今日は「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ」から「グリムロック&オートボット ウィーリー」をご紹介!
商品名 | 86-06 グリムロック&オートボット ウィーリー(Grimlock & Autobot Wheelie) |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ(86シリーズ) |
クラス | リーダークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年1月 |
価格 | $49.99 |
というわけで、スタジオシリーズの86シリーズから「グリムロック&オートボットウィーリー」です!「グリムロック」は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』でサイバトロン(オートボット)によって生み出された恐竜から変形する「ダイノボット」のリーダーで、その後『ザ・ムービー』、『2010』でも大活躍をします。今回はスタジオシリーズということで、『ザ・ムービー』で惑星クインテッサで出会う生存者「ウィーリー」の非変形フィギュアが付属しています。これまでもジェネレーションズ系ではクラシックス(変形ヘンケイ)、ゲーム『Fall of Cybertron』版、パワーオブザプライム版と様々なものが発売されていますが、G1の姿でのリーダークラスでの立体化は今回が初。日本でも2021年5月に発売が予定されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。イラストは恐竜モードにウィーリーがまたがった姿。
台紙兼ディスプレイスタンドは惑星クインテッサでシャークトロンたちと戦うシーン(まさにパッケージイラストのシーン)の壁が再現されています。
【ロボットモード】
ロボットモード。G1グリムロックの姿がそのまま再現されており、さらにリーダークラスということでかなり大きい!大きいグリムロックと言えばマスターピース版がありますが、それに迫る大きさがあります。ディテールは結構細かく造形されていて、大きなボディでも間延びしない感じになっていてなかなかカッコイイ。どっしりした下半身もいいですね。
背面。G1トイのパーツ配置そのままな感じですが、恐竜の尻尾はマスターピース同様に足の内側に収納されています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部もしっかり劇中を再現。目はアニメ準拠でブルーになっています。胸にはオートボットマークが配置されていて、それを覆うようにクリアパーツが配置されています。ただちょっとスモークすぎる感じで中が見えにくいので、もうちょっと薄い色でも良かったかな。
武器は銃がひとつ。G1トイの設定では「ギャラクシーロケットランチャー」という名前が付いています。
武器は背中の恐竜の腕部分にはめ込む感じで固定しておくことができます。
【ビーストモード】
ビーストモード。ティラノサウルスに変形。G1のダイノボットでビーストモードというのはちょっと違和感あるけど、まあ便宜上ということで…『ザ・ムービー』ではほとんどこの姿での活躍で、ロボットモードになるのはほんの少しだけ。やっぱりグリムロックといえばこの恐竜モードで「俺、グリムロック!」という声が聞こえてきそうな、かっこよさよりも愛嬌のある姿になっています。ロボットモードに比べて恐竜モードの頭部〜ボディのディテールは控えめになっていて、よりアニメのイメージに近くなっているのもポイント。
背面。大きな尻尾がいい感じ。変形はG1グリムロック玩具の変形パターンを強く踏襲していて、難易度も低め。なので、最近のリーダークラスとしてみると大味さを感じてしまうのも確か。けど、尻尾もちゃんと足の内側にキレイに収納されるし、グリムロックの変形としてはとてもしっくりくる感じです。
前面&背面。
側面。
武器は背中に取り付けておくことができます。
口は開閉可能。腕も肩にはボールジョイント、肘部分にも関節があって動かすことができます。アニメでは白い長手袋みたいな手だけど、今回は玩具準拠のロボットっぽい感じになっています。
口の中にはエフェクトパーツを取り付けられる突起が設けられています。このエフェクトパーツはアースライズ版「スコルポノック」から拝借したもので、グリムロックにはエフェクトパーツは付属していません。
パッケージの裏面をみると、恐竜モードの首はクリアパーツでG1トイのように中が透けて見える感じですが、実際の玩具はゴールドに塗装されて、アニメのように中が見えない感じになっていました。というわけで、恐竜の首部分を分解したところ、中には外側がクリアパーツ時に透けて見えるはずだったパーツが!いつかこれが見えるバージョンも出るのかな…?
