今日はマスターピースから「MP-48 ライオコンボイ (ビーストウォーズ)」をご紹介!
商品名 | MP-48 ライオコンボイ (ビーストウォーズ) |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2020年2月29日 |
価格 | ¥20,000(税抜) |
ということで、マスターピース版「ライオコンボイ」です!「ライオコンボイ」は『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』に登場したサイバトロンの総司令官です。『ビーストウォーズII』は日本オリジナルのアニメとなりますが、玩具はアメリカで初代『ビーストウォーズ』時に発売されていたアニメ未登場のキャラクターや、G2玩具をラインナップしたものでしたが、その中で「ライオコンボイ」と新破壊大帝「ガルバトロン」だけは日本オリジナルで作られたキャラクターでした。そんな日本のビーストウォーズファンには特に思い入れの深いであろう「ライオコンボイ」がいよいよマスターピース化となります。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさは「MP-32 コンボイ(ビーストウォーズ)」などよりも一回り大きい感じ。いつになく背面の情報量が多く、アニメの場面写真なども使われています。ちなみに当初の予定では可動する「アルテミス」が付属する予定でしたが、残念ながら付かないことになってしまいました。今後なにかで復活するのかな?
中はこんな感じ。ミサイル系も塗装されているからか、大きくスペースが取られています。
キャラクタカード。
【ロボットモード】
ロボットモード。日本で一からデザインされたキャラクターだけあってこれまでのマスターピース化されたビーストウォーズのキャラクターたちとは一線を画するスタイリッシュさ…!アニメに登場するスタイルからより洗練され、アシンメトリーな肩もボリュームアップし、ケレン味さえ感じるようなかっこよさになっています。各部はほぼ塗装が施されていて、白い部分はつや消し、赤い部分は光沢、金色の部分は半光沢と質感も分けられています。うーん、カッコイイ!!
背面。背中も劇中のデザインが再現されていて、見た目もスッキリ。丸いお尻もキュート。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔もめちゃくちゃかっこよく作られています。日本のロボットアニメらしいヒロイックなマスク顔で、この辺りは日本オリジナルキャラだからこそ振り切った造形にできたのかも。
上半身。逆三角形のくびれのあるボディで、より人間に近いフォルムになっています。左右異なる造形の胸部もしっかり再現。
左胸は開くことができ、中にはエネルゴンマトリクスが。開いたパネル側にはサイバトロン(マクシマル)マークが造形されています。旧玩具でこの場所にシークレットエンブレムがあったことのオマージュかな?
左右の肩もボリューム感たっぷりに再現されています。特に右肩のライオンの顔はアニメ同様ビーストモードとは異なるロボットチックな形状が再現されるこだわりよう。
ライオンの口は開閉可能。これは「レーザー撹乱弾」を散布したシーンを再現したもの。劇中では意味もなく半開きなことも多いのですが、それも再現できます。
指の可動は「MP-47 ハウンド」と同じ方式が採られています。
背中。背中にはフィギュアスタンド用の穴が。この他にもお尻の下にもフィギュアスタンド用の穴があります(この写真のお尻の下に見えている穴もそれっぽく見えますがただの穴です)。
腰はこのくらい前傾させることができます。
下半身。ふくらはぎがたくましくてカッコイイ。膝の赤いパーツは周りの白い部分に色移りさせやすいので注意。
下半身背面。
ふくらはぎサイドのパネルを開くと中には脚部ノズルを展開できます。
【武器・武装ギミック】
手持ちの武器として「サイバトロンバスター」が付属。ライオコンボイ専用の武器というわけではなく、サイバトロンの共通武器として他のキャラクターもよく使っていました。
右肩のライオンのたてがみを展開し、そこに付属の「ライオビーム」パーツを差し込んで「ライオビーム」状態を再現。
ミサイルパーツを差し込めば「ライオミサイル」状態になります。
両腕のたてがみパーツを展開し、そこにも「ライオミサイル」を取付可能。スプリングギミックのスイッチの造形が再現されていますが発射ギミックはありません。
また、ライオビームとライオミサイルを手持ちの武器にできる「ホルダーパーツ」も付属。これはマスターピース初のオリジナルのギミック。ライオビームが2つ、ライオミサイルが4つの合計6つのミサイル系のパーツが今回あるのですが、そのうち4つをこれにまとめて、残り2つは腕のたてがみに装着すればなくならないよってことなのかも。
携行グリップをもたせることで「携行モード」に。
「ライオンクロー」。前腕の前足から爪を展開します。ライオンクローはかなり薄く尖っているので破損には要注意。
ライオンクローの向きを変えることができ、最終回でガルバトロンにとどめを刺したシーンの状態を再現することができます。
たてがみを開き回転することで「ライオンタイフーン」を繰り出している状態を再現できます。手動で回転させることができるだけで、旧玩具にあったようなスプリングを使った回転ギミックのようなものではありません。しかも結構硬いのでくるくる回転するような感じにはなりません。
左肩のアーマーからしっぽを伸ばすと「ライオビュート」になります。
【ビーストモード】
ビーストモード。ホワイトライオンに変身。さすがに全身白というわけにはいかず、いろいろ見えている部分がありますが、シルエットはよりアニメ劇中に近い見た目になっています。顔もリアルなライオンの再現ではなくアニメのデザインがより反映されたものになっています。ただ、たてがみはアニメではだいぶ簡略して描かれることが多かったのでその辺りは人によってイメージが違うかも知れませんね。
背面。後ろ足の赤いアーマーはアニメ通り。そう考えるとアニメではかなりデフォルメされているけど実際はこんな感じなのかも?後ろ足はより動物っぽい骨格が再現されているのも進化を感じます。
変形は難易度高めではありますが、旧玩具のパーツ配置をベースとしたものになっていて、そのおかげもあってかここ最近のマスターピースの中では結構やりやすい変形になっていると感じました。「MP-47 ハウンド」を彷彿とさせるヒンジや回転を多用した変形は説明書では非常に分かりにくく(すごく小さくて見にくいし)、タカラトミーもそれを分かってか公式ですごく丁寧な変形動画をアップするほどなのですが、理解をしてしまえばそこまでストレスが溜まるような変形ではないと思います。ただ、タイトな部分があったり、管理人のものは腹部の赤いパーツの接続部分が折れてしまいました…Amazonでも同様の破損のレビューがあるので、これから変形させる方は気をつけて下さい…!
