今日は「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」から「ロディマスプライム」をご紹介!
商品名 | WFC-K29 ロディマスプライム(Rodimus Prime) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ キングダム |
クラス | コマンダークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年6月 |
価格 | $84.99 |
ということで、キングダム版コマンダークラス「ロディマスプライム」です!「ロディマスプライム」(日本名:ロディマスコンボイ)は元々1986年にアメリカで公開された『トランスフォーマー ザ・ムービー』から登場したキャラクターで、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』ではオートボット(サイバトロン)の総司令官として活躍しました。ジェネレーションズ系では2018年にパワーオブザプライムシリーズでリーダークラスで発売されていますが、今回はクラスアップしてコマンダークラスとして発売。ロディマスプライム自体はボイジャークラス相当の大きさですが、トレーラーやエフェクトパーツなどが付属した大ボリュームな玩具になっています。日本でも2021年8月に「KD-12 ロディマスプライム」として発売が予定されています。それではいってみましょー!
パッケージ
パッケージ。箱の大きさはアースライズ時に発売された「スカイリンクス」と同じ大きさ。パッケージイラストに描かれた魔法陣のような文様が意味深。
箱の中はこんな感じでギュウギュウに詰め込まれています。
【ロボットモード】
ロボットモード。待ちに待った形でのロディマスコンボイがついに我が家に!大きさはいつものボイジャークラスよりもちょっと大きいくらいですが、驚くのはその密度感。写真ではなかなか伝わりにくいと思うのですが、マスターピースさながらのパーツのつまり具合で、みっちりどっしりしています。また、各部の塗装も細かく施されていて、胸部は全面塗装になっていてキレイだし、頭部やパンツ部分など見ていただくとわかるのですが、赤いパーツに微妙に違う赤が塗られていて良いアクセントになっています。あとはやっぱりスタジオシリーズ版「ホットロッド」との差が想像以上で、大きさは全く違うし、共通パーツは一切ありません。まさかこんなに短期間に「ホットロッド」と「ロディマスプライム」がシリーズは違えど揃うなんて夢のよう…
背面。大きいウイングが迫力があってカッコイイ!肉抜きなんかもほとんどありません(拳の裏側くらい)。ネジもいろんな大きさが使われていたり、コマンダークラスであることを最大限に活かしたこれまでのジェネレーションズ系とは一線を画した豪華な作りになっています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔はロディマスコンボイらしいおじさん顔ではありますが、事前の公式画像で見るよりも実物はかっこよく見えます。マスクがシルバーなので陰影がつきやすいこともあると思うのですが、スタジオOXのイラストのようなケレン味のようなものも感じます。胸部はあえてモールドがなく、オレンジ部分も含め全面塗装で再現されています。
指は親指以外が第一関節と第三関節で動くようになっていて、さらに人差し指は独立しています。すべてピン留めなのでポロリする心配もありません。
胸のプレートを開けると中にはマトリクスが収納されています。マトリクスはもちろん脱着可能。
マトリクス。アースライズ版「オプティマスプライム」やスタジオシリーズ版「ホットロッド」とデザインは同じですが、背面の穴の大きさが違うので流用ではありません。また、マトリクス専用のエフェクトパーツが付属しています。エフェクトパーツは軟質パーツではない硬いクリアパーツです。
ロディマスプライムの手首は内側に可動するので、マトリクスを開くポーズが取りやすいようになっています。
武器。G1では「フォトンエリミネーター」という名前でした。分離するなどのギミックはありませんが、中央部分から折りたたむことができます。中央部分にもグリップがあって、両手でも持たせることができます。
剣。今回のキングダムオリジナルの武器で、名前は「ソードオブプライマス」。グリップの先端が膨らんでいるので手のひらを開けるキャラじゃないと持たせられないという、まさに選ばれし者の剣。元ネタはIDWコミック「The Transformers: Regeneration One」からとのこと。
銃は折りたたんで背中のサイドに、剣は5mmジョイントを出してウイング部分に取り付けられます。
エグゾーストパイプ用のエフェクトパーツ。パッケージ見るとクリアなのでそれを想像していたのですが、実物は真っ黒でタールのような質感になっています。