今回のグリムロックは全体的にとても良いのですが、だからこそちょっと残念に感じるところがあって、リーダークラスとしては少々作りが雑というか、スマートじゃないところが気になりました。まず左の写真は腕部分(恐竜モードの足)。今回ロボットモードと恐竜モードでは関節の向きが逆になるのをちゃんと別々の関節で再現してくれているのはすごく画期的なのですが、そのロック部分がちょっと心もとない…小さい出っ張ったジョイントなのですが結構目立ちます…あと、たぶん丈夫にできているとは思うのですが、見た目的にすぐ折れそうで怖い。なんかもっとがっちりした感じだったり、目立たなくする方法があったんじゃないかな…?と思ってしまいます。
もう一つの右の写真は恐竜モードの膝関節。見たとおりクリック関節になっているのですが、そのクリックの受け部分が破損しました…管理人のものは半分くらい欠けていて、完全にクリックが効かないわけじゃないけど、破損していない左に比べるとかなりゆるい…ピン打ちされているので補修も難しく、せっかくのリーダーなんだから受けを別パーツにしてほしかったなあ…
【オートボット ウィーリー】
「オートボットウィーリー」。非変形のフィギュアで、ある程度は可動が仕込まれているのですが、見たとおり左肘と、両膝が曲がった状態で造形されているのでポーズはかなり限られます。見た目はアニメの雰囲気をかなり忠実に再現してくれていて、塗装も細かく施されています。ちなみに、この状態では立たなくはないのですが、倒れやすかったので足元を両面テープで固定して撮影しています。
背面。左太ももの下と、かかと付近にグリムロックと接続するためのジョイントがあります。
手に持ったパチンコは脱着可能。3mm穴なのでキングダムのコアクラスの武器なら持てます。
グリムロックのロボットモードでは肩に3mm穴があるので、そこにウィーリーの太ももを固定して座らせます。
恐竜モードではグリムロックの首の両サイドにジョイントがあるので、そこをウィーリーの両足で挟みこむような感じで固定します。
ウィーリー単体でも足を開けば立たせることができて、パチンコを撃つポーズを取らせることができます。膝が可動すればもう十分な感じなんだけど、あえてそうしなかったのかな…?
【比較】
2018年に発売されたパワーオブザプライム版ボイジャークラス「グリムロック」と。POTP版は「ヴォルカニカス」になるギミックがありつつもグリムロックのリメイクとしては満足度の高いものでしたが、まさかこんなに早くそれを上回るものが出てくるとは…!
恐竜モードでも。POTP版はクリアパーツを裏から金で塗装してたり、ディテール感もG1トイっぽさが強いです。
マスターピース版「MP-8 グリムロック」の再販版「MP-EXグリムロック」(いわゆる「傑作」版)と。マスターピース版と並べてもこの程度のサイズ差ということで、今回のスタジオシリーズ版の大きさがよく分かると思います。
恐竜モードでも。大きさこそ違いますが、アニメの愛嬌ある姿を目指しているのは同じですが、今回のスタジオシリーズ版のほうがより優しい感じかも。上でも書きましたが、今回のス進化ポイントとしては膝の関節がロボットモードとは別に用意されていること。
直近で発売された恐竜ということでキングダム版リーダークラス「メガトロン(ビースト)」と。大きさとしては似たような感じですが、重さという点では全面PVCに覆われたメガトロンが圧倒的に重いです。
スタジオシリーズ86シリーズの面々と。左から「ホットロッド」、「カップ」、「ブラー」。
恐竜モードとともに。ウィーリー忘れた…
アースライズ版のオートボットの面々と。左から「オプティマスプライム」、「ホイルジャック」、「ラチェット」。グリムロックはディテールちょっと多めなので全く違和感なくウォーフォーサイバトロン組にも馴染みます。
恐竜モードでも。
ウィーリーの比較。レジェンズ版「LG29 ウィーリー&ゴーシューター」の「ウィーリー」と(海外版はタイタンズリターンシリーズ)。
【可動・アクション】
可動はとても良好。ウォーフォーサイバトロン系の玩具と同等の箇所が動き、各部の可動域も広く、マッシブな体型ながらぐりぐり動かすことができます。以下、写真続きまーす。
足の付根、足首もよく動くので下半身も大きく動かしてポーズを付けることができます。
背中のガワ部分は前後、上下に角度を自由に付けられます。大きく開いておくのもカッコイイ。
ウィーリーと一緒に。ロボットモードではほとんど絡みがなかったような…?
恐竜モードでも。尻尾こそ動きませんが、その他の部分は結構動いてくれてとても楽しい。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ」から「グリムロック&オートボット ウィーリー」でしたー!グリムロックのG1デザインベースの玩具はこれまでもたくさん発売されてはいるものの、どうしても大きさが物足りなかったのですが、今回はリーダークラス、しかも劇中のデザインそのままでの立体化ということでこの上なく欲しかったグリムロックになっています!恐竜モードの愛らしさもしっかりあって、86シリーズメンバーはもちろん、ウォーフォーサイバトロンシリーズの面々ともよく馴染みます。最近のリーダークラスとしては若干大味で、上で書いたようなちょっとした不満点もあるのですが、サイズと見た目重視で余計なことをしていない良さがあるのも事実で、他のキャラと並べたときの満足感がすごい。あとは他のダイノボットたち4人もリーダークラス(スワープはボイジャーでも大丈夫かな?)で揃ったらめちゃくちゃ楽しいだろうなあ…!
ついにアニメに忠実なG1リメイクグリムロックが発売されました。
この商品の販売が近づくにつれ、モール限定のボルケニカスの予約開始も相まってかPOTP版のグリムロックをフリマサイトで見かける機会が増えていることが残念です。
POTP版はシールや鈍い金の塗装が絶妙なレトロ感を生み出していてコレクションの中でも特にお気に入りです。
今年は新たなグリムロック2体をお迎えしてそれぞれの良さを愛でたいと思います。