今日は「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」からボイジャークラス「オプティマスプライマル」をご紹介!
商品名 | WFC-K8 オプティマスプライマル(Oprimus Primal) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ キングダム |
クラス | ボイジャークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年1月 |
価格 | $29.99 |
ということで、キングダム版ボイジャークラス「オプティマスプライマル」です!この「オプティマスプライマル」は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場したマクシマル(サイバトロン)の総司令官で、日本では「コンボイ」としておなじみです。ジェネレーションズとしてはこれまでパワー・オブ・ザ・プライムで「パワードコンボイ」を再現したものが発売されていますが、『ビーストウォーズ』初代アニメのゴリラに変形するオプティマスプライマル(コンボイ)としてはなにげに今回が初めてとなります。日本でも「KD-01 オプティマスプライマル」として2021年3月に発売が予定されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の形自体はこれまでのシージ、アースライズと同じですが、中身が見える部分がこれまでよりもかなり狭めで、その代わりイラストがかなり広く描かれるようになっています。
シージ、アースライズは斜め部分にのみイラストが描かれていましたが、キングダムでは前面とつながる形でロボットモード、ビーストモード両モードが描かれています。
そしてキングダムからの大きな変更点として、中のブリスターが廃止され、台紙に直接くくりつけられる形に変更されています。これはハズブロが環境保全の観点から2022年までパッケージでのプラスチックの使用をやめる取り組みによるもの。いずれは箱の窓やくくりつけているビニールのひももなくなるんだろうか…
キングダムには「ゴールデンディスクカード」が付属します。全部で4種類存在し(とりあえずWave1では)、この「ブラックアラクニア」の他に「オプティマスプライム」、「ダイノボット」、「アーク」があります。シールになっていてめくると中には「キングダム」とは別の運命が描かれているというもの。
(以前の日報で「3種の運命がある」と書きましたが、それは翻訳ミスで誤りでした…申し訳ありません!)
シールをめくると「別の運命」が。ちなみにサイバトロン文字で「Becomes a Maximal(マクシマルになる)」と書かれていて、『ビーストウォーズメタルス』でサイバトロンになることが示唆されています。
【ロボットモード】
ロボットモード。毛並みこそリアルな造形になっていますが、デザイン、スタイルともまさに『ビーストウォーズ』の「コンボイ」そのもの!その毛並みもかなり細かく造形されていて、さらに表面は細かいシボ加工が施されていて、これまでのトランスフォーマーではあまりなかった質感になっています。ボイジャークラスとしては少し小さめな印象ですが、その分みっちりとした肉感のようなものがあって、どっしりとした感じがすごくビーストコンボイらしくてカッコイイ!
背面。背面はほぼ毛で覆われたような感じですが、太ももの裏に見えるメカニックな部分や、写真では隠れて見えませんが肩アーマーの裏や隠れた肩などにもしっかりロボットらしい造形が施されていて、そういうちょっとした造形が想像力を膨らませてくれます。
追記:ちなみにこれまでのウォーフォーサイバトロン系であったウェポナイズやアーマーアップするための5mm穴はこのオプティマスプライマルには一切ありません(唯一あるとすれば手の穴くらい)。おそらくビーストというモチーフから世界観的に省かれたものと思われますが、メインビジュアルではこのオプティマスプライマルが骨のアーマーのようなものをまとっている姿が描かれていますが、残念ながらそれは再現することはできません。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部はしっかり『ビーストウォーズ』の「コンボイ」のデザインを再現しつつ、顔のバランスはより今風にまとめられています。胸周りも細かく造形、色分けされています(管理人のものは丸の部分に傷ついちゃってますが…)。また、二の腕の部分などこれまでの玩具だとロボット部分とビースト部分ばぱっきり直線的に別れていましたが、今回はそれらがパーツ分けでうまく融合されたような感じにアレンジされているのも見どころ。
武器。剣が2つ付属。『ビーストウォーズ』では「サイバーブレード」と名前がつけられていました。こちらも忠実に形状が再現されつつ、刃の部分など細かくアレンジされています。
剣は背中に取り付けが可能。
肩の砲(メガブラスター)は左右それぞれ角度をつけることができ、説明書などではずっと出しっぱなしがデフォルトになっていますが、ボディの内側に収納することも可能。
前腕部分は裏側から押し込むことで「プラズマキャノン」が展開されます。砲部分は若干ですが角度をつけることができます。
ちなみに手は開閉が可能。ツメ部分までしっかり造形されているのが分かります。
【ビーストモード】
ビーストモード。ゴリラに変形。もうただただゴリラ!全身が毛で覆われて、その造形と質感がすごくリアル…!これまでのビーストコンボイ玩具はある程度デフォルメされたり、アニメ準拠の見た目だったりしたのですが、今回はリアルなゴリラが再現されています。ゴリラフィギュアとしても十分遊べるほどで、ビーストウォーズの実写映画化の話もありますが、その玩具はこんな感じにリアルになるんじゃないのかな?と思わせてくれるようなゴリラ感です。
背面。背中側もつま先こそ出ていますが極力ロボットモードの見た目を隠すような感じになっています。驚きなのがゴリラ特有の腕をついて歩くときの体のラインもしっかり再現されていて、よく観察されて作られてるなあ、と感じます。
