今日は「トランスフォーマーレガシー エヴォリューション（国内版）」から 「TL-49 ネメシス」をご紹介！
| 商品名 | TL-49 ネメシス |
|---|---|
| シリーズ名 | トランスフォーマー レガシー エヴォリューション |
| クラス | タイタンクラス |
| メーカー | タカラトミー |
| 発売時期 | 2023年11月25日 |
| 価格 | 33,000円（税抜） |
ということで、レガシー エヴォリューション版タイタンクラス「ネメシス」です！「ネメシス」は『戦え！超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場したデストロン（ディセプティコン）の戦艦です。初の玩具化となり、今回のために新たにロボットモードの姿を与えられました。2023年のタイタンクラスとなり、海外では同じくレガシー エヴォリューションシリーズで「Decepticon Nemesis」として発売されています。それではいってみましょー！
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさはいつものタイタンクラスと同じ。もう本当に置き場がない…
箱の中はこんな感じでビークルモードで収納されています。ビークルモードの後部の巨大な十字の翼は上部以外分離されています。
ミニサイズのシーカー（ジェットロン）や砲などのパーツはランナーで付属しています。
【ロボットモード】
ロボットモード。今回の玩具用に新たにデザインされたもので、過去のキャラクターのモチーフがあるわけではなさそうですが、女性キャラということもありタイタンクラスらしからぬシュッとしたスタイルが印象的。顔はディセプティコンマークをイメージしたものになっていて、この顔はレガシー エヴォリューションのメインビジュアルにも大きく描かれています。ボディも紫でまとめられておりディセプティコンの権化のような見た目がとてもカッコイイ。過去のタイタンクラスと比べると重量的なボリュームは少し減っている感じはありますが、身長はこれまでのものと合わせられたサイズになっています。
背面。うしろはパーツの裏側が配置された感じではありますが、これはこれで無骨な感じでカッコイイ。
前面＆背面。
側面。
バストアップ。顔はディセプティコンのマークをモチーフにした形状。目はクリアパーツで集光できるようになっていますが、暗めのオレンジであまり光ってはくれません。胸部にもディセプティコンマークがあって縦に並んだ感じも面白い。
額と頬のパーツを移動させることができ、閉じることでよりディセプティコンマークっぽい感じにすることもできます。スリープモードみたいでカッコイイ。
手は開閉可能。親指は独立して動き、残り3本はまとめて動きます。
コアクラスであれば掴むことも可能。
左右の前腕サイドのパネルを開いて発射台を展開することが可能。付属のミニシーカーを取り付けることができ、発射シーンを再現できます。また発射台はアースライズシリーズから採用されたA.I.R.ロックシステムのものと接続できるようになっています。
付属のシーカーはパッケージに描かれている4人で、左から「スカイワープ」、「スラスト」、「サンダークラッカー」、「ラムジェット」。底面に3mm穴が空いていて発射台と接続します。
続いて武器。まずは膝部分が変形した2丁の銃タイプのもの。
膝に取り付けた状態。特殊なジョイントになっていてがっちり固定されていますが、脱着にはそれほど力は必要ありません。
もう1つは肩の翼を取り外した斧。サイズが小さく、斧というよりは旗のようにも見えます…
肩に取り付けた状態。
【ビークルモード】
ビークルモード。ディセプティコンの戦艦「ネメシス」に変形。キングダムでロボットに変形する「アーク」が商品化された際に薄々「こっちも出ちゃうんじゃない！？」と感じましたが、見事に商品化となりました。全体的になめらかに繋がったボディが美しく、また「船」らしく女性になっているのはディセプティコンの美学のようなものを感じます。各部のディテールもしっかり造形されていてシンプルなフォルムながら飽きのこない作りになっています。ちなみにこの状態では自立はできず、写真では急遽100均で買ってきたアクリルの台を使用しています。
背面。後部の十字の翼の形状もカッコイイ。4連のスラスターも紫の巨体に映えます。変形はこれまでのタイタンクラスと同じような難易度で、大きさがあるのでそこまで複雑なものではありませんが、お腹に抱えながらガチガチ変形する感じはタイタンクラスならではの体験だと思います。ただサイズ的に指挟みしやすいのでそれだけ要注意。
前面＆背面。重さでたわむアクリルの台…
