今日は「トランスフォーマージェネレーションズ シージ(海外版)」から「ジェットファイアー」をご紹介!
商品名 | WFC-S28 ジェットファイアー(Jetfire) |
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シリーズ名 | Transformers Generations:Siege |
クラス | コマンダークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2019年7月 |
価格 | $79.99 |
ということで、ジェネレーションズ シージ版「ジェットファイアー」です!「ジェットファイアー」は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場した元はセイバートロン星の科学者。紆余曲折あり、デストロンからサイバトロンに鞍替えした経緯があったり、G1玩具はタカトクトイスから発売された『マクロス』の「バルキリー」のリカラーだったりとネタには事欠かないキャラクターです。これまで玩具としては、クラシックス(日本では変形ヘンケイ)版でボイジャークラスが、ジェネレーションズ(日本ではレジェンズ)版でリーダークラスが発売されてきましたが、今回のジェットファイアーは新たに設けられた「コマンダークラス」という、リーダークラスよりも更に大きいサイズでの登場となります。日本でももうすぐ「SG-26 ジェットファイヤー」として発売が予定されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさは極端に大きいわけではなく、パワーオブザプライムのリーダークラスの箱を一回り大きくしたくらい。また、通常ラインとしては珍しく中身が見えないイラストのみのパッケージになっています。
箱の中身はこんな感じ。縦幅はギリギリに詰め込まれています。
【ロボットモード】
ロボットモード。まず一番の感想はやっぱりでかい!!そしてアニメのデザインをかなり忠実に再現していて、G1玩具(バルキリー)の面影はほとんどなくなっているのが分かります。スタイルもしっかりアニメの雰囲気を残しつつ、今風のどっしりとした感じもカッコイイ。そして、心配していた「大きいだけで大味」というのも全く感じず、この大きさでしっかり中身の詰まったものになっていることに驚きます。肉抜きも表面から見えるところにはなく、全身しっかり箱型で覆われているのもいいですね。また、シージ特有のウェザリングですが、いつものウェザリングとは少し違うグラデーションのものが脚部に施されています。
背面。背中には大きなバックパックを背負っていますが、かかとが後ろに伸びているので倒れることはありません。翼も折りたたんでロボットモードでちょうどいいサイズになっているなど、コマンダークラスだからこそできていることが今回たくさんあるのも見どころです。
前面&背面。
側面。
バストアップ。表情はちょっと憂いているような感じがキャラクターをよく表しています。目と額部分にはクリアパーツが使われていて、後ろから光を当てると光ってくれます(集光ギミックというわけではなし)。
胸部のエンブレムは回転させることで、オートボットとディセプティコンを切り替えることができます。
手は人差し指から小指までひとかたまりで第3関節のみ可動するようになっていて、手を握らせると連動して武器をもたせられる5mm穴が現れるギミック付き。
続いて武器。まずは「JF-25 HSフォトンミサイルスカイランチャー」。劇中でも使っていた二連銃をイメージしたもの。
中心から別れて2つにすることもできます。ちなみに、グリップが動く関係か、一体成型ではなくちゃんとネジ止めされた作りになっているので、しっかりボリュームがあっていい感じ。
腕に取り付ける「SF-M2 ラジオグラフブースター」が2つ。
胸部アーマー「スカイシールドエアリアルアーマー」と、頭部の「スカイシールドバトルマスク」。胸のアーマーを取り付ける際は、ジェットファイアー側の胸にあるツメを起こして接続します。
背中のバックパック(「ターボスラスターブースターパック」と名前もついています)の左右に取り付けているのが「JF-15 HPジェットブーストパーティクルビームキャノン」。翼の先端についているのが「HP フォトンミサイル」。
「JF-15 HPジェットブーストパーティクルビームキャノン」は真ん中から2つに分離できます。
すべての武装をつけた状態。胸部にボリュームが出て雰囲気がガラッと変わって、一気に戦闘態勢になるのがいいですね。ハスブロの公式ではこのアームズアップのことをC.O.M.B.A.T. (Cybertronian Omnifuctional Modular Battlefield Assault Tech)システムと呼んでいます。
エフェクトパーツも6つ付属。
各部にエフェクトパーツ用の穴とペグが設けられていて、なかなかリアルに攻撃を受けている感じを出せます。
あ、こう使うのか!?
