いよいよ始まるNetflix『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』を詳しく解説!まずは「基礎知識編」!
いよいよ2020年7月30日からNetflixで配信が開始される『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』!皆さん準備はできていますか?今回は特集「『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』超入門」として、一体『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』とはなんなのかを紹介していきたいと思います!第1回目の今回は「基礎知識編」として、そもそも『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』とは何か!?ということをトランスフォーマーそのものおさらいやコラムも交えて紹介していきたいと思います!また第2回「キャラクター編」は、キャラクターごとどんな玩具が発売されているのか(されるのか)を紹介します。
子供の頃にトランスフォーマーが好きで今回の配信を機に興味を持たれた方や、ハリウッド版でしか「トランスフォーマー」を知らない方は是非この特集でもっと「トランスフォーマー」を知って、好きになってもらえれば嬉しいです!それではいってみましょー!
そもそも「トランスフォーマー」って何!?
きっとこのブログにたどり着いた方であれば、説明は不要かと思いますが、せっかかくなので簡単に説明しますと、もともとはタカラ(現タカラトミー)が「ダイアクロン」や「ミクロマン」といった変形玩具を日本で販売しており、それらに目をつけたアメリカの大手玩具メーカーハスブロが海外で展開する際に『アベンジャーズ』でおなじみマーベルと協力して、「ダイアクロン」や「ミクロマン」をごちゃまぜにしてキャラクターとストーリー付けを行って作られたのが『トランスフォーマー(THE TRANSFORMERS)』です。アメリカでは1984年に玩具、アニメ、コミックの展開が開始され、社会現象になるほどの大ヒットとなりました。
主に自動車から変形する正義のロボット「オートボット(サイバトロン)」と、武器や兵器から変形する悪の「ディセプティコン(デストロン)」の2つの陣営の戦いを描く群像劇で、翌年1985年には日本でも『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』という形で逆輸入され、多くの子供たちを熱狂させました。また、当時は勧善懲悪なロボットアニメが多い中で、敵味方どちらのキャラも活き活きと描かれており、玩具も「君が選ぶ君のヒーロー」というキャッチフレーズのもと、敵陣営の玩具もたくさん発売されていたのは当時としてはとても新鮮でした。
途中からアメリカと日本では別々の展開を続けますが、それらをひっくるめて1991〜1992年頃までの展開を「G1(Generation1)」と呼びます。その後「G2」を経て、1997年には動物や恐竜、昆虫から変形する『ビーストウォーズ 』が当時としては珍しいフルCGアニメとともに世界で大ヒット!さらに2007年にはハリウッドで実写映画化され、2019年に実写映画最新作『バンブルビー』が公開されたことは記憶に新しいと思います。
日本やアメリカを始め、最近では中国でも大人気なコンテンツとなり、これまでに出荷されたトランスフォーマーの玩具の数は全世界で5億個を超え、そして2019年〜2020年で「トランスフォーマー」は35周年イヤーを迎えています!
この辺りの変遷はNetflixで配信中の『ボクらを作ったオモチャたち』のシーズン2でおもしろ詳しく知ることができるので是非ご覧ください!
上で書いた通り「トランスフォーマー」は日本と海外では展開の仕方が異なります。例えば日本では『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のアニメのあとは『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』が放送されましたが、海外では途中に『トランスフォーマー ザ・ムービー』(日本では公開されず)をはさみつつ『2010』までを『THE TRANSFORMERS』として1つの作品として扱っていたり、その後日本で放送された『ザ☆ヘッドマスターズ』や『超神マスターフォース』、『V(ビクトリー)』などは海外では放送されず、日本とは別のアニメだったり、コミックが展開されていました。ただ、ベースとなる玩具は日本も海外も同じで、玩具は同じだけど、キャラクターやお話が違うという現象が起きており、そこがトランスフォーマーの奥深さ(ややこしさ?)につながっています。
『ビーストウォーズ』も日本では『セカンド』、『ネオ』、『メタルス』と続いたのに対し、アメリカでは『ビーストウォーズ』と『メタルス』をあわせて『BEAST WARS: TRANSFORMERS』という1つの作品となり、『セカンド』、『ネオ』は当時放送されていなかったりします。
しかし!今回の『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』は全世界同時公開となり、アニメ作品としては初めて全世界が同一作品を同時期に楽しめるトランスフォーマーになります!
Netflix『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』とは?
