ここまで何人「『ザ・ムービー』で死亡した」と伝えたことやら…)(画像はマスターピース「MP-27 アイアンハイド」)
実写映画では…
実写映画では2007年に公開された『トランスフォーマー』から『ダークサイド・ムーン』までの3作に登場。ゼネラルモーターズの「GMC・トップキック C4500 」に変形します。武器のスペシャリストとして火力を活かし数々の戦闘で活躍しました。しかし『ダークサイド・ムーン』で「センチネルプライム」の「コズミックルスト(宇宙サビ)銃」によって壮絶な最後を迎えます…映画『バンブルビー』でも登場します。(画像はマスターピースムービーシリーズ「MPM-6 アイアンハイド」)
アーシー/Arcee
声:ソフィア・イザベラ/吹替:木村涼香
オートボットの女戦士。後半、「バンブルビー」とともにエネルゴン奪取作戦のため「サウンドブラスター」の元へ向かいます。
【アーシーの玩具】
ER-09(WFC-E17) アーシー
「アーシー」は「シージ」シリーズでは発売されておらず、「ホイルジャック」と同じく「アースライズ」シリーズで発売されます。ただ、ホイルジャックと違うのは、この玩具が映像の元にはなっていないということ。ほぼ同じような見た目ではありますが、玩具からCGが起こされたわけではないので、「エリータ・1」同様映像では玩具よりもスマートな見た目になっています。
【アーシーあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 6 | 8 | 5 | 5 | 7 | 7 | 9 |
G1では…
1986年に公開された『トランスフォーマー ザ・ムービー』から登場。その後『2010』ではレギュラーメンバーとして活躍し、ファンの間では女性トランスフォーマーの代名詞的な存在でもあります。トリプルチェンジャーの「スプラング」が恋人であり、またスパイクの息子「ダニエル」の友人としても描かれています(『ザ・リバース』ではそれを超えた何かを感じさせるものもありますが…)。G1当時、玩具の計画はあったようですが残念ながら発売には至らず、G1の姿の変形するアーシー玩具が発売されるのはなんと2014年のジェネレーションズとなります(日本では「レジェンズ」として発売)。2020年12月にはマスターピース版の発売も予定されています。テックスペックは「トランスフォーマーレジェンズ」のものを記載しています。(画像はレジェンズ版「LG10 アーシー」)
実写映画では…
「クロミア」、「エリータ1」とともに3姉妹の一人として『トランスフォーマー/リベンジ』に登場。ちなみに吹替を務めたのは『ザ・ムービー』、『2010』でアーシーを務めた勝生真沙子さん。(画像はスタジオシリーズ「SS-41 クロミア・アーシー・エリータ-1」の「アーシー」)
オメガスプリーム/Omega Spreme
声 -:キース・シルバースタイン/吹替:???
正確にはオートボットではなく「ガーディアンズ(字幕では「守護者」)」の一人。ガーディアンズはオートボットとディセプティコンの「小競り合い」に関わることはせず、あくまで中立の立場を保っています。ガーディアンズたちは生前のアルファトライオンを尊敬していたようですが、その弟子であるオプティマスが危機を救う手助けをしてくれるよう頼みに行った際は、中立を理由にそれを断りました…しかし、ガーディアンズの一人である「オメガスプリーム」だけは違っていたようです。
【オメガスプリームの玩具】
SG-39(WFC-S29) オメガスプリーム
今回の映像の元になった玩具。2019年のタイタンクラス(近年毎年1体新規タイタンクラスが発売されます)で、大きさは50cmを優に超えます。ビークルモードは本体が分離して、ロケットと基地に変形します。
【オメガスプリームあれこれ】
体力 | 知力 | 速度 | 耐久力 | 地位 | 勇気 | 火力 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 5 | 3 | 10 | 7 | 10 | 10 | 6 |
G1では…
G1では警備員という役割で登場。元々はセイバートロン星の都市「クリスタルシティ」を守る防衛ロボット。メガトロンの策略で感情を失い、その後長い間宇宙を彷徨っていました。地球に来てからはサイバトロンの輸送員としても活躍し、『2010』でも登場します。当時玩具はタカラ以外のメーカーが作った玩具を元に色替えしたもので、日本では発売されていませんでしたが、2006年に「アンコール」として復刻しました。ちなみに、声優は玄田哲章さんが担当。今回の『シージ』では誰が吹替をしたのかは明確にはされていませんが、聞いた感じ玄田哲章さんが話しているように聞こえますがどうでしょう…?
