今日は新シリーズMPGから「MPG-01 トレインボットショウキ」をご紹介!
商品名 | MPG-01 トレインボットショウキ |
---|---|
シリーズ名 | MPG |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2022年6月25日 |
価格 | 18,000円(税抜) |
ということで、新シリーズMPG(マスターピースG)から「トレインボットショウキ」です!まずは「MPG」について簡単に説明すると、トランスフォーマーの最高峰シリーズである「マスターピース」シリーズから派生した新ラインとなり、「G」はGATTAI(合体)、GIANT(巨大化)、GREAT(グレート!)を意味し、マスターピースで合体戦士(合体兵士)を展開するシリーズです。その第1弾に選ばれたのが『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』に登場した「トレインボット」のリーダーである「ショウキ」となります。「トレインボット」は元々はダイアクロンで「トレインロボ」として発売されていたもので、日本の列車に変形するロボットが6体合体して巨大ロボットになります。MPGでももちろん合体ギミックは最大のウリとして存在しており、マスターピースとして初めて合体ギミックを搭載し、6体合体することで「重連合体戦士ライデン」が完成します!それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。マスターピースのフォーマットを踏襲しならが、名前部分のフォントがおしゃれな感じになったりとアップグレードされています。そして今回トレインボットだからということもあると思いますが、箱の形が横長でかつコンパクト!日本の住宅環境に優しい大きさになっています。
アースライズ版オプティマスと並べると箱の大きさがよく分かると思います。他のトレインボットも同じ感じでキレイに重ねられるといいな。
箱の中はこんな感じでビークルモードで収納されています。ぎっちり詰まってる感じがいいですね。
キャラクターカード。今回のイラストは吉岡英嗣氏が担当。裏面のデザインはマスターピースから一新されています。ちなみに、今回の説明書もポスタータイプで、一個一個の絵が小さくわかりにくいし、何段にも別れてるので、変形しているとどこを見ているか見失います…冊子タイプにしろとはいいませんが、せめて紙の折り目とレイアウトくらいは合わせて、折りたたんだ状態で参照できるようにして欲しいです。ちなみに公式サイトで説明書がpdfで公開されているので、それを参照するのもオススメです。
【ロボットモード】
ロボットモード。スタイルはアニメのデザインを踏襲しつつ、適度にディテールが追加されて極度にアニメ寄りではない見た目になっています。頭部のイケメンっぷりと白と青のカラーリングもあってとてもヒロイック。さらに、玩具オリジナルとなる背中のマントがよりそれを高めていて、いい意味でまとまりすぎず、各部の新幹線の意匠のリアルさと、ヒーローロボットらしさのメリハリが効いているのがとてもかっこよく感じます。
背面。背中は新幹線らしさをすごく感じるパーツ配置。アニメのデザインに似せられています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔は日本のヒーローロボットらしいイケメンに作らていて、デザインも主人公ばりにカッコイイ!アニメの見た目にもかなり忠実で、今回のMPGで「ショウキってこんなかっこよかったのか…」と気づかせてくれました。
上半身。胸部や肩などアニメや旧玩具のデザインを踏襲しつつ、モールドが追加されてしっかり密度感高く作られています。
手は親指と人差し指だけ独立して可動(動くのは第3関節のみ)。今回のショウキは手がちょっと大きく作られていて、決して悪くはないんですが、個人的にはもうちょっと小さくでも良かったかなと想いました。
肩に接続されたプレート部分を展開することで「マント」に見立てることができます。マントは玩具オリジナルのギミックで、アニメ再現だけではない玩具ならではの新しいかっこよさが生まれるのは良いですね。
背中。背中はちょっとごちゃついた感じで、若干不安定な感じも。後述しますが、何かしら背中に付属品を取り付けておかないと遊んでいると背中が潰れやすいです。
