今日はthreezero「トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ DLX オプティマスプライム」をご紹介！
| 商品名 | トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ DLX オプティマスプライム |
|---|---|
| シリーズ名 | DLXスケール・コレクティブル・フィギュア |
| メーカー | threezero（国内販売：グッドスマイルカンパニー） |
| 発売時期 | 2021年6月 |
| 価格 | 22,000円（税抜） |
というわけで、threezeroo「トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ DLX オプティマスプライム」です！リアルな造形、精密な塗装とウェザリングを得意としている香港のフィギュアメーカーthreezeroからリリースされる「DLX・コレクティブル・フィギュアシリーズ」は「程よい大きさと価格」が売りの全身にダイキャストフレームが仕込まれたコレクター向け非変形アクションフィギュアです。これまでトランスフォーマーの実写映画を中心に展開されてきましたが、Netflixで全世界に向け配信された新作アニメ『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』からも「オプティマスプライム」と「メガトロン」がラインナップされました。今回はその中からオートボットのリーダー「オプティマスプライム」を紹介していこうと思います！それではいってみましょー！
【パッケージ】
パッケージ。シージのロゴが他のメーカーから出る商品に付いてるのが新鮮。
フタを開けると中が見えるようになっています。
箱の中はこんな感じで2段に分かれて入っています。
【オプティマスプライム】
「DLX オプティマスプライム」本体。見た目は一見タカラトミーから発売されたシージ版「オプティマスプライム」の重塗装版のように見えますが、大きさは約25cmあり、全身に金属フレームが使われていてかなりの重量があります！エッジの聞いた造形や、全面に施された塗装とウェザリングによるリアルさがすごい！映像のCGは玩具のシージ版オプティマスを忠実に再現しているわけですが、今度はそれを元に非変形のハイクオリティなフィギュアになるという…今までにない逆輸入感が面白いです。
背面。背中のプレートや足の裏側など、玩具のシージ版オプティマスを忠実に再現していて、分割線はもちろん、ネジ穴やジョイントまでもアレンジされつつもちゃんと再現されています。これ絶対変形するでしょ！？って思うかもしれませんが、変形しません！！
前面＆背面。
側面。
バストアップ。顔もしっかりかっこよく作られています。むしろかっこよすぎるくらいで、それが今回のDLX版のいいところでもあり、ちょっと悪いところでもあるという。胸のウインドウのヒビも映像に忠実に再現されています。
目と胸のウインドウ、そして写真ではちょっとわかりにくいのですがライト部分が発光するギミック付き。光らせることで更にNetflixの映像の雰囲気に近づいてカッコイイ。
電池はLR44電池を2個仕様。頭〜首部分を胴体から取り外し（その際ネジを取り外す必要がありますが、これはおそらく知らずに首を持って胴体を落とさないようにの処置で、ネジを外したあとはネジ止めしなくても固定可能です）、中にあるスイッチをオンにすると、目だけが光ります。その状態で胴体に戻すと、電気が通って胸側にあるLEDも光るという仕組みになっています。なので、発光のオンオフは必ず首部分から取り外して行う必要があって、それだけちょっとめんどくさい…
各部を細かく見ていきます。上半身。造形は言わずもがなですが、傷も映像に忠実に再現されています。さらにそこにスミ入れ、チッピング（いわゆるハゲチョロ塗装）が丁寧に施されていて、大量生産品とは思えない質感になっています。
背面。シージ版の玩具ならではの処理も忠実に再現。かっこよさ優先なのか、ちょっとだけシージ版や映像よりも小さく作られています。
背中のプレートは角度をつけることができます。
