今日は「トランスフォーマー ムービー ザ ベスト」から「MB-15 ロックダウン」をご紹介!※2018年3月22追記あり
商品名 | MB-15 ロックダウン |
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シリーズ名 | トランスフォーマー ムービー ザ ベスト |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2018年2月24日 |
価格 | ¥3,500(税抜) |
ということで、ムービーザベスト版「ロックダウン」です!このロックダウンは「トランスフォーマー/ロストエイジ」に登場したキャラクターで、いわゆるラスボスとなり、今回の玩具は「AD26 ロックダウン」として発売されたものの頭部替え&リカラーとなり、新規武器が2種類付属します。それではさくっといってみましょー。
ロボットモード。今回頭部がマスクオン状態で再現。成型色も変更になっており、より劇中の雰囲気に合わせられたものになっています。ただ、「AD26 ロックダウン」そのものが正直それほど評判がいいわけでもなく、かつて「超偏見トランスフォーマーアワード2014」ででワースト1位だった過去もあり、さらにこの型のアップグレード版とも言える「最後の騎士王」版「ホットロッド」がある今、これを「ベスト」としてリリースするのは結構無理があるんじゃないかというのが正直なところ。
背面。さらに、これまで紹介した「ジャズ」や「ボーンクラッシャー」のようにビークルモードの表面に来る部分は塗装かと思いきや成型色のまま。予約時に出た画像では塗装のように見えていたので期待していたのですが(サンプルは塗装に見えても、製品版では成型色というのはよくあることではありますが)…せめてその辺で旧版と差をつけてほしかった。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部は劇中でも印象的だったマスクオン状態を再現。「AD26 ロックダウン」では目にクリアパーツが使われていましたが(塗装であまり意味はなしていませんでしたが…)、今回バイザー部分は塗装になってしまっています。
劇中ではここから頭がキャノン砲に変形して撃つシーンがとてもかっこよかったですが、なんと今回「AD26 ロックダウン」に付属したキャノン砲は頭に取り付けられません!頭のてっぺんに空いたジョイント穴にも刺さらないし、そもそも顔の形状的に取り付けは不可能。劇中のイメージから取り付けられるものが当たり前と思っていたので、取り付けられなかったとき「嘘でしょ…」という声が出ました…何のためのマスクオン顔なんだ!?
コメントで「取り付けられるよ!」といただきました!管理人のものは頭の取り付け部分がちょうどバリにあたるのですが、そのせいできつくなって取り付けられなくなっていたようです。ネジをゆるめれば、と言うアドバイスをいただきましたが、結構隙間が空いてしまうので、穴の部分(上の写真の黄色い部分)を削ってみました。すると…
やったー!無事取り付けることができました。おそらくこれは個体差が大きい部分かと思いますので、取り付けられないという方はよく形状を確認しながら削ってみると良いかもしれません。その場合は自己責任でお願い致します!
武器は2種類付属。まずひとつは鉤爪。この鉤爪はロックダウンがキャラクターとして初めて登場した「トランスフォーマーアニメイテッド」のデザインを引き継いだもので、劇中でもかなり頻繁に使われていました。ジョイントは3方向についているので好きな角度で取り付けられます。
もう一つはブレード状の武器。ラストバトルで使用した武器となり、劇中では手に持つのではなく腕の側面にくっついているようなデザインでした。
ブレードには謎のジョイント部分があり、説明書等にもなにもないのですが、恐らくこれは腕の側面に取り付けて劇中のイメージを再現するためのジョイントだと思われます。写真の手の横の穴と腕の裏側の溝にカチッと取り付けられる想定だったのではないかと思いますが、武器が硬すぎて取り付けることはできません。腕側の穴の外側を削って取り付けようとも思ったのですが、この穴は変形時にジョイントの役割をはたすのでそれもできず…設計時のミスなのか、本来想定していた素材と違うからなのか…
追記:こちらもコメントでコメントで穴ではなく、穴よりも上の位置に取り付けられるというアドバイスをいただきました!確かにこれならば取り付けられるし、はまり具合からしてもこれが正しそうな気がします。突起は穴に入れなければいけないという固定観念が…もっと頭を柔軟にしなければ…
ビークルモード。ランボルギーニ・アヴェンタドールに変形。形状は文句なくカッコイイのですが、やはりウインドウ全開なのはどうにも間が抜けた感じがします。また、これは個体差だと思いますがメタリックの成型色のため、マーブル感がかなり目立つ感じになっています…やっぱり塗装にしてほしかったなあ。
前面&背面。フロント部分のランボルギーニのマークが何となく分かるような感じになっています。
側面。
ロストエイジ時に発売されたムービーアドバンスドシリーズ「AD26 ロックダウン」と比較。今回のものはカラーリングが全体的に黒系になっているので統一感があるのがよくわかると思います。その他にも細かい部分の塗装が増えています。
ビークルモードでも。色味は今回のもののほうが劇中に近くなっているのが判ります。今回「AD26 ロックダウン」であった側面のディセプティコンマークがなくなっています。
可動は動いてほしい部分は動いてくれてそれほど悪くはないのですが、関節の作りが変形の関係で他のトランスフォーマーとくらべて独特な作りになっています。以下写真続きまーす。
そもそもこのマスクオン時にはどちらの武器も使っていなかったという…
以上、「トランスフォーマー ムービー ザ ベスト」から「MB-15 ロックダウン」でしたー。この「ムービー ザ ベスト」のコンセプトは「10年の歴史を持つトランスフォーマームービーのベストヒット商品から、選りすぐりのアイテムを復刻」というもののようですが、少なくともこのロックダウンの型は選りすぐりに含まれるアイテムではないと個人的に思います。当サイトに限れば、「超偏見トランスフォーマーアワード2014」でたくさんの投票を頂いた上でのワーストなのは間違いないし、メーカーも評判が良くないのを知ったからこそ「最後の騎士王」で「ホットロッド」をしっかり作り直したんだと思っています。また、せっかくのマスクオンモードなのに「AD26 ロックダウン」のキャノン砲は付けられないのも意味がわからないし、せめて塗装面で頑張ってくれれば、「このロックダウン型のベスト」くらいには見れたかもしれませんが、それも叶わず…そして数カ月後には「スタジオシリーズ」でかっこよくリメイクされたロックダウンが出るという…しかもそれには、今回付属した鉤爪とブレードが再現されるので、さらに今回のものの特別感が薄れる結果に。ムービー ザ ベスト版の企画段階でスタジオシリーズ版が出ることを知らなかったとは思えず、何故このロックダウンを出そうと思ったのか理解に苦しみます…と、まあ厳しいことを書きましたが、どちらかと言えば売り方の問題だと思うので、「AD26 ロックダウン」を持っていなくて欲しかった人には良い機会かと思います。ただ、7月にはスタジオシリーズ版が出るのでその評判を待ってからでも遅くないかもしれません。
※追記:コメントでアドバイスいただきまして、キャノンの取り付け、ブレードの取り付けができました。コメントいただいた皆様、ありがとうございます!
※更に追記:胸の変形が間違っていたのでいくつか写真を差し替えさせていただきました。こちらもコメントでのご指摘ありがとうございます!
本家が非正規に負けてしまった玩具で悔しい。