今日は「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー(海外版)」から「プライムユニバース アーシー」をご紹介!
商品名 | プライムユニバース アーシー(Prime Universe Arcee) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ レガシー |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年3月 |
価格 | $22.99 |
ということでレガシー版デラックスクラス「アーシー」です!この「アーシー」は2012年に放送された『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』に登場したオートボットの女性戦士で、G1の「アーシー」とは別キャラとなります。今回レガシーではユニバースを超えジェネレーションズナイズされた姿で新たにデザインされました。玩具としては完全新規となり、日本でも2022年8月に「TL-05 アーシー」として発売されます。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。イラストは色収差っぽい効果が使われていて、レトロっぽさもありながら新しい感じが出ていてとてもカッコイイ。ボイジャークラス「バルクヘッド」同様箱の表面のプラスチックが廃止され中が触れるようになっています。ちなみになのですが、パッケージが紙だけになったことで輸送中の箱潰れが起きやすくなっているようで、アメリカのAmazonではそれが原因でレビューが下がってしまっています…
イラスト面。
【ロボットモード】
ロボットモード。今回のレガシー版は『プライム』の「アーシー」がG1の世界にいたら?みたいな感じのデザインコンセプトだと思うのですが、「バルクヘッド」同様上手にG1スタイルに落とし込まれていています。逆に言えば女性らしい曲線が特徴的だった『プライム』の「アーシー」と比べるとちょっと平凡な感じになっているのですが、これはこれでG1のキャラたちに違和感なく馴染むデザインになっていると思います。
背面。背中にバイクのフロント部分をまるっと背負っていますが、かかとが後ろに長く伸びているので倒れることはありません。個人的に今回のアーシーの見どころはふくらはぎだと思っていて、一本骨が通ったようなメカニックな感じがとてもカッコイイ。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔は『プライム』からフェイス部分が大きく変更され鼻ができました。美人な顔つきですが、ここ最近のジェネレーションズ系で多かった可愛らしい感じは控えめ。
目は集光で光るようになっています。
今回ロボットモードで気づきにくい部分がひとつあります。それがこの赤い丸部分のロックなのですが、買って箱から出した状態ではこの赤丸部分のロックはかかっておらず、このロックがかからないとロボットモードで腰が固定できずに上半身が後ろに倒れやすくなってしまいます。ちょっと奥まって気づきにくいのですが、腰部分を手前にぐっと押し込むとカチッと固定されます。
武器。まずはバイクの前輪を展開したドローンのような武器。しっかり塗装されていてカッコイイ。
前輪は背中に取り付けておくことができ、ここからそのままバイクに変形もできます。
また、展開した状態で背中に取り付け、飛行のためのプロペラのような感じにもできます。
もうひとつはシールド。レガシーシリーズの特徴のひとつである「エネルゴンインフューズドウェポン」となり、クリアパーツでできています。
半分に分割して腕に取り付けることでブレードのようにもできます。
【ビークルモード】
ビークルモード。モーターサイクルに変形。丸目の2つのヘッドライトなどが80〜90年代のオートバイをモチーフにしているように感じます。色合いは青黒メインで『プライム』版同様のカラーではありますが、丸目のライトや丸みをおびたカウルでだいぶ印象が違って見えます。
背面。ホイールの青いラインがいい感じ。変形は『プライム』版「アーシー」とは大きく異なり、またこれまでのバイクに変形するトランスフォーマーとも全然違う変形で、かつストレスなく変形することができます。足の変形など見事で、バイク⇒ロボットの変形パターンでまだまだ出来ることがあることを見せつけられた感じです。これだからトランスフォーマーはやめられない!
前面&背面。
側面。
シールドは分割してリア部分に取り付けることができます。
もう一箇所、後輪のサイドにも取り付け可能です。
【比較】
比較。2012年に発売された『プライム』のファーストエディション版「アーシー」(国内版)と。部分部分で見ていくと共通している所も多いですが、全体の印象はかなり違っています。ファーストエディションは今見ても素晴らしいスタイルと完成度…!
ビークルモードでも。『プライム』のアーシーは鋭いスピード感あるデザインになっています。
『プライム』の通常ラインRobot In Disguise版「アーシー」と(日本ではアームズマイクロンシリーズ)。RID版はファーストエディションの簡易版っぽい感じですが、顔の感じなどはこっちのほうがアニメに近いです。
ビークルモードでも。
レガシー版ボイジャークラス「バルクヘッド」と。なかなかいいサイズ感。他のキャラクターたちがどうアレンジされるのがとても楽しみだなあ。
ビークルモードでも。『プライム』が個人的にも好きな作品なので、こうしてまたスポットが当たるのは嬉しい。『ビーストハンターズ』吹き替えで観たかったなあ…!
【可動・アクション】
可動も良好。この大きさで手首も回ります。スタジオシリーズで2022年のデラックスクラスが軒並みボールジョイントが多用されるようになってちょっと心配していましたが、少なくともレガシーのデラックスクラスWave1はそんなことはなくかっちり遊べます。以下、写真続きまーす。
足首もよく動いてくれます。なんというか、一見シンプルに見えるけど意外と細かく作られていて、他のレガシーWave1のキャラでもそう感じる部分が多い印象。コストとの戦いの裏でものすごいノウハウの蓄積とクオリティラインの底上げがされているように感じます。
エネルゴンインフューズドウェポンは正直なくてもいいかな…と思わなくもないけど、後々合体してスゴイものになるとかあるんだろうか…?
お尻にフィギュアスタンド用の穴が設けられています。アーシーを飛べるようにするというアイディアはすごく良いと思う!
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー(海外版)」から「プライムユニバース アーシー」でしたー!レガシーのデラックスクラスWave1全体に言えることなのですが、実は情報が発表されたときデラックスクラスの面々にはちょっと不安を感じていました。それはコストカット感だったり、WFCからの変化の薄さのようなところなのですが、いざ実物を触ってみるとその不安は吹き飛びました。このアーシーもデザイン自体は『プライム』よりもアッサリ薄味な感じになっているのですが、表面からだけでは分からない細い四肢にぎゅっと詰まった感じや変形の面白さ、また最近の女性型トランスフォーマーは女性らしさみたいなところが前面に出ることが多かったですが、この「アーシー」は『プライム』の劇中でもそうだったように一人でも戦える力強さのようなものを感じる事ができます。「バルクヘッド」のときも言いましたが、他の『プライム』のキャラがこのフォーマットで揃うのがとても楽しみになります!
レビューありがとうございます。
細身ですがフレームに黒色なども使っていることもあり、
肉抜きをあまり感じさせない程よい密度がステキですね。
WFCからの一定の質の維持が保証されているという点でうれしい一方、
プラを排した箱の耐久性とかに不安が…というお話はちょっと気になりますね
こんなことならコマンダークラスや、レガシーガルバトロンのように、
いっそのぞき窓を無くしてしまえばいいのにと思いますが…
もう一つ、日本の公式HPですと、いまだに「レガシー」のロゴが
海外版とは異なる日本独自の書体となっているのですが、もしかすると
こうした箱の耐久性の懸念から、海外版とはパッケージングを
変えるような目論見でもあるのでしょうか。