今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-21 ディセプティコンバリケード」をご紹介!
商品名 | SS-21 ディセプティコンバリケード |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2019年1月26日 |
価格 | ¥2,800(税抜) |
ということで、スタジオシリーズ版「バリケード」です!バリケードは実写映画第1弾『トランスフォーマー』に登場したディセプティコンで、劇中では「バンブルビー」のライバルのように描かれたこともあり、今なお人気の高いキャラクターです。そんなバリケードがついにスタジオシリーズ化!紹介文によれば「MPMシリーズからの技術フィードバックにより、より再現度を増した一品に仕上がっています。」ということで、2018年に発売された「MPM-5 ディセプティコンバリケード」の変形パターンやスタイルを彷彿とさせる作りになっています。海外ではデラックスクラスWave5として同じ仕様で発売されています。それではいってみましょー。
【パッケージ】
パッケージ。イラストは既存のものが使用されています。背面にはフォードのライセンス商品であることを示すシールが貼られています。このライセンス表記も自動車メーカーによっていろいろ差があるのも面白いですね。
台紙兼ディスプレイスタンドは「SS-01 バンブルビー」と同じ夜の工場(発電所?)。
【ロボットモード】
ロボットモード。若干細身で、顔が大きいかな?という印象はあるものの、これまで出た第1作目バリケードとしてはかなりの再現度。マスターピース版と似ている箇所も多く、確かにフィードバックは感じる作りになっています。
背面。背中は薄いプレートが重なるような感じで配置されています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔の再現は本物の3Dモデルを参考に作られているスタジオシリーズだけあって忠実に作られています。塗装も細かく塗り分けされてるのもいいですね。胸部もこれまでのデラックスクラスはボンネット部分をそのまま配置することが多かったのですが、今回はちゃんとデザインが再現されています。肩から伸びるとんがった羽部分は軟質パーツでできています。
新製品プレビューでも書きましたが、背中にあるフロントガラスのクリアパーツにあるボールジョイントの受けが割れやすいです。管理人のものはそもそもギチギチにきつく、それもあって即パキッといきました…写真では分からないのですが、もう一箇所下の方も割れています。冬の寒い時期だったというのもあるかと思いますが、初めて触るときは注意して変形をさせてあげたほうがよいです。ちなみに管理人はこのああとABS用の接着剤を使って修復していまのところ生きながらえています。
武器は劇中でも使用した「殺人ディスク(ヴィレッジブックス刊「トランスフォーマームービーガイド」より)」。ディスク部分は軟質パーツでできていて手で回転させられます。武器は左手にのみ持たせることが可能。手は親指部分が可動するので、武器をさすというよりは、挟むような感じ。手に持たせないときに他の部分に取り付ける場所などはなく余剰になります(たぶん…)。
【ビークルモード】
ビークルモード。「サリーン・S281」をベースとしたパトカーに変形。細かいプリントなどもしっかり再現され、再現度という点で言えばこれまでのバリケード同様高いのですが、大きさは小さく、その影響もあってかきっちり変形が難しくちょっとパーツが浮いた感じになる部分があります。先端のガード?部分は軟質パーツでできています。
背面。お決まりの「To punish and enslave(罪人を罰し服従させよ)」もしっかり再現。変形はマスターピース版を簡略化したような感じですが、最終的なガワの合わせが難しい…各部ちゃんとジョイントはあるのですが、広がってきてしまうような感じ。これまでのバリケードトイのビークルモードはこれでもかと言うほどかっちり変形が多かったので、ちょっとここは残念な部分。
前面&背面。
側面。
武器はフロントの底面に穴があるので、そのに取り付けることができます。ここ以外には取り付ける場所はありません。
【比較】
2007年の『トランスフォーマー』公開時に発売された「MD-02 バリケード」と。当時のバリケードはすごくがっちりした作りで好きな玩具ですが、スタジオシリーズ版と並べると解釈の進歩や、トランスフォーマーそのものの設計思想の差みたいなものを感じます。
ビークルモード。当時からバリケードのビークルモードの再現度はかなり高め。あと、バリケードのウインドウはだいたい無色透明なクリアパーツが使われてきているのですが、フォード側のこだわりだったりするのかな…?
『ダークサイド・ムーン』時に発売された「DD03 ディセプティコンバリケード」と。『ダークサイド・ムーン』版も小さくなったなあ…と思ってだけど、スタジオシリーズ版はそれよりもひと回り小さくなってます。
ビークルモードでも。「DD03」のフロント部分の変形し忘れてます…
マスターピースムービーシリーズ版「MPM-5 ディセプティコンバリケード」と。ボリュームこそ違いますが、スタイルなんかはだいぶ似ているのが分かると思います。特に手の変形はかなりMPM版を踏襲している印象。
ビークルモードでも。
スタジオシリーズ版「SS-01 バンブルビー」と。ようやくこの2体が揃うことに。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動は腰が回らないくらいで動いて欲しいところはだいたい動いてくれます。手が大きいのでポーズが大きく決まりやすい。贅沢を言えばマスターピース版であったように足首の横ロールがほしかったかな。以下写真続きまーす。
手のひらはこんな感じで開くことができます。
写真にはありませんが、おしりにフィギュアスタンド用の穴が用意されています。
以上、トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-21 ディセプティコンバリケード」でしたー!再現度という意味ではこれまでのデラックスクラスと比べると格段にアップしていて、両モードともとてもカッコイイ。ただ、小さいからか、遊んでいていじりにくいと感じる部分も。ロボットモードで背中に配置されるフロントガラスがクリアパーツなのにストレスの掛かるボールジョイントの受けになっていたり、ビークルモードがきっちり変形させにくいのも残念。確かに「MPMシリーズからの技術フィードバック」は感じはするものの、この大きさでやるには少し無理があったのかも…?スケール感の統一が仇となり、本来やりたかったことと、実際出来上がったものにギャップが生まれてしまってるように感じます。実写映画はキャラの大きさも様々だから難しい部分も多いと思いますが、スケールもさることながら、触り心地の部分も他のクラスと統一されてくれると嬉しいなあ…