今日は「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー」から「ビクトリーセイバー」をご紹介!「その3」は「ビクトリーセイバー編」!
商品名 | TL-CF2021 ビクトリーセイバー (Victory Saber) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ レガシー |
クラス | – |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年12月29日 |
価格 | 24,500円(税抜)/$179.99 |
ということで、レガシー版「ビクトリーセイバー」レビュー「その3 ビクトリーセイバー編」です!「スターセイバー」、「ビクトリーレオ」と紹介してきましたが、いよいよ2体が合体した「ビクトリーセイバー」の姿を紹介していきます。また、支援数20,000でアンロックされた「ホーリー」と「ファイヤー」についてもこちらで紹介します!それではいってみましょー!
「その1 スターセイバー編」、「その2 ビクトリーレオ編」は以下からどうぞ!
【ホーリー&ファイヤー】
まずは「ホーリー」。「ホーリー」と「ファイヤー」は支援数20,000突破でアンロックされました。ものとしてはシージ版「レッドヒート&ステイクアウト」のリカラーですが、そもそもG1時も海外で発売されたマイクロトランスフォーマー「レスキューパトロール」の4人が『トランスフォーマーV』のレスキュー部隊となったので、このリカラーは至極順当なもの。「ホーリー」はアニメでもジャンの相棒として出ずっぱりだったので、この「ビクトリーセイバー」に付属してくれたのは嬉しいですね。
ビークルモード。パトカーに変形。変形時に足が取れやすいのが難点…
「ファイヤー」。元々の「レッドヒート」もかなりアニメの「ファイヤー」に近いカラーリングでしたが、今回は頭部や手などもしっかり色が合わせられ、より再現度がアップしています。
ビークルモード。消防車に変形。
ハシゴはヒンジ部分から伸ばせます。
シージ版同様合体してウェポンモードにすることが可能。
「セイバー」と比べるとこのくらいの大きさ。
【ビクトリーセイバー】
そして「スターセイバー」と「ビクトリーレオ」を合体して「ビクトリーセイバー」に!!「スターセイバー」の背中と脚部に「ビクトリーレオ」が変形したパーツを取り付けます。ボディは「スターセイバー」そのままですが、翼と肩のキャノン、そして身長が高くなったことで迫力がぐんとアップ!バランスも良く、また各部の接続もかなりガッチリしているので安定感もあります。ちなみに「ビクトリーセイバー」は初めてテックスペックがALL10になったキャラとしても有名で、全ての能力をMAXに兼ね備えた威厳のようなものもこのレガシー版はしっかり再現できていると思います。
背面。背中側には「ビクトリーレオ」の黄色い部分が多く配置されることもあってカラフル。
前面&背面。
側面。
バストアップ。と言っても、肩の「Vロックライフル」以外は「スターセイバー」から変化はありません。
「スターセイバー」と「ビクトリーレオ」の合体箇所はこんな感じ。背中は接続部がきつく初めは苦労しましたが、コツを掴めば簡単に接続できるようになると思います。脚部もそれぞれ2箇所のジョイントでガッチリ固定されています。ちなみに脚部は赤いつま先が少し外側を向くように作られています。
「Vロックキャノン」は手に持たせて、さらに二の腕部分が接続されます。
肩の「Vロックライフル」は上と左右に振ることが可能。
エフェクトパーツを取り付けて。
剣は腰に、「Vロックキャノン」とシールドは背中に取り付けておくことができます。
【ビクトリーセイバー/超大型ジェットモード】
「スターセイバー」の大型ジェットモードと「ビクトリーレオ」のジェット機モードを組み合わせて「超大型ジェットモード」に。「スターセイバー」のリアの少しスペースがあるところを埋めるように「ビクトリーレオ」と合体し一体感のあるジェット機になります。サイズも大きいのですが、なんというか手に持って飛ばすのにちょうどいいサイズ感で、大人気なく「ブーン」と飛ばしたくなります(というか飛ばした…)。
背面。「スターセイバー」と「ビクトリーレオ」の接続部分もしっかり固定できるので安定感もとても良いです。また、上部にシールドを取り付けることができ、接続部分がうまく埋まって一体感がより増します。「スターセイバー」のスラスターは隠れてしまうのですが、「ビクトリーレオ」の後部の真ん中の赤い部分が巨大なスラスターに見えてかっこいいです。
前面&背面。
側面。
エフェクトパーツをとりつけて。
Vロックキャノンとシールドをとりはずすとちょっと物足りなさを感じるほど。本当に全部ついてきてよかった…!
【ディスプレイスタンド】
支援数17,000でアンロックされた「ディスプレイスタンド」。土台とアーム、ビークルモード接続用のパーツの3つに分かれています。クリアブルーの整形色にタイトルロゴの「V」がカッコイイ!
