今日は「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ」から「ブラー」をご紹介!
商品名 | 86-03 ブラー(Blurr) |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ(86シリーズ) |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年1月 |
価格 | $19.99 |
ということで、スタジオシリーズからデラックスクラス「ブラー」です!「ブラー」は『トランスフォーマー ザ・ムービー』から登場したオートボット(サイバトロン)の情報員。その後『2010』でもメインキャラとして活躍し、『ザ☆ヘッドマスターズ』(海外では『ザ・リバース』)にも登場しています。ジェネレーションズシリーズではこれまでも何度かリメイクされていますが、何かのリデコだったり、パーシャル前提のもので、「ブラー」に特化して作られるのはなにげに初かもしれません。日本でも2021年5月に発売が予定されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。イラストは描き下ろし。86シリーズはスタジオシリーズとは言いながら、イラストに関しては結構アレンジ強め(ジェネレーションズ寄り)な印象ですね。
台紙兼ディスプレイスタンドは地球のサイバトロンシティ。紫の爆発がとてもトランスフォーマーのアニメっぽい。
【ロボットモード】
ロボットモード。『ザ・ムービー』の劇中がかなり忠実に再現されていて、いまにもあの早口な声が聞こえてきそう。デザインがシンプルなことと、顔の雰囲気も相まって、だいぶレトロな雰囲気も強いです。ディテールも適度に追加されていますが、他の86シリーズのキャラと比べると若干控えめな印象で、全体のラインもゆるめな感じですね。
背面。前腕の裏側のパーツが結構大きくて目立つ感じ。背中に配置されたビークルモードの先端部分は今回は取り外しはできません。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部もアニメのデザインを忠実に再現しています。若干はにかんだような顔が陽気なブラーっぽい。目はクリアパーツになっていて、後頭部がまるまるクリアパーツなので集光ギミックで目が光って見えます。
武器は銃タイプのものがひとつ。G1では「エレクトロレーザー」という名前が付いていました。
もうひとつ武器ではないですが、『ザ・ムービー』で宇宙船を修理する際に使用していたトーチも付属しています。
トーツは背中に取り付けておくことができます。武器は手に持つ以外は取り付けておく場所はありません(たぶん…)。
【ビークルモード】
ビークルモード。スーパーカー(フューチャーカー)に変形。タイヤのない浮遊型のビークルなので、転がし走行用の車輪なども付いていません。ウインドウ部分はクリアパーツが使われていて、運転席も再現されています。
背面。サイドの後部は5mm穴になっているので、エフェクトパーツなど取り付けることもできます。変形はタイタンズリターン版を彷彿とさせつつ、胴体の横幅をパーツ移動でしっかり再現していたり、ビークルの運転席部分など細かい部分もしっかり変形したりと見どころも多いです。
前面&背面。
底面。
武器とトーチを組み合わせてビークルの先端部分に取り付け可能。
運転席もシートやパネルなどしっかり造形されています。こう見るとアーシーのビークルモードとかなり似ていることに気づく。
【比較】
2010年にジェネレーションズで発売された「ブラー」(日本ではユナイテッドとして発売)。このブラーは「ドリフト」のリデコになっていて、頭部と武器が変更されています。今見るとブラーとしては結構ゴテゴテしてますが、色味も相まって今でもとても好きなトランスフォーマーです。頭部とかもアレンジがカッコイイ。
ビークルモードでも。ジェネレーションズ版は地球の乗用車に変形。
2016年に発売されたレジェンズ版「LG25 ブラー」と(海外ではタイタンズリターンとして発売)。これはヘッドマスターギミックがついているのですが、それでもブラーとしての再現度はかなり高いというのが、今回のスタジオシリーズと並べて再認識できました。このブラーはパーシャルで「ブレインストーム」や「アーシー」などにもなっています。
ビークルモードでも。ビークルモードでもG1のイメージをかなりしっかり再現していたことが分かりますね。
スタジオシリーズ86シリーズの『2010』組と。左はボイジャークラス「ホットロッド」、右はデラックスクラス「カップ」。他のメンバーはウォーフォーサイバトロンで揃えろってことなのか、今後スタジオシリーズでも出るのか気になるところ。
ビークルモードでも。フューチャーカー組が圧倒的再現度で揃っていく…!
【可動・アクション】
可動はウォーフォーサイバトロン準拠でよく動いてくれます。もうちょっと肘、膝が深く曲げられたら嬉しかったけど、肩の可動などは「そこから動くの!?」という驚きもあったりで十分な可動範囲だと思います。ちなみに、手首が動きそうに見えて前腕の裏側のパーツが拳パーツに取り付けられているので、実際は動かすようには作られていません(しかもビークルパーツもそれほどかっちり固定もできず…)。以下、写真続きまーす。
修理用のトーチを劇中で使用していたのはほんの一瞬…
足首もちゃんと横に可動するようにできていて、しっかりポーズが決まります。
前腕はG1トイとかでも確かにこうなんだけど、もうちょっと変形で目立たなくなるとかだと嬉しかったかな。
お尻にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。『ザ・ムービー』ではブラーが移動するときはまさに「ブラー」がかかるわけですが、最初見たときは何が起きているかわからなかった記憶が…
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ」から「ブラー」でしたー!当時のアニメ通りのデザインで再現されていて、かっこよさというよりは、80年代のレトロ感が強く押し出されていています。ファン以外からみると下手すると古臭くさえ見えてしまうような感じですが、改めて『ザ・ムービー』や『2010』を観ると圧倒的再現度で驚きます。変形はタイタンズリターン版を彷彿とさせつつ、あまり見たことのない横幅を変えるような変形があったりで面白いですが、その分、腕に配置されているビークルのパーツの処理が気になったりもして、そこはもうちょっと目立たなくできたんじゃないかな…?とも思ってしまいます。とは言え、総合的にはG1ブラーとしては決定版と言って過言ではなく、86シリーズのほかメンバーと並べるとより満足度が上がります!
オクトーンやブリッツウイング(アニメ版)も86シリーズで来るといいなぁ〜