今日は「トランスフォーマー/ロストエイジ ムービーアドバンスドシリーズ」から「AD26 ロックダウン」をご紹介!(※映画のネタバレが含まれますので、まだ観ていない人は注意!)
商品名 | AD26 ロックダウン |
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シリーズ名 | ムービーアドバンスドシリーズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
価格 | ¥2,800(税抜) |
ということで、「トランスフォーマー/ロストエイジ」版デラックスクラスの「ロックダウン」です!「トランスフォーマー/ロストエイジ」で大ボスとして登場した「ロックダウン」はもともと「トランスフォーマーアニメイテッド」が初登場となる比較的新しいキャラで、賞金稼ぎ&武器コレクターという設定はそのままに、今作ではランボルギーニ・アヴェンタドールに変形。一気にキャラとしての認知度を上げました!玩具としては海外ではジェネレーションズシリーズとしてリリースされており、日本のムービーアドバンスドシリーズではより劇中に近いカラーリングとなっての発売となります。それではいってみましょー。
パッケージ。最初ロックダウンの顔を見た時は顔の皮をすでに剥がされたみたいな顔であまりかっこよく感じていなかったけど、映画を見たあとはクールでかっこよく見えてしまう不思議…!パッケージ裏の写真は海外版のままで、今回のムービーアドバンスド版と色の差がわかります。
ロボットモード。下半身のボリュームがなんとも貧弱な感じが残念…足が短いのが一番の原因と思われ、これでもう少し足が長かったら全然違ったんじゃないかなあ…よく見ると造形は劇中での細部をよく再現していて悪くないんですが、ラスボスとして登場するキャラとしてはボリューム不足な感じが否めません。
背面。養分が背中に持って行かれているというか、ビークル時に表に来るパーツはすべて背中側に配置されています。
3面。やはり前面と背面のボリュームの差を感じてしまう…デザイン的に難しかったのかもしれないけど、もっとビークルのガワを活かした変形をしてほしかった。というかランボルギーニとの間で「実車にあるライン以外での分割は認めない」とかいう契約があったんじゃないかと勘ぐってしまうくらい。
バストアップ。骸骨のような頭部はよく再現されていると思いますが、シルバーの塗装がちょっときつすぎるかな(というか写真がちょっと飛んじゃっててすみません…)。目はクリアパーツとなっており、黒目だけが緑で塗装されていますが、集光は強めの光を当てないと感じることは出来ません。胸にはディセプティコンマークがあり、劇中で印象的だった半分に割れたランボルギーニのロゴの造形もちゃんとあります。ここを金に塗るだけでもぐっと良くなりそう。
武器は劇中でも印象深く使われていたキャノン砲的なもの。なかなかのボリュームです(劇中では手持ちではなかったけど)。
スプリングギミックではなく、手前の砲身部分を押し込むとミサイルが押し出されるタイプですが結構勢い良く飛びます。
劇中同様、頭部が変形したような感じで取り付けることが可能。これができるのはとてもよい!
