今日はMPGから「MPG-02 トレインボットゲツエイ」をご紹介!
商品名 | MPG-02 トレインボットゲツエイ |
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シリーズ名 | MPG |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2022年9月24日 |
価格 | 16,000円(税抜) |
ということで、MPGから「トレインボット ゲツエイ」です!「ゲツエイ」は『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』に登場した「トレインボット」の夜間戦闘員で、MPGトレインボットの2体目となります。これまで「ゲツエイ」としてのリメイクはなく、マスターピースで初めてのリメイクで、ビークルモードはJR西日本の監修の元EF65形電気機関車に変形します。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。「ショウキ」同様の横長の箱で、サイズも同じ。
箱の中はこんな感じ。
キャラクターカード。ショウキと同じくイラストは吉岡英嗣氏が担当。めっちゃ夜型のキャラなのが分かります。
【ロボットモード】
ロボットモード。紺色と黒という落ち着いた色味とスラリとしたスタイルがカッコイイ!一見地味に見えますが、ディテールもしっかりしていて「ショウキ」のヒロイックさとはまた違った魅力があります。ビークルモードの意匠も適度に散りばめられていて、ちゃんと電車から変形した感じを残しつつ、隠すところは隠す感じでいいバランスになっています。
背面。背中の首元に結構目立つ感じで電車の前面部分が配置されていますが、おそらくこれはG1玩具のパーツ配置のオマージュかと思われます。もし気になるのであれば背中側に倒しておくことも可能です。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔もなかなかかっこいい。「ショウキ」よりも結構小顔で、その影響もあってかアニメスタイルっぽさを感じないです。
上半身。胸元はボリュームを出すために分割されたプレートを浮かすという方法が取られていて(上の側面の画像を見るとよく分かると思います)、直線的なパーツで構成された電車からどうやってボリュームを出すかの工夫を感じて面白いです。ただ、浮かせて配置しているので、胸元を押してしまうと潰れやすいのは玉に瑕。
手は開閉可能。
背中。
脚部。脚部は電車の意匠を残しつつ、プレートを展開させてあにめの直線的なデザインを再現しています。つま先がもうちょっと長かったらよかったかな。
脚部背面。膝下の後ろ側はびっしりとパーツが折りたたまれています。
【武器】
武器。銃タイプの「ナイトレーザー」。グリップ部分に突起があり、手のひらに固定させて持たせることができます。
銃身部分を折りたたんで背中に取り付けることができます。
【ビークルモード】
ビークルモード。「EF65形電気機関車」に変形。JRから正式にライセンスを受けたもので、そのおかげもあって圧倒的な再現度を実現しています。鉄道模型ブランドTOMIXを扱うトミーテックの協力のもと、鉄道模型の国際規格であるHOゲージのサイズ準拠で作られているのですが、今回の「ゲツエイ」は線路の幅の狭い在来電の走る「狭軌」であることも再現されていているので、HOゲージサイズではありつつ、HOゲージの線路には置けないリアルなスケール重視の作りとなっています。管理人はあまり電車には詳しくはないのですが、実物の写真と見比べてるとものすごくこだわって作られているのが分かり、分割は多いですが、段差は極力抑えられ(それが変形の難易度にもつながってはいるのですが…)、塗装やプリントも丁寧に施されています。
平面。前面とほとんど差はなく、パーツの分割位置でようやく前後が分かるくらい。変形難易度は「ショウキ」よりは低めではありますが、相変わらずデリケートな作りになっているのも事実。あとは上でも言ったとおり、電車モードでツライチになるようかなりきっちりジョイントで接続されるので、それを展開するときに結構気を使います。自分自身の備忘も込めて後ほど注意したほうがよい部分を上げておきますので、変形の際の参考にしてください。ただ、まるっと裏返るような感じではなく、しっかり電車の意匠を生かした変形なのは個人的にとても良いと思います。
前面&背面。
側面。
今回のゲツエイには金属製のパンタグラフのパーツが付属。ビークルモード時のルーフに取り付けます。
パンダグラフパーツ。確かにこれをプラスチックで再現したら破損しまくりそう。
前面の先頭部分を開けて中に銃を収納しておくことができます。
MPGのトレインボットには共通の連結器があり、他のトレインボットと接続することができます。ということで「ショウキ」と接続。アニメでは「ゲツエイ」は前から3番目に接続されていました。
連結部分はこんな感じ。ちゃんと接続できるのかな?と心配していましたが、意外とかっちり接続できます。さあ〜、どんどんつなげちゃうからね〜。
変形する際に特に気をつけたいのが赤丸を付けた2箇所。左側はビークル後部先頭部分パネルを接続するヒンジ部分で、引き出す事ができるように接続部分が楕円形になっています。ただ、中途半端に引き出していたり本来の位置よりずれた状態でヒンジを動かすと負荷がかかり、クラックが入る恐れがあります。なので、ここはしっかり前に引き出した状態で動かすようにしましょう(管理人のものもちょっと白化しているような…)。
