レビュー：TFジェネレーションズ レガシー（海外版） プライムユニバース ノックアウト

今日は「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー（海外版）」から「プライムユニバース ノックアウト」をご紹介！

ということでレガシー版デラックスクラス「ノックアウト」です！「ノックアウト」は2012年に放送された『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』に登場したディセプティコンの闇医師で、日本では「メディックノックアウト」という名称でした。今回のレガシー版はジェネレーションズナイズされた姿での登場となり、玩具としてはスタジオシリーズ（86シリーズ）の「オートボット ジャス」のパーシャルとなります。日本でも2022年10年に「TL-08 ノックアウト」として発売されます。それではいってみましょー！

【パッケージ】

パッケージ。　QRコードから見える情報では役職は「医者（Medic）」。よくあることですが、パッケージのCGと実物のカラーリングが違ってます。足先の色はCGの方がよかったな。

イラスト面。

【ロボットモード】

ロボットモード。パッと見『プライム』の「ノックアウト」という感じはそこまではしないのですが、これはこれでとてもカッコイイ。「ジャズ」のパーシャルとはすぐには気づかないほどで、かなりの部分がリデコされていることがわかります。『プライム』のノックアウトはスラリとしたスタイルが特徴ですが（プライムのキャラ全体位言えることではありますが）、それが今回角張った見た目に変更されていて、その差も面白いです。

背面。背中から見るとジャズのパーシャルっぽさを感じるかも。

全面＆背面。

側面。

バストアップ。頭部のデザインは『プライム』の形状を踏襲しながら、顔部分は鼻が作られてよりイケメンな感じに。胸部のデザインは大きく変更されていて、「ジャズ」同様フロント部分がまるっと配置されています。

武器。QRコードから見れる情報によると名称は「バトルスピア」。『プライム』で使用していたスピアをオマージュしたもの。先端部分はクリアパーツで分離可能ですが、スピアとして合体する場合はこの向きでしか接続することができません。

分離してグリップ部分を銃、先端部分はクローのような感じで装備することができます。

各部に5mmジョイントがあるので色々組みわせて遊べます。

武器は背中に取り付けておくことができます。

【ビークルモード】

ビークルモード。スポーツカーに変形。「プライム」では「アストンマーチン」チックな丸みのあるフォルムの車でしたが、今回のレガシー版はエッジの立ったデザインに変更されています。けど、特徴的な黄色のホイールをはじめ、『プライム』版の意匠をしっかり受け継いでいてすごくカッコイイ。ハスブロのMark氏のインスタグラムによると、今回の開発担当は幸日佐志氏、ビークルモードのデザインを大西裕弥氏が担当しています。

背面。サイドの模様は『プライム』そのままというわけではないですがノックアウトらしい雰囲気が出ています。変形は基本的にパーシャルの「ジャズ」とほぼ同じパターンで、ジャズを触ったことがある人ならすぐに変形できると思います。

前面＆背面。

側面。

武器はルーフ部分と…

後方サイドに取り付け可能です。

【比較】

パーシャルであるスタジオシリーズ版「オートボットジャズ」と。こうしてみると結構共通部分は多く、肩、腹部から太ももにかけて、また膝下の一部も同じパーツが使われています（ノックアウトの成型色で言うとシルバーと黒の部分がジャズと共通）。

ビークルモードでも。タイヤこそ同じですがビークルモードは全くの別物。

2012年似発売された『プライム』Robots In Disguise版デラックスクラス「ノックアウト」と。プライムRIDシリーズはコストダウン感を露骨に感じるシリーズで、国内ではシール仕様になったり、アニメはすごく好きだけど玩具が惜しいシリーズだったので（もちろんファーストエディションは傑作揃いだしRIDでも名作はありますが）、プライムのスタイルそのままでリメイクされるものも見たかったという気持ちも。ちなみに非変形のR.E.D.シリーズで「ノックアウト」が発売されていますが、残念ながら買えておらず…R.E.D.もっと手軽に入手できたらなあ。

ビークルモードでも。

レガシー版プライムユニバース組の「バルクヘッド」と「アーシー」と。どこまでプライムユニバースでメンバーが揃うかですが、レガシーは2023年も継続なので、他にも期待できるかも。けど、他のユニバースも容赦なく入ってきてるから長い話になりそう…少なくともノックアウトの相棒？の「ブレイクダウン」は欲しいなあ。

【可動・アクション】

可動は基本的に86シリーズの「ジャズ」同様の作りなのでよく動いてくれます。以下、写真続きまーす。

今回のレガシー版は角張ったデザインになったことで、少しキャラ性みたいなところも違って見えますが、QRコードから見る情報では「治すよりバラすほうが得意」みたいあ感じであって、ちゃんと同一人物なんだな、と安心します。

脇の下のメカニックな感じがセクシー。太ももの肉抜き部分の造形なども凝っていて、「ジャズ」はシンプルな色使いで気づきにくかった部分を再発見できて面白いです。

お尻にフィギュアスタンドが用意されています。

以上、「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー（海外版）」から「プライムユニバース ノックアウト」でしたー！86シリーズ版「ジャズ」のパーシャルなので、元々の『プライム』の見た目からはだいぶ異なり当時の面影は薄いのですが、これはこれでトランスフォーマーらしいスタイルですごくカッコイイ。ベースは「ジャズ」なので触り心地はそのまま良い感じで、ビークルモードは「バルクヘッド」同様現代チックに大胆にアレンジされたデザインがとてもクールです。『プライム』の当時の玩具では再現しきれなかった、あの独特なアニメのスタイルでリメイクされるのも見てみたかったな、と思ったりもしますが、この調子でプライムユニバースのキャラがジェネレーションズで揃うのも楽しみなのも間違いなく、次のラインナップが誰になるかとても気になります！