その他のエフェクトパーツ。シージ版「オメガスプリーム」、アースライズ版「スカイリンクス」に付属していたものの色違い。ちなみに上段右から2個目の黒い部分は、一緒に袋に入っていた黒いエフェクトパーツを侵食したもの…袋には一緒に剣も入っているので、購入したら早めにあけて確認したほうが良いかもしれません。
【ビークルモード】
ビークルモード。まずはロディマスプライムが変形するスーパーカー。アニメの中ではコンテナを含めて変形していたのですが(分離する回もあった気がするけど)、今回は新しい解釈でロディマスプライムのビークルモードが作られました。「ホットロッド」のスーパーカー(フューチャーカー)よりも車高が高くなって、ランボルギーニ・ウルスやポルシェ・カイエンなどのスーパーカーベースのSUV車っぽい雰囲気になっていてカッコイイ。
背面。大きなウイングがビークルモードでも映えます。変形はパーツ配置こそスタジオシリーズ版「ホットロッド」と似た感じですが、ステップ数も格段に増えています。作り的にかなりしっかりしているので各部カッチリ固定しながら変形できるのが気持ちいい。ロボットモードでは前輪のタイヤがパカッと割れて、腕に押し込むことでアニメのような一体感を出せるようになっているのもスゴイ。また、今回もホットロッド同様、腕の前後を回転で変える変形があるのですが、この変形が『トランスフォーマージェネレーション2011 Vol.1』に掲載されているG1時に未発売に終わった大型の「ロディマスコンボイ」の機構試作の変形を彷彿とさせる感じになっていて、当時発売されなかった玩具の意思を35年を経て受け継いでいるような気がして一人感動していたり…
前面&背面。
側面。
底面に剣を取り付けておくことができます。スタジオシリーズ版「ホットロッド」を持っている人ならば、パーツ構成が似つつも、全く作りが違うことがわかると思います。
折りたたんだ銃はサイドに取り付け可能。
エグゾーストパイプの先にはエフェクトパーツを取り付けられます。めっちゃ環境に悪そう…!
ビークルモード(トレーラーモード)
続いてトレーラーと合体したモード。これぞロディマスプライム!!コンテナがロディマスに合わせた大きさになっていて迫力満点!この辺りはさすがコマンダークラスと言った感じです。情報が出たときにはG1に比べると先端のキャブ部分が出っ張り過ぎかな〜?と思っていたのですが、実物ではあまり気にならなずlむしろボリュームが出て悪くありません。
後ろから。コンテナに大きく描かれたファイヤーパターンがシンプルで迫力あってカッコイイ!
前面&背面。
側面。
ロディマスコンボイとトレーラーを分離。トレーラー側も4輪タイヤがあるのでどちらも特に何もせず自立?できます。
トレーラーへのロディマスの接続は差し込むだけ。外すときも特に何もせずひっぱって外すのみですが、写真の黒い突起部分がジョイントになってカチっと固定されます。あと、細かいところですがタイヤの裏のパーツにサスペンションが造形されていて、この辺りのこだわりも嬉しい。
砲台。トレーラーの中に収納されています。G1玩具ではトレーラーに固定されていたものですが、今回は砲台を取り外すことができます。キャタピラが造形されていて(転がし走行は不可)、砲台だけで自立可能。各部に5mm穴やジョイントがあるので、これをウェポナイザーたちでパワーアップさせても面白そう。
砲台はトレーラーの中から取り出して、トレーラーの屋根部分にも取り付け可能。折りたたんで、スタンドを起こして接続します。
砲部分が回転するので前方に向けることもできます。
トレーラーのリア部分はハッチとスロープの2段階で開くことができます。上部のハッチにはなんとシリンダーが再現されていてすごくリッチ。また、スロープの先にはA.I.Rロックのジョイントが設けられているので、他のA.I.Rロックのジョイントを持ったキャラたちと接続して遊ぶことができます。
コンテナの中は結構広くて、普通のサイズのデラックスクラスであれば楽々収納できます。
コンテナの前方部分の上部もハッチが開閉可能。中にはマイクロマスター1体くらいであれば収納できます。あとは余剰のエフェクトパーツ入れておくとかでも良いかも(全部は入り切らないのですが…)。
また、コンテナの底には収納用のパーツトレイが用意されています。「MP-44 コンボイ」でもあったもので、いろいろパーツを入れておくことができます。
ロディマスプライム専用のエフェクトパーツはかっちり収納できるようになっています。これを使えばカップのエネルゴンチップス入れをなくさずに済む!
コンテナの中には砲台が畳んで収納できます。ちなみに、管理人のものは左右の大きなフタの閉まりが悪く(戻りが強く)、ジョイントを少し太らせることでしっかり閉まるようになりました。他の方のレビューをみるとどうやらこれは個体差のよう…日本版も予約してるからそっちはちゃんと閉まると良いな。
砲台を展開&グリップを出してロディマスプライムを設置すればおなじみ砲台モードに。そうそう、これをジェネレーションズのロディマスコンボイでやりたかった!!