ベースは「玩具シリーズ」
2020年7月からNetflixで配信が始まる『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』は同名の玩具(フィギュア)シリーズがベースになっています。
トランスフォーマーは毎年たくさんの玩具が発売されているのですが、大きくいくつかのラインに分かれています。かつてアニメやコミックで登場したキャラクターを現代の技術でリメイクする「ジェネレーションズ」、実写映画キャラクターの玩具ライン「スタジオシリーズ」、YouTubeで配信されているアニメ『サイバーバース」玩具シリーズ、再現度や変形にこだわったハイターゲット向け「マスターピース」などなど、たくさんのシリーズが展開されています。
その中の「ジェネレーションズ」シリーズで2019年からスタートしたのが「ウォーフォーサイバトロントリロジー(War for Cybertron Torilogy)」です。タイトルからも分かるように「惑星サイバトロンをめぐる戦争を描く3部作」からなる玩具シリーズで、2019年には第1章「シージ(SIEGE)」、2020年には第2章「アースライズ(EARTHRISE)」、そして2021年には第3章「キングダム(KINGDOM)」が展開されます。その第1章「シージ(SIEGE)」を同名のアニメ化したものが今回Netflixで配信される『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』です!
どんなストーリー?
「シージ」はトランスフォーマーたちが地球にくる前の「惑星サイバトロン(セイバートロン星)」での戦いを描いたもので、初代アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』で言えば、第1話の冒頭ほんの数分で描かれた部分のお話です。玩具には簡単なキャラクターの設定がありますが、ストーリーらしいストーリーは存在せず、今回のNetflixで初めて詳しく描かれることになります。
これまでの設定を踏襲するならば、何百万年という長い間オートボットとディセプティコンの戦いですでに惑星サイバトロンは荒廃し、「エネルゴン」と呼ばれるトランスフォーマーの活動の源も枯渇してしまい、なんとかこの状況を打破しなければいけない状況に両陣営が陥っています。アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』では、その後サイバトロン(オートボット)が資源を求め宇宙探索へ行くところをデストロン(ディセプティコン)が追撃し、あれやこれやで地球へ墜落するというストーリーになっています。今回も状況は似た感じのようですが、ストーリーはより濃密、かつシリアスになり、展開も異なるようです。「リブート」という言葉が当てはまるかは分かりませんが、35年前に作られたストーリーが最新の映像で今改めて語られることになります!
実は映像は日本製!
Netflix『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』は1エピソード22分で全6話。全部で約2時間に渡る映像作品になります。映像を制作したのは『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』や『シドニアの騎士』を手掛ける日本有数のCGアニメスタジオ「ポリゴン・ピクチュアズ」。ポリゴン・ピクチュアズは過去『トランスフォーマープライム』や『トランスフォーマーアドベンチャー』も手掛けており、トランスフォーマーのかっこよく見せる方法を知り尽くしたスタジオです。
そして今回の映像のもう一つの特徴は、登場するトランスフォーマーたちは玩具を元にしたデザインになっていること!玩具そのままの姿で3Dモデル化され、それがグリグリ動く&変形しまくる姿がものすごくかっこいいのです!そもそものトランスフォーマーも玩具から始まったこともあり、これは必然なのかも知れませんが、是非これでたくさんの人がトランスフォーマーの玩具に興味を持ってくれたら嬉しいです!ちなみに下の画像はトップ画像用にキービジュアルを玩具でなんとなく再現したもの。見比べていただければ分かりますが、今回のCGがいかに玩具のデザインを忠実に再現しているかが分かると思います!
玩具は日本ではタカラトミー、日本以外はハスブロが発売しており、そのラインナップもシリーズによって異なります。当ブログでも「国内版」、「海外版」というワードがたくさん出てくるのですが、同じ玩具でも日本と海外とでは色や付属品が違ったり、また日本でしか発売されていないもの、海外でしか発売されていないものなどがあります。
今回の「シージ」で言えば、通常ライン(いわゆる一般のお店で販売されるもの)のラインナップは日本も海外も同じですが、店舗限定品(ウォルマートやAmazon.com限定)のものは日本ではほぼ発売されておらず、入手したい場合は海外版を輸入玩具ショップや直接個人輸入で購入する必要があります。
ちなみにほぼすべてのトランスフォーマーの玩具は35年間タカラトミーの少数先鋭のデザイナーによって作られ、OEMという形でハスブロに輸出されています。玩具も海外製と思われている方も多いようですが、あの気持ちいい変形や、立体パズルのような超絶変形はすべて日本人によって作られているのです…!
これまでのシリーズを知らなくても大丈夫?
答えは「YES」!玩具シリーズ「ウォーフォーサイバトロントリロジー」はそれ以前に展開されていたシリーズの設定はすべてリセットされ、全く新しいシリーズとして始まったものです。なので、これまでのシリーズを全く知らなくても問題ありませんし、これまでのアニメや、実写映画なども全く見たことがなくても大丈夫です。また、上でも書いたように、初代アニメのストーリーをなぞるような形で物語が始まるので、トランスフォーマ入門にもぴったりな作品だと思います。もちろんキャラクターの性格や役割などは過去シリーズから継承されており、過去作品との描かれ方の違いなど知っていればより楽しめると思いますが、まっさらな状態でも十分楽しめると思います!
