
今日はMPGから「MPG-15 サイバトロンラットル」をご紹介!
| 商品名 | MPG-15 サイバトロンラットル |
|---|---|
| シリーズ | MPM |
| クラス | - |
| メーカー | タカラトミー |
| 発売日 | 2025年9月27日 |
| 価格 | 15,000円(税抜) |
ということで、MPG版「ラットル」です!「ラットル」は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場したサイバトロンの諜報員。サイバトロンのアクサロン常駐メンバーとしては最後のマスターピース化で、「MP-32 コンボイ」から9年を経てようやく5人が揃うことになります。それではいってみましょー!
【パッケージ】


パッケージ。箱の大きさはマスターピースのカーロボット系のメンバーと同じサイズ。ちなみに『ビーストウォーズ』のキャラクターとしては初のMPG枠での発売になります。

箱の中はこんな感じ。


キャラクターカード。「マスターピース」から「MPG」に表記が変わったくらいで、カードのフォーマットはそのまま。
【ロボットモード】

ロボットモード。もうこれは完璧に「ラットル」!これまでも様々な「ラットル」がリメイクされてきましたが、やはりマスターピースだけあって劇中再現度は抜群に高く、CGがそのまま画面から飛び出してきたような感じすらします。各部の質感も良く、特にゴールド部分の塗装がとても綺麗で、それがより劇中のCGっぽい感じを強めてくれています。前回の「ライノックス」同様、これまでの全面塗装ではなくなっており、成形色ままの部分も多いのですが、十分リッチな見た目だし、遊びやすさもこれまでのアニメ再現路線のマスターピースよりも格段にアップしています。

背面。背中の背負いものは流石に大きく、実際重たいのでしっかり立たせないと後ろに倒れがち。


前面&背面。


側面。

バストアップ。頭部の再現度も文句なし。造形もしっかりしてるし、塗装も細かく塗り分けられています。また、目もクリアパーツになっています。


差し替え用の交換フェイスが2種付属。左が「笑い」で、右が「驚き」。「ラットル」の雰囲気的には常に「笑い」をつけていてもいいかも。


目はクリアパーツになっており、集光ギミックで後ろから光を当てると光るようになっています。頭部は右の写真のように中身がクリアパーツになっているので比較的よく光ってくれます。

上半身。胸部のネズミの顔はアニメの形状を再現するためにダミーパーツで再現されていますが、その中側にはしっかりビーストモードの頭部が配置されるようになっています。

背中。ビーストモードのガワが丸っと背中にまとめられています。劇中ではこの半分くらいの大きさのものを背負った感じですが、流石にそこは実現できず。けど、形状はしっかり劇中と似せられており、またできるだけ小さく畳もうというこだわりも見えます。

手は開閉可能。開閉のみで指単体での可動はありません。

下半身。太ももの質感がいいですね。

下半身背面。この辺りの形状もしっかり再現されています。踵全体を動かすことができるので、このおかげでたたせた際のバランスを取れるようになっていて、背中が重いことをカバーするような作りになっています。
【武器・付属品】

武器。まずは「ラット・ビームガン」。劇中でもよく使用していたもので、細かいところまでしっかり塗り分けされています。アニメの中ではおちゃらけた印象だけど、設定的には年齢も高く、歴戦の戦士なので、サイドのマークはこれまで倒した敵の数とかなのかも?

武器は太ももサイドに取り付け可能。

左右の前腕のカバーを開けると中に小型爆弾が収納されています。劇中ではキーピックみたいな装置がこの中から出てきたけど、今回は特にそれは付属せず。

小型爆弾は手に持たせることができます。

ロボットモード用のジョイントパーツが付属。背中のガワ部分に取り付けます。3mm穴になっていて、TFパワーベースやフィギュアスタンドに接続できます。
【ビーストモード】

ビーストモード。ネズミに変身。こちらもアニメの見た目を忠実に再現しており、劇中の可愛らしい感じがしっかり出ています。「ライノックス」同様、表面にくる部分は成形色ではありますが、表面に細かく毛並みが造形されているので安っぽさは感じません。何気にこれまで劇中のビーストモードを再現したものはなかったので、まさに待ちに待った「ラットルくん」といった感じ。

背面。尻尾と手足も成形色メインですが、光沢のある質感でいい意味で気持ち悪い感じが出ています。お尻部分にはちょっとだけロボットモードの一部が見えています。変形はロボットモードをほぼガワで覆い隠すようなものですが、マスターピースらしく細かく各部変形させる感じで、変形しがいのある内容になっています。「ライノックス」同様、それ以前のアニメ再現系のマスターピースとはだいぶ触り心地が異なり、マスターピースムービーシリーズのような、ジェネレーションズ系の玩具的な触り心地になっているので、ガシガシ変形できるのがとても良いです。


前面&背面。


側面。

武器は折り畳んで中の太もも部分に挟んで収納しておくことができます。

口は開閉可能で、中もしっかり造形&彩色されています。目もハイライトが入って可愛い。

ビーストモード用の交換フェイスが付属。表情は同じですが、髭がビニール線でリアルに再現されたものになっています。このフェイスのまま変形できないこともないですが、癖がついてしまうのでオススメしません!

