今日は「トランスフォーマーアースライズ(国内版)」から「ER-09 アーシー」をご紹介!
商品名 | ER-09 アーシー |
---|---|
シリーズ名 | トランスフォーマーアースライズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2020年11月28日 |
価格 | ¥2,800(税抜) |
ということで、アースライズ版デラックスクラス「アーシー」です!「アーシー」はもともと『トランスフォーマー ザ・ムービー』、『トランスフォーマー2010』などに登場したオートボットの女性戦士(ウーマンサイバトロン)の一人。これまでジェネレーションズ系の玩具としては2014年にスリリング30シリーズ(日本ではレジェンズシリーズ)で発売され、その後タイタンズリターン時に「ブラー」の仕様替えでも発売されており(日本では未発売)、今回3度目のリメイクとなります。海外ではデラックスクラスWave2「WFC-E17 Arcee」として同じ仕様で発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。海外版のパッケージは最近はもう全然キャラの説明とかなくてつまんない…ローカライズがめんどくさいのかな?デザインとかはかっこいいんだけどね。
イラスト面。背中のガワをはずしてホバーにした状態でのイラスト化。
【ロボットモード】
ロボットモード。女性キャラらしい華奢で細めのフォルムがしっかりアーシーらしさを再現してくれています。顔も可愛い感じだけど、頭部全部が真っ白でちょっと怖いかも…?背中のガワは前から見てもかなりボリュームを感じます。
背面。背中にはまるっとビークルモードを背負ったような感じでかなりボリュームがありますが、かかとが後ろまで伸びているので倒れることはありません。にしても体に対してちょっと背負いものが大きい…
全面&背面。ガワ部分は取り外しができるので、ここでは取り外して。ガワを外すと、G1の映像の中のアーシーのフォルムにより近づきます。
側面。
バストアップ。顔はなかなかの美人顔。ただ、マスク部分は本来ならば薄いピンクなのですが、今回のアースライズ版はすべて白い成型色のままで、ちょっと怖い感じになっているのがちょっと残念。
武器は銃タイプのものが一つ。ミルキーなクリアなので背景にかなり馴染んでしまって分かりにくくて申し訳ないのですが、映像内で使っていた武器をベースにしたデザインになっています。ちなみにパッケージ裏では透明なクリアパーツで描かれていますが、製品版でこの色に変わっています。
武器はお尻部分に取り付けておけます。
背中のガワはアーシーの左側のボタンを押すことでロックが外れ、取り外すことができます。ただ、このロックがあってもなくても接続が結構固くて、脱着があまりスムーズではありません(個体差かもしれませんが…)。
ガバっと取り外せます。側の裏側とかはしっかりディテールが造形されていているのは流石といった感じ。
ガワはサイドのパネルを展開することでホバーボードに変形します。と言っても、本当にパネルを外に開いただけで、接続ジョイント丸出しだったり、ブツ切り感だったり、取り外したガワそのままな感は否めません…
アーシーの足の裏に3mm穴が空いており、ホバーボードにある突起に挿すことで乗ることができます。パッケージでイラストにするくらいなので、おまけというよりはアースライズのアーシーはこれがデフォルトの姿、ということなのかも。ホバーボードにはなんのギミックもないので、せめて転がし走行できるとか、ウェポナイズできたりとか、A.I.Rロックのジョイントがあったり、なにかしらギミックがあったならよかったなあ…
【ビークルモード】
ビークルモード。SFカーに変形。ちょっと太めの印象ですが、G1のデザインをかなり忠実に再現しています。ウインドウとリア部分の突起部分はクリアパーツでできていますが、軟質パーツではないのでリア部分の突起は破損しないように扱いに注意が必要かも(ビークルモードでしまっておくときとか)。
背面。ロボットモードの背中のガワ以外で表面に来る部分はほぼなく(リアのはみ出てるヒザくらい)、ビークルモードは全面ガワ。逆に清々しさすら感じますが、ガワはガワで取り外しできることもあってか、変形させづらい…
前面&背面。
底面。フロント部分の裏側に武器を取り付け可能。見た通り、アーシーは膝を折っただけ程度の変形で、あとはまるっとガワをで覆っているだけ。うーん…
【比較】
レジェンズ(海外ではスリリング30)版「LG10 アーシー」と。今回のアースライズ版の方が気持ち小さいかな?顔はどっちもかわいい感じですが、アースライズ版の方が目が大きい分幼く感じます。
ビークルモードでも。レジェンズ 版もガワ感は強めですが、それでもフロント部分や、太もも部分が外側に出てたりして完全にガワで覆うような感じではなく、中のアーシーもちゃんと変形してる感があります。レジェンズ版「LG10 アーシー」のレビューは以下からどうぞ!
タイタンズリターン版「アーシー」と。これはブラーの仕様替えなのでまたベクトルが違う感じ。
ビークルモードでも。タイタンズリターン版「アーシー」のレビューは以下からどうぞ!
同じウォーフォーサイバトロントリロジーのウーマンサイバトロンということで、シージ版「クロミア」と。意外と大きさは似た感じ。
ビークルモードでも。アーシーはSFカーなわけだから、クロミアみたいにもっとディテールゴテゴテでもよかったかも。
恋人のシージ版「スプラング」と。これからスタジオシリーズで『ザ・ムービー』キャラが続々揃うのが楽しみ…!
【可動・アクション】
可動は良好。ボディ自体は小さめで細いですが、稼働箇所も可動域もいい感じ。ちょっと浅めだけど足首の可動もあるし、肘、膝とも深く折ることができます。以下、写真続きまーす。
膝立ちも自然な感じで決まります。
ポーズが決まりやすくてとてもいいんだけど、Netflixの『シージ』みたいに「コグ」を装備したりする5mm穴が全然ない!!あのシーンを再現できると思って楽しみにしていたのに…『シージ』で出ていたアーシーは映像オリジナルだったとは言え残念です…
お尻にフィギュア用スタンドがあるのでそれを使って。
以上、「トランスフォーマーアースライズ(国内版)」から「ER-09 アーシー」でしたー!ロボットモードだけで見れば、よく動いてくれるし、ちゃんと女性キャラらしく可愛く作られているのですが、いざ「トランスフォーマー」として見ると、過去に類を見ないほどのガワ変形で、変形の楽しさみたいなのはほとんど感じられないし、背中のガワが外れるのは試みとしては面白いと思いますが(何度も許されるものではないと思うけど)、であればもっとホバーボードでの遊びみたいなものが欲しかった。あとはシリーズ共通の5mm穴も脚部にちょっとあるだけで、Netflix『シージ』の「コグ」を背負ったシーンが再現できなかったのが個人的に結構ショックでした。そんな感じで、シージ、アースライズと良作続いてきた中では、残念だけどやっぱりちょっと評価は厳し目になっちゃうかな…