前方のフタはハッチごと展開可能。内部には5mm穴がこれでもかというほどたくさん空いているので、色々とりつけて基地遊びができます。
砲台を展開して前方を向ければ、G1の「モビルディフェンサー」モードにもできます。
【比較】
続いて比較。まずはスタジオシリーズ版ボイジャークラス「ホットロッド」と。クラスが2つ違うのであたり前なのですが、まさかここまで別物とは思っていなかった…「ホットロッド」はデラックスクラスサイズのボイジャークラスなので作りも豪華なのですが、今回のロディマスプライムはそれを悠々と超えていきます。シリーズは違いますが極端なモールドの差などもなく、意識して統一感が出るように作られているようにも感じます。ちなみにどちらも開発はタカラトミーの大西裕弥氏が担当しています。
ビークルモードでもこの大きさの差。基本的なパーツの位置関係は同じで、変形パターンも似ていますが、変形のし心地は全く違うものになっていて、どちらにも違った魅力があります。また、ホットロッドではロボットモードではビークルモードのボンネットをそのまま使わずダミーで再現されていた胸部ですが、ロディマスプライムではビークルモードのボンネットがそのままロボットモードでも使われます。この辺りの差なども見ていて楽しい。
G1版「ロディマスコンボイ」と。身長がほぼ同じ高さで作られていて、リスペクトのようなものも感じます。しかも今回のキングダム版はみっちりしていて重さもあるので、持った感覚が結構似ているのも面白い。ロディマスコンボイのこの玩具の感じとか、劇中での不遇さみたいなものがあってこそ、今回のキングダム版の感動がより深まるようにも思います。
ビークルモードでも。キングダム版はウインドウにピラーがないのが大きな違いかも。
2009年に発売されたマスターピース版「MP-9 ロディマスコンボイ」と。マスターピース版は意欲は感じるけれど、ロディマスの不幸さに拍車をかけたアイテムの1つでもあるように思います…ロディマス好きな管理人にとってこのマスターピース版は本当にがっかりしたもので、当時のレビューでも結構辛辣なことを書いたりします…(今読むと結構恥ずかしいですが…)
ビークルモードでも。見た目は完璧だけど、マスターピーの変形はやっぱり無理がある!今回キングダム版でここまでやられると、ロディマスコンボイのマスターピースVer.2.0のハードルはめちゃくちゃ上がると思うけど待ってるよ!
2018年に発売されたパワー・オブ・ザ・プライム版リーダークラス「ロディマスプライム」と。まさか数年でまたリメイクされるなんて…POTP版はこれはこれで意欲作なので、今後も大事にしていきたいと思います。
ビークルモードでも。ビークルモードでクラスの違いが顕著に出ますね。
中のビークルの大きさの差はこんな感じ。
アースライズ版リーダークラス「オプティマスプライム」と。若干ロディマスのほうが大きめですが、決して並んで不自然な大きさではなく、G1準拠の総司令官2人をこうして同じシリーズで並べて遊べるのが本当に嬉しい。
ビークルモードでも。こうなるとコマンダークラスのオプティマスも見たくなってしまう…!
