今日は「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」から「C-1 コンボイ」をご紹介!祝『ビースト覚醒』公開!!
商品名 | C-1 コンボイ |
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シリーズ名 | ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー |
クラス | ウルトラクラス |
メーカー | タカラトミー/Hasbro |
発売時期 | 1997年7月 |
価格 | 2,980円(税抜) |
ということで、今回は『トランスフォーマー/ビースト覚醒』公開を祝って、『ビーストウォーズ』を代表する「コンボイ」をレビューしたいと思います!この「コンボイ」は日本で1997年に放送された『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場するサイバトロンの総司令官となり、海外では「オプティマスプライマル」の名前で呼ばれています。ゴリラからロボットに変身し、『ビースト覚醒』に登場する「オプティマスプライマル」もこのキャラクターをモデルとしています。玩具は当時のウルトラクラス(今で言えばリーダークラス相当?)となりますが、クラスの概念ができたのもこの「ビーストウォーズ」からとなり、よりアクションフィギュアとしての見え方が強くなったのもここからとなります。それではいってみましょー!
【ロボットモード】
ロボットモード。威風堂々とした立ち姿がなんともかっこよく、発売からすでに25年以上経過しているのですが、それを感じさせないほど洗練された姿だと思います。この頃からいわゆる「フリーポーザブル」というアクションフィギュアのような動きができるようになったこともあり、可動部が多くポーズづけが自由なのが古さを感じさせない理由のひとつだと思います。今の玩具にはない密度感やリッチな作りで(価格も驚きの2980円!)、「ビーストウォーズ」の始まりであり、究極の存在と言えるかもしれません。ちなみにこの「コンボイ」は管理人がいまから10年くらい前に中古で購入したものなので、箱やカードはなく状態もそこまでよいものではないのですが、そこからずっとメンテナンスをしながら大事にしているものとなります。
背面。背中はたくましく、丸いおしりがキュート。
前面&背面。
側面。
バストアップ。玩具はアニメと比べてもかなり「G1コンボイ」を踏襲したものになっています。胸部はどことなくマトリクスを思わせる形状ですが、肉抜き穴を大胆に利用して作られているのが面白いし、肉抜きをただの肉抜きにしないのは今のトランスフォーマーにも受け継がれている方法になっています。
ビーストマスク(ミュータントヘッド)モード。頭部の後ろに配置されているマスクを回転させて前の方に持ってきます。なかなかの怖さ!
武器。まずは「サイバーブレード」が2本。脈々と受け継がれるビーストコンボイを代表する武器。
手の上下から持たせて、1本の剣のような形にもできます。
剣は背中の内側に背骨のような形で収納しておくことが可能。ちなみに海外では「アタックスパイナルソード」(スパインは=骨)という名前だそうです。
肩の「メガブラスター」。背中のボタンを押すとガシャっと勢いよく展開されます。ミサイルはスプリングギミックで飛ばすことができます。
右腕にはドクロをかたどったハンマーが収納されています。ちなみにこのドクロの顔は近年キングダムシリーズで「パレオトレックス」の顔にもなりました。
ハンマーはヒモでグリップと繋がっています。紐が汚汚いのは歴史の証ということで…
左腕の前腕には「プラズマキャノン」が。蓋を開けると赤い部分がバネの力で勢いよく展開されます。こちらもミサイルをスプリングギミックで飛ばすことが可能。ミサイルはメガブラスターのものと同じで、製品には合計4本のミサイルが付属しています(管理人のものは2本しかない…)。
プラズマキャノン用のミサイルは首の後ろにに収納しておくことができます。
そして、この「コンボイ」の背中にあるレバーを操作すると、腕が連動して動くとんでもないギミックが搭載されています。主にロボットモードでは腕の回転、ビーストモードではドラミングアクションを二の腕のスイッチの切り替えで行ってしまうという、内部構造はどうなっているのか全くもって想像することができない超絶ギミックになっています。
ロボットモードでは前腕部分がぐるぐると回転します。サイバーブレードやハンマーを持たせて回すと楽しいけど、管理人のものは手の穴がだいぶ緩くなっていて回転させると飛んでいきます…
【ビーストモード】
