
今日は「トランスフォーマー スタジオシリーズ(海外版)」から「オプティマスプライム(『トランスフォーマー/ロストエイジ』版)」をご紹介!
商品名 | オプティマスプライム(Optimus Prime) |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | リーダークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2025年3月 |
価格 | $54.99 |
ということで、スタジオシリーズ版リーダークラス「オプティマスプライム」です!この「オプティマスプライム」は2014年に公開された『トランスフォーマー/ロストエイジ(Transformers: Age of Extinction)』に登場した姿を再現したもの。スタジオシリーズでは念願の登場となり、今回はリーダークラスでの製品化となります。日本では2025年7月に「TS-03 オプティマスプライム」として発売されます。それではいってみましょー!
【パッケージ】


パッケージ。2025年のスタジオシリーズからパッケージが一新。また、海外ではシリーズナンバーが廃止されました。日本でもシリーズナンバーがリセットされ「SS」から「TS」に変わることとなります。

斜めから。パッケージデザインリニューアルに合わせて、プラスチック製のウインドウも復活しました。

パッケージの中身はこんな感じで、これまでキャラクターに合わせた背景台紙も廃止されました。ちょっと寂しい感じもするけど、パッケージを処分しやすくなるのはいいかな。
【ロボットモード】

ロボットモード。そう、これを待っていた!『ロストエイジ』で新たなビークルモードをスキャンした騎士をモチーフにした姿を完璧に再現!これまでもこの姿の玩具はいくつか発売されていますが、ロボットモードがビークルの意匠をほとんど引き継がない姿へ変形することもあってか、なかなか決定版と呼べるものはありませんでした。しかし、スタジオシリーズ8年目にしてついに決定版と呼べるものが誕生!マッシブな体型に細かなディテールもしっかり再現されてめちゃくちゃカッコイイ!大きさはこれまでのボイジャークラス相当ですが、パーツがみっちりと詰まっていて、ずっしり重みもあります。若干塗装が足りない感じはありますが、全体的に密度感があって視覚的にも満足度が高いです。

背面。背中は背負いものが大きめで、結構後ろ側に伸びています。ただ、写真で見た感じより実物はそこまで気になる感じではなく、またしっかり変形して背中にガッチリ固定されているので、ちゃんとかっこよく見えます。また、かかとが後ろにしっかり伸びているので後ろに倒れやすいなどはありません。


前面&背面。


側面。

バストアップ。頭部の再現度もかなり高く、劇中そのままの見た目ですごくカッコイイ。塗装は最低限な感じではありますが、スタジオシリーズとしては十分だと思います。胸部の造形も立体的に作り込まれています。胸のオートボットマークもかなり小さいですがしっかりプリントで再現されています。

手は開閉可能で、人差し指〜小指がまとめて動きます。

武器。まずは「テメノスソード」。造形も細かく、長さもしっかりあって迫力があります。ちなみに映画の中ではこの剣を手にすると小手部分がより鎧のような形状に変形していましたが、今回のものはその変形前の形状になっています。

続いて盾「ベクターシールド」。

ベクターシールドは3つのパーツで構成されており、シールド前面部分を脱着することで銃を展開した状態にできます。銃の先端部分は3mm突起になっているのでエフェクトパーツを取り付け可能。


もうひとつの武器「エナジーブレード」。手首部分を内側に動かすとジョイント穴が現れるので、そこに取り付けます。手に持たせることもできます。

背中に剣と盾を同時に取り付けるためのパーツが付属。背中のパネルを開くとそこに5mm穴があるのでそこに取り付けます。

武器を取り付けるとこんな感じ。エナジーブレードは背中のサイドに専用のジョイントがあるのでそこに取り付けます。
【ビークルモード】

ビークルモード。カスタムされた「ウェスタンスター4900」風のトラックに変形。ライセンスを取得したものではありませんが、再現度はとても高く、特徴的なフォルムと細部がしっかり作り込まれています。ファイヤーパターンもしっかりプリントで再現されていてカッコイイ。

背面。リア部分の再現度もとても高く、ボディの背面なども劇中通りのデザインになっていてすごい。変形は、『最後の騎士王』公開時に発売されたボイジャークラス版と似ている部分があり、特に足の変形など面影が強いです。とは言っても、似てるのは一部のパーツ配置くらいで、ステップ数は44とかなり多く、スタジオシリーズの中でも複雑ながら面白い変形をします。ビークルの意匠がロボットモードに反映されないデザインではありますが、うまくガワを使った変形になっていて、スタジオシリーズ8年で蓄積した技術の粋を感じます。