もう1つは脚部のガワ部分を外側に引き出す接続部で、ここは破損報告をよく聞く部分でもあります。ベース側の穴の周りが細いのと、伸ばす軸が長いこともあって回転時斜めに力が入るとベース側が割れてしまう恐れがあります。なので、引き出す際にパーツ全体を持って動かすのではなく、できるだけ軸部分を中心に伸ばしたり戻したりすると破損を防げると思います。
【在来線用レール】
「在来線用レール」。上でも説明したようにHOゲージサイズでありながら「狭軌」な部分もさいげんしているので、専用の在来線用レールが付属します。2つのレールパーツを接続することで「ゲツエイ」を乗せることができます。今後発売される「MPG-04 トレインボットスイケン」、「MPG-05 トレインボットセイザン」、「MPM-06 トレインボットカエン」もこのサイズのレールが付属することになると思います。
「ゲツエイ」を載せて。
ゲツエイにスタンド取り付け用のジョイントパーツをつけることで、結構前にタカラトミーモール限定で発売されていた出ていたトランスフォーマー専用スタンドに接続することができます。
「ショウキ」のレールと接続するとレールの幅が違うのが分かります。
【ライデン合体モード】
ライデン合体モード。「ゲツエイ」は右足になります。太もも部分はG1玩具では「カエン」が担当していましたが、今回はその部分も「ゲツエイ」が受け持つことになり、元々の「カエン」のオレンジ色を再現しています。ガワはデリケートですが、軸となる部分はかっちりしているのでしっかり支えられそう。
背面。かかと部分も長く後ろに伸びて安定感をアップさせています。
前面&背面。
側面。
足首部分は内側に曲げることができます。曲げられるのはこの方向のみ。
膝も曲げることができますが、サイドのパーツを左右にスライドして隙間をあけてあげる必要があります。ただ、おそらくなのですが大きさ的にあまりアクティブな動きはとれないような気がしていて、そういう意味でもあまり曲げることは考えられていないのかもしれません、
【比較】
「MPG-01 トレインボットショウキ」と。身長はだいたい似たような感じすが、頭の大きさや四肢のボリューム感が違うので少し違和感あるかも。「ゲツエイ」の頭がもう少し大きかったらよかった。
ビークルモードでも。すでに上でも連結した写真がありますが、電車としてのスケールは忠実に再現されています。
ライデン合体モードでも。タカラトミーホビーエキスポで展示されていたブロック試作と比べると各部結構違ってて、製品になるまで色々試行錯誤されているのがわかって面白いです。
【可動・アクション】
可動はマスターピースだけあって各部しっかり動いてくれます。肩周りは後ろ側にも動かせるので胸を張っているような感じも出しやすい。以下、写真続きまーす。
「ゲツエイ」はアニメの中で単体で活躍するシーンはほとんどなく、トレインボットの中のひとりくらいの印象だったのですが、こうしてがっつりリメイクされてスポットが当たるのはとても良いですね。
「ライデン」の足になったときに、足首を内側に曲げられるのですが、その位置がゲツエイの腰部分になっています。なので、腰も片側にだけ動かすことができるようになっています。意外とこれがポーズに効く感じでよい。おそらく「ユキカゼ」は逆側に腰を曲げられるものと思われます。
お尻にフィギュア用スタンドの穴が用意されています。
電車モードでも(背面側になっちゃってました…)。
以上、MPGから「MPG-02 トレインボットゲツエイ」でしたー!ロボットモードは元のデザインが地味ではありますが、玩具としてちゃんとかっこいい感じにまとめられているし、ビークルモードもかなりリアルに作り込まれています。特に「狭軌」であることがちゃんと再現されていて、トレインボット内でスケール統一を追求しているのがとてもよいと思いました。脚部モードも芯のあるどっしりとした感じで、完成形がとても楽しみになります。
逆にロボットモードでは顔が小さいので「ショウキ」と並んだときにスケール感が少し合わない感じがするのは残念。あとは作りがデリケートな部分があり、上で言ったような箇所や、小さく薄いジョイントがたくさんあるので変形にはとても気を使います。ジョイントやヒンジ周りは力がかかる部分なので壊れたときに自分で直すのは難しいし、「ライデン」になるときに「こいつのここ壊れてんだよな…」みたいなことになるのは悲しいので、丁寧に遊んでいこうと思いました。
とは言え、今までスポットが当たらなかったキャラがここまでちゃんとこだわられて作られているのはすごいし、昭和のレトロな電車からかっこいいロボットになるの過程は面白く、「ゲツエイ」単体でもしっかり遊べるものになっていると思います。次の「ユキカゼ」も楽しみだ!
レビュー楽しみにしてました!
G1のトレインボットを子供時代持ってたのですが、胸のガワを倒したり、持ち上げた腕を下ろす工程は、手数は違いますがオリジナルを触ってた時を思い出しました。背中の車両処理もオリジナルリスペクトでニヤリとしますね!
ショウキは太く、ゲツエイが細いのも自分は気にならなかったです。私が気になったのはビークルをレールに乗せるのに脱輪しがちな事くらい?nゲージみたいなレール乗せ補助具が欲しくなります(笑)
続々と集まっていくのが楽しみです!