今日は「トランスフォーマー(2007)」から「MA-01 オプティマスプライム」をご紹介!祝『トランスフォーマー』公開15周年!
商品名 | MA-01 オプティマスプライム |
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シリーズ名 | トランスフォーマー(2007) |
クラス | リーダークラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2007年6月 |
価格 | 6,500円(税抜) |
というわけで、「トランスフォーマー」シリーズからリーダークラス「オプティマスプライム」です!なんと本日2022年8月4日は実写映画第1弾『トランスフォーマー』が日本で公開されて15周年記念日となります!それを記念して、2007年に発売された『トランスフォーマー』を代表すべき玩具「MA-01 オプティマスプライム」をレビューします!「オプティマスプライム」は言わずとしれた『トランスフォーマー』に登場するオートボットのリーダーで、「自由はすべての生き物が持つ権利」をモットーに掲げる我ら人類の心強い味方です。2007年の『トランスフォーマー』の玩具シリーズは「オートモーフ」と呼ばれる自動変形ギミックを搭載しており、さらにこのオプティマスプライムはライト&サウンドギミックを搭載した2007年『トランスフォーマー』玩具のまさにフラッグシップアイテムとなりました。今回はそんな15年前の「オプティマスプライム」をじっくりレビューしていきたいと思います!それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。かまぼこを半分に切ったような形の特徴的な箱。ウインドウの真ん中にはギミックを試せる「TRY ME」の穴が空いています。ほとんどこの頃のパッケージは処分してしまっていますが、このオプティマスは思い出深いこともあり取ってあります。
【ロボットモード】
ロボットモード。これを買ってもう15年も経っているということがまず驚き…15年シリーズを重ね「オプティマスプライム」の玩具も劇中の姿により似た完成度の高いものが続々と登場していますが、一番最初に発売されたこのオプティマスは見たとおりどっしりとした体型で、劇中とはちょっと(だいぶ?)印象が違ったスタイル。ただ、公開当時今のようにDVD化などもされていない中で、映画館で観た活躍を思い出しながら想像を膨らませ遊んだこともあって、管理人にとってはこれも「オプティマスプライム」だし、スタイルこそ違いますがデザインはなにげに結構忠実に再現されていることが分かります。また、頑丈な作りや、ライト&サウンドギミックのある胸部、ゴムでできた大きなタイヤなど、おもちゃ然とした存在感も素晴らしく、世界で最も有名なロボット玩具がハリウッド映画化する際に発売する玩具としてこれ以上のないものであったと15年経った今改めて思い知らされます。
背面。背中は電池パックを左右に背負っています。太もものタイヤはデザイン通りではありますが、サイズがかなり大きく、劇中の印象と異なった感じになっています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔は似てなくはないのですが、耳?が短く、ちょっと丸い感じの顔がかわいいさを感じます。なんとなく劇中の「オプティマス」をそのまま再現することを避けて、昔ながらのコンボイ顔を残そうとしているように感じるのは考えすぎかな?胸部もクリアパーツの中が細かく造形されていてカッコイイ。胸部のギミックについては後述します。
武器は右腕のイオンブラスター。右腕のサイドからオートモーフで展開します(後述)。
スプリングでミサイル発射ギミックが。
武器は取り外し可能。ただ、これは脱着して遊ぶ用ではなく、破損防止の意味合いが強いのではないかと思います。
【ビークルモード】
ビークルモード。「ピータービルト・モデル379」に変形。ただ、ライセンスを取得したものではなく、あくまで玩具オリジナルのトラックになっています。それでも劇中の見た目の再現度も高く、タイヤもゴム製なのでリアルさもありカッコイイ。煙突部分は軟質パーツで、接着剤で固定されているのですが、ここが外れているものをよく見かけます(管理人のものはまだ無事だけど取れかかってきているような気もする…)。ウインドウや、ライトにはクリアパーツが使われているし、なによりファイヤーパターンのインパクトがすごい!今はもう見慣れていますが、当時はコンボイがこのビークルモードということに度肝を抜かれた人もきっとたくさんいたことでしょう…