前面&背面。
側面。
口は開閉可能。ただ、アゴ側ではなく、顔側全体を動かす形なので開きすぎると不格好になってしまい、あまり大きく開けられないのは残念。
首は若干ではありますが左右に振ることができます(写真ではほどんど分かりませんが…)。
ビーストモードでも「ライオビーム」と「ライオミサイル」を展開することができます。
ライオビームとライオミサイルを取り付けたまま元に戻すことも可能。
「ライオンクロー」も展開できます。
【比較】
1998年のアニメ放送時に発売された「ライオコンボイ」と。今回のマスターピースは変形パターンやパーツ配置はだいぶ旧玩具版を踏襲していて、変に凝った超絶変形しない分、進化をより感じることができます。そこが最近のマスターピースとは違うところかな。
ビーストモードでも。ビーストモードではよりパーツ配置が同じなのを実感できると思います。ライオンの顔は旧版もかっこよくて好き。
マスターピース「MP-38 コンボイ (ビーストウォーズ) 伝説の総司令官Ver.」と(リカラー元の「MP-32 コンボイ (ビーストウォーズ)」のレビューはコチラ)。この「伝説の総司令官Ver.」が出た時点でライオコンボイが出るのは約束されていたようなものですが、意外と時間がかかりました。ゴリラコンボイは初代BWアニメベースなので等身がだいぶ違っています。
ビーストモードでも。
更に『ビーストウォーズネオ』の「ビッグコンボイ(アンコール版)』も合流して。アンコール版「ビッグコンボイ」はアニメカラー準拠なので結構統一感ありますね。ビッグコンボイの完成度を見るとMP化はまだまだ大丈夫かなあ。
ビーストモードでも。
【可動・アクション】
可動もマスターピースなのでまったく問題なし。グリグリ動いてくれます。また、手足の多くの関節にクリック関節が仕込まれていて、かつクリックの刻みも小さいのでカチカチ気持ちよく動いてくれます。欠点は塗装が剥げやすいこと。特に白い部分がつや消しの白なので傷が付きやすかったり、赤い塗装が写ったりしてしまいます。まあ、この辺は仕方ない部分なので気にせずガシガシ遊んだほうがいいかも。以下、写真続きまーす。
立ち膝も余裕。
足回りは関節が多く、正座もできちゃいます。
肩のライオンの顔も旧玩具とは違って自由に角度をつけることができます。
ライオンクローは折らないようにホントに気をつけないと…
フィギュアスタンド用の穴を使って。TFパワーベースを早く単品売りして欲しい!!(何回も言っちゃうけど…)
ビーストモードでも手足の関節が多いので結構動いてくれます。流石に他の『ビーストウォーズII』のキャラのマスターピース化は難しそう…ガルバトロンも大きいしなあ…キャラ的にはあとはマグナボスくらいかな…?
以上、マスターピースから「MP-48 ライオコンボイ (ビーストウォーズ)」でしたー!とにかくロボットモードがカッコイイ!日本発だからできた日本人好みのヒロイックなデザイン、かっこいいマスク顔、ホワイトライオンというモチーフと、男の子がたまらない要素が詰め込まれたキャラクターが最新のプロポーションで立体化されたらかっこ悪い訳がない!逆にトランスフォーマーらしくないと感じるほどで、色んな意味で日本っぽさ全開のライオコンボイになっています。ビーストモードは色々見えちゃっていてロボットモードほどの再現度の高さはないのですが、オリジナルのライオコンボイの玩具を最大限オマージュした変形ということもあってか正当な進化を感じることができるので、これはこれで全然アリ。その変形も難易度が結構高く、また塗装のハゲや色移りなんかも起こりやすいのですが、各部の接続がしっかりしていてここ最近のマスターピースで感じていたストレスのようなものは比較的少ないように思います。久々に人に勧めたくなるようなマスターピースになっているので、このかっこよさにグッと来る人は是非手にとって欲しいです!!