今日は「トランスフォーマージェネレーションズ シージ(海外版)」から「アストロトレイン」をご紹介!
商品名 | WFC-S51 アストロトレイン |
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シリーズ名 | Transformers Generations:Siege |
クラス | リーダークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2019年11月 |
価格 | $49.99 |
ということで、ジェネレーションズ シージ版リーダークラス「アストロトレイン」です!「アストロトレイン」は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場したディセプティコンの輸送参謀となり、スペースシャトルと蒸気機関車に変形するトリプルチェンジャーでもあります。玩具としてはクラシックス(国内は変形ヘンケイ)でデラックスクラスで、ジェネレーションズタイタンズリターン(国内はレジェンズ)でボイジャークラスとして発売されました。タイタンズリターン版が発売されたのが2016年と比較的最近で、そこから3年ほどで完全新規造形でしかもリーダークラスとして発売されることになりました!海外では次期シリーズの「アースライズ」のリーダークラスWave1にラインナップされることも決まっており(パッケージも新しくなる?)、日本でも2020年3月に「SG-47 アストロトレイン」として発売が予定されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。パッケージ裏のCGではアストロトレインは結構白っぽい感じですが、実物はもっと濃いグレーになっています。
イラスト面。
【ロボットモード(重武装モード)】
ロボットモード。今回のアストロトレインは「リーダークラスでありながら、ロボットモード時の大きさはボイジャークラス相当で、そこに武装を追加することでリーダークラスのボリュームにして発売されています。ということで、まずはシージオリジナルの全武装を装備した状態(便宜的に「重武装モード」としていますが、特にこの形態に名称は設けられていません)。これまでで一番G1のアストロトレインらしさを再現したデザインになっていて、どっしりした体格もカッコイイ!シージらしく各部にディテールが細かく造形されていて密度感もすごい。ウェザリングは膝下に施されています。
背面。背中には大きなバックパックが。「輸送参謀」だからか、背中にはなにか収納できそうな形になっています。実際に5mm穴が沢山空いているので武器などを取り付けることもできます。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔はG1のイメージを強く反映したデザイン。表情は凛々しくかっこいいです。胸部の造形も細かく、各所にエフェクトパーツを取り付ける突起が設けられています。
続いて武器。まずは手持ちの銃「JF-50 イオニックディスプレーサーブラスター」。G1時の武器に一番近いのはこれかな?
もう一つ手持ちの銃で「W-15 ディスタビライザーキャノン」。バルカン砲タイプの形状。
肩には「JF-30 アストロブラスター」が2つ。もちろん手にも持たせることができます。
最後に「W-40 ターボコアディレイザー」。ミサイルポッドのような感じで、前腕に取り付けます。
5つの武器を合体することで「オムニフォースオービタルキャノン」に。
【ロボットモード(通常モード)】
武装を外して。背中のバックパックを外して、ゲタと肩の武器がなくなるくらいなので、それほど重装備モードとの差はなく「SG-14 ショックウェーブ」のように大きくフォルムが変わることはありません。ボイジャークラス相当のものに武装するのはこれまでのシージのリーダークラスの「ウルトラマグナス」や「ショックウェーブ」と同じ形式ではありますが、今回のアストロトレインはトリプルチェンジャーということもあり、武装を比較的軽い作りにする代わりに本体がかなりみっちりした作りになっています。
背面。曲線的な翼がアストロトレインっぽさを強調してくれています。
前面&背面。
側面。
いつものようにフィギュアスタンド用の穴があるのですが、なんと今回マスターピースで採用されている「TFパワーベース」をつけられるようになっています。その代わり管理人がいつも使ってるフィギュアスタンドは使えなくなるという罠…今後はTFパワーベースがもっと広がっていってくれるということなのかな…?パワーベースとは接続できませんでした…大変申し訳ありません…
バックパックとゲタを組み合わせると輸送コンテナのような感じに。これは蒸気機関車モードの車両の一部にもなります。アストロトレインとは前方のジョイントで接続しますが、3点でがっちり接続するので取り外しが少し大変かも。
中には武器をすべて収納することが可能。
アストロトレインと並べるとこんな感じ。コンテナだけでも転がし走行が可能。
