今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-32 ディセプティコンスクラップメタル」をご紹介!
商品名 | SS-32 ディセプティコンスクラップメタル |
---|---|
シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2019年4月27日 |
価格 | ¥2,800(税抜) |
ということで、スタジオシリーズ版デラックスクラス「スクラップメタル」です!「スクラップメタル」は実写映画第2作目『トランスフォーマー/リベンジ』に登場したキャラクターです。映画の中では第1作で海に沈められた「メガトロン」を復活させるための部品取りにバラバラにされるという悲しい処遇が有名(?)で、玩具としては今回のスタジオシリーズで初登場となります。また、コンストラクティコンのメンバーの一人となり、他のメンバーと合体し「デバステーター」になるギミック付き。海外では「41 Constructicon Scrapmetal 」として同じ仕様で発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。遠近感の効いたイラストがカッコイイ。説明文の「小型のスクラップメタルはその存在を軽んじられる事が多いようだ」の表記に哀愁を感じます…
台紙兼ディスプレイスタンドは「ランページ」同様エジプトの砂漠。
【ロボットモード】
ロボットモード。スタジオシリーズのデラックスクラスの中ではかなりボリュームがある印象。また各部の箱っぽさも強く、一見ムービーキャラっぽくない感じもあって面白いです。今回のスクラップメタルはコンセプトアートがベースとなっているようで、『リベンジ』の海底でバラされたシーンの「スクラップメタル」の見た目は「スクラッパー」がベースになっているので、実はこの玩具の姿を映画内で見ることはできません。
背面。背中にはショベルカーのアームを背負っていますが、かかとがしっかりしているので後ろに倒れるようなことはありません。あと、膝の関節が鳥足っぽい感じで面白い。
前面&背面。前腕は手のひらを上にするのがデフォルトですが、肘がボールジョイントなので、90°回転すれば普通の手のように見せることもできます。
側面。
バストアップ。顔は実写版ディセプティコンらしいデザインですが、よくみるとなかなかカッコイイ。ボディも変形の関係でパーツ分けされているので、密度があっていい感じです。
武器がない代わりに、左腕にシールドを取り付けられます。また、手のは両手とも爪を開閉できます。
個人的に今回グッときたのは背中の造形。ショベルカーのアームに隠れて見えにくい部分ですが、別パーツで背骨部分が再現されています。その他の部分もしっかりディテールが作られていて、こう見えて何気に見所が多い。
【ビークルモード】
ビークルモード。「パワーショベル」に変形。『リベンジ』の中ではVOLVOのパワーショベルに変形し、またアームの部分はショベルではなく、油圧クラッシャーが装備されていたのですが(おそらく今回のロボットモードの手は油圧クラッシャーが変形したものだと思います)、今回のスタジオシリーズ版はより一般的な見た目のパワーショベルの姿になっています。コンパクトにまとまって可愛らしく、底面には車輪が取り付けられていて、転がし走行をすることができます。
背面。後部の上部にシールドをとりつけます。アーム部分のケーブルの塗装がいい感じ。変形は適度な難易度でカッチリまとまってくれます。ただ1点注意したいのが、肘の変形がボールジョイントを回転させる必要があるのですが、ボールジョイントが固めなことと、関節パーツが軟質パーツなので、無理に回転をさせようとすると千切れそうになります。個体差もあると思いますが、キツイと感じた場合は無理に動かさず、ちょっとずつ動かして慣らして調節していくのが良いと思います。
前面&背面。
側面。
底面。車輪は左右のキャタピラ部分にそれぞれと、前部に幅広いものの3つ。
アーム部分は可動します。残念ながら操縦席側とキャタピラ部分の旋回はできません。
【デバステーター合体モード】
「デバステーター」になるためのモード。スクラップメタルは左腕の前腕部分に変形します。劇中ではショベルカーが合体してるような描写はなく、実際はホイルローダーが変形しているようですが、今回はショベルと腕でホイルローダーのショベルが変形したのを再現しています。合体モードでは別ビークルに見えるようになるのは面白いですね。
背面。アームの根元にあるジョイントで、おそらく「ハイタワー」と接続することになりそう。
【比較】
同時に発売されたスタジオシリーズ版「SS-33 ディセプティコンランページ」と。こうして比べてみると、やっぱりスクラップメタルは実写キャラっぽくない感じが強いですね。コンストラクティコンたちはどれも大きく作られているのが特徴で、デバステーターが一体どんなサイズになるのか本当に楽しみ…!
ビークルモードでも。こうやって建機たちが揃ってくのも楽しいですね。
スタジオシリーズのデラックスクラスでの比較ということで「SS-01 バンブルビー」と。バンブルビーは小さめということもありますが、同じデラックスクラスでもスクラップメタルがかなり大きいことがわかると思います。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動は腰が回らないくらいで意外と良好。腕周りにボールジョイントが使われているので、フレキシブルに動いてくれるのがいいですね。手が開閉するのも表情がつけられて楽しいです。以下、写真続きまーす。
決して強くはなさそうだけど、なんとも言えない愛嬌を感じるのは彼の映画での処遇のせいなのか…
背中のアームの根元部分にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。ちなみにスカルペルと並べて写真撮ろうと思ってたんですが、久しぶりに出したら、足のボールジョイント受けが全滅していました…
以上、「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-32 ディセプティコンスクラップメタル」でしたー!劇中のデザインとも違うし、デバステーターになるときも別にショベルカーはいなかったような気がしていたせいもあって、触るまでは「デバステーターのボリュームを出すための合体要員」くらいにしか思っていなかったのですが、実物を触ってみると逆にムービートイらしくない作りが面白く、単体でしっかり遊べるので一気に好きになってしまいました。「スクラップメタル」と前回紹介した「ランページ」を触ってみると、今回のコンストラクティコンたちは「デバステーター」になることと、単体でも独立して魅力あることが命題としてあるように感じ、これ以降のメンバーにも期待が高まります!「ランページ」のときも言いましたが、メンバーが揃ってからいざ揃えようとなると入手困難なんてこともありえるので、「デバステーター」にしたい人は今のうちに確保しておくことをおすすめします!