
今日は「レゴ オプティマスプライム」をご紹介!
商品名 | 10302 オプティマスプライム |
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シリーズ名 | LEGO® ICONS™ |
メーカー | レゴ |
発売時期 | 2022年6月1日 |
価格 | 19,980円(税抜) |
ということで、「レゴ オプティマスプライム」です!「トランスフォーマー」がついにレゴ化!「トランスフォーマー」を代表してサイバトロンの総司令官「コンボイ(オプティマスプライム)」がレゴになりました。今回の「オプティマスプライム」はパーツ数の多いレゴの大人向けシリーズ「LEGO® ICONS™」で、そのパーツ数は1508ピース!さらに最大の売りはトランスフォーマーのアイデンティである変形をブロックの組み替えではなく、トランスフォーマー玩具同様完全変形が可能になっていること!ワールドワイドでの発売となり、日本ではレゴの各公式ストアで販売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】


パッケージ。箱は結構大きめで縦48cm×横28cm×奥行き8cm程度。

今回結構感動したのがレゴのパッケージにハスブロとタカラトミーのロゴが載っていること!これまでレゴのパッケージに他の玩具メーカーのロゴが載ったことってないんじゃないかなあ…?

箱の中はこんな感じで、大きく分けて10個のステップごとに袋が分けてあります。「5」だけ2個に分かれてるのが罠で、最初パーツ全然たりない!…ってすごく焦りました(ちなみに管理人はこれまで結構なレゴを買ってますが、今まで一度もパーツが足りなかったことはありません!)。

組み立て説明書。説明書もオートボットマークがデカデカと配置された特別感溢れたもので、中もイラストが載ってたり、ちょっといつもの違う感じになっています。
【ロボットモード】

ロボットモード。組み立ての過程はすっ飛ばしてますが、レゴの組み立てに慣れた管理人でも3時間くらいかかったかな…?大人向けとあるように、パーツ数は多く細かくブロックを組み上げていくような感じで、とても組みがいのある作りになっています。ロボットモードの全高は約35cmとなかなか大きめで、G1オプティマスをかなり忠実に再現しています。おそらくもっと小さくもできたと思うのですが、ストレスなく変形できるようにするにはこのくらいの大きさがベストだったんじゃないかと思います。プロポーションもスラリとしながらマッシブな感じがかっこよく、細部までしっかり作り込まれているのが分かります。

背面。表面はあまりレゴのスタッド(ポッチ)が見えない感じに仕上げられていますが、後ろ面はチューブ(ブロック裏の窪み)が見える部分が多く、「あ、ちゃんとレゴだな」とわかる感じ。また、背中部分はどことなくG1コンボイトイを彷彿とさせるようなパーツ配置になっているようにも感じて嬉しくなります。


前面&背面。


側面。かかとに滑り止めのゴムパーツが取り付けられている影響で直立させるとちょっと前に傾いた感じになります。なので、立たせるときは胴体側を1クリック分下げて顎を引くとかっこよく立たせられます。

バストアップ。顔は目の部分と額が専用のプリントパーツになっています。目は2×1のプレートののサイドに目がプリントされているのですが、平面なのでそこだけちょっとかっこ悪いのが残念。他にもやり方あったんじゃないかな?と思いつつ、これはこれでレゴらしい。肩のオートボットマークはプリントになっています。こういったユニークなデザインの部分はシールで済まされることが多いのですが、今回専用のプリントパーツが結構多く気合を感じます。

胸を開けると中にはマトリクスが収納されています。

マトリクスは取り外し可能で、両手で持つこともできます。

武器。まずはお馴染み「ブラスター(コンボイガン)」。結構細かいパーツで構成されていてカッコイイ。手の保持力はほとんどなく、前腕部分にあるポッチ部分に接続する形で持った感じになります。ブロックならではの保持方法で感動しました。

