今日は「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー」から「ビクトリーセイバー」をご紹介!「その1」は「スターセイバー編」!
商品名 | TL-CF2021 ビクトリーセイバー (Victory Saber) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ レガシー |
クラス | – |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年12月29日 |
価格 | 24,500円(税抜)/$179.99 |
ということで、レガシー版「ビクトリーセイバー」です!このレガシー版「ビクトリーセイバー」はHasbro Pulseのクラウドファンディング商品として企画されたもので、11,000の支援数が集まれば製品化するというものでした。結果は最終的に26,000を超える支援数を集め、段階的に設定されていたすべての追加アイテムをアンロックし見事商品化となりました!日本ではタカラトミーモールでクラウドファンディングが行われ、2022年12月に発送されました。この「ビクトリーセイバー」は「スターセイバー」と「ビクトリーレオ」のセットとなり、その2体が合体して「ビクトリーセイバー」になります。「スターセイバー」は日本で1989年に放送された『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV』に登場したサイバトロンの総司令官となり、ジェネレーションズ系では初リメイクとなります。今回はかなり写真が多くなってしまったので、「スターセイバー」、「ビクトリーレオ」、「ビクトリーセイバー」の3回に分けてじっくりレビューしていきたいと思います!それではいってみましょー!
「その2 ビクトリーレオ編」、「その3 ビクトリーセイバー編」は以下からどうぞ!
【パッケージ】
パッケージ。タカラトミーモールで購入した人は日本オリジナルのスリーブが付属します。GENERATION SELECTと同じフォーマットで、さらに「TL-CF2021」というレガシーシリーズとしてのシリーズナンバーが振られています。
日本限定のスリーブを取るとさらに「スターセイバー」と「ビクトリーレオ」が描かれたスリーブに包まれた箱が。赤い箔押しがかっこよく、イラスト部分は光沢感のある加工が施されています。今回イラストは『トランスフォーマージェネレーション2015』の表紙イラストも担当したGuido Guidi氏が手掛けています。
スリーブはリバーシブルになっていて、裏面は日本の『トランスフォーマーV』の玩具パッケージをオマージュしたものになっています。『V』のタイトルや名称も日本で書かれており、「C-328」も当時の「ビクトリーセイバー」のシリーズナンバーです。
裏面。裏面も全て日本語で書かれています。
スリーブを外したボックス。イラストボードががふたのような感じで上に乗っています。
イラストボード。追加アイテムで無事アンロックされた「ホーリー」と「ファイヤー」も描かれています。そして背後には2022年末に無事クラウドファンディングで商品化が決まった「デスザラス」の顔も描かれています。
箱の上段はスタンドやエフェクトパーツなどの付属品が収納されています。
下段は本体たちが。ちなみにビニールの紐で固定されている箇所が多く、紐を切ってしまうとこの形ではしまい直せなくなります。この辺はアメリカと日本の違いなのかもしれませんが、高額なので個人的にはちゃんと箱に戻せるようなパッケージがよかったなあ。ただ、ハスブロはパッケージのプラスチックフリーを進めているので、この形が精一杯だったのかもしれません。
取扱説明書。フルカラーのポスタータイプのもので開くとかなり大きいです。開くとかなり場所を取って見にくいので冊子タイプにして欲しかった!
【スターセイバー/ロボットモード】
まずは「スターセイバー」のロボットモードから。ディテールこそ追加&アレンジされていますが、G1時の玩具とアニメの雰囲気もしっかり残していて「これぞスターセイバー」という出立ちになっています。大きさはだいたい25cmくらいで、ここ最近のリーダークラスと比べてもかなり大きいです。またジェネレーションズ系としても珍しいサイズ感なのですが、この大きさが手にフィットしてすごくちょうど良い!塗装箇所も多く、しっかりと塗り分けられていて綺麗です。
背面。背中側もしっかりデザインが作り込まれています。5mm穴もたくさん用意されていて、武器などを取り付けておくことができます。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部もかっこよく造形されています。G1時のイメージから比べると少し丸顔な感じもありますが、個人的にはこれくらいの感じがジェネレーションズラインらしくて好きです(管理人のものは鼻先が若干塗装が薄く赤いです…)。胸部はメッキ塗装になっています。
手はシージ版コマンダークラス「ジェットファイヤー」と同じ仕組みで、手を閉じた状態だと武器を持たせるための5mm穴が現れ、手を開くとその5mm穴が奥に引っ込む仕組みになっています。
「スターセイバー」時の特徴的な可動をいくつか紹介。今回の「スターセイバー」は肩の可動範囲がちょっと独特で、横に大きく腕を広げることができないのですが、代わりに胴体と腕を接続する部分が蛇腹のような構造になっていて可動域を広げてくれています。
もうひとつは腰部分。少しだけ前に傾けることができます。
G1の「スターセイバー」やマスターピース同様「バトルアップ」ギミックが搭載されています。頭部(バトルヘッド)を外し、胸の「セイバー」を取り外すことが可能。「セイバー」や他の形態についてはまた後ほど。
ロボットモード時の「セイバー」との接続は胴体の中の赤い部分がロックになっています。「スターセイバー」から「セイバー」を取り外す際は背中の赤いボタンを押せばロックが外れます。
続いて武器。まずは銃タイプのもの。G1でが「セイバーレーザー」と名付けられています。
剣「セイバーブレード」。赤い「セイバー」機首部分とブレードの部分は別パーツになっていて都度取り付ける必要があります。ただ、このブレードの接続部分が浅く取れやすいのが難点。また、機首部分のグリップが変形のために伸縮するのですが、特にストッパーがないので手に持たせるときに縮んでしまい、しかもそれでブレード部分を押し出してしまいます…メイン武器なので、もう少し扱いやすかったら嬉しかったな。
訂正:グリップ部分は伸ばし切るとロックがかかる構造になっていました。結構固めなのですが、ぐっと伸ばし切ることでロックがかかります。これでかなり遊びやすくなった…!コメントでのご指摘ありがとうございました!