続いてビークルモード。ランボルギーニ・アヴェンタドールに変形。これは完璧と言っていいほどの再現度!しっかりエンブレム部分も金で塗装されています。背面のディセプティコンマークもカッコイイ。けど、何故かウインドウが開いた状態なのが残念…
背面。リアのライトもちゃんと塗装されており、GM組の車両とは大分待遇が違う感じ。やっぱりランボルギーニの監修が厳しいからなんだろうか?ちなみに変形はよく言われているように、「ダークサイド・ムーン」時に発売された「DA09 ロードバスター」と非常に似たものとなっています。
武器をつけて。
ロストエイジシリーズの「LA09 ロックダウン」と比較。ロストエイジシリーズと比べてもあまり大きさの差を感じないという…ちなみにロストエイジシリーズ版はマスクオン状態。
ビークルでも。さすがにこれは今回のデラックスクラスの再現度が圧倒的。けど、どちらも同じような大きさ…あとどちらもウインドウが開いているのが謎。
アニメテッドの「ロックダウン」(海外版)と比較。これ、どっちもデラックスクラスなんだぜ…今回のロックダウンは武器が大きいと言ってもこの差はやっぱり悲しくなりますね…映画の中ではロックダウンの特徴とも言える鉤爪を使っていたのが印象的で、「ああ、ちゃんとロックダウンだなあ」と感動。これで吹き替えの声優が大塚明夫とかなら完璧だったけど、磯部勉の声もかっこよかった!ちなみにアニメイテッドでは元オートボットで、その後ディセプティコン(と言っても一匹狼な感じ)になったという設定でした。今回の「ロストエイジ」では玩具などではディセプティコンですが、劇中での立場は彼のセリフから判断するに、ディセプティコンというわけではないようです。
これ、どっちもデラッ(略)アニメイテッドではカスタムされたマッスルカーに変形します。今回のアヴェンタドールも凶悪さが出てて、個人的にはとてもロックダウンっぽいなあと思った。アヴェンタドールといえば「ダークナイト・ライジング」で同じようなカラーのものをブルース・ウェインが乗っていましたね。
ムービーシリーズでも「ロックダウン」は商品化されています。これは「リベンジ」の後に展開された「N.E.S.T.」シリーズで発売された「RD-26 ディセプティコンロックダウンロックダウン」。アニメイテッドのスタイルに忠実に再現されており、個人的にもとても気に入っている玩具の一つです。「N.E.S.T.」シリーズはこの他にも名作揃いで、「ロストエイジ」が終わった後も同じように外伝的な商品が出てくれることを期待したいですね。
ビークルでも。N.E.S.T.版はビークルもアニメイテッドに忠実なデザインとなっており、ムービーシリーズとしてはちょっと浮いた存在かも。
同じムービーアドバンスドシリーズでデラックスクラスである「AD27 バンブルビー」と。ボリュームは意外と似たような感じですが、やっぱりスタイルの違いが大きい。劇中のサイズもロックダウンのほうが大きい設定になっています。
ビークルでも。そもそもタイヤの大きさも違っていて、スケールは結構違うみたいですね…
ロストエイジシリーズの「LA01 バトルコマンド オプティマスプライム」と。リーダークラスの「AD-01 オプティマスプライム」とでは比べる意味もなさそうなのでこっちで。ラストバトルで対等に戦うくらいなので、ロックダウンはもっと大きくてもいいんだよなあ。
可動は悪くないですが、手の造形がこんなかんじだったり、体型もイマイチなので、あまりかっこいいポーズが決まりにくい…あと、何故かムービーアドバンスドシリーズではお馴染みのフィギュアスタンド用の穴もなくて、作りとか含めて総合的にイレギュラーなものに感じてしまいます…以下、写真続きまーす。
トレーラーでこの形態を始めてみた時はどんな役なのかさっぱりだったけど、あんなにもかっこよく描かれるとは思わなかったなあ。1作で退場なのは残念…
ガルバトロンとオプティマスが戦っているところに、のっそのっそ歩いてくるシーンを再現した…つもり…
以上、「トランスフォーマー/ロストエイジ ムービーアドバンスドシリーズ」から「AD26 ロックダウン」でしたー!ものとしては決して悪くないのですが、劇中の設定や活躍を鑑みるとどうしても全体的なボリューム不足を感じてしまいます。兎にも角にも小さくて、ほかのデラックスクラスと比べても見劣りするし、ビークルモードもせっかくの再現度なのに小さくてもったいない。変形も今回ムービーアドバンスドシリーズでは低コストの中で挑戦的な変形が多い中で、決して評判がいいとは言えないDOTM版の「ロードバスター」とほぼ同じなのも「なぜ?」と感じざるを得ません。となるとランボルギーニとの契約があって厳しい制約下の元に作られたんじゃないか、と思わずにはいられないのですが、同じランボルギーニのライセンスを取得した「MP-12ランボル」を考えると、そんなことはないような気も…劇中ではもうオオゥ…になってしまったので、今後リメイクされることも少なそうですが、なにか外伝的なもので作りなおしてくれたら嬉しいなあ…