もうひとつはこちらもお馴染み「エナジーアックス」。クリアオレンジのパーツメインで作られていてキレイ。取り付ける際は手を外してから差し込む必要があります。

「エネルゴンキューブ」。こう見えて2×1のクリアピンクのブロックが16個使われています。

オプティマスに持たせるとサイズ感はこんな感じ(固定はできません)。

「ジェットパック」。第3話「地球脱出!」でランボルから借りたジェットパックがまさかのレゴ化。肩と同じくオートボットマークはプリントになっています。


取り外した状態。裏側のベージュ部分がCジョイントのような形になっていて、そこでオプティマスと接続します。

プレート。プレートに描かれている箇所はシールで再現。座右の銘とテックスペックが書かれています。
【ビークルモード】

ビークルモード。トラックに変形。「MP-1 コンボイ」を彷彿とさせる角張った凹凸感の強いフォルムになっています。ロボットモードからの18ステップで変形して、通常のトランスフォーマーさながらかっちり変形します。この辺はかなり「トランスフォーマーらしさ」が意識されていている部分で、「キャラクターとしてのオプティマスプライム」を再現するのではなく、「変形トイとしてのオプティマスプライム」をレゴ化したというのがすごく伝わります。この辺りがパッケージにハスブロとタカラトミーのロゴが載ってる所以でもあるのかな?とも感じます。

背面。リア部分には銃を取り付けておけます(説明書では銃を取り付けまでしてビークルモードの完成になっています)。ホイール部分もプリントで再現されています。


前面&背面。


側面。

ブラスター取り付け部分。

リア部分にポッチがあるので、そこにジェットパックを取り付けておくこともできます。

ちなみに完全変形ではありますが、バンパー部分のプレートを付け替えることでより両モードの再現度を上げることができます。
【比較】

マスターピース「MP-44 コンボイ Ver.3.0」と。「MP-44」はかなりアニメ寄りの見た目ですが、今回のレゴ版は総合的なイメージでの「オプティマスプライム」になっているようです。(本当はVer.1.0と比較したかったのですが、奥深くで掘り出せず…)

ビークルモードでも。

アースライズ版リーダークラス「オプティマスプライム」と。

ビークルモードでも。

レゴのミニミフィグ(『レゴムービー』の「エメット」)と。ミニフィグと比べるとかなり大きく作られているのがわかると思います。

ビークルモードでも。

他のレゴと比較。近年の実車再現シリーズであるスピードチャンピオンズシリーズの「フェラーリ F8 トリビュート」と。現行のスピードチャンピオンズシリーズは車の横幅が8ポッチで、中にミニフィグが2人並んで座ることができるのですが、それと比べても今回のオプティマスはかなり大きい感じ。スピードチャンピオンシリーズが有名スポーツカーをどんどんレゴ化していてとても良いシリーズなので(これからレゴ買ってみようかな、という方にもオススメです!)、その大きさと合う感じをちょっと期待していたけど、ちゃんと変形をさせることを考えるとこのサイズは必要だと感じます…

『ダークナイト』の「タンブラー」と。今に始まった事ではないですが、レゴのコラボの柔軟性は目を見張るものがあるのですが、それでもしっかりレゴブランドを損なわず、高めているのがすごいなあ、と感心します。
【可動・アクション】

可動は膝が曲がらないのでポーズはだいぶ限られます。腰は変形の関係で回そうと思えば回るのですが、バンパー部分の固定を外す必要があるので、今回は外さず紹介します。腕周り、股関節はクリック間接になっているので保持力は高く、また足首は横の可動があるので接地は悪くありません。ただ、大きさもあり結構重たいのであまり大きく足を開くと転倒する恐れがあるので注意。以下、写真続きまーす。


腕周りは変形で動かすこともあってよく動きます。首もボールジョイントで角度がつけやすいです。膝部分はボールジョイントで接続されているのですが、曲げることはできず回転のみ可能となっています。改造して膝関節を仕込むこともできそうですが、やっぱりこの大きさを考えると膝が曲がるのは危険かもしれない…


