今日は「トランスフォーマースポーツレーベル」から「コンボイ feat. NIKE FREE 7.0」と「メガトロン feat. NIKE FREE 7.0」をご紹介!
商品名 | コンボイ feat. NIKE FREE 7.0 メガトロン feat. NIKE FREE 7.0 |
---|---|
シリーズ名 | トランスフォーマースポーツレーベル |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2007年4月 |
価格 | 各¥2,625(税込) |
ということで、2007年に発売された「スポーツレーベル」の「コンボイ feat. NIKE FREE 7.0」と「メガトロン feat. NIKE FREE 7.0」です!ナイキのスニーカー「NIKE FREE 7.0」からロボットに変形という、トンデモコラボ系のはしりと言っても過言ではなく、当時その企画の奇抜さからか売り切れが続出し、本物のスニーカーさながら偽物が出回るという現象も起き話題となりました。当時のインタビューを読むと、2007年夏に公開となる実写映画第1弾へ向けた話題作りも兼ねた企画だったようで、ターゲットは大人になってトランスフォーマーから離れたかつてのG1世代へ向けた商品とのことでした。同時期にはこのスポーツレーベルの他にも「ミュージックレベール」なども展開されており、この頃は一般層へ向けたアピールも積極的に行われていたように思います。ラインナップは「コンボイ」と「メガトロン」(後にコンボイのリカラーでマグナスカラーっぽい「マリンカラー」も発売)となり、今回は一気にその2体を紹介したいと思います。それではいってみましょー!
【コンボイ feat. NIKE FREE 7.0】
パッケージはスニーカーの箱を模したものになっており、素材や作りもまさにそれっぽい感じになっています。とてもオシャレな作りで、一見玩具の箱には見えません。
フタを開けるとこんな感じ。裏側にはシールが貼られ商品説明が書かれています。
キャラクターカード。役職は「サイバトロン総司令官」そして「ランナー」。設定的には地球のスポーツの素晴らしさを知り、スポーツでデストロンとの戦いを平和的決着を付けることにしたという…そして、スニーカーに変形しアスリートに使ってもらって、その情報で自分たちも強くなっていく、みたいな感じのようです。
まずは「フットウェアモード」から。「NIKE FREE 7.0」に変形。2007年当時最新だったスポーツ系のスニーカーで、カラーリングも実際に存在するものがチョイスされています。何より目を引くのが靴紐で、ちゃんと本物の靴紐っぽいものが使われていて、スニーカーからロボットに変形するときには最初に紐を解く、ロボットからスニーカーに変形するときは最後に紐を結ぶ、という「スニーカーを履く」という行為とリンクさせたものになっています。全体の質感もちゃんとスニーカの素材感が再現されています。ちなみに、このスポーツレーベルはスケールが1/2と定まっています。
前面&背面。
側面。
ソール部分も作り込まれており、塗り分けもしっかりしています。
スニーカーから変形してロボットモード!とにかく肩から伸びるガワがすごいボリューム…!そこから靴紐が伸びて、他にはないフォルムになっています。見た目のインパクトはすごいしデザインもかっこいいのですが、その分可動は全体的にかなり厳しい…特に肩のガワは左右で干渉しまくります。ロボットモードでもスニーカー感を強調するためにわざとスニーカー面が広く見えるようにしたとかなのかな…?
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部のデザインはかっこいいけど、造形がなんかたるたるな感じなのが残念…胸のナイキのマークはスニーカー時にベロ部分にあったもの。
足にはフットウェアモードと同じ「NIKE FREE 7.0」を履いています。
武器は銃タイプのもの。2つのパーツを繋げています。スポーツで決着をつけるのであれば、武器は別にいらなかったんじゃ…と思わなくもない。
2つに分離した銃は両肩に配置されるガワの内側に取り付けられます。スニーカー時も同様に箇所に取り付けられています。
【メガトロン feat. NIKE FREE 7.0】
パッケージ。デザインはコンボイと同じで、イラストが異なっています。
キャラクターカード。役職は「デストロン破壊大帝」そして「ランナー」。メガトロンも「スポーツによる決着を望んだ」という…
フットウェアモード。同じく「NIKE FREE 7.0」に変形。こちらも実際にあるカラー。
前面&背面。
側面。
ロボットモード。コンボイに比べ、スニーカーの色がよりキャラに合っていてメガトロン感が強い。色と頭部以外はコンボイと全く同じです。
前面&背面。
側面。
【比較】
「コンボイ feat. NIKE FREE 7.0」と「メガトロン feat. NIKE FREE 7.0」を並べて。
大きさ比較ということで、クラシック版ボイジャークラス「オプティマスプライム」と。クラシック版が海外で発売されたのは2006年なので、結構近い時期に作られたものになります。
「メガトロン」もクラシック版は非所持なのでユナイテッド版と。
パワーオブザプライム版「PP-31 プレダキング」の足と。意外と近い大きさだったので…
【可動・アクション】
可動はなかなか厳し目。肩のガワはボールジョイントですが、可動できる範囲が以外に狭い。また、太もものガワもお尻側に干渉しまくるので、スポーツをするようなアクティブなポーズは難しいです…可動部分は結構多いから、もう少しガワを逃がすような感じだったら嬉しかったなあ。以下写真続きまーす。
「メガトロン」でも。メガトロンで「融合カノン」が完全に無視されている玩具もなかなか珍しい。
以上、「トランスフォーマースポーツレーベル」から「コンボイ feat. NIKE FREE 7.0」と「メガトロン feat. NIKE FREE 7.0」でしたー!2007年に発売された玩具ということで、今見るともうちょっと色々できたんじゃないかなあ…という箇所が多いのは確か。特にガワの処理はスニーカーの要素を活かそうというのが強すぎて、ロボットでの遊ぶ楽しさみたいなものを狭めてしまっているように思います。その分スニーカーモードの再現度は高く、靴紐も異彩を放っていて面白いです。企画はとてもおもしろく、また実写映画に向けた話題作りという点では、当時を思い出してみると(管理人はその時点ではまだ今のようなトランスフォーマーの人ではなかったけど)成功していたんじゃないかなあ、と思いますし、このコラボがあったこそ先日紹介した「キャップボッツ」や「INFOBAR TRANSFORMERS」などメーカーとの密接なコラボレーションにつながっていると思います。