ロボットモード用。「スターセイバー」と「ビクトリーセイバー」用。「ビクトリーレオ」は接続できません。
「ビクトリーセイバー」を取り付けて。「ビクトリーセイバー」の足の長さにぴったりのスタンドになっています。接続は5mmジョイントになっているので、他のトランスフォーマーのスタンドとしては使用できません。
アームの接続の向きを変えて、先端にパーツを取り付ければビークルモード用のスタンドになります。
超大型ジェットモードを取り付けて。接続部分は「スターセイバー」の股間部分に取り付ける形なのですが、そこまでガッチリ固定されるわけではありません。なので、超大型ジェットモードだと接続部分から前後にバランスが取れてうまく保持できるのですが、「スターセイバー」の大型ジェットモードだけだと後ろが軽いので前に倒れやすいです。なので基本的に超大型ジェットモード専用スタンドと思ったほうが良いと思います。
【可動・アクション】
「ビクトリーセイバー」の可動は基本的に「スターセイバー」に準じます。追加された足部分も可動はなく「スターセイバー」の足首の可動域以上のものはありません。けど、脚部が長くなった分動きが大きく見えていい感じです。以下、写真続きまーす。
「ビクトリーセイバー」になるとサイズも重さもグッとアップするのですが、それでもちゃんと遊びやすいのがとても良い!合体系はどうしても合体後に遊びにくくなったりするものが多いですが、今回はほぼストレスなく遊べるのが素晴らしい。
マスターピースでは結局「ビクトリーレオ」は発売されずに終わってしまいましたが、8年の時を経てこうしてジェネレーションズで2体揃ってリメイクされたのは本当に嬉しい。あと、これまでレジェンズシリーズなどで和製トランスフォーマーのキャラがジェネレーションズのリデコで登場することがありましたが、それらはどうしても「後付け故のギミックの遊びにくさ」を感じるものが多かったのですが、今回は0からハスブロと一緒に作り上げたことで隙のないプロダクトに仕上がっているのも良いです。
ちなみに、よく報告されている「セイバーの足のカバーが閉じない問題」や、「スターセイバーの膝のクリックが効かなくなる問題」などは幸運なことに管理人のものでは発生していませんでした。ただ、やっぱり高額商品でそういうことが起こるのは怖い…もし「これ不具合なんじゃ…?」と持った人はサポートに問い合わせてみましょう!
スタンドを使って。こうして一通り遊んでみると、この「ビクトリーセイバー」にパワーアップするという遊びが純粋にかっこよくて、なんというか他のトランスフォーマー玩具よりも「パワーアップさせている」というのが明確に感じられる気がします。最近のコンバイナーやウェポナイズ&アーマーアップとはまた違った感覚で、きっとそれは変形や合体をするときにあの『V』の変形&合体時に流れた曲や効果音が頭の中で勝手に流れ始めるからかもしれません。
ビークルモードでも。心配事があるとすれば、この白い成型色部分がいつまでこの白さでいてくれるかかな…最近は変色問題なんかも話題だし、「その1」で比較したマスターピース版も結構黄ばんできててショックでした…
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー」から「ビクトリーセイバー」でしたー!3回に分けてレビューしてきましたがいかがだったでしょうか。「ユニクロン」に続きクラウドファンディングという特殊な形態で発売されたわけですが、大ボリュームのレビューになったことでも分かるように、支援した人たちの期待に全力で応えるべくとてもプレイバリューの高い商品に仕上がっていると感じました。また、和製トランスフォーマーを代表する「スターセイバー」がジェネレーションズラインでリメイクされたことが嬉しく、しかもマスターピースで実現できなかった「ビクトリーレオ」との合体が一気に叶うというのも興奮しました。また、いい意味での玩具らしさがとても遊びやすくしてくれていて、変形、合体がストレスなく行えるので、山盛りなプレイバリューもマスターピースによくあるような「1回やったらもうやらない」感じではなく、繰り返して遊びたくなるような触り心地になっています。
あとはとにかく純粋にカッコイイ!これまで個人的に「スターセイバー」はG1とは少し違った立ち位置のイメージだったのですが(ユニバース的にはもちろんG1という認識ではありますが)、ジェネレーショナイズされたデザインやスタイルが元のデザインとうまく融合して、WFCトリロジーやレガシーのキャラクターたちと違和感なく並べられるようになったことで、管理人の中の「スターセイバー」の見方が変わった感じがしました。そして、これはかなり個人的な感想になるのですが、今回の「ビクトリーセイバー」のおかげで、『トランスフォーマーV』が放送されていた当時「もうトランスフォーマーは子供っぽい!」とトランスフォーマーから卒業しようとしている当時の自分から「あとはお前が好きに遊んどけ」とバトンを渡されたような、そして自分が1989年以降もずっと地続きでトランスフォーマーを好きだったと錯覚させてくれるような、そんな感覚にしてくれる玩具でした。そんないろんなことを考えながらレビューをしていたら、まるまる1ヶ月かかってしまったという訳です(言い訳)。
クラウドファンディングということで、若干購入難易度が高い商品ではありますが、おそらく通常ラインではこの本体のボリュームや、ここまで満足できる付属品は実現できなかったと思います。また、支援数の多さや、パッケージの仕様などで海外のトランスフォーマーファンからも『V』が愛されていて、待ち望まれていたことが分かったのも嬉しかったです。次回はライバルとなる「デスザラス」が商品化されるわけですが、今から並べるのが本当に楽しみだし、ほかの『V』のキャラクターや日本生まれのキャラクターがジェネレーションズでリメイクされて、世界のファンに認知されたり、また人気が出たりでどんどん広がっていってくれたら嬉しいな、と思います!