下半身。脚部はかなりどっしりした感じ。新幹線の外装部分の多くはクリアパーツに塗装で再現されていることもあって質感もバッチリ。ただし、足裏にも新幹線の外装部分が来てしまってるのでスレにはちょっと注意が必要かも。
下半身背面。脚部の背面は左足に台車部分が配置され、その影響で左右違ったデザインになっています。
【武器・付属品】
武器は銃タイプの「マッハレーザー」。手のひら部分とグリップのジョイントを固定してから手を握らせます。
銃の先端部分を折りたたんで、右足のふくらはぎ部分に取り付け可能。
「ライデン」用の「チェストパーツ」は盾として装備可能。
チェストパーツは折りたたんで背中に取り付けておくことができます。
また、ビークルモードで使用する座席パーツも取り付けたまま変形することができます。背中部分は蓋と底のない箱のような感じなので、この座席か、チェストパーツを取り付けておかないと遊んでいるうちに潰れやすいです。
【ビークルモード】
ビークルモード。「東海道新幹線0系」に変形。JRグループから正式にライセンスを受け、さらにタカラトミーの子会社で鉄道模型ブランドTOMIXを扱うトミーテックの協力のもと、鉄道模型の国際規格であるHOゲージのサイズに合わられています。そういうこともあって、分割線はある程度目立つ感じではありますが、窓部分はすべてクリアで再現されていたり、細かい部分も塗装含めリアルに再現されています。大きさはHOゲージサイズということで、これまでのマスターピースのスケールとはだいぶ違っていて、そもそもトランスフォーマーで列車に変形するものが少ないこともあってかなり新鮮に感じます。
背面。この細長いボディの中にぎっしりとパーツが詰まっていて、持ったときの重量感もいい感じです。変形は結構難易度高めですが、触り心地としては近年の劇中再現のマスターピースとは違ってビークルの意匠を最大限活かした変形になっています。ただ、新幹線のサイドのウインドウ部分は周囲を含めてクリアパーツが多く使われていて、ジョイント部分もクリアなのでちょっと破損が怖いかも。まずはしっかり説明書を見ながら変形して慣れることをオススメします。
前面&背面。
側面。
底面。底面には武器を取り付けておくことができます。台車部分はリアルな新幹線同様前後にあって、車輪は全て独立して動きますが、台車自体は動かないので基本直進しかできません。車輪部分は金属パーツではなく通常のプラパーツになっています。
新幹線の先端部分を開けて、中に「座席」を取り付けることが可能。座席は2つ付属しています。
座席には「MP-22 ウルトラマグナス」に付属する「ダニエル」を座らせることが可能。さらに背もたれ部分を倒すとシートが高くなるので、ダイアクロン隊員を座らせることも可能です。
座席パーツを取り外してチェストパーツを収納することもできます。
「東海道新幹線0系」の作り込みも気合が入っています。また、新幹線で表にくる部分はほぼ塗装になっていて見た目もリッチ。
ドアや号車を表す数字なんかも細かく塗装で再現されています。
1両しかないので幌部分はなく、後部はドアが丸見えになっています。ドアの下には他のトレインボットと連結できる連結器が配置されています。
【レール】
レールパーツが2つ付属。組み合わせることで1本のレールにできます。「ショウキ」以外のトレインボットにも付属するということで、最終的にはかなりの長さの線路ができそう。ちなみにレール部分は金属ではなくプラスチックでできています。
ショウキを載せて。各車輪とレールがピッタリ合うのが気持ちいい。レールが短いのであまり動かせませんが、レールの上ではなめらかに動くので、6体分レールつなげて走らせてみたい!
車輪とレールもしっかり噛み合います。
レールには他のマスターピースに付属する「TFパワーベース」のアームを取り付ける事ができます。画像は「MP-41 ダイノボット (ビーストウォーズ) 」に付属したものを取り付けています。ダイノボット以外だと今現在は「MP-52 スタースクリーム」らジェットロンくらいにしか付属しません(しかもジェットロンのは紫)。今後「MP-57 スカイファイアー」にも付属しますがオレンジ色で、グレーのアームは唯一「ダイノボット」にしか付属しません…何度も言うようですが、はやくTFパワーベース単体で売ってほしい…!
