今日はマスターピースから「MP-57 スカイファイアー」をご紹介!
商品名 | MP-57 スカイファイアー |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2023年1月28日 |
価格 | 35,000円(税抜)/タカラトミーモール限定 |
ということで、マスターピース版「スカイファイアー」です!「スカイファイアー」は『超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場したサイバトロンの航空防衛戦士。初のマスターピース化となり、アニメに登場した姿を再現しています。マスターピース史上最大のサイズでもちろん完全新規設計。さらに今回ビークルモードの大きさに合わせて、「コンボイ」、「ホイルジャック」、「マイスター」のミニフィギュアが付属します。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱もマスターピース最大サイズ。
箱の中はこんな感じでビークルモードで収納。付属品もたくさん。
キャラクターカード。イラストの担当はマスターピースでは久しぶりの安國一将氏。
【ロボットモード】
ロボットモード。でかい!!マスターピース史上最大のサイズで全高は約35cm。アニメの設定画に忠実なデザインで、スタイルや末広がりな手足がレトロで印象的。発売前はこの大きさとデザインではかなりのっぺりしてしまうのでは…?と思っていたのですが、実物はそこまで間延びした感じもなく、またかなりの部分が塗装されていることもあり高級感もあります。
背面。特徴的な大きな背負いものもバッチリ再現。広い面が多いのですが、塗装の質感もしっとりとした感じで触り心地がいいです。
前面&背面。
側面。
バストアップ。交換用のフェイスパーツが3つ付属。まずは通常顔。顔もアニメの見た目に忠実ですが、人によって好き嫌いは分かれそう。個人的にはもう少しロボットよりの顔でも良かったかな。
付属のフェイスパーツ。左が「驚き顔」で、右が「笑顔」。
頭部のヘッドパネルはアニメ同様開閉可能。額のメーターもしっかり再現されています。
G1玩具をイメージした「マスク」は磁石で顔の上から取り付け可能。ただ、フェイスパーツを間に挟むのでそこまで強い力で留まらずズレやすいです。
上半身。アニメと見比べてみるとデザインをかなり忠実に再現しているのが分かります。また、腹部のサイド部分(L字の赤い模様がある部分のベースの白い部分)は金属パーツでできています。
「スカイファイアー」といえば、デストロンからサイバトロンに鞍替えしたキャラとしても有名ですが、玩具でもプレートの差し替えでエンブレムを変えることができます。
また、無地のプレートも付属。戦争が始まる前の状態や、マークを入れ替えるシーンを再現することができます。
指は大きさを活かして全指独立して可動します。
背中。背負いものは大きいですが、中身は詰まっていないので後ろに倒れやすいなどはありません。
下半身。自然と膝が逆くの字になるような感じの関節の作りになっています。大きいボディを支えるため、特に脚部周りはスプリングが仕込まれた強めのクリック関節になっていまますが、クリックの幅はそこまで細かくないので微調整が難しいかも。
下半身背面。
【武器】
武器。アニメで使用していた武器「光子ミサイルランチャー」を再現したもの。デザインはシンプルですが、メタリックな塗装で重厚感があります。
付属のエフェクトパーツを取り付け可能。
グリップ部分を畳んで背中のバックパックのサイドに専用の取り付け可能。
【ビークルモード】
ビークルモード。セイバートロン星の大型ジェットに変形。説明書には「ジェットファイターモード」と書かれています。ロボットモード同様かなり大きく、翼も大きく広がってボリューム満点。アニメの再現度も高くカッコイイです。こちらもほぼ全面塗装で、鮮やかなクリアブルーのキャノピーもアクセントになっています。
背面。長く伸びた黒光りするスラスターがいい感じ。変形はアニメ再現系のマスターピースとしては比較的ステップ数は少なめですが、バックパック部分の変形など大きさに反してパーツが薄く注意して扱う必要があります。
前面&背面。
側面。
ランディングギアは支柱部分が金属製になっていて、大きなボディをしっかり支えることができます。車輪ももちろんちゃんと回ります。
後輪も同じく金属製。こちらもタイヤはちゃんと回ります。
武器は底に取付可能。
マスクやプレートは上部パネル部分を開いた部分に収納しておくことができます。
スラスターには付属のエフェクトパーツを取付可能。
機首部分のコックピットは開閉可能。中身もしっかり造形されています。
上部のバックガードキャビンは前方左部分が開くようになっています。サイドには小窓がクリアパーツで作られています。
機体の底部分と後部右側部分はハッチを開閉可能。
リスペクトモード。「スカイファイアー」のG1玩具はタカトクトイスの「バルキリー」のリカラーで発売されており(日本では未発売)、バックガードキャビンの形状を変形することでG1玩具っぽい感じにすることができます。ちなみにロボットモードでもバックパックをこの形状のままにして武器を取り付ければ「リスペクトモード」になります。
リスペクトモードではキャビン部分のサイドに武器を取り付けます。
【オルタネイトトランスフォーメーションモード】
オルタネイトトランスフォーメーションモード。上の「リスペクトモード」と合わせてG1玩具のガウォーク形態をオマージュした形態にすることができます。
背面。
【TFパワーベース】
「TFパワーベース」が付属。今回はサイバトロン基地の色をイメージしたオレンジ色で作られています。
後ろから。プレート2枚とアームの3つのパーツでできています。
ビークルモードをディスプレイするための専用アタッチメントが付属。
底面にアタッチメントを取り付けて、TFパワーベースと接続します。重たいので傾きがちですが、パワーベース側のネジをちょっとしめてあげると安定します。
もうひとつビークルモードで腕を出して「機外搭乗モード」にすることもできます。
【ミニフィギュア】
続いてミニフィギュア。まずは「コンボイ」。G1アニメの雰囲気をよく再現してくれています。結構小さいけれど造形も細かく作られていて、塗装もしっかり施されています。ミニフィギュアの背中には3mmのジョイント穴が開けられています。
「ホイルジャック」。右手にはおそらく「ヒプノチップ対抗装置」を持っています。
「マイスター」。「マイスター」はこれが何気に初マスターピースかも?手が操縦席に座った時に肘掛けに手を置くような形で作られているのがちょっと勿体無いかな。
この小ささで可動はかなり優秀。関節の可動域も広く、さらに驚くのは腰も回るようになっていること。他のキャラも欲しくなるクオリティです!