キングダム版リーダークラス「ガルバトロン」と。なかなか良いサイズ感。何度も同じことを言うようですが、『2010』のサイバトロンとデストロンのトップが揃う喜び…!最近のラインナップは盆と正月が一気にきたような感じで、贅沢すぎるような気すらします。ガルバトロンもリーダークラスとしては小さめですが、その分ギュウギュウに中身が詰まっていて、この2人のさわり心地は結構似ているように感じます。
ビークルモードでも。
キングダムとスタジオシリーズの『2010』組のメンバーと。左からキングダム版「ウルトラマグナス」、スタジオシリーズ「カップ」、アースライズ版「アーシー」、シージ版「スプリンガー」、そしてスタジオシリーズ版「ブラー」。スタジオシリーズとウォーフォーサイバトロンという別々のシリーズではありますが、この1年くらいで一気に揃ったのはすごい…この「ブラー」がシャッタードグラス版になったりするから、垣根みたいなものはほぼないと言って良いのかもしれませんね。
ビークルモードでも。風の色がか〜わる〜世界がま〜わる〜♪
ウォーフォーサイバトロン系のコマンダークラスの面々。左がシージ版「ジェットファイヤー」、右がアースライズ版「スカイリンクス」。シージから登場したこのコマンダークラスもついに3体目。タイタンクラスと合わせて、シリーズの中でも重要な役割を果たすクラスなので今後も期待です。
【可動・アクション】
可動も十分に動いてくれます。肘、膝は二重関節だし、肩が前後に少し動くので胸を張った感じにできるのもとても良い!上で紹介したように指も動くし、手首も内側に曲げられる可動があるので様々なポーズをつけることができます。以下、写真続きまーす。
膝立ちも余裕。可動はスタジオシリーズ版「ホットロッド」と意図的に似せられているような気もしますね。
エフェクトパーツを使って。ちなみにガルバトロン同様ボディなどにエフェクトパーツ用のペグはありません。
剣を持つ姿も新鮮でカッコイイ。『ザ・ムービー』のなかで一瞬ロディマスが剣を使っていたことがあるけど、その流れからなのかな…?ロディマスは肩書が「騎士」だしね。
エフェクトパーツが黒いのは塗装もされてるっぽいから想定通りなんだと思うけど、なぜ真っ黒に…
お尻にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。
トレーラーもG1トイをしっかり再現しつつ、ボリュームもあってすごくいい感じ。水を得た魚のように堂々として見えます。
「あとを頼んだぞ、ロディマスコンボイ」
「その声は…コンボイ司令官!」
ホットロッドのエフェクトパーツはマトリクス全体が光ってる感じですが、ロディマスプライムは中の玉が出て光っているようなエフェクトになっています。光の感じも劇中に合わせて作られています。
「マトリクスよ、さあ闇に光を照らしてくれ!」
『2010』はロディマスコンボイが司令官としての資質に悩むことが多く、自ら犠牲になることで解決策を見つけたり、時には逃げ出したりしますが、大人になってから見るとロディマスの悩みや行動もすごく理解できると言うか、責任を全うしようとする姿は見習うべきものがある…
頑張ればオプティマスプライムと握手もできます。『2010』の最終回はかなりフワッとした感じで終わるので、もっとコンボイにロディマスを労ったりしてほしかった。まあ、けどそこがトランスフォーマーらしいですが。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」から「ロディマスプライム」でしたー!まさに念願の形での「ロディマスコンボイ」!!スタジオシリーズで素晴らしい「ホットロッド」が出ているので、その感動を超えてくることはないと思っていたのですが、まさかここまで作り込まれてくるとは…!この密度感や触り心地はなかなか写真からは伝わらないのが悔しくあるのですが、コマンダークラスという枠の中で作られるボイジャークラス相当の玩具ということで、究極のジェネレーションズトイと言っても過言ではないと思います。作り込まれていると言っても、マスターピースのような繊細さではなく、しっかり玩具然としているのもとても良く、「こうだったらいいのにな」というところがすべて詰まったロディマスプライムになっています。
そしてなんと言っても嬉しいのが、この「ロディマスプライム(ロディマスコンボイ)」というキャラクターでこの作りのものが実現したこと!総司令官でありながら、過去玩具や劇中での扱いは不遇で、コンボイに比べるとリメイクにもあまり恵まれてこなかったロディマスが、歴代トランスフォーマートイの中でも屈指のクオリティでリメイクされたのが本当に嬉しいし、ハスブロもタカラトミーの開発チームも「やっぱりロディマス好きなんじゃん!」という気持ちが伝わってきて良かったです。また、管理人はこれまでもロディマスが子供の頃の思い出のキャラであるということを言ってきましたが、今回の一連のホットロッドとロディマスプライムのリメイクはなにかを押し付けることのない純粋なリメイクとして、子供の頃の思い出やトランスフォーマーを好きという気持ちをより強くさせてくれるものだと感じています。
もちろんロディマスに思い入れの大小に関係なく、この「ロディマスプライム」は誰にでもオススメできるものになっているのも間違いありません!ロディマス好きな人には「ロディマスが好きで良かった」と思わせてくれるし、そうでない人にはきっと「ロディマス好きかも」と思わせてくれるものになっていると思います。コマンダークラスという少々チート的な要素はありつつも、これからのトランスフォーマーの次のステップというか、成熟するなかでの新しい道筋というか、そういうものが垣間見えるような玩具だと思います。日本でももうすぐ発売になるので、予約した方は是非楽しみに待ってほしいです!オススメ!
このタイミングしかないので!
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という訳でしゅうさん、管理人様、いつもここにいらっしゃる皆さん、ありがとうございます!