ジェットパックは全部ブロックでできていることもあってかなり馴染みます。


以上、「レゴ オプティマスプライム」でしたー!とにかくまさか「トランスフォーマー」がレゴになるなんて!というのが一番の感想でした。というのもハスブロは特許期限の切れたレゴのチューブ&スタッドの技術を使ってKre-Oを展開していたので、まさか本家から声がかかることなんてないと思っていました…元ハスブロでトランスフォーマーを担当していたデザイナージョセフ・カイド氏がレゴ社にいたから実現したということですが、トランスフォーマー、レゴどちらも好きな管理人としては本当に嬉しいコラボレーションでとてもワクワクしました。ロボットモード、ビークルモードとも再現度高く(顔まわりはもうちょっとかっこよくしてほしかったけれど)、またキャラクターの再現だけではなく、「変形玩具としてのトランスフォーマー」をレゴで再現しているのがとても面白い試みだと思いました。レゴとして見ると、近年の細かいパーツを組み合わせてがっちり組み上げていく作りは相変わらずで、パーツ数は多いですが決して難しいものではなく楽しく組めるし、専用のプリントパーツが多く用意されていたのも嬉しく、いろいろな意味で完成度の高い「レゴのオプティマスプライム」になっていると思います。おそらくシリーズ化するようなものではないと思いますが、ワーゲンから変形するバンブルとか欲しくなるし、実写版でシリーズ化なんかしたら破産しちゃうな…と妄想しちゃいます。
ちなみにレゴは絶版にならない限り再生産されるので(絶版になるまでの期間は商品によって異なります)、品切れになっていても今後再入荷すると思いますので、今回入手できなかった方も焦らず待つことをおすすめします!
この記事へのコメント
レゴのオプティマス、自分もトランスフォーマーとレゴ好きなので最高の組み合わせですね!
レゴの特性を活かして自分でオプの顔をカッコよく組み立て直したりできたらいいな…なんて思いました笑
レビューありがとうございます
レゴの堅牢さをもってしても、この巨体だとさすがに膝カックンの暴発は怖いですよねw
クレオも正直いい商品だけど、本家の気合の入れ方はやっぱ凄まじいな
こういうのもいいけど、ミニフィグでコンボイやバンブル再現して、レゴアークとかレゴメトロフレックスと遊ぶプレイセットも欲しいし、ゆくゆくはレゴトランスフォーマーなるゲームもだしてほしいな
レビューお疲れ様です。
自分も欲しかったのですが大きさで断念しました。
ジェットパックがビークルモード時に装着されてるのが格好いいと思いました。
めっちゃ加速しそう。笑
レゴなら目元や膝可動など工夫すれば改良できそうなのが良いですね
管理人さんがレゴ好きだったなんて嬉しい!ポッチがどうとかスピードチャンピオンシリーズが云々とか普通にレゴ者だとわかる用語が出てるのも嬉しいです…w
であればどうでしょうか… 目周りのかっこいい組み替え。自分である程度アレンジできるのもレゴの魅力ですし、管理人さんの組み替えパターンなんかも見てみたいです…!
それこそ目周りで購入を悩んでる人とかもいる気がするんですけど、やりようはある気が…。
レビューありがとうございました。
私自身は、レゴ宇宙シリーズが大好きで、色々組み替えてはダイアクロン隊員(もちろん旧作)とも絡めて遊んでいましたっけ。
現在は、子供の誕生日にレゴムービーのDVDをプレゼントして以来、ウチはレゴだらけになりました(^^;)
ご存じの通り、レゴ商品はカテゴライズされた魅力的なラインナップなのですが、本編で描かれるテーマは自らの想像力で自由に作ることの大切さ。
ということで本作の赤や紺色パーツを、黒や紫、青竹色などに変えれば、ネメシスやシャッタードグラスにもなりそうですね。
あと・・・クレオファンには申し訳ないのですが、フィグの互換性が一部低いのが不満です。
しっかりレゴ準拠にするか、いっそのことフィグは人間キャラ(スパイクやチップ、カーリー)に限定してもらって、ちゃんとしたビークルから変形できる商品を作って欲しいなぁ。
本作のような細かいディテールはオミットでも良いので、レゴシティぐらいの車体サイズなら実現できそうだし。
レゴテクニック系のボールジョイント採用なら、それなりに支えられますし、膝可動も問題無くアクションも決まるはず!
G1コンボイのリメイクは多いけど、フロントバンパーがそのまま腰になるのは久しぶりかも。もしかしてロボマス以来か…?
レゴもトランスフォーマーも値段がピンキリで
トランスフォーマーで約2万円するものは高い部類ですが
レゴのコンボイがトランスフォーム可能で
たった2万円で購入できると考えると買うしかないと思い購入しました!笑
ボリュームがあって満足できる商品でした。
過去に発売されたダイヤブロック版コンボイと比べると
・レゴ:可動は控え目だけど、再現度(見た目など)は高い。
・ダイヤブロック:可動範囲は広いけど、再現度は低い。
といった感じなのかな。