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レビュー:TFジェネレーションズ レガシー(海外版) ブリッツウイング

レガシー ブリッツウイング

今日は「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー(海外版)」から「ブリッツウイング」をご紹介!



商品名ブリッツウイング(Blitzwing)
シリーズ名ジェネレーションズ レガシー
クラスリーダークラス
メーカーHasbro
発売時期2022年5月
価格$55.99

ということで、レガシー版リーダークラス「ブリッツウイング」です!「ブリッツウイング」は元々は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』から『2010』にかけて登場したディセプティコン(デストロン)の空陸参謀であるトリプルチェンジャー。これまでジェネレーションズ系ではスリリング30(日本ではジェネレーションズ)とタイタンズリターン(日本ではレジェンズ)で2度ボイジャークラスでリメイクされていますが、今回は3度目でさらにリーダークラスでの登場となります。日本では2022年10月に「TL-10 ブリッツウイング」として発売が予定されています。それではいってみましょー!

【パッケージ】

レガシー ブリッツウイング パッケージ
レガシー ブリッツウイング パッケージ

パッケージ。レガシーの箱は縦積みできなくてとても置き場所に苦労します…!

レガシー ブリッツウイング パッケージ

イラスト面。

【ロボットモード】

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

ロボットモード。かつてなくG1スタイルが強く押し出された「ブリッツウイング」!直線的なデザインをしっかり再現しており、かなりアニメの姿に寄せられているように感じます。足先に配置された尾翼なども忠実で、レトロ感すら漂うスタイルですが、よく見ると細かくディテールが造形されていてカッコイイ。リーダークラスではありますが、サイズ的にはこれまでのボイジャークラス相当の大きさで、その分かなりみっちり密度感のある作りになっています。

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

背面。背面の砲塔から伸びる砲身部分はロボットモードでは短くすることができます。ちなみに背中の羽根はジェット機モードでは一切使用しないダミーパーツになっています。

前面&背面。

側面。

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

バストアップ。頭部もかなりG1の見た目に忠実で、シンプルなラインの顔になっています。なにげに頭部は全塗装になっていて、そのおかげでリッチな感じも出ています。胸部はデザインこそシンプルですが、実はパネルが1枚上に重なっているので実物はとても立体感があり、今回管理人的に気に入っているポイントのひとつでもあります。

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

武器。まずは剣。形状はG1のデザインを踏襲しています。この剣は今回のブリッツウイングのなかで唯一軟質パーツが使われています。

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

銃が2丁。これもG1のデザインを再現したもの。アニメやG1トイでは1つでしたが、今回はなぜか2丁付いています。

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

サイドに5mmジョイントがあるので各部に取り付けることも可能。

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

剣と銃は背中に取り付けておくことができます。

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

エナジョンウェポン。ジオングやサイコガンダムみたいな指先からなにか出そうな巨大な手がブリッツウイングのエナジョンウェポン。ブリッツウイングの手首を回してエナジョンウェポンの内側にある5mmジョイントに固定して装備します。

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

エナジョンウェポンは手の部分と前腕部分で分離可能。

レガシー ブリッツウイング ロボットモード

手の部分は4本指部分が動くので、角度を変えて4連砲のような感じで取り付けることもできます。

【ビークル(戦車)モード】

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

ビークルモード。まずは1つめの形態「戦車モード」。ベージュカラーメインで、アニメの見た目を再現する形でフロント(?)部分にジェット機の機首部分が変形した操縦席が配置されています。確かにアニメの見た目通りで嬉しいんだけど、この部分はもうちょっと控えめでもよかったかも。ちなみに、G1では両モードとも実在するモチーフがありますが、今回はどちらもそれには寄せられずオリジナルの機体になっています。キャタピラ部分の底には車輪がついていて転がし走行が可能です。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

背面。リア部分にはスラスターが配置されています。装甲が厚くしっかりしていてとても頑丈そうなのがいいですね。

前面&背面。

側面。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

エナジョンウェポンと武器を付けて。エナジョンウェポンは前腕カバー部分の内側に手を収納するとミサイルポッドのような感じになります。エナジョンウェポン専用の取り付け位置が砲塔部分に用意されています。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

後ろから。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

剣は各部5mm穴に取り付けておけます。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

砲塔分は旋回可能。砲身部分は上を向かせられます。

【ビークル(ジェット機)モード】

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

もうひとつのビークルモード「ジェット機」。紫メインでこちらもG1のデザインを踏襲していますが、若干戦車のパーツが大きく残ってしまっています。パーツの配置としてはG1通りではあるのですが、結構ボリュームがあるので目立ってしまいます。それよりもG1ではジェット機モードではグレーのラインが入っていているのですが、ここまでG1再現だとそれがないほうが気になっちゃうかも。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

背面。上下でぱっきり色が別れているのがG1トイっぽい感じが出ていていいですね。変形は上下を裏返して戦車とジェット機になるのはG1トイのような感じですが、変形自体はリーダークラスということもありステップ数も多くとても変形しがいのあるものになっています。複雑だったりやりにくいというようなところはほとんどなく、サクサク変形できて楽しい。各部の固定もしっかりしていますが、一個だけロボットモードの脚部の翼の固定がカッチリ固定できないのだけ気になるかな。