背面。リア部分も薄くかっちりまとまっています。変形については、開発当時資料が少なかったそうで、劇中の変形パターンはあまり意識されていませんが、だからこそそれに囚われない独創的な変形になっています。難易度もそこそこ高いですが、後に発売される『リベンジ』版などと比べると直感的に変形でき、また自動変形のオートモーフ機構が散りばめられているので楽しくかっこよく変形できます。15年経った今、トランスフォーマーの変形はさらに進化していますが、コストやユーザーの求めるベクトルが当時とは変わっていて、そういう意味ではこの2007年版のオートモーフというのはトランスフォーマーの変形の別の未来の可能性だったようにも思います。
前面&背面。
側面。
底面。底面の造形もしっかりされていて、この辺りは今も変わらず受け継がれているように思います。ちなみに、この「オプティマスプライム」を開発したのは今もバリバリ現役の國弘高史氏。國弘氏はそれまでも「グランドコンボイ」や「ギャラクシーコンボイ」を担当し、その後も『リベンジ』版リーダークラス、『ダークサイド・ムーン』の「アルティメットオプティマスプライム」、『ロストエイジ』版のリーダークラスなど様々な「オプティマスプライム」を作り上げています。
ルーフ部分にスイッチがあり、ビークルモード時に押すとクラクション音が鳴り、さらにウインドウの中が光ります。ちなみにロボットモードではスイッチを押してもクラクションは鳴らないようになっています。
【オートモーフ】
せっかくなので「オートモーフ」部分をまとめて紹介。2007年『トランスフォーマー』玩具のメインギミックとなり、ひとつの動作で複数の部分が自動変形をするような感じで、「トランスフォーマー」の権化とも言えるギミックになっています。まずはビークルモードからロボットモードになる際の胸部の変形。左の写真の赤い丸部分がロックになっていて、それを外すとフロントのウインドウ部分が左右に展開し、ライト&サウンドギミックを伴い頭部が現れます。
実際の動きはこんな感じ。音がなく申し訳ないですが、サウンドとギアが動く大きな音がします。ライトは胸のウインドウ部分と目の3箇所に仕込まれています。
ビークルモードから変形を開始する際に、ボンネット部分を押し込むとボンネット左右のパネルが開くのもオートモーフのひとつ。このギミックは説明書には書かれておらず、管理人はだいぶ時間が経ってから海外の玩具のCM動画を見て知りました…
ビークルモードからバンパー部分を下に移動すると、グリル部分が連動してくるっと回転しつま先が作られます。また、フロントライト部分もバンパーを移動する際外側に少し移動するようになっています。発売からだいぶ時間が経ったこともあって、管理人のものはロックが効かなくなってきているのですが、ここの変形はすごく気持ちよくて大好きです。
もう一つは武器部分。左の写真の赤丸部分のレバーを手前に移動すると、腕のサイドにある武器がくるっと手に装備されます。
【比較】
2007年に発売されたオートボットのメンバーたちと。左から「MA-09 アイアンハイド」、「MA-10 ニューバンブルビー」、「MA-04 オートボット ジャズ」、「MA-02 オートボット ラチェット」。管理人は子供のころG1世代でトランスフォーマー大好きっ子でしたが年齢とともに卒業。その後ほとんどトランスフォーマーとは縁がなかったのですが、2007年8月4日に『トランスフォーマー』を観た興奮のまま「バンブルビー」と「ジャズ」だけ…と思って玩具を買ったが最後…数日後にはこの5人が家にいて(ニューバンブルビーは当時入手困難だったので旧カマロ版でしたが)、「もしかして自分はやばいものに足を踏み入れてしまったのではないか…」と思った記憶があります…
ビークルモードでも。まさに家は駐車場になる感覚…今回はあえてその後のシリーズとの比較はなしで、2007年のノスタルジーに浸ります…
【可動・アクション】
可動は腰こそ回りませんがよく動いてくれます。クリック関節部分も多く、カチカチ動かすのも楽しい。ただ、太もものタイヤが結構邪魔だったり、背中に単三電池2本を背負っているので後ろに持っていかれがち。けど、手の指も独立して動くし(中指と薬指だけまとまっています固くなっていただけで全部うごきました…)、足首もボールジョイントなので設置性も悪くありません。以下、写真続きまーす。
より劇中に似て、さらに超絶変形な『リベンジ』版が出て存在が薄れてしまった感はあるけれど、やっぱりこの2007年版もめちゃくちゃカッコイイ!ハリウッド版のデザインを如何に玩具に落とし込むか、如何に子供に楽しくかっこよく遊んでもらうか、ということがすごく考えられているように思うし、大人を一気に虜にする魅力も半端ない…!
