今日はマスターピースから「MP-50 タイガトロン (ビーストウォーズ)」をご紹介!でござる!
商品名 | MP-50 タイガトロン (ビーストウォーズ) |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2020年9月26日 |
価格 | ¥24,000(税抜) |
ということで、マスターピース版「タイガトロン」です!「タイガトロン」は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場したキャラクターで、ホワイトタイガーに変形する孤高のサイバトロンの極地偵察員です。日本国内ではアニメ放送当時に玩具が発売された後は、「テレもちゃ」でリカラー版が出た程度で、リメイクとしては今回のマスターピース版が初めてとなります。当時の玩具は「チータス」のリカラーで再現されていましたが、今回は大きさから全く異なった完全新規造形になっています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさは「MP-48 ライオコンボイ(ビーストウォーズ)」と同じ。
パッケージの中身はこんな感じ。メガトロンの頭が際立ちます。
キャラクターカード。
【ロボットモード】
ロボットモード。文句なしに劇中の姿を再現していて、画面越しにみるとCGと錯覚してしまいそうなほど。塗装も全面に施されており、色はもちろんのこと質感もビースト部分とロボット部分で違った表現になっていて、すごくリッチ感のある見た目になっています。また、大きさも「MP-34 チータス (ビーストウォーズ)」よりかなり大きい!そして、その大きさもさることながら変形も全然違うので、触り心地が全く違ったものになっていることに驚きます。
背面。背中も劇中通りのパーツ配置が再現されています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部の再現度も流石に一言。鼻の下の髭もしっかり描かれています。目の部分はクリアパーツになっていて、集光で目が光るようになっています。
交換用フェイスも通常フェイスの他に4種類付属します。まずは左が「怒り」、右が「悲しみ」。
左が「驚き」、右が「ハッキング」。「ハッキング」は通常顔の目が青くなったもの。ちなみにどのフェイスパーツも口の開閉はしません。
集光ギミックは結構しっかり光ってくれます。右はフェイスパーツを取った状態。中に後頭部につながるクリアパーツが埋め込まれています。
上半身。チータスでは胸のビーストの顔はあえてダミーで再現されていましたが、タイガトロンはビーストモードのトラの顔がそのまま使われています。また、トラの目の色も劇中同様にロボットモードとビーストモードで色が変わるようになっています。
腰部分から上半身を少し引き出すことができ、若干ですが前屈できるようになります。
手は人差し指とその他の指で分割されて可動します。親指は動きません。
背中。ビーストモードの前足部分が配置されています。
下半身。メタリックブルーがキレイ。
下半身背面。お尻部分にはフィギュアスタンド用の穴が空いています。
【武器・付属品】
まずは武器「タイガー・ショット」。旧玩具同様腹部が変形したもので、内臓が造形されています。ちなみに、手に持っていないときの取り付ける場所などは特に用意されていません。
「タイガー・キャノン」。腕のプレートのジョイント部分に取り付けます。初登場した第7話でメガトロンに向けて撃っていたもの。こちらも外した際は余剰になります。
「ハッキングデバイス」。第24話「やつらが来る!」でデストロン基地に潜入した際に使用していたもの。ケーブル部分は軟質パーツでできています。
ハッキングデバイスの先を頭部の右側に取り付けることができます。
「メガトロン型キューブパズル」。こちらも第24話に登場したもの。タイガトロンがハッキングデバイスを使用して潜入したバーチャル空間でこのキューブパズルを解くことでプロテクトが解除されていました。左右が分割されていてルービックキューブのように回転しますが、残念ながら劇中のように横の回転はしません。正直なくても全然いいけど、アイテムとしては面白い。
【ビーストモード】
ビーストモード。ホワイトタイガーに変形。旧玩具はチータスのリカラーで、決してトラとは言えない見た目でしたが、今回は劇中で描かれていたホワイトタイガーの肉感のあるたくましい姿を再現しています。全面塗装でつや消しのサラサラした質感になっていて、トラの模様はプリントで丁寧に再現されています。また、ヒゲ部分は「MP-34 チータス (ビーストウォーズ)」同様テグスのような素材でできています。
背面。後ろ側は若干しわ寄せが来ている感じもありますが、できるだけロボットモードのパーツを目立たなくする努力が伺えます。しっぽもロボットモードで折りたたまれる関係で細かく可動できます。
変形は「MP-34 チータス (ビーストウォーズ)」とは全く違ったものになっていて、チータスを思い浮かべて変形させようとすると頭が混乱するくらい別物になっています。また、大きくなった分分割も増えて変形難易度もぐんと上がりました。繊細な部分が多かったり、ビーストも度での仕上げのパーツの合わせもちょっと大変。ただ、ビーストモードの意匠はロボットモードでそのまま使用する部分が多いので納得感のある変形になっていると思います。
全面&背面。
側面。
頭部は目線を変えるギミック付き、
目線を変える仕組みはこんな感じ。額部分を開けて目玉を回転させます。裏側はオレンジの目になってるので、ロボットモード時は180度回転させます。
首は引き出すことで上下左右に可動することができます。また、口も開閉可能で、中もしっかり造形と塗装で再現されています。
銃「タイガー・ショット」は折りたたんで腹部の中に収納します。タイガーショットをいれてガワを合わせるのがちょっと大変。
「TFパワーベース」用のアダプターが付属。ビーストモードの腹部に取り付けて使用します。ちなみに、現時点では「MP-46 ブラックウィドー (ビーストウォーズ)」にしか、アダプターに合うスタンドは付属していません(あとはINFOBARオプティマスとか…)。
【比較】
『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』放送時に発売されていた「C-8 タイガトロン」と。管理人の「C-8 タイガトロン」は中古で入手したものなのですが、一部が黄ばんじゃっています…
ビーストモードでも。当時のものは造形が結構大雑把なので、色と塗装でチーターとトラとの差は結構再現できていたような…?