パワーベースに接続するための専用のジョイントパーツが付属。底面に配置されているロボットモードの胸部部分を少し変形させて取り付けます。ちなみに今回管理人が購入したものにはジョイントパーツが付属していませんでした…サポートセンターに問い合わせて全交換という感じで対応してもらって、3、4日で交換品が届きました!
【ライデンモード】
3つめのモードである「ライデン」になるための「合体モード」。「ショウキ」は胸部に変形します。これ単体だけでは謎のオブジェですが、これはこれでかっこよく見える不思議。説明書ではロボットモードから変形する形になっていて、その変形も結構複雑。かっちり固定されない部分もあるのですが、他のトレインボットたちが接続されるであろう部分はしっかりしているので、その辺りは強度と見た目のメリハリが付けられている印象です。
背面。背中のウイングレーダーもしっかり再現。ちなみに今回写真はありませんが、この「ライデン」モードでもジョイントパーツをつけて「TFパワーベース」と接続することができます。
側面。背中に配置された脚部なんかは各関節のクリックで形を保っている感じで固定はされていません。
両腕は肩のパネルを開いた部分に差し込む形になりそう。二重のジョイントになるようで、がっちり固定できそうです。ただ、腕自体結構な重さになりそうなので、どこまで保持できるか気になるところ。
腰部分は下部のショウキの股間に当たる部分にスライドして「カエン」と接続することになりそう。ただここだけだとちょっと心もとない気もするので、他の部分も接続したり支えたりする感じになるのかもしれません。
斜めから。6体が揃うのは今のペースだとおそらく2023年の夏頃になるんじゃないかと思いますが、合体した姿はまだシルエットしか公開されていないため、どんな感じになるのか本当に待ち遠しいです。ただ、アニメの見た目のようなスラリとした感じではなく、G1トイのようなどっしりした体型になりそうで、しかもこのショウキだけでも結構なボリュームがあるので相当な重量になる予感。どこまで合体して自由にポーズを付けたりできるのか未知数ですが、完成に向けて楽しく集めていこうと思います!
【比較】
マスターピース「MP-44 コンボイ Ver.3.0」と。身長としては「MP-28 ホットロディマス」と同じくらいだと思います。
ビークルモードでも。上でも言ったようにショウキのビークルモードはHOゲージサイズなのでスケールはだいぶ異なる感じ。それこそビークルモードでスケール合わせたらとんでもないことになっちゃうけども…
書籍『トランスフォーマージェネレーション2014』の誌上通版だったジェネレーションズ版「ショウキ」と。ジェネレーションズ版は「アストロトレイン」のリカラーなのでかなり力技な感じではありますが、そもそもトレインボットは日本オリジナルキャラということもあって、これまでほとんどリメイクの機会はありませんでした(このジェネレーションズ版が唯一くらい)。
ビークルモードでも。ジェネレーションズ版はトリプルチェンジャーなので、この他にスペースシャトルにも変形します。
【可動・アクション】
可動は良好でしっかり動いてくれます。動かして気になる点は足裏で、新幹線の側面が配置されているので塗装面に傷がついたりしないか不安…また、底面が少しカーブしているので微妙にぐらつきます。気になるのはそれくらいで、肘は二重関節で、足の付根、膝はクリック関節になってるし、首もよく動くのもいい感じ。あとは、これは個体差だと思いますが、二の腕の回転の関節がはめ込み式なのですが、そこが緩く外れやすいです(ただ、管理人は上で書いたように一度全交換したので、2体のショウキを触ったのですが、1体目はかなりゆるくすぐ取れていましたが、2体目は意図的にやらないと外れない程度になっていました)。以下、写真続きまーす。