側面。
下部の大きな翼は開くことができ、この状態であれば安定して置くことができます。
A.I.R.ロックシステムがついたハッチがあり開閉可能。入り口も中も狭いので特になにか入れるようには作られていない感じです（マイクロマスターも入れることは難しい）。けどこういう基地遊び的なギミックは楽しい。
ビークルモードでもロボットモード同様発射台の展開が可能。というよりはむしろビークルモード用のギミック。
艦橋部分。下側のオレンジの部分はクリアパーツになっています。
砲台は上で書いたように自分で取り付ける必要があります。手前の3つは360度回転可能。また先端は3mmなのでエフェクトパーツを取り付けられます。
各部に3mm穴があるのでエフェクトパーツを取り付け可能。
後部の尾翼には大きくディセプティコンマークが。中を開けると区画のような感じになっているのも想像が膨らんで面白いです。
意図されたものかはわかりませんが、サイドのパネルを開くと中のメカニックが見えるのも個人的に気に入ったポイント。腰部分のパーツが駆動系の巨大装置に見えてカッコイイ。
後部を下にして立たせて置くこともできます。
【比較】
キングダム版タイタンクラス「アーク」と。大きさはだいたい同じでライバルっぽさが出ていい感じ。「アーク」のときは「メインフレーム」がついてきたりしたけど、今回はそういった＋アルファのギミックはなしでコストカットの波を感じます。
ビークルモードでも。こちらもいいサイズ感で初代アニメの第1話を再現できちゃいます。
ディセプティコンの参謀たちと。左からアースライズ版「スタースクリーム」、アースライズ版「メガトロン」、ウォーフォーサイバトロン版「サウンドウェーブ」。
ビークルモードでも。スケール感はさすがに違うけど強い味方が増えた感じがすごくいい！
コアクラスの「スタースクリーム」、「メガトロン」、「サウンドウェーブ」と。コアクラスと並べるとギリギリ乗り込めそうな感じ。
【可動・アクション】
可動は近年のジェネレーションズ系を基準としていてしっかり動いてくれます。タイタンクラスはデカイのでかっこよくポーズを決めるのはなかなか大変ですが、これまでと比べると関節は比較的柔らかめな印象で、各部あまりバキバキ言わないクリック関節になっているので微調整はやりやすいかも。あとは肘が変形の関係で二重関節だったり、首周りもよく動いてくれます。以下、写真続きまーす。
ディセプティコンの母艦「ネメシス」としての歴史は古いですが、キャラクターとしては全く新しいのでいろいろ想像しながら楽しめます。
個人的にはもう少し膝の位置は下でも良かったような気もするけど、これはこれで異形感あって好きです。ただ、武器を持たせてしまうと足がちょっと寂しい。
斧はこれでよかったのだろうかと思うけど、限られたコストのなかで最大限のギミックが盛り込もう！という心意気は感じます。
レビューをする視点からだと、タイタンクラスは大きいので撮影がすごく大変で、きれいに写真が取れなかったり、巨大さをうまく出せなかったりでついついレビューが後回しになってしまう…けど、価格も高いものだし、ものは毎回いいものなので、今回は気合を入れて届いてすぐ写真を撮り切りました…！このために撮影ブースを片付けて広くしたから、紹介してないタイタンクラスも撮影しちゃいたい…なあ…
戦艦モードのラインの流れがとても美しく、立体で見て初めて気づく魅力を秘めています。
以上、「トランスフォーマーレガシー エヴォリューション（国内版）」から 「TL-49 ネメシス」でしたー！まさかの（ある程度予想はしていましたが）ディセプティコンの母艦である「ネメシス」がロボットモードに変形するということで、置き場所がなくヒヤヒヤしつつもとても楽しみにしていました！「アーク」同様、戦艦「ネメシス」の状態の存在感が素晴らしく、美しく艶めかしさすら感じるフォルムがたまりません。ロボットモードも女性ということで細身なスタイルながら、顔がディセプティコンマークをイメージしたものだったり、エッジの立ったデザインがとてもカッコイイ。あとはなによりの魅力はこの大きさで、抱えながら変形させる楽しさは巨大なタイタンクラスならではとなり、他の玩具ではなかなかできない体験だと思います。これまでのタイタンクラスと比べると単体の1形態への変形のみで、ギミックの面では物足りなさを感じてしまうのですが、タイタンクラスに限らずコストが厳しくなっていることを考えると「アーク」と身長を合わせてくれただけでも良かったし、並べた満足感もすごいです。置き場所に難儀するので簡単におすすめできるものではありませんが、G1リメイクコレクションの世界観を一気に広げてくれるのでスペースに余裕がある方は是非手にとって見て下さい…！