尻尾は関節が多くあるので自由に動かすことができます。

頭部を前に倒し、尻尾の位置をずらすことで直立ポーズモードにすることができます。アニメではこの姿の印象が強いので、ちゃんとこの姿にできるのは嬉しい。

背面。尻尾の根本部分が第3の足のような感じになるので安定して立たせておくことができます。頭部を倒した部分は中にちゃんとカバーがあり、中身が見えないようになっています。

腕も肩、肘、手首と動くので、ポーズもしっかり取ることができます。

ビーストモード用のジョイントも付属。

ジョイントをつけることで、「MP-32 コンボイ(ビーストウォーズ)」の背中に取り付けることができるようになります。

「コンボイ」をロボットモードにしても取り付け可能。
【比較】

『ビーストウォーズ』が放送された1997年に発売された「ラットル」と。もうすぐ『ビーストウォーズ』放送から30年経つわけですが、旧玩具版「ラットル」は一発変形と、アクションフィギュアとしての可動も兼ね備えた素晴らしい玩具だと思います。

ビーストモードでも。旧玩具版はフォルムこそ可愛らしいですが、顔はかなり怖い。ここからよくアニメの可愛らしい感じになったもんだ。

ジェネレーションズのスリリング30版デラックスクラス「ラットトラップ」と(日本ではレジェンズシリーズとして発売)。このスリリング30版が初リメイク玩具となり、今遊んでも古さを感じさせない完成度。

ビーストモードでも。

キングダム版コアクラス「ラットトラップ」と。キングダム版は小さいながら、ガワの大きさも含めてロボットモードのアニメ再現度が高いです。

ビーストモードでも。ネズミのリアルさで言えばキングダム版が一番かも?

マスターピース版『ビーストウォーズ』のメンバーと。左から「ダイノボット」、「チータス」、「コンボイ」、「ライノックス」。この5人が揃うのをどれだけの人が楽しみにしていたことか!スケール、再現度とも劇中に忠実で、これまでのいろいろなシリーズの中でも揃った時の満足度が圧倒的に高く感じます。9年間集めてきて良かった!

ビーストモードでも。ビーストモードでは流石にちょっと「ラットル」が大きい感じ。

もうひとり「タイガトロン」も一緒に。9年の間、マスターピースもいろいろな進化を経ていて、触り心地は世代によって違っていて、その歴史を感じることができます。

ビーストモードでも。「エアラザー」ももちろん出るんだよね?!
【可動・アクション】

可動はマスターピースシリーズだけあってかなり良好。ただ、ガワが重たいのでポーズによっては後ろに倒れやすいです。ただ、この写真の左足のように、かかとを地面につけられるようにできているので、踵の角度を調整することでしっかり立たせられるようになっています。肘も二重関節だし、膝も関節位置が工夫されているので、深く曲げることができます。近年のマスターピースにあった腰の前後の可動はありませんが、それがなくても十分すぎるポーズ付けが楽しめます。以下、写真続きまーす。


肩膝立ちも余裕で決まります。

今にもあの声が聞こえてきそうな劇中再現度…!

銃は両手で構えることも可能。



「ば〜く〜だ〜ん〜」


交換用フェイスもしっかり差があって差し替えが楽しい。贅沢言えば口の開閉ができたらもっと良かったかな。

ジョイントパーツを使って。

ビーストモードでも。

『ビーストウォーズ』ではビーストモードでの姿の印象もかなり強いので、こうしてビーストモードでポーズ付けできるのも楽しい。


「コンボイ」の背中に乗って。

「サイの背中にゴリラを乗せて〜ゴリラの背中にネズミを乗せて〜」
これがずっとやりたかったのですごく嬉しい!この状態で飾っておこうかな。

MPG-15 サイバトロンラットル以上、MPGから「MPG-15 サイバトロンラットル」でしたー!9年間待ちに待った「ラットル」がついにマスターピース化!ロボットモード、ビーストモードとも素晴らしい再現度で、両モードでの可動もしっかり楽しめます。作りも「ライノックス」同様、それ以前のマスターピースとは異なるより玩具的な触り心地になっていて、破損や傷などをあまり気にせずガシガシ遊べるのがとても良い!付属品も必要最低限に抑えられていて無駄がない感じもよく、価格とのバランスもよく取れているように感じました。ここまで見てきてもらった通り、背中の背負いもののボリュームだけはちょっと気になるところで、ポーズによっては倒れやすいです。ただ、これは両モードを再現するために物理的に仕方ないと思うし、倒れないような工夫もしっかり用意されています。そういうところも含めて、非常に完成度の高い玩具になっていると感じます。あとはなんと言っても、サイバトロンの5人がマスターピースで揃ったのが本当に嬉しい!一時期は「ラットルは無理なんじゃ…」と思っていたほどですが、出た時期による遊び心地の違いはありますが、その時々のベストな形で5人が揃ってくれたように思います。「エアラザー」や、他のデストロンたちのMPG化にも期待!



この記事へのコメント
最初は我慢してスルー予定だったけど、お店で見かけてしまい購入!
最初にガワを開くところがめっちゃ怖かったです笑
個人的に銃は背中から取り出しているイメージがあったから背中にも背負わせられると嬉しかった!
武器も変形前後で無茶なしまい方しないのもすごい気に入ってます!
ライノックスのリンク先が別のライノックスなんダナ…