今日は「トランスフォーマー ビースト覚醒 」シリーズから「覚醒オプティマスプライマル」をご紹介!
商品名 | 覚醒オプティマスプライマル |
---|---|
シリーズ名 | トランスフォーマー ビースト覚醒 |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2023年7月15日 |
価格 | 7,800円(税抜) |
というわけで、「ビースト覚醒」シリーズから「覚醒オプティマスプライマル」です!「オプティマスプライマル」は『トランスフォーマー/ビースト覚醒』に登場するマクシマルのリーダーで、『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』ではかつて「コンボイ」の名前で呼ばれていたキャラクターです。この「覚醒オプティマスプライム」は対象年齢は下げつつ、ギミック、可動にこだわって作られたタカラトミーオリジナルの商品となります。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。日本オリジナルの商品ということもあり、プラスチックがが使われたしっかりした作りになっています。
【ロボットモード】
ロボットモード。まずボリューム感がすごい!この大きさでここまでみっちりした作りのものは本当に久々で、この辺りは日本オリジナル商品であるメリットがすごく出ていると思います。また、デザインも映像と見比べると劇中にとても近い感じで、実際書籍『トランスフォーマー ジェネレーション2023』によれば最終デザインを参考にできたということで、現段階で一番劇中に近い玩具になっていると思います。また、全身黒ベースの締まったボディがとてもかっこよく、ダークヒーロー感ある雰囲気がとても良いです。
背面。背中もたくましく、また肉抜き感などもほぼありません。各部のディテールもしっかりしていて、肩や腕などの毛並みの表現もリアルに再現されています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部も映像と見比べてもかなり忠実に再現されているように思います。胸部も筋肉感がたまらなく、また塗り分けもさりげなくですがしっかりしています。胸部もマクシマルのマークもカッコイイ。
マスク部分はオン、オフを切り替えることができます。
マスクの切り替え方法は『ロストエイジ』時に発売された「アーマーナイトオプティマスプライム」から採用されている頭部を開きマスク部分を回転させる方式。
指の可動がしっかりあるのも今回のポイント。人差し指は独立しており、第一関節もそれぞれ動きます。
武器。まずは「サイバーブレード」が2本。刃の部分がオレンジに塗装されています。形状は『ビーストウォーズ』の「コンボイ」が持っていたものとかなり似ていますが、劇中でもほぼ同様のデザインのものを使用しているようです。
グリップ部分でつなげて薙刀ような武器にすることも可能。
左右の前腕部分には「プラズマキャノン」が。前腕の内側部分がボタンになっていて、押すとカシャッと開き、赤いミサイル部分が前方に少し飛び出します(分離はせず)。勢いよく飛び出すのが気持ちいい。
背中部分を開けて中から「メガブラスター」を展開できます。トランスっフォーマーとしては久しぶりにミサイル搭載されていて、スプリングではなく後ろから自分で押し込むことでミサイルが飛び出します。
ミサイルはつけたままでもメガブラスターを格納することができます。
各部に5mm穴があり、覚醒ウェポンを取り付けることができます。このギミック自体は元々考えられていたものではなく、途中から連動させることが決まりジョイント穴が追加されたとのこと。覚醒ウェポンも数が増えてきて、それをガシガシつけられることが楽しいです。
【ビーストモード】
ビーストモード。ゴリラに変形。ゴリラモードも劇中によく似ていて、予告編でも印象的なオプティマスと対峙するジャングルのシーンの姿と見比べてもかなり似ているのが分かります。大きさもあるので迫力もあり、毛並みの造形もリアルでゴリラの玩具としてもすごくよくできているように思います。というか、ここ数ヶ月で我が家にゴリラが増えまくっている…!ちなみにボイジャークラスのような二足歩行モードは想定はされておらず、基本手を地面についたポーズのみが想定されています。
背面。背中からお尻までのラインも綺麗に繋がってみえてセクシー。脚部のロボットモードの爪先の処理だけがちょっと気になる感じはあるものの、全体的にキレイにまとまっています。変形はキングダム版ボイジャークラス「オプティマスプライマル」によく似ているのですが、実際それがベースになっていることが『トランスフォーマージェネレーション2023』や『DVD&動画配信データ 8月号』の開発者インタビューに書かれています。今回開発を担当したのはトランスフォーマー開発者のレジェンド大野光仁氏と、キングダム版「オプティマスプライム」や、スタジオシリーズ86版「ホットロッド」などを手掛けた大西裕弥氏で、タイトなスケジュールの中でキングダム版をベースにすることが決まり、その流れでキングダム版を開発した大西氏が手掛けることになったとのこと。さらにそこに大野氏のアイディアも加わり、この「覚醒オプティマスプライマル」は作られたとのことです。
前面&背面。
側面。
頭部。頭部の造形もとてもリアル。口の開閉はありません。
武器は背中に取り付けておくことができます。ミサイルも収納したまま変形可能。
