今日は「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー(海外版)」から「G2ユニバース ジアクサス」をご紹介!
商品名 | G2ユニバース ジアクサス(G2 Universe Jhiaxus) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ レガシー |
クラス | ボイジャークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年7月 |
価格 | $33.99 |
ということで、レガシー版ボイジャークラス「ジアクサス」です!「ジアクサス」はマーベルコミック版の「Generation2(G2)」に登場したキャラクターで、G2コミックの中ではオートボットでもディセプティコンでもないサイバトロニアン(サイバトロン人)という立場で、オプティマス、メガトロンをも凌駕する最強のトランスフォーマーのひとりと言われたキャラクターです(今回の玩具では「ディセプティコン」となっています)。そんな最強とうたわれる「ジアクサス」ですが、意外にもこれまで「G2」の姿での玩具はなく、レガシーで初めての玩具化となります。完全新規造形となり、日本でも2022年「TL-09 ジアクサス」として発売されます。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。背面のQRコードで見れる情報によれば、立場は「征服者」で、説明では「計算高い戦略家で統一されたサイバトロンのビジョンを全宇宙に広げる」というような内容になっています。
イラスト面。
【ロボットモード】
ロボットモード。『G2』のコミックに登場する見た目が忠実に再現されています。元々玩具出身ではないため、具体的な変形があるキャラではなくデザインもだいぶ人型寄りなのですが、今回のレガシー版ではその姿をしっかり再現しつつ、今風にスタイルがアレンジされとてもかっこよく作り上げられています。パッと見ここから変形しそうに見えない「G2ジアクサスのアクションフィギュア」のように見えるほど。これまでG2版の「ジアクサス」のことはそれほど詳しくは知らなかったので、今回の玩具をきっかけに色々調べてみたのですが、行く末なども含めてとても魅力的なキャラクターで好きになったのですが、その玩具がいきなり手に入るというのがすごく変な感じがします。
背面。背中もスッキリ。太ももや、羽根で隠れて見えませんが二の腕にも肉抜きはなく、ほぼ全面埋まった感じなのでリッチに感じます。足のコウモリみたいな羽がかわいい。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部もコミックの見た目を忠実に再現。顔はかなりイカつい顔で、コミックらしいゴテゴテしたデザインがいいですね。右肩のセンサーもしっかり作られています。胸部はクリアパーツに塗装で再現されていて、中に透ける赤いパーツが心臓のようでカッコイイ。胸にはG2ディセプティコンのマークがプリントされています。
今回のジアクサスの特徴の一つとして指が可動することが挙げられます。アースライズ版「オプティマスプライム」や、86シリーズの「ホットロッド」など「マトリクスを持つ」という目的があるもの以外で手が開くのはとても珍しい。これからも増えてくのかな?
武器。QRコードからの情報によれば「エネルゴンブラスター」という名前。写真には写っていませんが、逆側に5mmジョイント、また後ろの部分に5mm穴が空いていて他の武器などと接続可能です。
もう一つ、クリアパーツでできた同じデザインの武器。クリアパーツでできているということで、エナジョンウェポン扱いになるものだと思います。とても薄い。
2つの武器は接続可能。
重ねて背中に取り付けておくことも可能です。もちろんひとつずつでもOK。
【ビークルモード】
ビークルモード。惑星サイバトロンの宇宙船に変形。レトロな感じのロケットを彷彿とさせるデザインで、形状はもちろん、後部に配置された主翼などG2コミックの見た目をしっかり再現しています。鳥のクチバシのような真っ赤なノーズ部分が印象的で、ロボットモードからぎゅっと圧縮された感じも面白いです。写真ではあまり分かりませんが、機首部分の裏側は結構スペースが空いた感じになっていて、クリアパーツなので上から見ると床が見えてしまうのだけちょっと残念。
背面。スネ部分の複雑な形状のケーブルから続くような感じでリアのスラスターが配置されているのがカッコイイ。変形もステップ数はそこまで多くはないのですが気持ちよく変形できます。特に脚部の変形が個人的には気に入っていて、尾翼が半分に割れてそれがピッタリ膝下のプレートになるところや、ふくらはぎ部分にスタスターになるパーツが埋め込まれていてるのですが、それがなんというか理にかなっているというか、ロボット生命体としての構造も考えられているような感じがして面白いです。
前面&背面。
側面。
各部に5mm穴があるので武器を取り付け可能。
底面にも5mm穴が4箇所もあるので、先日発売された「テンセグベース」とも接続できます。というか、5mmジョイントで接続できるスタンドすごくいい!