【コラムその3:マルチバースという世界観】
「トランスフォーマー」でよく使われる設定で「多元宇宙」などとも言われます。つまり、「トランスフォーマー」の世界にはたくさんの並行世界が存在しており、それぞれの世界に「オプティマス」や「メガトロン」が存在し、オートボットとディセプティコンは戦い続けているというもの。たくさん作品が増え、時系列など辻褄が合わなくなったときに発動される最終兵器ではありますが、トランスフォーマーの世界ではだいぶ昔からマルチバースという考え方は使われてきました。今回の「ウォーフォーサイバトロン」も、とある1つのユニバースの物語と考えることができます。
シリーズによっては多元宇宙があることを前提としたストーリーがあったり、多元宇宙を行き来できるキャラクターがいたり、トランスフォーマーのラスボス的存在で惑星から変形する「ユニクロン」はどのユニバースでも同一人部として描かれていたり、多元宇宙によってトランスフォーマーの世界観は果てしなく広く奥深いものになっています。
ちなみに「ユニクロン」はトランスフォーマー玩具史上最大の全長70cmオーバーの玩具が昨年クラウドファウンディングで全世界8,000個分を超える支援を受け、2021年初頭に発売されることになりました。お値段なんと70,000円(税抜)!(すでに予約は締め切られています)今回のNetflixのアニメにも登場するかも…?
そもそもNetflixって…?ほかでの配信は?
Netflix(ネットフリックス/通称ネトフリ)は定額動画配信サービスで、国内外問わない映画、アニメ、ドラマをテレビ、PC、モバイルなど様々な機器で好きなだけ楽しむことができます。一番安いプランは月額800円。同時視聴数を増やしたかったり、4K対応の映像を観たい場合は上位プランも用意されています。よくある「辞めにくい」ようなことも一切なく、好きなときに解約することができる(さらには復帰できる)ことでも定評があります。
そして、今回の『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』はNetflixが製作するオリジナル作品となっており、他のサブスク系動画配信サービスやYouTubeなどでの配信は少なからず当面はないものと思われます。ただ、後にブルーレイ化されることはあるかもしれません!
ちなみに玩具シリーズだけでなく、Netflixではすでにシーズン2にあたる第2章「アースライズ」と、シーズン3にあたる第3章「キングダム」の配信も決定しています!(どちらも現時点では配信時期は未定)
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— Netflix Japan Anime (@NetflixJP_Anime) July 17, 2020
秘密の暗号は解読できた?
K-I-N-G-D-O-M (キングダム)
『#トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: キングダム』解禁‼#ネトフリアニメ#Transformers #TransformersWFC
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玩具シリーズに先立ちNetflixのTwitterで第3章のタイトルが公開されました。ツイートの中にはゴリラや恐竜の絵文字が使われています。ということは…?
どんな玩具があるの?
ここまでで『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』が玩具を原作としたアニメであることが分かったと思います。では現在どんな玩具が出ているのか見ていきましょう!整理すると現段階で今回のNetflix版アニメに関係するシリーズは「シージ」シリーズ、「アースライズ」シリーズ、「Netflix ウォーフォーサイバトロン」シリーズの3つ。ちょっとややこしいですが、これを見ればきっと分かる…はず!