ゴリラモードでも覚醒ウェポンは各部につけることができます。もっといっぱい覚醒ウェポン出てくれるといいなあ。
【比較】
「ビースト覚醒」シリーズ版ボイジャークラス「オプティマスプライマル」と。スタジオシリーズでリーダークラスも予定されていますが、それを並べたときにどんな差があるのか楽しみ。
ゴリラモードでも。
最近発売された大きな「オプティマスプライマル」である「BPC-01 パパパっとチェンジ オプティマスプライマル」と。大きさは今回のものの方が頭ひとつ分くらい大きい。というか、だいぶデザインが違っているのがわかると思います。
ゴリラモードでも。
参考となったキングダム版「オプティマスプライマル」と。触ってみるとわかるのですが、変形パターンやゴリラのリアルな見せ方などかなり似ています。
ビーストモードでも。
映画『バンブルビー』時に発売された「レジェンダリーオプティマスプライム」と。子供たちに向けたメインとなる玩具という商品コンセプトは同じで、「レジェンダリーオプティマスプライム」は『ロストエイジ』時に発売された「クラシックオプティマスプライム」をベースに作られています。
スタジオシリーズ版「オプティマスプライム」と。さすがにスタジオシリーズと並べると今回の「覚醒オプティマスプライマル」はかなり大きいです。このサイズに合わせた作りの丈夫な『ビースト覚醒』版「オプティマスプライム」とか「バンブルビー」もあったら嬉しいなあ。
【可動・アクション】
可動はとても良好。肘、膝とも深く曲げられるし、ゴリラモードのための手首のちょっとした可動も表情づけに一役買ってくれます。足首の可動もあるのでポーズをつけたままどっしり立たせることができます。以下、写真つづきまーす。
指の可動があるのもとてもよく、子供の頃を思い出してみるとやっぱり手が開くやつはポーズづけが楽しかったり、ごっこ遊びの中では重要だったような気がします(聖闘士星矢のクロスとか、マシンロボの格闘技ロボとか)。
片膝立ちも可能。インタビューによればこのポーズができるよう拘って作られたようです。
武器も大きくて迫力があります。簡単にかっこいいポーズつけられるから遊んでいてとても楽しい!
初代『ビーストウォーズ』の「コンボイ」をオマージュしたギミックも見どころのひとつ。かつて『ビーストウォーズ』を好きだった人が今回の『ビースト覚醒』でトランスフォーマーに戻ってきてくれるとしたら、この「覚醒オプティマスプライム」はぴったりな玩具で、きっと「そうそうこういうんだった!」って感じてくれると思います。
ちなみに、個人的には大野氏と大西氏のタッグでこの「覚醒オプティマスプライマル」が作られたことがとても熱く感じるポイント!大野氏はダイアクロン時代からさまざまなトランスフォーマーの前身になる玩具を手がけたレジェンドですが、いまだにMPGをはじめとしたトランスフォーマーを最前線で開発しているのが本当にすごいし、大西氏は近年のトランスフォーマーブランドを代表する名作を多々担当しています。もうすぐ40周年というトランスフォーマーの歴史やブランドとしてのこだわりと、いまだに進化し続けるプロダクトとしての魅力みたいなものがこの「覚醒オプティマスプライマル」には詰まっていると思います。
覚醒ウェポンがたくさんつけられるのも玩具的でとても良い!玩具自体はリアルなのにこういう玩具的な見た目の遊びができるのも魅力です。
ゴリラでの可動は脚部がそこまで動かすようには作られていないですが、腕周りや首などよく動いてくれます。
若干背が高くなってしまいますが、立ってドラミングポーズを取らせることもできます。また、ゴリラの爪先部分は動きます。
以上、「トランスフォーマー ビースト覚醒 」シリーズから「覚醒オプティマスプライマル」でしたー!近年、いわゆる「子供向け」のトランスフォーマーは海外向けメインの発信で、少し前の『サイバーバース』や今回の「ビースト覚醒」のギミックメインのシリーズもそうですが、ギミックやアイディアはすごく魅力的だけど、「コストがかけられない現実」も同時に見えてしまい、トランスフォーマーを好きであるというバイアスがないとチープに見えてしまうものも正直少なくありません。そんな中この「覚醒オプティマスプライマル」はかつての丈夫な作りのトランスフォーマーを豊富とさせる、大きく堅牢な作りで触っていてとても心地よいです。なので『ビースト覚醒』でトランスフォーマーの玩具を触ってみたいと思った人には誰にでもおすすめできるし、キングダム版がベースということもあって変形や可動の良さなど、最新のトランスフォーマーのクオリティの高さや楽しさみたいなものも感じてもらうことができると思います。また大人が触るとより子供の頃に戻ったようなサイズ感とギミックで個人的にはノスタルジーすら感じました。デザインも日本の子供向けコンテンツではありえないような、真っ黒で、しかもゴリラになるというキャラクターではありますが、スタイルのたくましさやディテールのリアルさは玩具として目を引くし、かつて自分たちが子供の頃にトランスフォーマーに感じていたちょっと大人びたかっこよさも今の子供たちに感じてもらえるんじゃないかな?と思いうし、今後もこういう日本オリジナルの遊びやすいトランスフォーマーがもっと増えてってくれたら嬉しいです。オススメ!
あー、これは悩む。良品だけど、これと一緒に飾れるのがウェポンだけに終るのなら、SS待ちたい。トイ展開が引き延ばされた影響による贅沢な悩み。