このリーダークラス「オプティマスプライム」のバリエーションとして当時「ナイトウォッチオプティマスプライム」と「オプティマスプライム バトルモード」の2種類が発売されています。「ナイトウォッチ」は持っていなくて今も良いめぐり合わせがあれば欲しい…「バトルモード」は顔の造形がよりかっこよくなっていたり、メッキが多用されていたりで大好きなので、いずれ機会があればレビューしたいと思っています!
思い出話多めで申し訳ないですが…管理人がこのオプティマスの玩具を初めて見たのは2007年3月に行われた「東京トイフェスティバル」。この頃は全くトランスフォーマーには興味がない時期だったのですが、モンスタートラックのようなファイヤーパターンモリモリのオプティマスを見て「コンボイはこんなんじゃないだろ〜」と一緒に行った友達と話していたことが思い出されます…そして、その5ヶ月後に同じ場所で開かれたワンフェスでは「ニューバンブルビー」をゾンビのように探す管理人の姿があったのでした…
以上、「トランスフォーマー(2007)」から「MA-01 オプティマスプライム」でしたー!以前からずっとこの辺りの玩具をちゃんとレビューしたいと思っていたので、まずはそれが出来てとても幸せに思います。今回改めて遊んだり、写真を撮ったりしてみると、この2007年版リーダークラス「オプティマスプライム」は本当に素晴らしい玩具であると改めて感じました。どうしても『リベンジ』版の陰に隠れがちではありますが、ギミックや玩具然とした見た目、触り心地は、ある意味「玩具としてのトランスフォーマー」の絶頂と言っても過言ではないと思うし、今の現行シリーズとは全く別の魅力を持っているので、古臭さのようなものもほとんど感じません。その後の実写映画で入った方にも機会があれば是非触って欲しい素晴らしい玩具です。
また思い出話になりますが、2007年8月4日公開初日に初めて映画館で観たときの衝撃は今も忘れられません。事前のトレーラを見て「ちょっと気になる映画」くらいで観に行ったのですが、映画を観てあんなに手に汗握ったのは初めてで、あの変形を何度も観たくてその後映画館に6回観にいったし、1ヶ月後には映画に登場したトランスフォーマーたちは我が家に揃っていました。その後の管理人の生活に大きく影響を与えることになっているのはご覧の通りで、あの日『トランスフォーマー』を観ていなかったら今は全く別のことをしていると思います(おそらく何かしら引き寄せられて同じ結果になっているようにも思いますが(笑))。そのくらい『トランスフォーマー』という映画と、その時発売された玩具は管理人にとって大切な思い出だし、今こうしてこのブログを読んでる皆さんの中にもきっと同じ方がたくさんいるのではないでしょうか!あの時の感動や熱量を絶やさず、20周年も、25周年もこうしてレビューしていたいと思うし(できるか…?)、この「オプティマスプライム」もずっと大事にしていきたいと思います!今日の夜は『トランスフォーマー』観ようっと!
This item will be released on October 1, 2022.