今日は「マスターピースムービーシリーズ」から「MPM-12 オプティマスプライム」をご紹介!
商品名 | MPM-12 オプティマスプライム |
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シリーズ名 | マスターピースムービーシリーズ |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2022年7月30日 |
価格 | 20,000円(税抜 |
ということで、マスターピースムービーシリーズ『バンブルビー』版「オプティマスプライム」です!2018年に公開された映画『バンブルビー』に登場したオートボットのリーダー「オプティマスプライム」をマスターピース化したもので、映画ラストの地球での姿を再現しています。海外では2021年に発売され、日本でも当初2021年10月に発売される予定でしたが、延期され2022年7月にようやく発売となりました。海外版とは一部成型色などのカラーリングが異なった仕様になっています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさは以前の「MPM-11 ラチェット」などと同じサイズ。
箱の中はこんな感じ。
【ロボットモード】
ロボットモード。これはものすごい再現度…!逆三角形のマッシブな体型がカッコイイ。ここからどう変形してトラックになるかわからないようなディテールの作り込みで、少しウェザリングの入ったような金属部分の質感もリアル。スタイルの再現度も高く、トランスフォーマー玩具っぽくなく感じるほど。ちなみに、海外版とはクリアパーツの色が異なっていて、海外版ではブルーでしたが、国内版はスモークになっていてより落ち着いた感じになっています。
背面。背中もすっきりしていて、かつ造形もしっかり作り込まれています。唯一、前腕の裏側がトラックに変形しそうな感じが出ていますが本当にそれ以外の部分は非変形フィギュアのような印象を受けます。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔の作りこみもとてもリアル。耳部分は破損防止でちょっと柔らかめなパーツでできています。
目はクリアパーツでできていて、集光ギミックつき。
上半身。とにかくお腹周りの造形がすごい。ただ、この辺りは造形のみでビークルモードでは裏側にまるっと隠れてしまいます。
胸部を開けると中にはマトリクスが収納されています。映画『バンブルビー』の中ではマトリクスの存在には特に触れられておらず、ある意味玩具オリジナルのギミックになります。
マトリクスは取り外し可能。マトリクスは金属でできています。真ん中の水色部分含め一体整形で作られています。
指は親指と人差し指が独立して動きます。
背中。背中の造形もとてもリアルに作られていて、塗装も細かく施されています。ただ、ここも造形のみでビークルモードではまるまる裏返されて隠れます。
下半身。太ももが逞しい。
下半身背面。ふくらはぎ部分もまとまりが良いです。
【武器】
武器。いつものイオンブラスター。劇中の再現度もかなり高く、ボリュームもあって迫力があります。
折りたたんで腰部分に取り付けておくことも可能。
【ビークルモード】
ビークルモード。キャブオーバーエンジン型のトラックに変形。劇中ではフレイトライナー社のトラックに変形していましたが、今回のマスターピース版では玩具オリジナルのトラックになっています。とは言えかなり似たデザインではありますが、フロントウインドウのひさし部分が違っていたり、後はリーフの後ろの猫耳のような部分が結構目立ちます。リア部分はだいぶボリュームがある感じで、ある意味コンボイらしいスタイル。
背面。劇中を確認してみるとリア部分が長いトラックなので、それは再現されている感じですが、スネのプレートが配置されている部分などボリュームがある感じで、もう少しコンパクトになれば嬉しかった。変形はマスターピースということもありステップ数自体は多いものの、そこまで複雑な変形ではなく手順を覚えればサクっと変形できると思います。若干腕周りがタイトな感じがするけど、作りはしっかりしてるのでガシガシ変形できます。ただ、ロボットモードの腹部や背中がまるっと裏返えして見た目だけを変えるような変形や、明らかに畳めそうなビークルモードの猫耳など、マスターピースとしてみると物足りなさを感じる部分も多いです。
前面&背面。パンパー部分は塗装で少し立体感が表現されています。
側面。
武器は折り畳んだ状態でキャブ部分の後ろ側に取り付け可能。
サイドのタンクは金属パーツでできています。マトリクス以外での金属パーツはこの部分のみ。ちなみに劇中ではこの部分は丸いタンクだったのでそこは再現してほしかったな…
やはり気になる猫耳…もうひとつパタっと畳めそうなのに…!ちなみに煙突部分は軟質パーツでできています。
【比較】
スタジオシリーズ版ボイジャークラス「オプティマスプライム」と。スタジオシリーズ版は超偏見トランスフォーマーアワード2019で1位を獲得したほど人気のある玩具ですが、今こうしてみるとスタイルは結構劇中とは違っていたんだな、と気づきます。
ビークルモードでも。スタジオシリーズ版はリア部分がかなり頑張って再現していたので、今回もそこは継承してほしかった…!