その他玩具が発売されていないオートボットたち
・アルファトライオン
声:ベン・ジュランド/吹替:銀河万丈
かつてのオプティマスプライム、メガトロン、ウルトラマグナスの師。どのような経緯があったかは分かりませんが、メガトロンによって殺害されたようです。その後アルファトライオンの持つ知恵と知識は「アルファトライオンプロトコル」としてウルトラマグナスに受け継がれました。
・ムーンレーサー
声:エリー・メイン/吹替:???
オートボットの女戦士。見た目は「クロミア」の色違い。オプティマスたちとともにオールスパークを探しに「サビの海」へ向かいますが…
【コラムその7 トランスフォーマー頻出フレーズ】
トランスフォーマー35年の歴史で、よく使われるフレーズがいくつかあります。主題歌の1フレーズだったり、劇中で発したセリフだったりと数えればキリがありません。ここではそんななかから厳選した4つをご紹介。
「Robots In Disguise」
1984年アメリカでテーマソングとして作られた歌詞のワンフレーズ。直訳すれば「変装したロボット」となりますが、ロボットたちは車や飛行機に擬態している、という「トランスフォーマー」が何であるかを一言で表した言葉です。その後アニメのタイトルとして2回使用されたり、コミックシリーズのタイトルになったりしています。
「More Than Meets The Eye」
これも「Robots In Disguise」と同じテーマソングのワンフレーズで、「見た目よりすごい」というような意味です。こちらもトランスフォーマーを現す言葉で、アメリカ版初代アニメの冒頭3話(「地球への道」、「ルビークリスタルの秘密」、「地球脱出!」)の副題として「More Than Meets the Eye(Part1〜3)」が使われました。その後もアニメやコミックの副題やそもそものタイトルとしてよく使われ、また2007年に公開された『トランスフォーマー』では主人公「サム」がヒロイン「ミカエラ」に対して使った言葉としても有名です。
「Till All Are One」
直訳すれば「すべてがひとつになるまで」、日本語では「宇宙をひとつに」という言葉で言い表されます。元々は『トランスフォーマー ザ・ムービー』でオプティマスがリーダーのマトリクスをウルトラマグナスに託す際に発したのが最初ですが、日本版では『ザ・ムービー』のラストにロディマスコンボイが演説で放った「宇宙をひとつに!」という言葉が有名です。今回の『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』でも頻出した言葉で、手段こそ違えどオートボット、ディセプティコンどちらも戦いのスローガンとして掲げているようです。
「私にいい考えがある」
初代アニメでのコンボイのセリフ。その堂々とした言葉とは裏腹に失敗してしまうという、フラグ立てのようなセリフで、近年では公式含めてネタ的に扱われる言葉です。ただ、コンボイの名誉のために言えば、実際にアニメのなかではそれほど失敗はしておらず、失敗したのは一発目の第3話『地球脱出』だけ(しかも作戦自体はハウンドが発案したもの)。海外では「I’ve got an idea」などの言い回しで、Netflixの『ボクらを作ったオモチャたち』でもピーターカレンがお披露目してくれますが、特に日本のようなネタワードにはなっていないようです。
というわけでNetflix『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』超入門【オートボットキャラクター編】でしたー!ちょっと頑張りすぎてしまって、「ディセプティコン編」についてはさらにお時間いただいてしまいそうですが、あまり遅くならないうちに公開できればと思います…!
オートボットサイドだけでもこの情報量…本当にお疲れ様です。
ディセプティコン編も楽しみにさせていただきます。