可動は良好。これまでのシージ同様、腰、足首の可動があり、腕も変形の恩恵を受けて二重関節になってよく動きます。関節もしっかりしていて、このあたりはさすがシージと言った感じ。以下、写真続きまーす。
ということで、ロボットモードはここまで。
【ビークルモード(スペースシャトルモード)】
ビークルモード。まずは「スペースシャトル」モードから。今回のアストロトレインはスペースシャトルそのままというわけではなく、どちらかと言えばずんぐりした機首部分から輸送機のイメージも強められているように感じます。あとは形状だけではなく基本的なパーツ配置もG1玩具を濃く踏襲しているのもポイント。
背面。半分より後ろはちょっと痩せた感じなっています。
前面&背面。
側面。
バックパックを変形させてシャトルを輸送するトランスポーターに。この状態で転がし走行ができます。
こんな感じにバックパックを展開するのですが、ゲタを接続しているヒンジ部分が完全に倒しきれず、ちょっと浮いてしまうのが残念。あとで削って調整してみようかな。
さらにバックパックを変形させて発射台にもすることができます。
発射台の左右に広がったプレートには次期シリーズである「アースライズ」やタイタンクラス「オメガスプリーム」のタラップ用ジョイントに接続することができます。
【ビークルモード(蒸気機関車モード)】
もうひとつのビークルモードである「蒸気機関車モード」。これまでのリメイクでは時代に合わないという理由からか、蒸気機関車そのままの姿はは避けられる傾向にあったのですが、今回はどこからみても蒸気機関車!また、スペースシャトルモードのメインのカラーはグレーでしたが、蒸気機関車モードは紫が前面にくるようになっているのも大きなポイントで、今回のシージ版はまさに待ち望んだ形のアストロトレインの変形になっていると言えると思います。
背面。後ろにはバックパックが変形した車両を接続。これが石炭車を再現するような形になって、より蒸気機関車感を強めてくれています。各モードの変形も決して難しくはないのですが、一部硬かったり(腕周りの固定)、スペースシャトルの天井部分がしっかり閉じなかったりと、若干精度の甘さを感じる部分もあります(個体差の範囲かもしれませんが)。けど、スペースシャトル→蒸気機関車の変形はグレーから紫に変わっていくのが面白いし、気持ちよく変形できます、
輸送車両と武器をはずして。
後ろから。輸送車両はブースター部分に接続します。
前面&背面。
側面。
底面。驚くことに蒸気機関車の車輪はすべて別パーツで作られています。これもアストロトレイン本体のボリューム感につながっているところ。
武器を輸送車両にしまって。うーん、カッコイイ。
【比較】
変形ヘンケイ版「D-03アストロトレイン」と比較。変形ヘンケイ版はものは良かったのですが、デラックスクラスということもあり大きさが足りないのが残念な部分でした。
スペースシャトルモード。
列車モード。変形ヘンケイ版は時代に合わせて新幹線っぽい形になっていました。
レジェンズ版「LG40 アストロトレイン」と。レジェンズ版はヘッドマスターだし、「センチネルプライム」とのパーシャルということもあり、だいぶアレンジの効いたスタイルになっています。
スペースシャトルモード。レジェンズ版はよりセイバートロン星モードっぽさが強い感じ。
列車モード。レジェンズ版はこれはこれでかっこいいけど列車感は弱め。
シージのディセプティコン側のリーダークラス「SG-14 ショックウェーブ」と。リーダークラスは身長が大きいというのはもはや過去のことで、スケール感を優先して、他の部分へプラスチックを回せるようにしたのは英断だと思う。
武装を外してシージ版ボイジャークラス「メガトロン」と。武装を外すとボイジャークラスと違和感なく並べられます。他のディセプティコンのトリプルチェンジャーが今後どうなるのか気になるところ。
【可動・アクション】
可動は重装備モードでも基本的に同じ。背中は重めですがゲタのかかとが後ろに伸びているのでしっかり支えてくれます。以下、写真続きまーす。
「オムニフォースオービタルキャノン」モードで。
ヒザ下の裏側はちょっと写真で見るとちょっと不格好ですが、パーツが詰まっているので実物はそれほど気になりません。
重装備のアストロトレインはなかなか新しいイメージ。輸送参謀は人だけじゃなくて武器もいっぱい運んでたってことなのね。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ シージ(海外版)」から「アストロトレイン」でしたー!ボイジャーサイズにリーダークラス分のプラスチックが詰まっていることもあって、トリプルチェンジャーの3モードともしっかり作り込まれていてとても満足度の高い逸品になっています!G1玩具の変形パターンを彷彿とさせる作りも素晴らしく、スペースシャトルと蒸気機関車モードで表にくる色がちゃんと別々になっているのも嬉しい。可動もシージシリーズらしく遊びやすく、変形も若干キツめな部分もありますが(おそらく変形してるうちに慣れてきそうですが)、適度な難易度で楽しい。付属の武装パーツも各モードでしっかり活きていて、プレイバリューも十二分です!日本での発売はちょっとだけ先になりますが、予約をした方は是非楽しみにして欲しいです!オススメ!