「シージ(SIEGE)」シリーズ
2019年にから始まった「ウォーフォーサイバトロントリロジー」の第1章の玩具シリーズ。今回のNetflix『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』の原作。日本では2019年2月から2020年3月にかけて玩具が発売されました。すでに終了したシリーズなので、品切れのものも増えてきています。
【特徴その1:アーマーアップ&ウェポナイズ】
トランスフォーマーは各シリーズごと際立ったギミックがあり、「シージ」は各部に設けられた5mmジョイントに武器やアーマーを取り付けてパワーアップすることができます。また、そのパワーアップのためのパーツになる「ウェポナイザー」という存在もいて、それは今回のNetflixのアニメの中でも登場するようです。
【特徴その2:ウェザリングプリント】
シリーズの共通点として惑星サイバトロンでの激しい戦いを再現するウェザリング(汚れ)がプリントされています。ものによっては多少やりすぎなものもあるくらいで、賛否分かれるところ。
「アースライズ(EARTHRISE)」シリーズ
まさに今2020年に展開中の「ウォーフォーサイバトロントリロジー」第2章の玩具シリーズ。舞台は地球になり、キャラクターたちは地球の乗り物をスキャンした姿に!日本では2020年4月から販売がスタート。海外で一般販売されているものはすべて国内でも発売されていますが、一部はタカラトミーモール限定になっていて、予約期間をすぎると入手難易度が一気に上がってしまうのがネック。
【特徴その1:惑星サイバトロンモードから地球モードへ】
「アースライズ」では戦いの舞台が地球となり、トランスフォーマーたちは地球の車や兵器に変形するようになります。その姿はまさに1985年にスタートした『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』での姿そのもの!おなじみキャラクターがかつてないG1スタイルで登場するのが「アースライズ」シリーズの最大の魅力と言えると思います。
【特徴その2:つながるモジュレーター】
アースライズではシージで登場したウェポナイザーの他に、ロボットから基地に変形し、さらにバラバラになって武器や武装になる「モジュレーター」と呼ばれるキャラクターが追加されました。通常の5mmジョイントの他に、アースライズでは「通路」を繋げられる共通のジョイントが存在し、どんどんつなげて基地遊びを楽しむことができるのも大きな特徴です。
「Netflix ウォーフォーサイバトロン」シリーズ
今回のNetflix『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』に合わせて展開が開始された玩具シリーズ。パッケージにもでかでかと「NETFLIX」のロゴが描かれています。上で紹介した「シージ」シリーズと「アースライズ」シリーズで発売されたキャラクターをアニメに登場する雰囲気で色替え(リカラー)したものがメインですが、中にはこの「ウォーフォーサイバトロン」シリーズでのみ出るキャラクターもいます。海外では大手スーパーマケットのウォルマート限定で発売されていますが、日本では2020年9月から一般販売が開始されます。これから発売になるシリーズで、すでにシージシリーズで販売終了したキャラクターも出し直されるので今回のNetflixのアニメから興味を持たれた方にもオススメです!
「Netflix ウォーフォーサイバトロン」の海外版のレビューはコチラから!
【コラムその4:トランスフォーマー玩具用語あれこれ】
トランスフォーマーを集めだしてしばらく経つと必ずと言っていいほどぶち当たるのが用語の壁。ここでは当ブログでも頻繁に現れるトランスフォーマー玩具を集める上で外せない用語をいくつかご紹介します。
・クラス(CLASS)
トランスフォーマー玩具界隈でしか通用しないワードナンバー1!簡単に言えば玩具の「大きさ(ボリューム)」を表します。そもそもは海外のおもちゃ屋さんがその商品を仕入れるときに、そのパッケージがどの程度の大きさなのか分かるよう作られたもので、1997年の『ビーストウォーズ』玩具シリーズからアメリカで使われだしました。シリーズごとに違いはあるのですが、大きい「リーダークラス」、中くらいの「ボイジャークラス」、小さい「デラックスクラス」の3つがメジャーで、いろんなシリーズで使われています(日本人なら「デラックスクラス」が一番小さいクラスであることに戸惑うと思います…)。
上の画像は「シージ」シリーズのクラス違い。左から「デラックスクラス」、「ボイジャークラス」、「リーダークラス」となります。この他にも「リーダークラス」より更に大きい「コマンダークラス」、そしてその「コマンダークラス」よりも更に大きい「タイタンクラス」や、武器に変形する小さい「バトルマスター」、「マイクロマスター」なんかも存在します。ちなみに、タカラトミーが商品展開する際はあまりクラスの表現は使いませんが、ファンの間では大きさがすぐ想像できるのでよく使われる用語です。
・ウェーブ(WAVE)
トランスフォーマーに限らず海外で発売されているフィギュアなどでよく使われる用語で、簡単に言えば「クラスごとで発売時期が一緒のもの」です。「デラックスクラスWave1」のような感じで使います。お店にはそれ単位で出荷されるというもので、日本で言う「アソート」の考えに近いものかもしれません。
・リデコ/リカラー/パーシャル
なにか元になるトランスフォーマーの玩具の仕様替えをして発売する際に使われるワードです。ただ、「厳密にこう!」という概念があるわけではなく、時と場合によって言い方が違ったりします(海外ではリカラーも「リデコ」と言われます)。ちなみに、当ブログでは「リデコ(redeco)」は元の玩具から造形的に変更が施されているもの、「リカラー(recolor)」は元の玩具から色が変更されているもの、「パーシャル」は部分的にパーツを流用して作られたもの、という使い方をしています。
例えばこれはトランスフォーマーのリカラーの雄であるジェットロン部隊。「スカイワープ(左)」と「サンダークラッカー(右)」は「スタースクリーム(中央)」のリカラーですが、「スカイワープ」だけ頭部が違うので「頭部はリデコ」なんていう言い方をします。
ということで、「その1 基礎知識」はここまで。「その2 キャラクター編」は近日公開予定です!それまで是非配信の始まったばかりの『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』を観て楽しんで下さい…!!