こう見えて可動域も広く、立ち膝もなんとなく可能。
今回のMPG版「トレインボット」はオリジナルのダイアクロン版「トレインロボ」を手掛けたタカラトミーの大野光仁氏も携わっています。大野氏は「MP-52 スタースクリーム Ver.2.0」や、「MP-53 スキッズ」でもオリジナル版とマスターピース版どちらも手掛けているのですが、約40年の時を経てもこうして僕らを楽しませてくれるのは本当に尊敬するし、当時のマインドや熱量みたいなものも今の玩具でもしっかり感じます。
「ライデン」の胸部パーツの盾も結構ボリュームあってカッコイイ。G1トイでは合体モードのための付属品が結構ありましたが、MPGで最終的にどんな感じになるのかも楽しみ。
肩のパーツをマントに見立てているのが今回すごくかっこよくて、アニメでは閉じている(そもそもマントではない)ので、他のメンバーでもそういう新しい解釈が入ってきたりしたら楽しそう。
公式画像では弟の「ユキカゼ」と相撲をするシーンが結構取り上げられていますが、相撲を取るのは第18話「ダニエル史上最大のピンチ」の1回だけ。足裏が平らではないのでなかなかこのポーズで写真を取るのが難しかった…!
『ザ☆ヘッドマスターズ』から日本オリジナル作品になったこともあって、前作2作の雰囲気を残しつつ、日本のベタなロボットものの要素がミックスされて独特な雰囲気のアニメになっていると思います。ショウキたちが出るってことは通常のマスターピースでヘッドマスターたちも期待していいのかな…!?マスターピースでチコチコピーンやりたい!
お尻にフィギュアスタンド用の穴があります。また、ジョイントパーツを付ければ「TFパワーベース」との接続も可能です。
ビークルモードでも。管理人はあまり電車には詳しくないのですが、世代的にも新幹線と言えばこの形で(出身地的には「ユキカゼ」に馴染み深いですが)、それがこうして最新のトランスフォーマーとして手元にあるのがなんだか不思議な感じ。
以上、MPGから「MPG-01 トレインボットショウキ」でしたー!まずはなにより国内トランスフォーマーの久しぶりの完全オリジナルの新シリーズとなり、しかもマスターピース初のサブラインとなれば期待せざるを得ず、発売をとても楽しみにしていました!しかも第1弾となるキャラクターのチョイスが日本の列車から変形するトレインボットたちで、意識的に日本色の強い商品になっているのも嬉しかったです。「ショウキ」自体もこれまでのマスターピースとは明らかに触り心地が違っていて、合体ありきというのはあると思いますが、新幹線の意匠をロボットモードにふんだんに散らした見た目がトランスフォーマーらしさ全開でカッコイイ。なによりヒロイックなロボットモードの見た目なので、トランスフォーマーファン以外のロボットファンにもオススメできると思います。変形難易度は比較的高く、またクリアパーツの扱いなど気をつけないといけない部分もあったり、とにかく説明書が見にくいなどはありますが、6体合体というマスターピースとしては未知の領域への挑戦は本当に楽しみだし(若干の不安はもちろんありますが)、オリジナルのダイアクロン版「トレインロボ」を担当した大野光仁氏がふたたび手掛ける「新生ライデン」の完成をしっかり見届けていきたいと思います!
私も購入したのですが、ここ最近のMPはどの様な事があるのか解らないので管理人さんのレビューが公開されるまでズット待っていました☆
(何か変形工程が凄く面倒そうだし…)
今回の管理人さんのコメントの中にもありましたが、私は高額で尚且つデリケートな扱いのMPに
関しては冊子タイプの説明書にして貰いたいと以前から思っていました。
(事業部?が違うのかダイアクロンの方は大体冊子タイプだったと思います…)
それと気になっていたのですがやはりダイアクロン隊員を乗せる事が出来るのですね^ – ^