「MP-34 チータス (ビーストウォーズ)」と。パッと見は拡大版か…?とも思うけど全くの別物。発売される前は『ロストエイジ』版「クラシックオプティマスプライム」から「レジェンダリーオプティマスプライム」への進化程度を想像していたので、結構大味になるんじゃないかな?と思っていたのですが、完全に杞憂でした。
ビーストモードでも。チータスは、旧玩具オマージュで腰〜しっぽ周りは分離して武器になりますが、今回のタイガトロンは映像準拠で分離はせずそのまま変形します。
発売済みの『ビーストウォーズ』のサイバトロン戦士たちと。左から「MP-41 ダイノボット (ビーストウォーズ)」、「MP-34 チータス (ビーストウォーズ)」、「タイガトロン」、「MP-32 コンボイ (ビーストウォーズ)」。この後のメンバーは色んな意味で商品化が難しそうなキャラが揃っているけど、タイガトロンをこの仕様で出してくれたことを考えると、期待してもいいような気もする…!
ビーストモードでも。ビーストウォーズは「キングダム」でもスポットがあたっていたり、実写映画の噂もあるので、今後ますますスポットがあたっていく予感。
【可動・アクション】
可動はさすがマスターピースだけあって、文句なしの可動箇所、可動範囲になっていて、ほぼ劇中ままのポーズを再現することができます。以下、写真続きまーす。
劇中では単独行動なこともあり、一人で大活躍する場面も数多く存在し、孤高の侍と言いながら、美味しいところはしっかり持っていくタイプでした。
膝の可動だけ変形の関係で独特な作りになっていて、想像とちょっと違う動きをします。
リクエストをいただいていた第15話「メーク・ドラマだ デストロン」のワンシーン。再現して驚いたのは3人とも映像の身長差そのままなこと。すごくしっかり劇中の大きさを参考に作られていることがわかります。
第19話「よみがえれビーストパワー!」より。「さあ、反撃開始だ!」
第24話「やつらが来る!」より。ちなみに劇中ではハッキングデバイスはパンツ横の六角形の部分から取り出していました。
「ご〜ご〜ござござござる♪」
お尻のフィギュアスタンドを使って。
ビーストモードでも。ビーストモードでも迫力のある大きさでかっこいいです。
胴体は全く動きませんが、首や足回りは可動箇所が多く、意外とポーズが決まります。
スタンド用のアダプターを使って。TFパワーベース、早く単独で売って欲しい…
以上、マスターピースから「MP-50 タイガトロン (ビーストウォーズ)」でしたー!「MP-34 チータス (ビーストウォーズ)」からのアップグレード版と思っていたこともあり、実はあまり期待していなかったのですが、いざ実物を触ってみると、チータスとはまったくの別物になっていてとても驚きました。触り心地はというと、最近のマスターピースの複雑で繊細な変形の流れは汲みつつも、ビーストモードの意匠を最大限活かした変形はとても好感が持てるし、またしっかり変形自体も楽しませてくれるたもがとても良かったです(これは、前に出た「チータス」との差を楽しめた、というのも大きいと思います)。ビーストモードとロボットモードの塗装の質感の違いなども面白く、劇中のCGを見ているような見た目は圧巻で、総合して完成度の高いハイエイジ向け玩具になっていると思います。劇中の活躍は多いものの、サイバトロンのメンバーと比べるとどうしてもサブキャラ感が強くなってしまいますが、『ビーストウォーズ』の世界を再現するためには必要不可欠なキャラだと思うので、気になる方は是非手にとってほしいと思います!
KINGDOM版のタイガトロンがどこまで再現されているか期待大です。あと内臓銃付くかも気になります。