今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-76 スタースクリーム新破壊大帝」をご紹介!
商品名 | SS-76 スタースクリーム新破壊大帝 |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | リーダークラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2022年4月30日 |
価格 | 7,200円(税抜) |
ということで、スタジオシリーズ版リーダークラス「スタースクリーム新破壊大帝」です!この「スタースクリーム新破壊大帝」は1986年にアメリカで公開された『トランスフォーマー ザ・ムービー』の中で「メガトロン」に下剋上を果たした「スタースクリーム」がデストロンのニューリーダーとなるべく戴冠式に臨んだ際の姿を再現したもの。玩具としてはアースライズ版ボイジャークラス「スタースクリーム」の一部リデコされたものに、王冠、肩アーマー、マント、玉座が付属したもので、クラスアップしてリーダークラスとして発売されました。海外では「86-12 コロネーション スタースクリーム」として発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。2022年からはリーダークラスのパッケージは全面イラストになり中身が見えなくなりました。あとはここ最近キャラ説明がただの商品説明になってしまって、なんでスタースクリームがこの姿になったかとか全然触れられていません。こんなんだったら海外版に合わせて何も書かなくていいよ…
台紙兼ディスプレイスタンドは戴冠式が行われたセイバートロン星の会場。
【ロボットモード】
ロボットモード。ベースはアースライズ版「スタースクリーム」とほぼ同じで、手が開けるようになっていることと、あとは色味が若干異なっています。そこに王冠、ショルダーアーマー、マントを取り付けることで完成します。マントは「MP-11 スタースクリーム」のものとよく似ていて、プラスチックでマントが再現されています。こうなってくるといよいよいわゆるジェネレーションズ系とスタジオシリーズの垣根がなくなることになり、嬉しいような、スタジオシリーズとしてリメイクされたスタスクも見たかったようなちょっと複雑な気持ち…
※肩アーマーの前後が間違っていました…後日修正させていただきます。修正しました!
背面。 マントは背中に5mm穴で接続されていて、「MP-11 スタースクリーム」同様大きく広げられるようになっています(後述)。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部もアースライズ版と全く同じもの。王冠はスタスクの頭にかぶせるだけなので、そこまでカッチリ固定されるわけではありません。せっかくのスタジオシリーズなんだからせめてマスク部分だけでもアニメっぽくしてくれるとかだったら嬉しかったなあ。
手は開閉可能なものに変更されています。これは戴冠式で手を掲げるポーズを再現できるようにするためかと思われます。
武器は肩の「ナルビーム砲」。今回の肩アーマーに取り付けるため、専用の新規のナルビームが用意されています。
肩アーマーの接続部分は可動できるようになっているので、腕も広げることができます。
マントは広げて大きくすることが可能。中央から左右に広がるというよりは、右側だけに広がるようなイメージです。
王冠、肩アーマー、マントを外して。ナルビームはアースライズ版と同じものも付属しているので、それを取り付けます。
背面。
【ビークルモード】
ビークルモード。ジェット機に変形。アースライズ版との差は垂直尾翼のプリントがなくなっているのみで、成型色も似ているのでほぼ同じ見た目。
背面。今回「スタースクリーム新破壊大帝」では主翼がはずれやすかったのが改善されていて、変形してもはずれないようになっています。そもそも管理人のアースライズ版のものが外れやすかった個体だった、という可能性もありますが、なにげにこれがすごく嬉しかった…!
前面&背面。
側面。
股間パーツの裏に5mm穴があるので、ビークルモード時はそこにフィギュアスタンドを接続できます。
【玉座】
玉座。『ザ・ムービー』では確かに背後に玉座っぽいものはみえるカットもあるのですが、そこまで具体的には描かれていません。ではなんの椅子かというと、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の第1話に登場したデストロンの宇宙船でメガトロンが座っていたものの形状にそっくりで、それを再現したものだと思われます。
背面。
「スタースクリーム」を座らせるとこんな感じ。特に何か固定できる場所があるわけではなく、ただ足を椅子に座る形に曲げてぽんと椅子に置いてあるだけです。なので、ちょうどよい塩梅に座らせるのがちょっと難しく、スタスクのお尻のプレートで座るような感じになるので空気椅子みたいな座り方になってしまいます。あくまでもスタスクはこの座につけない、ということなのか…?
