今日はマスターピースから「MP-5 メガトロン」をご紹介!「MP-36 メガトロン」の前におさらい!
商品名 | MP-5 メガトロン |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2007年3月29日 |
価格 | ¥9,800(税抜) |
ということで2007年に発売されたマスターピース「メガトロン」です!マスターピースとしては、「コンボイ」、「スタースクリーム」に続く3体目となり、「MP-1 コンボイ」のロボットモードの大きさにスケールを合わせたものとなっています。ちなみに、「MP-1 コンボイ」が発売されたのは2004年で、その時点でメガトロンの発売は切望されていましたが、やはり当時もガンモードからコンボイと同等の大きさのロボットモードへの変形がネックだったのか登場までは3年の時間を要しています。当時開発を担当したのは「MP-24 スターセイバー」の幸日佐志氏。そしてそこからさらに10年が経ち、2017年4月にVer.2.0である「MP-36 メガトロン」が登場したわけですが、その前にVer.1.0であるこの「MP-5 メガトロン」をおさらいも兼ねてじっくり見ていきたいと思います。それではいってみましょー。
【パッケージ・内容物】
まずはパッケージ。箱の大きさは「MP-1 コンボイ」などと同じ大きさ。銃が置かれているサテンっぽい布がエレガント。
紙ものは取扱説明書とキャラクターカード(あとはいつものアンケート)。説明書は冊子タイプで、アニメでの印象深い登場回を紹介した「ベストストーリーオブメガトロン」や、歴代メガトロン玩具の紹介などの読み物もついています。
キャラクターカード。テックスペックは今見るとそれほど高くはないんですね。コンボイは個の強さですが、メガトロンは経験と統率力が強みということなのかな。
【ロボットモード】
ロボットモード。メガトロンにしては全体的に少し細身な感じではありますが、「MP-1 コンボイ」に合わせた大きさということもあり非常に大きく、迫力があります!シルバー部分が塗装なのも見栄えがいいです。ただ、10年も前の玩具ということもある、全体的に関節がヘタってきているからか、右手の融合カノン砲の重さに持って行かれてしっかり立たせることがなかなか難しい(融合カノンをとれば普通に立たせられます)。
背面。背面はスカスカでいまいちまとまりのない感じに。一部変形ミスが有り、背中のパーツはもう一段階引き下げることができるのですが、全部写真を撮り終えるまで気づかなかった…すみません。
前面&背面。右腕の融合キャノンを取り付け黒いパーツ部分は取り外しはできません。また、やはり銃に変形するということで、手足のボリュームを確保するのが難しかったのが伺えますが、大きさもあり実際に遊んでみるとそれほどは気にならなかったり。
左面&右面。
バストアップ。顔は凛々しい少し怒りがにじむような表情。目は赤のメタリック塗装。G1玩具由来の眉?も再現されています。胸部のプレートは意図的かどうかは分かりませんが、ヘアラインっぽい感じになっていていいですね。
背中。上記の通り、背中の細長い四角の部分はもっと下に下げることができるので、肩の砲身部分ももう少し収まりが良くなります。
下半身。メガトロンのアニメでの特徴である黒パンツは再現されず、また太もものボリュームは大分頼りない感じ。膝下はパーツの配置でできるだけボリュームを出そうという努力が伺えます。足部分はダイキャスト製になっていて、大きな体を支えてくれます。
指はすべて独立して動きますが、いわゆる第三関節部分しか動きません。
続いて武器。まずは「融合カノン」。そもそもの大きさと、ライトギミックが仕込まれているせいもあり結構な重さがあり、装着したまま腕をあげることができません…
中央の丸い部分がボタンになっており、押すと赤いライトが付きます。ただ、管理人の持っているものは残念ながらもうライトはつかなくなっていました…ちなみに、スコープの覗く部分の両脇に収納可能な突起が付いているのですが、使い道がわからず…知っている人がいたら教えてください!
「エナジーメイス」。「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」のオープニングで使われていたせいで何度も使っていたようなイメージがありますが、実際は第2話「ルビークリスタルの秘密」で1回使用しただけ。鎖部分はかなり長めに用意されています。
「レーザーダガー」。「ザ・ムービー」でオプティマスとの決闘で使用したもの。
「ブラスター」。これも「ザ・ムービー」で使用。コンボイはこの武器の攻撃で倒れることに…
「クレムジーク」。第38話「パニック・ザ・クレムジーク!」に登場したキャラクター。日本に来て大暴れしました。
メガトロンに持たせるとこんな感じ。特に決まった設置場所はありません。
【ガンモード】
続いてガンモード。「ワルサーP38 アンクルモデル」に変形。ガンモードの再現度は非常に高く、綺麗にまとまっています。アニメでは延長銃身(サプレッサー)と、銃床(アンクルストック)がある形でしたが、「MP-5」ではスコープしかなく、また基本的にスコープは取り外しをしない前提となっています。変形も難易度が非常に高いです。硬い部分も多く、さらにポロリと格闘しながらの変形になるのでなかなかストレスがたまります…
背面。ちなみに、海外では規制のせいでこのメガトロンは正規では発売されていません。
前面&背面。
側面。
一応スコープは取り外すことはできますが、接続部分は銃側に残ります。
ガンモードでは、トリガーと安全装置が可動。撃鉄は動きません。
【比較】
「MP-4 コンボイ完全版」のコンボイと比較。大きさの対比はなかなかいい感じ。
「MP-10 コンボイ」とも。MP-10がだいたいリーダークラス程度の大きさなので、メガトロンがかなり大きいのが分かると思います。
【可動・アクション】
可動は今見るとだいぶ限定的。特に腕周りは装甲が干渉するのでなかなか厳しい感じ。また、融合カノンの重さに関節が耐えられず、前に構えることはできません。そもそもこのメガトロン自体が非常に重く、下半身の華奢さと、足の接地面も少なさも相成って、大きなポーズは取りにくい。また、肩アーマーと腰のアーマーがボールジョイントになっており、非常にポロリが多いのもストレスがたまります…以下写真続きまーす。
アニメの体型とは大分印象が違うけど、威厳は十分に備えていて、実物は写真よりもかなり迫力があってかっこいい!
以上、マスターピースから「MP-5 メガトロン」でしたー!すでに10年も前の玩具ということもあり、今遊ぶとだいぶ厳しい箇所は多いのですが、「MP-1 コンボイ」と並べるという非常に難易度の高い目標はクリアされており、さらにその大きさもあって非常に存在感のある玩具になっています。また、ガンモードも非常に迫力があって素晴らしく、これじゃ確かにアメリカじゃ出せないよなあ、といった感じ。管理人は当時リアルタイムでこのメガトロンの発売は体験していないのですが、当時の各所のレビューを見る限りでは悪い評価も少なく歓迎されていたようです。ただやはり、変形は良くない面での難易度が高く、飾るにも遊ぶにもなかなかストレスがたまるのは間違いなく、この辺はやはり10年だからこそ許された部分なのではないかとも思います。
いよいよ、Ver.2.0である「MP-36 メガトロン」が発売されたわけですが、そこに至るまでの過程を知る上でこの「MP-5 メガトロン」ははずせないもので、そして、より「MP-36 メガトロン」を楽しむ上で当時買った人も買っていない人も、過去最上級と呼ばれたものを見直すのはとてもよいことかと思います!ということで「MP-36 メガトロン」のレビューもお楽しみに!