【ビークルモード】
続いてビークルモード。ジェット機に変形。これまたアニメの見た目にかなり忠実!角ばった機首や、大きく広がった翼もいいですね。武器やアーマーなどの装備は一つに合体して、上部に取り付けます。また、機首部分にロボットモードの脚部と同じような塗装が施されています。
背面。巨大なスラスターがカッコイイ!変形は大きい分ちゃんと手の込んだ変形になっていて、スプリングが使われたちょっとした自動変形っぽい部分などもあって楽しい!かっちり変形できるし、想像以上に変形しやすく驚きました。
武装をはずして。アニメではこの姿で活躍していました。今回いわゆる「ガウォークモード」にはできない(できなくはないが自立はできない)ようになっています。この辺はこれまでネタ的にやってきたところを、あえて封印して「トランスフォーマーとしてのジェットファイアー」を本気で作ってきたようにも思えます。
前面&背面。
側面。
武装をまとめた部分は「C.O.M.B.A.T. レディーモード」と呼ばれます。ちなみに武装をまとめた部分の下部中央に接続用の5mmジョイントある影響で、この部分のみでまっすぐ地面に置くことはできません。マスクは胸アーマーの中に収納することができますが、このままロボットモードで取り付けることはできません。
底面。ランディングギアはちゃんと収納できるようになっていて、車輪もついているので転がし走行ができます。また、前方と、腰部分に他のトランスフォーマーが握れるグリップが4つついています。
コックピットの中は取り出すことができ、中にタイタンマスター(ヘッドマスター)や、プライムマスターを乗せることができます。
さらにパック部分にもタイタンマスターを2体乗せることが可能。
エフェクトパーツを組み合わせてスラスターに取り付けることができます。
機体の底にあるグリップを他のトランスフォーマーたちに握らせることができます。基本的に5mm穴であればどのクラスでも取り付けられますが、あまり重たいものは避けたほうがいいかも…
【比較】
続いて比較。まずは2008年に発売されたボイジャークラスの変形ヘンケイ版「C06スカイファイヤー」と(海外ではクラシックス)。今回のジェットファイアーがいかに大きいか分かると思います…!この変形ヘンケイ版もアニメの雰囲気がよく出ていて、触り心地も含めて個人的に大好きな玩具です。
武装をつけて。
ビークルモードでも。
2014年に発売されたレジェンズ版(海外ではジェネレーションズスリリング30TH)「LG07 ジェットファイアー」と。レジェンズ版はコストカットの波が厳しかった頃のリーダークラスということもあり、若干の物足りなさはありつつも、アレンジの効いたスタイルは今見てもかっこいい。
武装をつけて。
ビークルモードでも。リーダークラスのビークルモードと比べてもこのデカさ。レジェンズ版はよりG1トイを意識したスタイルになっています。
シージ版ボイジャークラス「オプティマスプライム」と。劇中でもかなり大きなジェットファイアーでしたが、玩具ではさらにそれが際立つような感じに。
大きさ比較として、ユナイトウォリアーズ版「UW-01 スペリオン」と。大体似たような大きさであることが分かります。
【可動・アクション】
可動も大きい割になかなか良好。腰はバックパックが干渉してこの写真程度しか動きませんが、その他は十分動いてくれます。また、負荷のかかる部分の関節にはクリック関節が使われていたり、ヒンジがキツく作られていたりするので保持力も十分。足首が最初スネ側との接続が固くてなかなかはずれないので、それはぐっと力を入れて外してみてください。以下写真続きまーす。
手のひらの開閉ができるのでポーズに表情が出てくれます。
ちょっとだけ心配なのがこの白さ。素材的にも日焼けなどで変色しやすそうな予感…箱にしまっておくにも、元々入っているボール紙の箱にしまうとそれこそ変色してしまうかもしれないので、保管時はジップロック的なものに入れて密封してからしまうとと良いかもしれません。
かつての友人スタースクリームと。セイバートロン星ではジェットファイアーは科学者だったわけですが、アニメをみるとスタスクも元々武闘派だった訳ではなさそうで、過去に2人に一体どんな事があったのか気になりますね。ちなみに、今回大きいからかフィギュアスタンド用の穴は設けられていません。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ シージ(海外版)」から「ジェットファイアー」でしたー!情報が出た当初はリーダークラスよりも大きいということで、大きな玩具によくある「大味さ」を心配していたのですが、実際はそんなことはなく、逆に大きいからこそ実現できたであろう変形方法やギミックなどが仕込まれていて、とても気に入ってしまいました!また、大きいから扱いにくいということもないし、全面がディテールびっちりの面で埋まっているので間延び感などもなく、一見変形しなそうにも見えてしまうほど。デザインもロボットモード、ビークルモードともに初代アニメにかなり忠実で、逆によくネタになるG1トイ感はほとんど感じさせないようになっています。武器も豊富で、エフェクトパーツもたくさんついているるし、ビークルモードでの輸送ギミック(?)もあるので、シージの他の玩具と組み合わせて遊ぶとより楽しいです。
唯一気になるとすれば日本での価格。管理人はアメリカのAmazonで送料込みで94ドル程度で購入したのですが、日本では定価が18,000円ということで、シージの他のクラスと比べても割高で(逆にオメガスプリームは価格据え置きという…)、もしかすると今回管理人が感じた満足度と、日本版の価格で買ったときに感じる満足度は違ったものになってしまうかもしれません…なので、日本の価格を考えると気軽にオススメ!とは言えませんが、それを考えなければこれ以上ないジェットファイアー(スカイファイアー)なのは間違いありません!!シージ含めたジェネレーションズシリーズの世界を広げてくれるので、気になる方は是非手にとってみてください!
twitterで旧シリーズ玩具とのサイズ比を見た事があるのですが、GFスーパースタースクリーム(スプリームクラス)よりかは小さいらしいですね。
私の経験上スプリームクラスまでの玩具であれば100均チャック付きポリ袋に仕舞う事が可能です。
目下の課題はA3サイズのチャック付きポリ袋に収まらない物をどうやって密封保管するか…非合体戦士系タイタンクラスが欲しくても手が出せない理由の1つです…