ビーストモード。ゴリラに変形。今見ても結構リアルな感じのゴリラで、歯を食いしばった顔がいいですね。毛並みも細かく再現されていたり、首が動かない分頭部から背中まで自然に繋がる感じも良いです。「コンボイ」に限ったことではありませんが、アニメの見た目とはだいぶ違っていますが、これは玩具の開発とアニメの制作がほぼ同時期に行われていたためのようです。
背面。変形はシンプルかつ、今のビーストコンボイトイにも脈々と受け継がれる変形で、アニメも玩具の変形を参考にしています。こうして見るとキングダム版や「覚醒オプティマスプライマル」はこの「コンボイ」をかなりオマージュしていることが分かりますね。「覚醒オプティマスプライマル」つま先の変形はこの「コンボイ」を見るとあれが正解なんだと思えます。
前面&背面。
側面。
頭部もリアルに再現されていて、目の周りのシワなどもとても細かく造形されています。
背中のレバーを操作すると、腕が動いてドラミングアクションをします。ちなみに二の腕のスイッチを切り替えれば、ビーストモードでも前腕の回転にすることもできます。本当中身どうなってんだ…
【比較】
1997年に発売された『ビーストウォーズ』に登場したサイバトロンの主に基地にいたメンバーと。左から「チータス」、「ラットル」、「ダイノボット」、「ライノックス」。
ビーストモードでも。ちなみに「コンボイ」をはじめビーストウォーズ系の玩具の多くは今も現役で活躍するタカラトミーの江島多規男氏が手がけています。江島氏は近年ではレガシー エヴォリューションの「モーターマスター」やスタジオシリーズの「フォーレン」など新しいものもたくさん生み出しています。
キングダム版「オプティマスプライマル」と。キングダム版はここ最近でのビーストコンボイの純粋なリメイクとなりますが、よりアニメの雰囲気を押し出しています。
ビーストモードでも。
「ビースト覚醒」シリーズ版「覚醒オプティマスプライマル」と。「覚醒オプティマスプライマル」のはこの「コンボイ」からインスピレーションを受けてギミックがたくさん搭載されています。
ビーストモードでも。
【可動・アクション】
可動は1997年に発売された玩具と思うと驚異的な可動箇所と可動範囲。フリーポーザブルという言葉に負けない自由度高いポージングが可能です。当時これを買ってもらった子供たちはさぞかし楽しく遊んだんだろうなあ、と想像できます。以下、写真続きまーす。
1997年といえば管理人は玩具からはほぼ完全に卒業していて、ゲームばっかりやっている学生でした(今もそんなに変わらないけど…)。『ビーストウォーズ』も存在こそ知っていましたが、テレビで見たのも1回くらい。そこから10年経ってから映画『トランスフォーマー』で再びトランスフォーマーに興味を持つようになったのですが、当初はまさか自分が『ビーストウォーズ』にまで興味を持つとは思っていませんでした。続く…
その後、トランスフォーマーに詳しい友人から勧められてアニメをみたり、そこからこの「コンボイ」をはじめとした玩具を少しずつ買うようになって、Netflixの『ウォー・フォー・サイバトロン』や今回の『ビースト覚醒』を全力で楽しみにできるほどになりました!けど、まだまだ知らないことあるし、遊んだことのない玩具もいっぱいあるから、これからもまた少しずつ映像を見たり、玩具を買ったりしていきたい!
ちなみに、頭部が異なるレジェンズ版「LG02 コンボイ」もレビューしています。最近ではヴィンテージシリーズで復刻もされてもいるので、もし気になる方は探してみるとまだどこかで買えるかも。
ミュータントヘッドや妙にリアルで少し気持ち悪さがあるとこなんかも「ビーストウォーズ」たらしめている要素の1つだと思うし、大きな魅力でもあると思います。
以上、「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」から「C-1 コンボイ」でしたー!もはや何かを語ること自体が野暮ななような気もしますが、男の子の楽しいと思う要素がこれでもかと詰まった玩具で、G1の「コンボイ」と並んで語り継がれてゆくべき玩具だと思います。『ビーストウォーズ』というアニメと、この「コンボイ」をはじめとした数々の名作玩具があったことで、ついに『トランスフォーマー/ビースト覚醒』でハリウッド映画にまでビースト戦士が登場することになりました。映画に登場する「オプティマスプライマル」は『ビーストウォーズ』に登場する正義感溢れる「コンボイ」そのもので、ファンであればそのかっこよさにきっと涙するだろうし、そうでない人には新しいヒーローとして刻まれる存在だと思います!ここからまた新しいトランスフォーマーの未来が開けて、40周年、50周年と僕らを楽しませて欲しいです!ということで、みんな『ビースト覚醒』を観に行こうー!!!
初代ビーストコンボイは最近でも復刻があったから手に入れやすいのがいいですね!
……値段は超跳ね上がってますが。