今日はマスターピースから「MP32 コンボイ (ビーストウォーズ)」をご紹介!!Stop The War!
商品名 | MP32 コンボイ (ビーストウォーズ) |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2016年10月29日 |
価格 | ¥12,000(税抜) |
ということで、マスターピース「コンボイ(ビーストウォーズ)」です!今年アメリカで「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」が20周年を迎え、来年日本でも20周年を迎えます!それに合わせた形で「コンボイ」が遂にマスターピース化されることとなりました!この「MP32 コンボイ (ビーストウォーズ)」の存在が明かされたのが、2015年の「東京おもちゃショー」となり、そこから数えると1年半という、トランスフォーマー玩具としては発表から発売まで非常に長いものになりました。その間様々なイベントで展示され、ある意味「ビーストウォーズ20周年」のプロモーション大使のような存在だったように思います。今回開発を担当したのは「MP-1 コンボイ」や「MP-9 ロディマスコンボイ」、「MP-22 ウルトラマグナス」の小林弘典氏。マスターピースシリーズとしても初めての挑戦となる「ビーストウォーズ」の出来は如何ほどに!?それではいってみましょー!
【パッケージ・内容物】
まずはパッケージ。正方形のボックスで、これまでのマスターピースではない大きさになっています。「TRANSFORMERS」のロゴも海外版「ビーストウォーズ」で使われていた書体に。
付属の紙ものは取扱説明書とキャラクターカード(といつものアンケート)。
キャラクターカード。表面は海外版の当時のパッケージをイメージしたデザインに。イラストは描き起こしとなっています。
【ロボットモード】
ロボットモード。まさに映像からそのまま出てきたような再現度!今回、毛並み部分は特殊印刷技術の水圧転写でアニメの3Gモデルのテキスチャーを忠実に再現しており、非常に高級感のある感じになっています。プロポーションもコンボイらしく、手に持った感じもぎっしりな感じがとてもよいです!
背面もかなり劇中に近い感じとなっており、マスターピースでもここまで背面まで再現されたものはないかも?
前面&背面。毛皮部分はすべて水圧転写での印刷となっており、どこから見ても非常にリッチな感じ。
右面&左面。何故か左腕だけになにかを取り付けられそうな小さなくぼみがあるのですが、何に使うか分からず…
バストアップ。今回フェイスパーツは全4種存在。まずは通常の顔と、旧玩具をイメージしたようなマスクオンのもの。
そして左「叫び」と右「微笑み」。そんなに極端な表情ではないですね。
ロボットモードのマスクはなかなか外しにくく、交換するときは横の耳?を後ろに倒してからやると外しやすいです。
頭を押しこむと目に仕込まれたLEDが光リます。一度点くと10秒程度光って自動で消灯します。結構明るい!
電池はビーストモードの頭のなかに仕込まれています。電池はLR44ボタン電池2個使用(「MP-29 レーザーウェーブ」の腕に使用する電池と同じ)。
上半身。毛並み部分とそれ以外の部分の塗装分けもしっかりされていてメリハリのある感じになっています。
拳は開閉が可能。人差し指のみ独立して可動できますが、指自体には関節がないので、指を指したりはできません。
ちなみに、背中には謎の5mmジョイントが付いています。説明書などには使用用途が一切書かれておらず、管理人が思いついた使い方を後述しています(他の人もみんな同じことを考えていたみたい…)。
下半身。太ももの白い部分は成型色。脛のシリンダー部分は見立てのみで可動はしません。
続いて武器。まずは「サイバー・ブレード」✕2。塗装がしっかりされており、質感もいい感じ。グリップ部分に突起があり、拳に固定できるようにできていますが、そもそも拳の関節が固めなので握らせるだけでも結構固定できます。
「プラズマ/キャノン」。左右の腕に内蔵されており、内側のくぼみを押すと外側の蓋がちょっと開くので取り出しやすくなっています。銃身部分は伸ばすことができます。
「メガ・ブラスター」。背中側から前方向に起こすだけで、背中側にあるときはむき出しになっています。旧玩具や劇中では隠れていたのでちょっとそこは残念かな。
最後に「コンボイジェット」。背中のパーツ下部をひっくり返すことでスラスターが展開。あんまり目立たないギミックではありますが、劇中ではよく空を飛んでいたイメージがあるのでそれを再現できるのはいいと思います。
【ビーストモード】
続いてビーストモード。「ゴリラ」に変身。これまた劇中のゴリラ時のイメージにかなり寄せられており、実在するゴリラよりも少し人間っぽいスタイルになっています。また、ロボットモードからの骨格が変わった感じがすごく、思った以上にちゃんと変形しているのがわかります。変形自体は旧玩具同様劇中での変形シーンを彷彿とさせるようなプロセスなのもよい。今回は変形過程の紹介は割愛しますが、変形自体はなんということはないのですが、如何せん水圧転写の塗装面の扱いに気を使います。水圧転写部分がつや消しっぽい感じなので、擦れたり、塗装が禿げたりすると結構目立ってしまいます…
背面。下半身部分はロボットモードの名残が結構残っている箇所がありますが、それでもできるだけ隠そうという心意気は伝わってきます。
前面&背面。全面が毛並みの塗装に覆われることで、ロボットモードとはまた違った雰囲気に。しかし、想像以上にゴリラ。
横面。自然と胸を張ったような感じになるようになっています。膝部分の可動はなし。
バストアップ。顔は劇中のイメージに近づけられています。特に瞳部分は非常にキャラクターらしい感じもあり、今にも子安ボイスが聞こえてきそう。
ビーストモードでもフェイスパーツの交換が可能。左が「叫び」で、右が「微笑み」。微笑みはなかなかいい笑顔。
そしてビーストモードでは「4足歩行モード」にすることも可能。足を曲げるために股間部分のパーツを引き出したり、肩を引き出したりと若干の手順が必要となります。あまり劇中でも本物のゴリラのような四足歩行で行動していた記憶はあまりなく、どちらかと言えば旧玩具へのオマージュ的な意味合いが強いのかも?