前面&背面。

側面。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

ランディングギアは前輪のみ展開可能。後輪はありません。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

エナジョンウェポンを取り付けて。ジェットブースターのような感じでリア部分に取り付けます。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

後ろから。接続はブリッツウイング側のスラスターのパーツを一部展開して、そこに5mmジョイントで接続します。すごくスピードが出そうでカッコイイ。

レガシー ブリッツウイング ビークルモード

剣は底面のダミー翼の下に取り付けておくことができます。

【比較】

レガシー ブリッツウイング 比較

2013年に発売されたジェネレーションズ版「TG22 ブリッツウイング」と(海外ではスリリング30)。ジェネレーションズ系としては初リメイクでしたが、見事にトリプルチェンジャーの変形を実現してくれています。この頃は見た目こそG1っぽい感じですが(この頃はIDWコミックのデザインベース)、変形は全く別物でチャレンジ精神あふれるものになっています。顔も『アニメイテッド』オマージュで変えられるのも面白い。

レガシー ブリッツウイング 比較

戦車モード。スリリング30版は戦車、ジェット機でキッパリ色分けはされておらず、ベージュと紫がミックスされた見た目になっています。

レガシー ブリッツウイング 比較

ジェット機モードでも。

レガシー ブリッツウイング 比較

2018年に発売されたレジェンズ版「LG-59 ブリッツウイング」と(海外ではタイタンズリターン)。頭こそヘッドマスターですが、この頃になるとかなりG1を意識した見た目になってきています。結構レジェンズ版の出来が良かったから、まさかこんな短期間でリメイクされるとは思わなかったなあ。

レガシー ブリッツウイング 比較

戦車モード。レジェンズ版は今回同様、戦車はベージュ、ビークルは紫メインのカラーリングになっています。

レガシー ブリッツウイング 比較

ジェット機モード。レジェンズ版の方がモチーフである「MiG-25」っぽく、グレーのラインも再現されているので、少なくともジェット機モードはレジェンズ版のほうが再現度高いように感じます。

レガシー ブリッツウイング 比較

同じディセプティコンのトリプルチェンジャーであるシージ版リーダークラス「アストロトレイン」と。アストロトレインは結構ディテールもりもり&汚し塗装も多いので、並べて「トリプルチェンジャーの反乱」ごっこをやるにはちょっと違和感あるかも。

【可動・アクション】

レガシー ブリッツウイング ポーズ

可動はオーソドックスによく動いてくれます。肩アーマーが固定されているので腕は真上には上げられませんが、肩アーマーの手前のプレートが可動できるよう避けられるようになっているし、足の付け根部分のプレートも動くようになっています。一個だけ背中の砲塔がすぐに動いてしまうのが気になっていて、せっかく砲身を短くしてロボットモードに合うようにしたのなら、固定できるとかだと嬉しかったかな。以下、写真続きまーす。

レガシー ブリッツウイング ポーズ
レガシー ブリッツウイング ポーズ

ロボットモードの再現度はこれまでのリメイクのなかでもダントツに高く、またフィギュアとしてのまとまりもとてもよいので、ここから2つのモードに変形するとは思えないほど。

レガシー ブリッツウイング ポーズ
レガシー ブリッツウイング ポーズ

エナジョンウェポンをつけて。巨大ロボ感がでてカッコイイ!けど、ブリッツウイングに限ったことではないのですが、エナジョンウェポン自体は後付けされた感があるので、もうちょっとそのキャラ用にしっかりカスタマイズされた感じだったら嬉しかったかな。けど、こういう玩具としてのギミックがあることでアメリカではG1世代以外の幅広い年代にもアプローチできてるのかもな〜と思います。

レガシー ブリッツウイング ポーズ

戦車とジェット機に変形できるトランスフォーマーなんてかっこよさ最強と言ってもいいくらいなのに、アニメでのブリッツウイングはいいとこなしなキャラ…最大の活躍回である「トリプチェンジャーの反乱」でも結構ヤバい奴みたいな感じだし…

レガシー ブリッツウイング ポーズ

お尻にフィギュアスタンド用の穴が用意されているのでそれを使って。

レガシー ブリッツウイング ポーズ

以上、「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー(海外版)」から「ブリッツウイング」でしたー!過去最高にG1の姿を再現した「ブリッツウイング」で、特にロボットモードの再現度はため息が出てしまうほど!直線的でレトロな感じを上手く今風に落とし込んでいてすごくかっこいいです。リーダークラスになったことでのリッチ感もあって、アクションフィギュアとしてもとてもよくできています。ビークルモードも戦車モード、ジェット機モードは触る前は余剰で見ちゃってるところがちょっと気になっていたけど、それぞれのモード自体はしっかりまとまっているし、改めて映像を見直すと結構ちゃんと再現されたものだったりして、これはこれでとても良いと思います(ジェット機モードは見えちゃってるところはもうちょっと薄くてよかったけど)。G1トイのトリプルチェンジは今見てもすごいけど、それをこのサイズ感で見た目重視でやってのけるのは本当にすごいし、残りのトリプルチェンジャーの「オクトーン」や「ブロードサイド」、「サンドストーム」もガチガチにG1ナイズされたリメイクに期待しちゃいます…!