ブレードの向きも90度変えてG1玩具の形状を再現することも可能。
剣のブレードは膝下のサイドに収納しておくことができます。G1玩具やマスターピースは背中に収納することができていましたが今回は再現されず。何度もオープニングで「Vロック」から剣が出るのを見てるから、それができないのはちょっと残念。
「Vロックキャノン」。「ビクトリーレオ」用の武器ですが先にご紹介。これは支援数14,000突破でアンロックされたもので、「ビクトリーレオ」や「ビクトリーセイバー」では必須となるアイテム。もしアンロックされなかったらと思うと恐ろしい…
シールド。これは支援数20,000達成でアンロックされたもの。最終話で使用されただけのレアアイテムではありますが、マスタピースにも付属していたのでちゃんと今回もついてよかった…!
剣を取り付けて、前腕部分サイドに固定することもできます。
エフェクトパーツ。こちらも「Vロックキャノン」と同じく、支援数14,000でアンロックされたもの。シージ版「ジェットファイヤー」やアースライズ版「スカイリンクス」に付属したものの色違い。
【オートボット セイバー/ロボットモード】
「スターセイバー」の胸部部分を変形させて「セイバー」に(今回の正式名称は「オートボット セイバー」)!サイズ的には最近のデラックスクラスより少し小さい感じですが、しっかり作り込まれていてとてもかわいいです。銃は「セイバーレーザー」を持たせるのですが、「スターセイバー」サイズなのでちょっとオーバーサイズ。肩にはビークルモードの機首(セイバーブレードのグリップ)部分をシールドのように装着します。
背面。背中側も綺麗にまとまっています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。バイザーに口というヒロイックなデザインがカッコイイ。小さいながらに目の部分はちゃんとクリアパーツになっています。
そして胸部部分を開けて「ブレイン」を脱着するブレインマスターギミックもしっかり再現。G1玩具やマスターピースのような扉の開閉と連動するような感じではなく、シンプルな作りではありますが、マトリョーシカ的な楽しみができるのが「スターセイバー」たる部分だと思うので、それがジェネレーションズの玩具で遊べるのはすごく嬉しいし、楽しいです。
ブレインマスターギミック付きですが、首もちゃんと左右に振れます。仕組みとしては胸の中の「ブレイン」ごと動かすような形になっています。
「勇気のブレイン」。かなり小さいですがパーツの色数も3色使われてるし、塗り分けもかなり細かく施されています(若干倒れやすいのでフィギュア固定用のシールを使用しています)。
腕部分と足の付け根部分が可動します。腕はかなり小さいので外れて無くさないよう注意!