横から。翼や機首部分があってもゆったり座れる大きな座面になっています。
新破壊大帝のパーツを玉座の背面に取り付け可能。写真がちょっと見にくいですが、下部の奥には肩アーマーが収納されています。
もちろん他のキャラクターたちも座ることが可能。背負いものが結構大きいアースライズ版「メガトロン」も余裕で座れます。
キングダム版リーダークラス「ガルバトロン」でも。ガルバトロンが大きいので普通の椅子っぽい感じになっちゃいます。
いろいろ座らせてみて一番しっくりきたのがジェネレーションズセレクト版「シャッタードグラス オプティマスプライム」。色もピッタリで足も組めちゃう。
【比較】
アースライズ版ボイジャークラス「スタースクリーム」と。付属品がプラスされてクラスアップするのは最近では珍しいことではなくなってきました。シリーズの壁をぶち抜いて『ザ・ムービー』のスタスクにしちゃうのはちょっと強引な気もするけど、長いトランスフォーマーの歴史を見てみると意外とこういうことって多いことに気づく…!
いろいろ外して。微妙な色の差で、若干スタジオシリーズ版のほうがグレーが濃く、青の色味がちょっと明るめ。手の差がなかったらどっちがどっちか結構迷うと思います。
ビークルモードでも。ビークルモードでは垂直尾翼のプリントのありなしで見分けが付きやすいです。それと、スタジオシリーズ版のほうが主翼のデストロンマークが大きい。
R.E.D.版「コロネーション スタースクリーム」と。 結構な短期間に戴冠式スタスクが立て続けに出るという。R.E.D.はマントが布製で、サテン地っぽいさらさらした生地になっています。
戴冠式スタスクと言えば「MP-11 スタースクリーム」。マントもこの「MP-11」の構造が継承されています。「MP-52 スタースクリーム Ver.2.0」のマントももうすぐ届くと思うので楽しみ。
キングダム版リーダークラス「ガルバトロン」と。こうしてみるとクラスの違いもあってガルバトロンはでかくてマッチョ。
【可動・アクション】
可動は基本的にアースライズ版「スタースクリーム」と同じ。肩のアーマーがあっても特に制約なくよく動いてくれます。背中のマントがちょっと重いので後ろに傾きますが、地面にマントの一部が接地するようになっているおかげで倒れる事はありません。手の開閉もシーンを再現するには最適な形に作られているのでかっこよく決まります。以下、写真続きまーす!
『ザ・ムービー』ではオートボットは結構死者が多いけど、デストロン側で明らかに死ぬところが描かれるのはスタスクだけなんじゃないかな…?その後幽霊になって帰ってきたり、『ビーストウォーズ』にまで出てきたりと好き放題やっちゃうわけですが…クリアバージョン欲しくなってきたぞ!
お尻にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。すごいラスボス感!
台紙を使って。
以上、「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-76 スタースクリーム新破壊大帝」でしたー!『トランスフォーマー ザ・ムービー』の中でも印象的な戴冠式のシーンの「スタースクリーム」をジェネレーションズ系で実現してしまうというネタ的な面白さと、これまでにない「椅子」という付属品がとても魅力的で、トランスフォーマーの世界観がギュッと凝縮されたような素晴らしい商品だと思います!一方で「スタースクリーム」自体は手を開けるようになったのはとても良いですが、それ以外はアースライズ版から変わらずで、せっかくスタジオシリーズを名乗るのであればもうちょっと『ザ・ムービー』のケレン味のあるエッジの立ったスタスクも見てみたかったな〜とも思います。あとはいわゆるジェネレーションズ系とスタジオシリーズが完全にクロスオーバーしたわけですが、それは喜ばしくもあり、スタスクに限らず「86シリーズとしての別リメイク」という道が狭まってしまったのも少し残念かな(と思えば、「アーシー」はいろいろ変わったりしているので、一概には言えないですが)。ただ、玩具としてはとてもよいものだし、椅子やマントもいろいろ遊べて面白いので満足度はとても高いく、ジェネレーションズ系G1スタスク玩具の決定版と呼べるものになっていると思います!次はこの型でゴーストスタスクも欲しいなあ…!
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・トランスフォーマー SS-76 スタースクリーム新破壊大帝
レビューありがとうございます。
スタジオシリーズのキャラ説明がただの商品説明になってしまったのは何故でしょうね?ひょっとして「俺はまだ映画見てないんだネタバレ書くな」みたいなクレームが来た?とか邪推してみたり…