前面&背面。


側面。

剣と盾は接続用のパーツを使ってリア部分に取り付けておくことができます。またエナジーブレードはリアのサイド部分に専用のジョイントが用意されているので、そこに取り付けます。

フロント部分のオートボットマークは造形で再現されています。

キャブ部の背面もちゃんと劇中通りのデザインを再現しているのがすごい。垂れ下がったチェーンもちゃんと造形されています。

トレーラーを接続できる5mm穴も用意されています。これは86版コマンダークラス「オプティマスプライム」のものを取り付けた例。

そして今回の嬉しいポイントのひとつに、『ロストエイジ』での印象的な変形シーンが再現できることが挙げられます。トランスフォーマー日本上陸40周年を記念した動画『WE ARE NOT ALONE』でも、そのシーンを意識した変形シーンがあることからもわかるように、キャブ部分の側面から腕が出るような形で変形できます。この他にも前輪がボディに収納されるところや、胸部の展開方法、また後輪がロボットモードでほとんど見えなくなるところなど、いろいろこだわりを感じる部分が多く、映像をかなり意識した変形パターンになっているのが実感できます。
【比較】

『最後の騎士王』時に発売されたボイジャークラス「オプティマスプライム」と。サイズは大体同じような感じですが、持ったときの重さは全然違います!このボイジャークラス版もなかなか再現度が高く、きっと多くの人がスタジオシリーズと一緒に並べていたんじゃないかと想像しますが、今回ついにバトンを渡すときが来ました…!

ビークルモードでも。ビークルモードのサイズは若干スタジオシリーズ版が大きめ。

こちらも『最後の騎士王』時に発売された「キャリバーオプティマスプライム」と(本当は『ロストエイジ』版の「アーマーナイトオプティマスプライム」と比較したかったんだけどどこにしまったか忘れて見つからず…)。『ロストエイジ』時に発売されたリーダークラスは、前3作版の「オプティマスプライム」と比べるとだいぶ簡素な作りで、正直物足りない感じはあったんだけれど、その後「アーマーナイト」、そしてこの「キャリバー」に進化して、最終的にはすごく良い玩具になったという珍しい玩具。

ビークルモードでも。やっぱりメッキがあるとぐっとリアルになってカッコイイ…今回のスタジオシリーズでは流石に無理だろうけど、プレミアムフィニッシュ的なものが出てくれたら更にかっこよくなること間違いなし。

ついでにこちらも『最後の騎士王』時に発売された「バトルコマンドオプティマスプライム」と。この「バトルコマンドオプティマスプライム」は玄田哲章さんの声が収録されていることもあり、管理人の撮影ブース近くにはいつもおいてあってよく声を聞いていたり。

ビークルモードでも。

スタジオシリーズ版リーダークラス「グリムロック」と。この「グリムロック」はスタジオシリーズのリーダークラス第1弾を飾った傑作で、今でもその圧倒的な姿は色褪せず。まさか並べられる「オプティマスプライム」が出るまで8年もかかるとは思っていなかった…

スタジオシリーズ版「ガルバトロン」と。サイズは同じくらいで、こちらもようやくライバル対決が実現できました。

ビークルモードでも。

スタジオシリーズ版デラックスクラス「ロックダウン」と。「ロックダウン」もスタジオシリーズ初期に発売されたもの。劇中での身長差もいい感じで再現できていると思います。この小ささでオプティマスをあそこまで追い詰める強さがかっこよかった。最後は顔真っ二つにされちゃうけど…

ビークルモードでも。

スタジオシリーズで発売された「オプティマスプライム」たちと。左から『ダークサイド・ムーン』版、『ONE』版、『ロストエイジ』版、『バンブルビー』版、そして『ビースト覚醒』版。スタジオシリーズでは様々な「オプティマスプライム」が発売されてきましたが、ロボット単体でリーダークラスとして発売されたのは今回が初。コスト増の流れも感じつつ、進化もしっかり感じる8年間だったと思います。

ビークルモードでも。
【可動・アクション】

可動もしっかりしていてよく動いてくれます。膝がもっと曲がれば嬉しかったけど、十分許容範囲。足首もしっかり内側に稼働するし、手が開けるのに加えて手首が内側に曲がる可動もあっていろんなポーズを取らせることができます。ただ、体型がマッシブなので他のオプティマスたちと比べると、ポーズのダイナミックさみたいなのは控えめ。あと、作り的にかかとパーツが破損防止のためか外れやすくなっていて、気づくとよく外れてるのだけちょっと気になるかも。以下、写真続きまーす。


肘も変形の影響もあり二重関節なので深く曲げることができます。また、肩のアーマーも引き出せる可動が仕込まれているのと、前後に回せるので腕のポーズに合わせて避けたり、かっこよく角度をつけることができます。それにしてもかっこいいな!