ジェネレーションズ系のヘッドマスター(タイタンマスター)と比べてもこの小ささ。
【セイバー/ビークルモード】
ビークルモード。小型のジェット機に変形。ぎゅっと小さくまとまる感じで、サイズ感も密度感もいい感じ。翼やコックピットの塗り分けも細かく、またコックピット部分がちゃんとクリアパーツになっていて、中に「ブレイン」が乗っているのが見えるのもいいですね。ランディングギアはなく、ただ地面に置くのみ。
背面。小さいながら尾翼がちゃんと縦横再現されています。
前面&背面。
側面。
コックピットの開閉も可能。ちなみにビークルモードに変形する際はブレインを取り外す必要があります。
【セイバー/可動・アクション】
「セイバー」は可動箇所も多く、小さいけれどしっかり動いてくれます。足首もちょっとだけど動くようになっていてこだわりを感じます。アニメではこの姿でいることも多かったので(名前もこの姿で「スターセイバー」と呼ばれていたし)それがここまでしっかり作り込まれているのは嬉しいですね。以下、写真続きまーす。
武器は大きいので迫力は出ますが、やっぱりちょっと大きすぎるかな。
「セイバー」でも剣を持たせることもできます。こっちもだいぶ大きい。
変形の関係で腰を折ることができます。手もボールジョイントなので手首の回転も可能。
「セイバー」はここまで。
【基地モード/Vスター】
続いて「スターセイバー」から「セイバー」を取り外した部分を変形させて基地モードに。アニメではこの形状にはならず、『テレビマガジン』で連載されたマンガでのみ変形していたモードで、当時は「ファイヤーベース」という名前が付いていました。
背面。
正面の砲は角度をつけることができます。エフェクトパーツももちろん装着可能。
変形させて「Vスター」に。ちなみに今回のレガシー版ではこの「Vスター」についてはあまり触れられていないのですが、アニメではよくこれに「セイバー」が「ライドオン!」していたので結構印象深いモードだと思います。
背面。
底面。「スターセイバー」の膝にある黄色い部分が可動してランディングギアになります。
「スターセイバー」の頭部「バトルヘッド」はG1玩具同様マスク部分を変形させます。
「Vスター」の上部に5mm穴があり、そこに「セイバー」の足を接続して「ライドオン!」することができます。
「セイバー」、「Vスター」そして「バトルヘッド」を組み合わせることで大型ジェットにすることができます。
【スターセイバー/ビークルモード】
ということで、3つをパーツを合体することで大型ジェット(Vジェット)に変形します。上で紹介したように「Vスター」に「セイバー」、「バトルヘッド」を合体させるのですが、各部の接続もがっちりしていて安定しています。ロボットモードもそうですが、これまでの「スターセイバー」はアニメっぽいツルっとしたイメージが強かったのですが、こうして今風のディテールが追加されると一気に印象が変わって、リアリティもアップしているしとてもかっこいいです。
背面。「Vスター」の変形は基本的にG1玩具やマスターピースと同じようなパーツ配置ではありますが、ジェネレーションズらしいしっかりプロセスを踏む変形になっています。
前面&背面。
側面。
「Vロックキャノン」とシールドを取り付けて。
ロケット部分は5mm穴が多く用意されていてエフェクトパーツを取り付けることができます。
【比較】
残念ながらG1トイは持っていないので、マスターピース版「MP-24 スターセイバー」と。マスターピース版が発売されたのが2015年ということで、すでに8年が経過していることに驚きますが、今触っても非常に完成度が高く、今回のレガシー版もこのマスターピース版から多くのフィードバックを受けていることが分かります。
ビークルモードでも。大きさやコストもあって作りとしてはやはりマスターピース版のほうが細かいところまでフォローされていますが、今回のレガシー版はより「玩具」として遊びやすく落とし込まれているように感じます。ちなみにマスターピース版、レガシー版とも開発を担当したのはタカラトミーの幸日佐志氏で、「ビクトリーセイバー」になるということも含め氏にとってある意味リベンジともいえるプロダクトなのではないかと思います。
「セイバー」でも。「セイバー」の可動は今回のレガシー版のほうが直感的に遊べます。
ビークルモードでも。
アースライズ版リーダークラス「オプティマスプライム」と並べるとこんな感じ。実際のサイズ差がどんな感じかはわからないのですが、玩具の方が「スターセイバー」がかなり大きいことが分かります。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動もしっかりしていてポーズを取りやすいですが、肩の可動に癖があり、前に出したり肩を張ったりはできるものの、腕を横に大きく開けないのでポーズを取らせるのに少しコツが必要になります。ただ、「ビクトリーセイバー」になることもあって各部関節の保持力は高く、足の付根はクリック関節なのでがっちり立たせることができます。以下、写真続きまーす。
マスターピースとはまた違ったスタイルで、少し太めな感じが逞しくてカッコイイ。
「ブレインマスター」は剣で戦う戦士たちということで、この辺はすごく日本的というか、この後続いていく勇者シリーズにも継承されていく部分で、そういう意味でもこの「スターセイバー」は特別なキャラクターだと思います。
剣は両手で持つことも可能。うーん、カッコイイ!
基地モードで。
支援数17,000突破でアンロックされたディスプレイスタンドを使って。ディスプレイスタンドについてはまた次のレビューで詳しく書きます。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー」から「ビクトリーセイバー」の「その1」は「スターセイバー編」でした!「その2 ビクトリーレオ編」、「その3 ビクトリーセイバー編」は近日公開です!総評は最後にまとめて書こうと思います。お楽しみに!!
>機種部分のグリップが変形のために伸縮するのですが、特にストッパーがないので手に持たせるときに縮んでしまい、しかもそれでブレード部分を押し出してしまいます
自分も初めは勘違いしたのですが、ストッパーがちゃんと存在してます
思いきり引っ張らないとロックが掛からない仕組みになっていて
不安なら、裏のネジを外して分解してみると判り易いですよ
ネジを外して分解しても、簡単に戻せる構造でした