今日は「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」から「パレオトレックス」をご紹介!
商品名 | WFC-K7 パレオトレックス(Paleotrex ) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ キングダム |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年1月 |
価格 | $19.99 |
ということで、キングダム版デラックスクラス「パレオトレックス」です!「パレオトレックス」は今回の「キングダム」で初めて登場したキャラクターで、ティラノサウルスの化石からロボットに変形します。さらにシージの「ウェポナイザー」、アースライズの「モジュレーター」に続く「フォッシライザー」という種族?となり、各部がバラバラのパーツになるF.O.S.S.I.L.テクノロジー(Fossilized Osteo-Skeletal Shield Integration Loadout Technology)で他のトランスフォーマーたちを武装することができます。海外ではキングダムシリーズデラックスクラスWave1として発売され(Wave4にも組み込まれるようです)、日本ではタカラトミーモール限定で「KD EX-01 パレオトレックス」として発売されました。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。
イラスト面。ロボットモードが頭にドクロがついて、さらに有機的なラインでなかなか気持ち悪い感じ!
【ロボットモード】
ロボットモード。これまでのトランスフォーマーの中でもかなり異彩を放った見た目でアンデッドモンスターのようなデザインがカッコイイ!アシンメトリーな肩や、骨の造形を活かしたディテールもいい感じ。化石から変形するというのもありそうでなかったモチーフで(バンダイの「ダイノゾーン」があったから避けてたのかな…?)、ロボットらしからぬスタイルで、古びた化石のようなウェザリングも雰囲気出ています。難点があるとすれば、若干足が小さく、また膝が横に曲がるようになっているので若干立たせにくいかも。
背面。ティラノサウルスの顔は背中に配置されています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。かつての『ビーストウォーズ』のビーストマスク(ミュータントヘッド)を彷彿とさせるようなデザイン。胸部も顔のような感じになっていて、中央にはプレダコン(デストロン)のマークがプリントされています。
頭のバイザーを下ろすとドクロのような見た目に。キングダムのフォッシライザーたちはどことなく騎士の鎧っぽいデザインなのも特徴です。
そしてこのドクロのデザインは初代『ビーストウォーズ』で「コンボイ」の玩具に付属していたハンマーをオマージュしたものという、なんともニクイことをしてくれています。画像のハンマーは「LG02 コンボイ」のもの。
武器は化石モードのしっぽ部分。剣なのか棍棒なのか。
武器は右肩の後ろに取り付けておくことができます。
【ビーストモード】
ビーストモード。ティラノサウルスの化石に変形。デラックスクラスということもあって、大きさ的には迫力はそこまでありませんが、頭部の造形を始めとてもリアルに作られていて見ていて楽しいものになっています。質感などもいい感じで、博物館にあるような光沢のある化石っぽさがよく出ていると思います。
背面。ちなみにこれまでのウェポナイザー、モジュレーターと同じく変形するときは各部をばらして組み替えるタイプになっています。
前面&背面。
側面。
口は開閉可能。
【フォッシライザーモード】
続いてフォッシライザーモード。パレオトレックスはここまでバラバラにできます。これらを他のトランスフォーマーにつけたり、組み合わせたりして強化していきます。ここでは説明書に書かれている2つを紹介します。
その1。しっぽと骨盤付近を組み合わせた斧と、背中に装備した脚部を利用したマニピュレーターが特徴のスタイル。ドクロの頭は長い5mmの棒がついているので、棍棒のように持てます。
その2。しっぽと頭部を組み合わせた大きな剣と、背中のキャノン砲、そして足のパーツを足裏に付けたスタイル。やはり目を引くのは足の底についた化石の足で、なんかすごく高くジャンプできそうな感じが出ています。もちろんこの他にも様々な組み合わせで遊ぶことができるし、複数のフォッシライザーを組み合わせて新しい生物なんかも作れます。ちょっと残念だったのがキングダムのときに公開されたイメージイラストではオプティマスプライマルがフォッシライズしていたのですが、今回のキングダムではほとんどビースト戦士には5mm穴が用意されておらず、足裏くらいしかつけることができません。
【比較】
同じティラノサウルスに変形する。キングダム版リーダークラス「メガトロン」と。ビーストウォーズのキャラと並べても今回のパレオトレックスはちょっと違う種族感を感じます。
ビーストモードでも。クラスが違うのでかなり大きさは違っています。
ウェポナイザーのシージ版デラックスクラス「コグ」(左)と、モジュレーターのアースライズ版「アイアンワークス」(右)。ウェポナイザー、モジュレーターときて、キングダムではどうなるかと思っていたのですが、まさか化石とは…!このウェポナイズ、アーマーアップがウォーフォーサイバトロントリロジーの遊びの肝となった訳ですが、果たして次のシリーズではどんな遊ぶになるのか。各部の5mm穴は汎用性が高いから続いてほしいなあ。
【可動・アクション】
可動は各部がバラバラになることもあり、通常のデラックスクラスとは少し触り心地は異なりますが、しっかり動いてくれます。足首の可動はなく、代わりにヒザ下に横の可動があるので、ちょっと気持ち悪い立ち方になりますがそれが逆にキャラっぽさを表しているようにも思います。以下、写真続きまーす。
バイザーのオンオフができるのもいい感じ。コンボイのハンマーはこいつの頭だったんだなあ。戦利品的な?
腕が長いので四足歩行のような形にもできます。
お尻にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。
恐竜モードでも可動は良好。腕は小さいですがボールジョイントでの接続なので結構動いてくれます。
以上、今日は「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」から「パレオトレックス」でしたー!トランスフォーマーらしからぬデザインと、ありそうでなかった恐竜の化石からの変形という組み合わせが面白く、さらにフォッシライザーとして骨で他のトランスフォーマーたちを武装するというのも「それがあったか!」と思わせてくれるギミックになっています。これまでのウェポナイザーやモジュレーターとはまた違う有機的な見た目の装備なのも楽しいし、遊びの幅も広がります。ただ、上でも書いたようにビースト戦士は逆にあまり武装できないようになっているのは少し残念だったかな。今後このフォッシライザーという新しい存在がG1系の世界で活躍し続けてくれたら面白そうだなあ。
フォッシライザーはG1とビーストを上手く繋げてくれる橋渡し的な拡張ができればよかったと思います。
ビーストの方が武装穴が無くなる方向にシフトしてしまったために、ビーストに武装ができずG1の方だと浮いてしまうなど、立ち位置が中途半端になったのが残念ですね…。
とはいえ、単体としてみると、ガイコツモンスターよろしく身体をバラバラにしてオリジナルモンスターを作れるのが楽しかったりしますね。
フォッシライザーだけを揃えるとちょっとした博物館が出来そうですねぇ。