threezero版「DLX オプティマスプライム」と。DLXは非変形のアクションフィギュアですが、それと比較しても今回のMPM版は遜色のない再現度。
マスターピース版「MPM-4 オプティマスプライム」と。サイズは似た感じで意外と同一人物感が強い。
ビークルモードでも。
マスターピース版「MP-44 コンボイ Ver.3.0」と。こちらも似たサイズ感。
ビークルモードでも。ロボット同様、ビークルでも同じくらいのサイズ。
ちなみに「MP-44」のトレーラーを接続できるように作られています。
マスターピースムービーシリーズ版「MPM-7 バンブルビー」と。この「バンブルビー」は公開よりも前に発売されたこともあってか再現度としては少し物足りない感じが。Ver.2.0で羽が折り畳める丸々としたバンブルビーを出してほしい…
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動はマスターピースということもあってよく動いてくれるし、クリック関節が多用されていてかっちりポーズを付けることができます。贅沢を言えば膝が90度しか曲げられないので、もっと曲げられると嬉しかった…!ただ、今回は本当にロボットモードの再現度が高いので立たせておくだけでもサマになってカッコイイのは間違いないです。以下、写真続きまーす。
うーん、カッコイイ。肩のサイドの煙突のついたパネルにはスプリングが仕込まれていて、腕を広げて戻す際に自動で閉じるようになっています。
膝の可動はこの写真の左足くらいが限界。足の付根の前後左右のプレートは太ももの稼働に合わせて動かせるようになっています。
『ビースト覚醒』ではビークルモードはちょっと変わりますが、この姿のオプティマスは続投のようなのでどんな活躍をするのかとても楽しみ。またそのMPMも出るんだろうな…
今後またマトリクスが映画に出てきたりするのかな?
やっぱり…やっぱり猫耳が気になってしまう…!
以上、「マスターピースムービーシリーズ」から「MPM-12 オプティマスプライム」でしたー!まずは圧倒的なロボットモードの再現度で、ちょっと胸を張って立たせるだけでもかっこよく、『バンブルビー』版の「オプティマスプライム」のかっこよさ、G1からのアレンジのうまさを実感することができます。一方、ビークルモードは猫耳がついていたり、リア部分がボリューミーだったりで、少し映像からは外れている部分もありちょっと残念。変形もステップ数は多いですが、どことなく通常ラインの延長くらい変形になっていて、「マスターピース感」は正直薄く感じます。これは管理人の想像にはなりますが、年齢制限やコストの問題があって、なにかをトレードオフしなければいけない状況で「ロボットモードの見た目」を取った、という印象を強く感じます。なので、ロボットモードの見た目のかっこよさは100点だけど、可動や変形などは及第点なので全体の満足感もマスターピースとしてみると物足りなく感じてしまいます。これまでのMPMの中で見てもロボットモードはめちゃくちゃかっこいいのは間違いないんだけど、そういった見た目の再現に全振りしたスタチュー的なものは色々存在しているので、そうであればMPMでは本家だからこそできるベクトルのこだわりが見てみたかったなあ。
やはり蓮が関わるMPMはパーツ数の制限がどうしようもないのだろうか……
とはいえロボットモードの見た目は旧トリロジーオプと同様に完璧だし、サイズも合ってるんでぜひ一緒に飾ってやりたいな…