今日はマスターピースから「MP-56 トレイルブレイカー」をご紹介!
商品名 | MP-56 トレイルブレイカー |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2022年12月29日 |
価格 | 19,800円(税抜) |
ということで、マスターピース版「トレイルブレイカー」です!「トレイルブレイカー」は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場したサイバトロンの戦略家。今回初のマスターピース化となり、ビークルモードはG1玩具ベースの「トヨタ ハイラックス 4WD」に変形します。今回の「トレイルブレイカー」は「MP-53 スキッズ」で採用されたハイブリッドスタイルではなく、それ以前のアニメの見た目をを再現したスタイルが採られています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。今回のビークルモードはトヨタのライセンスを取得していますが、いつもの表部分のメーカーロゴや、車種のロゴはなし。
箱の中はこんな感じ。
キャラクターカード。「フォースフィールド」がチートすぎるし、ジェットロンの攻撃もものともしないこともあって耐久力は10!
今回アニメ版のビークルモードの形状を再現できるのですが、よりアニメ版に近づけることができるウインドウを隠すシールが付属します。右側のエンブレムはお好みで貼ってください、と書かれています。
【ロボットモード】
ロボットモード。まず最初の印象はとてもスリム!アニメと見比べると確かにこのくらいな体型の時も多いのですが、玩具のイメージなど含めてもう少し太くても良かったかな?とも感じます。アニメ再現なので角部のディテールは最小限ではありますが、ビークルのフロント部分を大胆に配置したデザインはカーロボットらしくとてもかっこよく、作りもリッチでこの辺りはマスターピースらしさがよく出ていると思います。
背面。背中側もかなり忠実にアニメの形状を再現しています。マスターピースでもここまでしっかり背中の形状を再現しているものは意外と少ないんじゃないかな?
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部もアニメの見た目をしっかり再現。頬の逆三角の形状もちゃんと立体で再現されています。
2つ目の表情は「笑い」。表情の差し替えは、ほぼ頭部まるごと交換になることもあり、交換しやすいです。
3つ目の表情は「叫び」。
バストアップ。ビークルモードの形状を最大限活かした胸部がカッコイイ。赤くプリントで再現されたサイバトロンマークが濃いグレーのボディに映えます。
指は親指と人差し指が独立しており、また親指以外は第二関節も可動します。
背面。背中もビークルモードの意匠を最大限に活かしてアニメの形状を再現しています。
下半身。スラリと伸びた足が特徴的ですが、股下がちょっと詰まった感じがするので、もう少し腰の幅が広くても良かったように思う…
下半身後ろ。
【武器・付属品】
続いて武器。まずは左手のバレル。
バレルは伸縮可能。アニメでの動きを再現するために伸ばし切った状態ではかっちり固定せず、先端が動かせるようになっています。
バレルは取り外すことができ「マルチノズル」に交換することが可能。第1話「地球への道」で火を消すためにフォースバリアを使った際にこの形状になっていました。ちなみに右手も取り外しできるので、右手に取り付けることができます。
左腕用の手も付属しており、バレルと交換可能。この手をつけたまま変形も可能です。
背中の装備は脱着は不可で、ビークルモード時も収納されます。そのせいもあってか少し小さい。個人的にはもうちょっと大きくても良かったかな。
エフェクトパーツが1つ付属。各種武器の穴に取り付けることができます。
【ビークルモード】
ビークルモード。「トヨタ ハイラックス 4WD」に変形。アニメで変形していたのはフォードのブロンコと言われていますが、今回はG1玩具の方を再現しています。リア部分に屋根があるキャンパースタイルで、トヨタのライセンスを取得しているだけありかなり忠実に実車を再現しています。グリル部分はメッキでできていて、フロントライトもちゃんとクリアパーツでできていてなかなかリアル。
背面。リア部分の「TOYOTA」の表記がいい感じ。変形は「スキッズ」以前のアニメ再現路線の薄いパネルの移動が多用された繊細なものになっていますが、パーツ移動は第1話での変形シーンのパターンを結構忠実に再現していて、極力ビークルの意匠を活かしたロボットモードになるのもいい感じだと思います。
前面&背面。
側面。
ボンネット部分は開閉可能。中もリアルに造形されています。
左右のドアも開閉可能。ただ、下の部分と一緒に開閉してしまいます。また、中には「MP-44 コンボイ Ver.3.0」付属のスパイクなどを乗せる(入れる)ことができますが今回写真はなし。
第3話「地球脱出!」で登場したパラボラアンテナが付属しており、ルーフ部分に取り付け可能。
さらにグリル部分を交換&サイドミラーを収納してアニメ版ビークルにすることができます。上で紹介したシールはこの時にウインドウ部分に貼り付けることになります。
グリル部分。前面塗装でライト部分も色が違って意外としっかりしています。
【比較】
アースライズ版デラックスクラス「トレイルブレイカー」と。アースライズ版は肩のパネルがあるということもありG1トイっぽいシルエットになっています。
ビークルモードでも。
マスターピース「MP-44 コンボイ Ver.3.0」と。見てわかるように「コンボイ」と比べても結構な大きさ。
ビークルモードでも。
マスターピース「MP-27 アイアンハイド」(左)と「MP-12 ランボル」(右)と。大きさ的には「アイアンハイド」とほぼ似たような感じ。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動はかなり良好。スタイルはスラッとした独特な感じではありますが、可動箇所、可動域とも文句なしによく動いてくれます。この辺りは流石マスターピースというか、ジェネレーションズ系などでは変形箇所を可動に使うことが多いですが、この「トレイルブレイカー」は変形する箇所とは別にしっかり可動箇所が設けられています。また、肩部分は横に広げられる可動がついているようですが、管理人のものは固くて動かず…ただ、ここが動かなくても大した支障はないので特に補修などもせず動かないものとしました…以下、写真続きまーす。
膝も大きく曲げることができるので、立ち膝もきれいに決まります。
アニメの中では意外と活躍することが多くて、しかもフォースフィールドが超強力で、初代アニメのぶっ飛んでるところの多くを担っている重要キャラだと思います。
脚部周りの可動は特に優秀。股間部分もパンツ部分が分割されて一緒に動いたり、足首もよく動いてくれます。
お尻部分にはフィギュアスタンド用の穴が用意されています。
ビークルモードでも。
以上、マスターピースから「MP-56 トレイルブレイカー」でしたー!初代アニメでは重要なところで大活躍をするキャラクターで、長らくマスターピース化を待っていた方も多いと思います。リアルなビークルモードや、アニメ準拠のスタイルなど再現度が高く、また可動もとてもよく動くのでさまざまなポーズを取らせることができます。変形はこれまでのアニメ準拠マスターピースと同じで、薄いプレートの移動が多い繊細で難易度高めのものではありますが、一時期に比べればだいぶ変形しやすくなったと思います。ただ、前作の「スキッズ」でハイブリッドスタイルになって変形の難易度も見直されたのに、また元に戻ったのは集めている身としてはもやもやしてしまうのも事実…「トレイルブレイカー」は見た目も決していヒロイックな感じではないので、ハイブリッドスタイルで少しアレンジが入った姿も見てみたかったな、とも思います。「トレイルブレイカー」と言えばリデコで「ホイスト」を期待しちゃいますが、今回のマスターピース版は簡単に「ホイスト」にはできなそうなほどワンオフ感があるというか、アニメスタイルではロボットモードの体型がかなり違うので「ホイスト」がどうなるのか気になります。