【比較】
アースライズ版リーダークラス「オプティマスプライム」と。G2コミックのオプティマスはG1の姿と同じ(若干濃いカラーで描かれることもありますが)。大きさとしてはジアクサスのほうがマッシブに作られていることもあって少し大きい感じになっています。
ビークルモードでも。
G2ということで、レガシー版リーダークラス「レーザーオプティマスプライム」と。「レーザーオプティマスプライム」と。コミックではこの姿では登場せず、この姿の玩具が発売される前にG2コミックは最終回(打ち切り)を迎えています…
ビークルモードでも。
ジェネレーションズセレクト版「メガトロン」と。メガトロンはG2コミックの中でこの姿で登場し、ジアクサスに敗れます。G2コミックはなかなか読める環境ではないので、ヒーローXのクラシックスの刊行が続いて読めたら嬉しいなあ。あと、G2や同時期のUK展開にはまだ長くスポットの当たったことのないキャラがいっぱいいるから今後のレガシーが楽しみ。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動はとても優秀でよく動いてくれます。肩周りだけちょっと癖があって、横の可動が胴体側に接続された軸での動きのみなので、腕を真横に大きくは広げられません。ただ、肩を上の方に逃がせられるようになっているのでちゃんと銃を構えたりはできます。足回りは本当によく動くし、股関節の動きなんかはまるでアクションフィギュアのよう。以下、写真続きまーす。
膝も深く曲げられるので立ち膝も可能。
手を開けるのもポーズの幅を広げてくれます。
ジアクサスはコミックでのみの活躍のキャラということで、デザインが人型のヴィランチックな見た目で、色使いも独特。元々ジアクサスはディセプティコンではありますが、同族間の争いを軽蔑し、オートボットとディセプティコンが戦っている間に惑星サイバトロンを去り、サイバトロニアン(サイバトロン人)による宇宙統一を果たすべく帝国を築き上げていました。最終的にはトランスフォーマーが細胞分裂をする際に副産物的に生み出された「スウォーム」という暗黒物質によって飲み込まれてしまいます。今回色々調べてみたけど、やっぱりG2のコミックは一度ちゃんと読んでみたいなあ。
お尻にフィギュアスタンド用の穴が用意されています。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー(海外版)」から「G2ユニバース ジアクサス」でしたー!ロボットモードはコミックの絵的なデザインをよく再現しつつ、スタイルは今風でスラリとしながらたくましくとてもかっこよく仕上げられています。肉抜きもなくアクションフィギュアチックな触り心地が気持ちよく、ビークルモードもコミックのシンプルなデザインを今のジェネレーションズのラインに合わせられていてカッコイイ。変形もシンプルながら楽しく、特に足回りの変形でふくらはぎの中からスラスターが出てくる感じがただのパーツ移動だけではない、変形に物語性を感じさせてくれるものですごく気に入っています。実はこれまで「ジアクサス」のことは名前や見た目こそ知るものの、あまり詳しくは知らなかったのですが、今回の玩具で色々知ることで一気に気なるキャラになりました。コミック原作のキャラが約30年の時を経てこうして初めて玩具化されることもすごいですが、今回初玩具化ということである意味しがらみがない玩具のようにも思えて、すごくまっさらな気持ちで楽しめるし、なによりジアクサス人気が一気に上がりそうな玩具になっていると思います!オススメ!
レビューありがとうございます!
見た目とカラーリングが実にアメリカンコミックのキャラらしく、日本人じゃあまり発想出来ない感じが実に魅力的。
このデザインでしっかり変形するんだから凄いですね。
自分も国内版予約済ですが、レビューを拝見して、発売が待ち遠しくて仕方ないです。
ジェネレーションズセレクト版メガトロン様の国内販売熱望、そしてバトルコンボイの発売を機にG2キャラをどんどん発売して欲しいですね。