変形はビーストウォーズのコンボイの玩具を何かしら触ったことがあるなら説明書不要で変形できそうな、ビーストコンボイとしてスタンダードな変形。その上でしっかり位置合わせをすることでよりリアルな体型になるよう作られています。頭〜背中のパーツを開くところが若干硬い感じがありますが、ジョイントで固定されているわけではないので、思いっきりガバっとやっちゃって問題ないと思います。
前面&背面。
側面。背中とお腹のラインがすごくリアルに再現されているのがわかると思います。
頭部。瞳もしっかり塗装で表現されていて、ちょっと前に流行ったイケメンゴリラみたいなかっこよさもあります。
ゴリラモードでも背中にブレードを取付可能。
頭を倒して足の膝関節の調節して立たせれば2足歩行モードに。こちらもうまく足の短いゴリラらしさが再現されています。立ち上がると胸がよく見えるのですが、胸の質感もかなりリアルな感じ。太ももにあたる部分に横のラインが入っていて少しだけ左右に角度をつけることができますが、360度回転はしないので無理やり回してしまわないよう注意。
背面。どことなく哀愁すら感じさせます。
【比較】
初代アニメ放送時に発売された玩具の仕様変えであるレジェンズ版「LG02 コンボイ」(10周年リボーン版のリカラー)と。もともとの初代コンボイの玩具は今触っても驚くようなギミック満載かつ、フリーポーザブルで玩具としてものすごい完成度。今とは求められるものが違ってきているのは確かだけど、こういう全盛りでガチガチな玩具としてのトランスフォーマーもまた見てみたいですね(サイバーバースの「バトルコールオプティマスプライム」なんかはまさにそれなのかも)。
ゴリラモードでも。初代玩具は4足歩行スタイルのみ。
つづいて、純粋なジェネレーション系ではありませんが、日本ではユナイテッド版として発売されたデラックスクラス「UN30 オプティマスプライマル」と。海外ではビーストウォーズ10周年の際に作られたもので、「ギャラクシーフォース」のフォーマットで作られた玩具です。ある意味ジェネレーションズ的なアレンジが施されていて、ビーストコンボイとしては変形も他の玩具とは大きく違う変わり種。
ビーストモードでも。ユナイテッド版はグレーと黒のツートンカラーで、ゴリラ部分にもメカニックな要素が盛り込まれています。
パワー・オブ・ザ・プライム版「オプティマスプライマル」と。割と最近登場したものだけあって、今回のオプティマスプライマルとも馴染むし、スケールも合ってるように感じます。
POTP版の中の人であるオプティマスプライマルと。ホバーボード型の宇宙船に変形することもあってかなり直線的なアレンジですが、当時はジェネレーションズ系でやっとビーストコンボイが出た!と喜んでいたのもつかの間…まさかウォーフォーサイバトロントリロジーがビーストウォーズまで入れてくれるなんて想像もしてなかった…
マスターピース版「MP-32 コンボイ (ビーストウォーズ)と。まずマスターピース版が発売されたのがもう5年くらい前なのに驚きますが、これはこれでやっぱり名作と思える完成度。ただ、アニメ準拠ということもあって、今回のジェネレーションズ系のアレンジを待っていた人も多いんじゃないでしょうか。
ビーストモードでも。マスターピース版は映像の中のCGで再現されたゴリラということもあって、今回とはベクトルが全く違う感じで面白い。
2足歩行モードでも。
アースライズ版リーダークラス「オプティマスプライム」と。今回のオプティマスプライマルがボイジャークラスの中でも小さめなのが分かります。おそらくNetflix『ウォーフォーサイバトロン』のシーズン3ではオプティマスプライマルが登場することになると思いますが、そのときどんなサイズ感になるのかな?
キングダム版コアクラス「ラットトラップ」と。キングダムが終わったときにどれだけのメンバーが揃ってるのか…!?
ビーストモードでも。今後のメンバーもリアル路線な動物になりそうで楽しみ。
【可動・アクション】
可動もいい感じでよく動いてくれます!足の付け根部分だけちょっと干渉するので太ももパーツの塗装ハゲに気をつけないといけないのですが(内側なのでそれほど目立つ部分ではないけれど)、気になる部分はそれくらいで肘も膝も深く曲げれるし、各部関節渋めでかっちりポーズが決まります。以下写真続きまーす。
立ち膝も可能。足首のシリンダーはロボットモード時はカチッと固定されますが(カチッとなるの楽しい)、そこを外せばつま先も動かせます。
オプティマスプライムともまた違った野性的なポーズを取らせるのが楽しい。
お尻にはフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。
ゴリラーモードもよく動いてくれて楽しい。
ゴリラのフィギュアとしても良く作られているのもポイント高し。リアルビークルの再現と同じようなこだわりを感じます。これならゴリラもライセンスを出してくれるはず。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」からボイジャークラス「オプティマスプライマル」でしたー!リアルゴリラに変形するオプティマスプライマルとしては初めてのジェネレーションズでのリメイクということで、一発目のリメイクとして奇をてらわないとても正統派なビーストコンボイに仕上がっています!ロボットモードのアレンジも原作デザインを最大限リスペクトしつつ、小気味の聞いたアレンジがいい感じで、それとは逆にビーストモードはリアルな動物に振り切って作られていて、そのこだわりもすごい!ここ最近はビーストウォーズの玩具といえば劇中再現重視のマスターピースくらいしかなかったので、リアル動物への変形というのがすごく新鮮に映るし、実写版『ビーストウォーズ』への期待にもつながるような気持ちにさせてくれます。ジェネレーションズでも『ビーストウォーズ』キャラが数多くラインナップされるようになって、ファンの層も一段階広がってくれるんじゃないかと期待しているのですが、その入口にふさわしい遊びやすく手に取りやすい「ビーストコンボイ」になっています(さらにメガトロンもスゴイんですけどそれはまた次回…!)!オススメです!