今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ」(国内版)から「SS-07 グリムロック」をご紹介!
商品名 | SS-07 グリムロック |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | リーダークラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2018年4月21日 |
価格 | ¥6,800(税抜) |
ということで、スタジオシリーズ版「グリムロック」です!この「グリムロック」は2014年に公開された「トランスフォーマー/ロストエイジ」で初めて登場した作品の顔とも言えるキャラクターで、その後の「最後の騎士王」にも登場したダイノボットのリーダーとなります。当時「ムービーアドバンスドシリーズ」としてリーダークラスとボイジャークラスで玩具が発売されましたが、それらの玩具は「ロストエイジ」公開前の少ない資料を元に作られたものとなり、大分劇中の見た目とは異なるものとなっていました。しかし今回は劇中デザインをしっかり再現し、さらにスタジオシリーズのコンセプトはロボットモードでのスケール統一ということでリーダークラスでの登場となります。今回のスタジオシリーズは世界同時展開ということで、海外でも全く同じ仕様で発売されています。それではいってみましょー!
パッケージ。パッケージは日本独自の日本語のものになっています。中のグリムロックはとても黒くて、なにか得体の知れないものが入ってるような感じに…
パッケージ内の台紙はディスプレイスタンドになります。香港でのバトルシーンをイメージした背景になっています。
ロボットモード。デカイ!黒い!かっこいい!!劇中のデザインを完璧に再現し、特に両肩のT-Rexの顔の迫力がものすごく、これまで発売されたトランスフォーマーの中でもかなり異質な雰囲気を漂わせています。さらに塗装もメタリックなウェザリングが施され、劇中さながらのリアルな質感になってります!うーん、すごい!
背面。背中もしっかりウェザリング処理が施されています。変形で余剰になるパーツが全く見当たらず、どこから変形するか分からない感じがすごい。
前面&背面。頭や膝の角、お尻のスカート部分は軟質パーツでできています。
側面。
バストアップ。G1グリムロックの影も形もない凶悪なガイバーチックな顔。グリムロックってこんな顔してたんだ…と思わせてくれます。肩や胸部もかなり細かく造形されており、いろんな発見があって面白い。
武器は右腕の鉄球。デザイン上右手が鉄球となっており、腕と一体になっているので取り外しなどはできません。劇中ではこの他に棍棒?ハンマー?みたいな武器を持っていましたが、残念ながらそれは付属せず。
恐竜モード。T-rexに変形。ロボットモードに負けず劣らずなかなかの再現度。大きさもありかなり迫力があります!足も接地がしっかりしているので、バランス良く立たせることができます。また、変形は意外と難しくはありません。ただ、店頭に展示されていたグリムロックはよく胴体部分が不完全なものが多かったのですが、確かにこの部分はちょっとコツ(思い切り)が必要。
背面。しっぽ部分は結構力技な感じでかっちりしないのですが、色が全体的に同じなのでまとまって見えるのでそれほど気にならず。
前面&背面。手のある胴体部分は薄く、他の部分よりもちょっと作りが甘い感じ。
側面。横から見たバランスはいい感じ。
恐竜モードの口は開閉可能。牙部分は軟質パーツでできています。
「トランスフォーマー/ロストエイジ」時に発売されたムービーアドバンスドシリーズ「AD20 ブラックナイトグリムロック」と比較。パッと見は全然別ものですが、意外と旧版とデザインが共通する部分があって面白い。きっと当時の開発者は映画見て「全然違うじゃん!」って思っただろうなあ…ちなみに旧版の武器は形状的にスタジオシリーズに持たせることができません…残念。
恐竜モードでも。旧版の裏返えって恐竜の皮で覆う変形は面白くて好き。しかし、今回のスタジオシリーズ版の進化っぷりは半端ないな…
恐竜ということで、「最後の騎士王」時に発売された「TLK-24 ダイノボットスコーン」と。このスコーンも「ロストエイジ」で登場し、いい感じでリメイクされた訳ですが、こんなグリムロックが出てしまうと、同じくらいの大きさのスコーンが欲しくなってしまう…
可動はそこそこ。腰も回るし、基本的な箇所は動くのですが、腰のアーマーが干渉したり、足首の可動範囲が狭いのでイマイチダイナミックなポーズは決まりにくい感じ。あとやっぱり手持ちの武器がないのが寂しいですね。ただ、前回のブラックアウト同様、圧倒的な劇中再現が魅力なので、素立ちでも十分カッコイイです。以下写真続きまーす。
そもそも劇中でロボットモードで活躍するシーンがなく、オプティマスにやられるところくらいでしか動かないからロボットモードでの印象は薄かったり…
なので恐竜モードで。恐竜モードでの可動も際立っていいとかは無く、頭周りもほとんど動きません。もうちょっと足首が動いてくれたらなあ…
「最後の騎士王」版リーダークラスの「メガトロン」の炎を借りて(正確にはムービー ザ ベスト版だったり…)。口の中になにか固定できる箇所はないので、写真では絶妙なバランスで引っかかっているだけですが、かなり愛称のいいエフェクトパーツ。
同じスタジオシリーズのボイジャークラス「オプティマスプライム」を乗せて。フィギュア王ではこのオプティマス乗せれる設計になったいるとあり、想定された遊び方の模様。けど、この姿ではグリムロックには乗らないからなあ…
なので、「最後の騎士王」版のボイジャークラス「オプティマスプライム」を乗せてみる。ちょっとオプティマスがオーバースケールな感じに…今後スタジオシリーズで騎士デザインの丁度いい大きさのオプティマスも出る可能性は十分ありそうなので期待。
以上、「トランスフォーマースタジオシリーズ」(国内版)から「SS-07 グリムロック」でしたー!劇中のイメージ再現を第一に考えられた作りとなっており、それはもう物凄いレベルで実現されています!造形、スタイルも素晴らしく、全身に施されたウェザリングも「最後の騎士王」シリーズでの適当な汚し塗装がウソのようなクオリティで、黒光りする感じがとてもカッコイイです。恐竜モードも商品写真や展示などで崩れていたものが多く心配していたのですが、実際はしっかり固定できるし、見た目的にもそれほど気にならず、両モード文句なしの見た目になっていて、こんなに見とれてしまうトランスフォーマーもなかなかありません!その分、「SS-07 ブラックアウト」同様可動やギミックに物足りなさを感じる部分もあるのも事実で、玩具的な楽しさはちょっと薄めです。しかし、他のトランスフォーマーと並べると浮いてしまうほどの圧倒的な存在感は間違いなく、この感じで他のダイノボットたちも出てくれたらいいなあ…!
恐竜モード時のヒザはもう一段深く押し込んでロックがかかりますよ