【比較】
続いて比較。まずはレジェンズシリーズから「LG02 コンボイ」と。もともと旧玩具の出来もかなりよかったので、「そもそもマスターピースにするまでもないんじゃ…」と思っていましたが、やはり比べてみると今回のマスターピース版の素晴らしさが際立ちます。
ビーストモードでも。旧玩具版はよりゴリラっぽさを強調した4足歩行がデフォルト。
我が家にいるゴリラコンボイたちと。左上が「LG02 コンボイ」、左下がユナイテッド版「UN30 オプティマスプライマル」、右下がトランスフォーマー博限定歴代司令官コレクション版「LC-02 コンボイ」(いわゆるロボットマスター版)。
ビーストモードでも。今回のマスターピース版はひとりだけ進化した感じに。
「MP-10 コンボイ Ver.2.0」と。実際のゴリラコンボイも身長はそれほど大きくないので、意外とサイズ比としては正しいのかも?
レジェンズ版「LGEX ライノックス」と「LGEX ラットル」と(「トランスフォーマーFES2016」限定)。なかなかよいサイズ比!ライノックスとラットルはそのそも劇中イメージに近い出来になっているので、マスターピース化は望み薄な感じだけど、これなら並べて遊んでも全然いける!
ビーストモードでも。あの劇中の微妙に変なサイとネズミを再現したマスターピース待ってます…
そして背中の突起の使い方ですが、ラットルを背中に背負わせるためにあるのではないかと思います(みんな考えていることは同じだったみたいですが)レジェンズ版ラットルをビーストモードにして、腹部に配置されたロボットモードの手(陰獣爆弾の穴でも可)をコンボイの背中のジョイントと組み合わせると、コンボイの背中にラットルが乗っているような形になります!
「ビーストウォーズ」第1話「超生命体トランスフォーマー登場!!」の再現。このまま飾っておくのもよさそう!
【可動・アクション】
可動はとても良い感じ。ほぼアニメと同じようなアクションができます。
個人的にちょっとだけ気になるのは肘関節の処理。旧玩具のオマージュなんだとは思うのですが、個人的には劇中のようなちゃんとした関節にしてほしかった。ただ、これはこれで深く腕を曲げることができるので悪くはないです。
股間部分にフィギュアスタンド用の穴が用意されています。パッケージの底面には「トランスフォーマー専用ディスプレイスタンド」対応の表記もあります。
目の発光は情報が出た当時は「別にいらんかも…」と思っていたのですが、実際遊んでみると意外といい感じ。
ゴリラモードでも。今回の「MP-32 コンボイ(ビーストウォーズ)」の魅力はロボットモードよりもむしろビーストモードの再現にあるのではないかと思います。劇中ではロボットモードでいることに制限があり、どちらかと言えばむしろビーストモードがデフォルトの姿だったので、それがこうしてちゃんと手に入るのは嬉しいですね。
ロボット→ゴリラの変形は意外と単純そうに思えるけど、足の処理とかとてもよくできていて体型がガラリと変わるのはすごい。
以上、マスターピースから「MP32 コンボイ (ビーストウォーズ)」でしたー!発表から発売まで大分時間があり、実物を見る機会も多かったので発売前のわくわく感が薄れていたのですが、実際触ってみると非常に出来が素晴らしい!ロボットモードはもちろん、やはり今回の魅力はビーストモードにあり、劇中のあのゴリラを完璧に再現していることにあると思います。発表当時、ビーストモードのモックを先に公開したことでも、開発者側でもそれを強く意識していたことが分かります。「マスターピース」としてもその名に恥じないクオリティとなっており、水圧転写によるプリントもとても雰囲気がでてよいです。ただ、特殊印刷だからこその扱いの怖さみたいなのもあって、変形がタイトな部分は擦れに気をつけないとだし、何度も変形させているとせっかくのつや消しがなくなりそう…あとはそれぞれ個人の思い入れによって評価が変わる部分もあると思いますが、「ビーストウォーズ」ファンにとってはまさにマスターピースな仕上がりになっていると思います。今後「MP-34 チータス」が控えており、それ以降の展開も期待しちゃう訳ですが、G1ラインと並行して「ビーストウォーズ」人気というのも根強いのは明らかなので、20周年という枠にとらわれず引き続き継続していって欲しいですね。「ビーストウォーズ」にあまり興味がない人にもトランスフォーマー玩具としての進化を感じれるものになっているので、是非手にとってほしいです!オススメ!
今まで小林氏のマスターピースは劇中再現に拘りすぎた部分が多かったですが
今回のコンボイはアニメと旧玩具の良いところどりで蓮井氏が確立した様々な媒体の
ミックス的な要素がかなり強いですね。
しかし背中のジョイントはラットルを背負わせる為に使うとは思いつかなんだ