『レビュー:TFジェネレーションズ レガシー(海外版) ブリッツウイング』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2022/05/28(土) 15:57:29 ID:673dd0fa4

    軍事参謀兼アメフトコーチが欲しくなるできですね。
    リーダークラスなのにサイズが小さいと聞くと、最近は逆にその分凝った造りになっているんだなと期待してしまいます。
    そう言えば、アストロトレインってシージ版しか出てなかったですね。
    SS86でもいいので、もう一回アストロトレイン出てほしい…。

  2. 名前:NITRO 投稿日:2022/05/28(土) 19:15:39 ID:521c9f0a8

    アニメイテッド以来チョーさんの声だった僕の記憶のブリッツウィングが、久々に江原さんの声に戻る出来ですね。Blitzwing略せばBW…BW…BW?ウヒャヒャヒャヒャの人が出ていたのもBW…失礼しましたm(_ _)m

  3. 名前:匿名 投稿日:2022/05/28(土) 21:41:46 ID:5a945280a

    正直、エネルゴンウェポンはちょっと合わないし、本体も逆にリーダークラスらしくボリューミーにしたせいで変にゴツくなりすぎと思う
    アストロトレインみたいに本体はボイジャーよりちょっと豪華ぐらいで豊富な強化パーツつけるか、それこそスタスクみたいにサイバトロン製の玉座つけてリーダークラスで出してほしかった

  4. 名前:匿名 投稿日:2022/05/28(土) 23:57:55 ID:47e060ea0

    これでメガトロンとアストロトレイン、スタスクと絡めて、「裏切り者ばっかりだ!」ごっこが出来る…。
    かっこいいし、スタイルもいいんだけどビークルは過去作が好きだなぁ

  5. 名前:ビースト世代のユトリンガー 投稿日:2022/05/29(日) 00:23:59 ID:2abb883e0

    この「デカい赤い手」みたいな奴、遊び心としては楽しそうだけど、ジェットモードだと流石に蛇足な感じがあるというか不格好だな。
    ロボットモードやタンクモードだとまだアップグレード感があっていいんだけど。

  6. 名前:匿名 投稿日:2022/05/29(日) 02:23:21 ID:c19f01c66

    ロボットモードはとてもかっこいいのですが、ジェットモードは厚みなどが気になってしまう…。

    G1のブリッツウイングのビークルモードのモチーフがMiG-25や74式戦車という話を聞いた時は結構似ているなと思ったのですが、モチーフがMiG-25や74式戦車という話の出典はなになんでしょう?

  7. 名前:匿名 投稿日:2022/05/29(日) 10:25:48 ID:bdd2ae2c4

    昔から存在は知っていたけど、アニメ見るまでは触りたいけど、まぁいいやと思っていて後悔していたキャラ!

    手に入れたい!と思い続けていたらこの姿で発売決定で狂喜乱舞です!

    早く発売日になってほしい!

  8. 名前:匿名 投稿日:2022/05/29(日) 10:49:30 ID:4919d9a56

    デカい手、メナゾールに付ける人多そうだけど構造上剣が持たせられなくなりそうなのが…

    G1トリプルチェンジャー系だとジェネレーションズ以降新規リメイクされていないサンドストームが欲しいですね
    あれヘリコプターにならんかったし…

  9. 名前:匿名 投稿日:2022/06/01(水) 07:10:35 ID:60c8cb76e

    自分はエナジョンウェポンみたいな遊び心あるパーツ好きなのでどんどんやって欲しい

  10. 名前:匿名 投稿日:2022/06/02(木) 21:25:17 ID:7abb361ff

    エナジョンウェポンもロボットモードも面白味があるだけに戦車モードと戦闘機モードがどっちもいまひとつな違和感がある造形なのがかなり残念だなぁ

  11. 名前:匿名 投稿日:2022/06/05(日) 17:48:48 ID:bc9e65922

    何処となく脚の処理がTLKのニトロゼウスのウィングパーツを折り畳む工程を取り入れたのかな?

  12. 名前:NITRO 投稿日:2022/06/09(木) 21:53:32 ID:a92d888c3

    >>2 とか書いてたら、日本版はTL-10がブリッツウィングでTL-11がタランチュラスのチョーさん繋がり…

  13. 名前:匿名 投稿日:2022/10/30(日) 02:49:03 ID:bae778f33

    今日届いてあまりの出来の良さに衝撃を受けた!

    近所のショップは穴場で発売直後は在庫あるからもう一体探しにいってみようかな…、

  14. 名前:匿名 投稿日:2022/10/31(月) 15:39:45 ID:5415df067

    ボイジャーサイズをリーダークラスで実現しただけあってか、ボリューミーで満足感が高かった……!
    ほとんどの関節がピン打ちされていて感動すら覚える。
    石油高騰など仕方ないとはいえ、ボイジャー相当をリーダークラスの価格で買うという事に抵抗すら覚えていたものの、品を触ってこの売り方も悪くないと思いました。