「オプティマスプライム」が剣を持って戦うのがすごく新鮮だった『ロストエイジ』。けど、剣を持つのであれば前腕が変形したバージョンも欲しくなる…!きっと『最後の騎士王』バージョンや、「ネメシスプライム」版も出てくれるだろうから楽しみにしようっと。



剣を胸に構えるポーズもしっかり決まります。これを再現するための手首の可動なんだと思います。

「グリムロック」の背中に乗せることも可能。若干バランス取りは必要ですが、いい感じでまたがせることができます。このときはオプティマスのかかとをたたむのがおすすめ。なにげに『ロストエイジ』のキャラのオートボットのキャラはまだまだスタジオシリーズ化されてないからこれから揃っていってくれたら嬉しいなあ。

お尻にフィギュアスタンド用の穴が用意されています。

以上、「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ(海外版)」から「オプティマスプライム(『トランスフォーマー/ロストエイジ』版)」でしたー!個人的にスタジオシリーズ化してほしいキャラクターの筆頭だったこともあり、発売を心待ちにしていました!ビークルモードの意匠がほとんどロボットモードにない『ロストエイジ』以降の独特なデザインをどう再現してくれるのか期待と不安半分ずつだったのですが、見事に不安部分だけ吹き飛ばしてくれました。ここまで見てきていただいてわかるように、ロボットモード、ビークルモードどちらの再現度も非常に高く、また変形も劇中の変形シーンの特徴的な動きを取り入れた納得感のあるものになっているし、スムーズかつかっちりできるのがとても楽しいです。そしてスタジオシリーズで発売されてきた『ロストエイジ』のキャラクターたちと並べられるのもすごく嬉しい!これまでずっとかけていたパズルの超デカいピースが埋まったような感じがします!日本でも2025年7月に発売されますが、予約している方は是非楽しみにしてほしいです!オススメ!
この記事へのコメント
どの騎士オプもいい所があるけど、変形のステップ含めてスタジオ版が一番かっこいいと思う。
最初期のスティンガーのパーシャルで作れそうなビーを出してないってことは、完全進化期待してもいいのか?!
個人的にはドリフトが出て欲しいな
スタジオシリーズは2018年頃から展開されていたので、7〜8年目になるのではないでしょうか。
やっぱりスタジオシリーズはプライマルや今回のオプティマスのように十分な時間をかけてクオリティの高い物を作って欲しいですね
それでも塗装はかなり足りてませんがそれは致し方無し
持たせられるならyoloparkのでも持たせてみようかな?
BINGOオプと比べるとだいぶ違和感のないグレーが成型色に使われているのもいいですね
BINGOは元々塗装する予定であんなに白いグレーが使われていたんでしょうかね?
>>2さん
ご指摘ありがとうございます!
すみません、年号を思いっきり勘違いしていました…
修正させていただきました。
ロストエイジビーも決定版そろそろ…
ビー自体は出まくる割にこのバージョンはスルーされがち
自分も入手しましたが、管理人さんと同意見で
背中の背負い物は全く気になりません。カチッとまとまってる上に
ゴチャメカとしてかっこいい雰囲気でヒーローロボのバックパックとして全然ありでした
このオプに関しては特に写真の印象に騙されないで!って感じですね
決定版です本当に
かなりカスタムされてるからか特にトラックのライセンス取ってる訳ではないんですね
最近はライセンス取ると日本導入が遅くなる事案が多いから無いほうがありがたい…(同waveのキューやVWバンブルビーもまだ発表無いけどいつになるやら)
背中にボンネット部分を逆さに配置することで、ガワ変形ではありつつも正面からのシルエットを崩さないようにしているのがナイスアイデア
※6
>写真の印象に騙されないで!
というか最近は宣材写真が微妙で印象悪くしてるパターンが目に付く
前は蓮の特徴だったけど、最近はタカトミもそうなってる
ジンライがまさにそれだったし
予約してるけどめっちゃかっこいい!!!
スタジオシリーズ86のコンボイでキャッキャっしてたけど、これも超絶楽しみ!!
キャリバーが一番スタイリッシュで好きだなー
ビークルモードのライセンスですが、ドアにガッツリ5700(劇中車に近いウェスタンスターの車種)って刻印されてるようにみえます。なんならメーカーロゴも入ってません?
それともそれっぽい別の意匠?