「スカイファイアー」と比べるとこんなサイズ比。ビークルモードの大きさに合わせられています。
なので、ロボットモードではこんな感じでものすごいサイズ差になっています。
ミニフィギュアはビークルモードの各部に搭乗させることができます。コックピットには「ホイルジャック」と「マイスター」が座れます。
バックガードキャビン部分にも搭乗可能。「コンボイ」はここにしか座れません。
メインキャビンには「マイスター」のみ搭乗できます。搭乗といいうか収納に近い。
レックガードキャビン(右)部分には「マイスター」と「ホイルジャック」が搭乗可能。
ロボットモード時にはレックガードキャビン(左)に「マイスター」と「ホイルジャック」を載せることができます。大きさの概念を捨てよ…!
【比較】
シージ版コマンダークラス「ジェットファイアー」と。シージ版もかなりG1ナイズに、しかも大型のコマンダークラスで作られていたので、さらにマスターピースが出ることに驚きました。こうして並べてみるとアプローチの仕方が違っていてそれぞれに魅力があります。ただ、やっぱりシージ版の完成度もすごく高いので、せっかくのマスターピース史上最大サイズのインパクトみたいなのはどうしても弱くなってしまった…
ビークルモードでも。大きさとしてはマスターピースの方が1.2倍くらい大きいかな?(リスペクトモードになってました…)
マスターピース版「MP-44 コンボイ Ver.3.0」と。
ビークルモードでも。
ついでにミニフィギュアと比べるとこんな感じ。
マスターピース版「MP-52 スタースクリーム Ver.2.0」と。かつての友人同士の2人ですが、近年のマスターピースはレジェンド大野光人氏が手がけているということもあり、デザインラインや触り心地などだいぶ親和性が高いです。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動箇所、可動範囲ともマスターピースだけあって充実しているのですが、サイズが大きく重さもあるのでそこまでアクティブな動きをつけて立たせておくことがちょっと難しい。また、特に足回りですがクリック関節は強めで保持力も高いのですが、その分1クリックの幅が広めなので微調整が難しめ。ただ、この大きさで全面塗装というリッチさもあって、立っているだけでもかなり存在感あってかっこいいです。以下、写真続きまーす。
股間の関節が二重で動いてくれるので立ち膝もちゃんとできます。また、膝パーツも足の曲げ具合に連動して動くのはマスターピースだからこそ。
強度的に仕方ないのかもしれないけど、もうちょっと足首の横の可動の刻みが細かかったら嬉しかった。
「私はたった今からサイバトロン戦士だ!」
ビークルモードでも。
オルタネイトトランスフォーメーションモードでも。ここ最近タカラトミーとバンダイのコラボなんかもあるから、G1版「スカイファイアー」のアンコール版とか…ないか…
ミニフィギュアは本当に出来が良くて、これだけでなにか別シリーズとかもいけちゃうんじゃないかと思うほど。
以上、マスターピースから「MP-57 スカイファイアー」でしたー!2019年にシージ版「ジェットファイアー」がまさに理想のG1リメイクで、そこから数年で同じようなアプローチでマスターピース版を出すことの存在意義というか、きっと色々事情はあったと思うのですが、実物を触るまでは結構不安でした。いざ手にとって見ると、物自体はすごく良く出来ていて、マスターピースならではの仕上がりのリッチさや、シージ版とはまた違う突き抜けたアニメ再現など、シージ版との差はしっかり感じることができました。また、ミニフィギュアがすごくよくできていて、それも商品としての魅力のひとつになっています。ただ、アニメ再現マスターピースではよくあることですが、良くも悪くも作画が安定しない初代アニメにおいてはキャラの印象は人それぞれで、今回の「スカイファイアー」は個人的には少しレトロすぎるというか、ピンポイントな印象すぎるかな?と感じました。ただ、プロダクトとしての完成度がとても高いので「買って良かった」と思えたし、大事にしていきたい玩具になっていると思います。
レビュー楽しませていただきました。
可動アクションの二枚目の画像、ぶれてます…。一応。