最近ライセンス表記のアヤシイやつポツポツありますな
最後の騎士王版ボイジャー騎士オプ、トイザらス限定だったので買いに行って、ガシガシ遊んだの今となっては懐かしいな…。
当時も「大きさも再現度も決定版じゃん!」と思ったけど、ここからまた新しく進化するのスゴいなぁ…。
めーちゃカッコいいですね
半ば諦めかけた思いで決定版がいつかでないかなとずっと夢想してました…
長い月日が経ったぶん感動も大きそうです
一層楽しみになりました!!
前まで騎士オプは見た目好きじゃなかったけどこれ見て好きになったわ。手に取るのが楽しみ
マッシブなプロポーションがめっちゃかっこいいですね
武器取り付けパーツが両モードで使えて一応余剰にならないのも嬉しい
ほんとにSS第一弾のグリムロックは鮮烈でした。管理人さんの言うとおり、相棒(?)のオプにはかなり待たされましたが、その甲斐あって技術の積み重ねを感じる会心の出来ですね。国内版予約しました!早く欲しい!
あと「まさかこんなに早く〇〇なんて!」が管理人さん構文かと思ってましたが、逆バージョンもあるんですね(笑)
届くのが楽しみな出来ですね!
スタジオシリーズの初期メンバーそろそろリメイクが欲しいなあ…
同じくらいの密度感でロックダウン出してくれないかなぁ
変形トイ的な都合で肩がムッキムキになった事が逆に劇中以上にカッコよくなってる!
リデコ&リカラーでアーマーナイトやネメシスに期待しか無い
※6
>写真の印象に騙されないで!
そもそもパッケージや宣材画像の写真は実物と同等以上に『よく見える』ようにしないと意味がないと思う。
決してパッケージ詐欺をしろという意味ではなくね。
それなりの値段がするものをユーザーが取捨選択するのに、その判断材料になる写真がイマイチだったら売れないよね。
パッケージから実物をのぞけるパッケージ(今回のは結構下まで見えるし)ではあるけど それだって限界があるわけだし、もう少しメーカーが工夫しなければならない部分だと思う。
※20
宣材写真の出来がどうとか企業努力はどうでもいいので
とにかく物はいいという事です
宣材の改善で言うならTFみたいな小さな商品を目で見た印象に近付けるには
遠くからズームで撮るなど、サイズに応じて撮影ブースを組む必要がありますが
企業側としては玩具の宣材にそこまでコストと手間はかけられない、
別にそこに拘らなくても販売数に影響は出てないという事でしょうね
遂にスタジオシリーズで騎士オプが出ましたね!
実写組の商品化ペースが落ちてから暫く経ちますが、良いモノを作って頂けるのであれば、消費者としては幸せです。
宣材やパッケージでは背中のガワや足の色などで評価を落としがちでしたが、購入報告が出てから一転し、かなり良いぞと噂が広まった…と、よくあるパターンでしたね。
トランスフォーマーは触って良いモノだとわかる場合が多いですが、展示や宣材の時点でそれが伝わりにくいことも、たしかに少なくない印象です。
なので、その部分の改善は必要でしょうね。
(実際、数年前から写真ではなくCGデータをパッケージに使うなどの変化があったから、ある程度企業側も意識し始めてはいる…はず)
スタジオシリーズが闇鍋状態になってから久しいですが、実写組が無事全員商品化してもらえるよう、祈っております、、、86シリーズのジャンキオンやBBのシーカーズを作る時間があったら、まずは実写版ダイナボットをな…ッ(本音)
今回のもすごく良さそうで国内版買うの楽しみ
ただ並べた写真で感じるキャリバーオプの段階を経てマイナス面改善していった出来上がりと塗装のリッチさも改めて良いものだなと
あとサイズ合わせがあるから一概にコストの問題だけではないにしろリーダーサイズとして並べると大きさの差が凄い
最後の騎士王時のハウンドやバンブルビーとサイズ比較もして欲しかったです!
キャリバーも名作だったけれど、これもすごくいい
ところで、キャブ背面アップの画像で見ると左排気筒から伸びるグレーのパーツの軸部分が割れてるかもしれません…
>>25さん
見てみたら割れてました…(泣)
オプティマス5体勢揃いのキャプションで「右から」となってるの、
「左から」の間違いではありませんか?
騎士オプは実写の中でも1番好きなデザインなのでSSで出るのが本当に待ち遠しかったです!
ところで腰の可動はあるんでしょうか?
バトルコマンドの声は玄田さんでは無く野村健二さん(ファウラーや吹替のジェットファイヤーの方)だったかと思います^ ^
でも違和感そんなにないんですよね〜
結構いい玩具ですよね。