プレートは購入時は取り外されています。裏側もシージ版オプティマスのパーツ配置やモールドなどもしっかり再現されています。何度も言いますが、変形しません！
腕周りの可動。肩のパーツは独立して動くようになっていて、煙突のある面は玩具のシージオプティマス同様、腕が干渉しないように外側に開くことができます。胴体側も胸部分に角度をつけられます。写真で見えている脇の下や肘の内側のガンメタリックの部分はダイキャスト製。
腰はここまで前屈ができるようになっています。腰の造形もかっこよくて、玩具のネジ穴やピンの穴までもかっこよくアレンジされています。
下半身。足首から下のいわゆる「足」部分はほぼ金属パーツでできているので安定性抜群。
下半身背面。裏側は変形して下さいと言わんばかりの造形！それもそのはず、シージ版でパーツが別になっているところはこのDLXでもだいたい別パーツで再現されています。足の側面のジョイントの出っ張りもちゃんとあったりで、接着されているだけで本当は変形するんでしょ！？と言いたくなるほど。
膝は引き出し式で深く曲げられるし、股間の足の付根も二重関節で付け根の位置を調整することができます。また、パンツ部分も可動するようになっていて、太ももが干渉するのを避けることができます。
足首も二重関節。足はこんな感じで取り外せます。ちなみにこの写真に写っているものはほぼ金属でできています。
足首はもちろん横にも動きます。
【武器・付属物】
続いて武器。まずは「イオンブラスター」。質感は金属っぽいですが、これは全部プラスチック製で軽いです。トリガーに指をかける専用の手のパーツが左右分用意されています。指自体は軟質パーツでできているので、グイグイねじ込んで持たせる感じ。
盾「デュアルメックエネルゴンストライクシールド」。左腕前腕にのみ取り付け可能。接続部分が5mm穴になっているので、シージ版の武器を取り付けることもできます。
斧。シージ版オプティマスは盾が変形して斧になりましたが、今回は盾と斧は別々に用意されています、なので、斧もこの形状からなにか動いたりはしません。これも専用の握り手が左右分用意されています。
手は武器を持つもの以外にも3種類付属。まずは「拳」。購入時はこれが装着されています。
「リラックスしたポーズの手」。Netflixの映像の中では戦いだけではなく、仲間との会話シーンも多く、それを再現するのに丁度いい開き具合。
最後に「大きく開いたポーズの手」。力を入れて開いたような手。
そして「アクションスタンド」。『シージ』のロゴ入りですが、形状としては以前紹介した「DLXスケール バンブルビー」と同じものです。ただ、台座とアームの取り外しはより簡単にできるようになっていて（以前ははめ殺しでなかなか取り外しが大変だった）、この辺がしっかり改良されているのはすごく好印象。
【比較】
比較。まずは『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ』の「オプティマスプライム」の元となったシージ版ボイジャークラス「オプティマスプライム」と。DLXでは細部はめちゃくちゃ忠実に再現されているのですが、全体的に見ると結構印象が違う感じ。シージ版ボイジャークラス「オプティマスプライム」のレビューは以下からどうぞ！
大きさの比較ということで、マスターピース版「MP-44 コンボイ Ver.3.0」と。DLX版はマスターピース版よりも頭ひとつ大きい感じ。
DLXシリーズ第1弾「DLXスケール・バンブルビー」と。元々threezeroでは大きいサイズのフィギュアを出していたのですが、より手頃なサイズと価格感でthreezeroのフィギュアの良いところを詰め込んだのがこのDLXシリーズで、その第1弾として発売されたのがこの「バンブルビー」。
もうひとつ『バンブルビー』版DLX「オプティマスプライム」と。「MPM-12 オプティマスプライム」が出る前にはレビューしたい…
【可動・アクション】
可動は上でも書いたように様々な箇所が動いてくれます。商品説明によれば可動箇所は約50箇所！関節にダイキャストパーツが使われているところも多く保持力も十分。また、足がダイキャスト製なので安定感もとても良いです。ただ、手のパーツの脱着がちょっとやりにくかったり、干渉する部分もあってその辺は注意しないといけません（説明書にも干渉に気をつける部分がちゃんと書かれています）。以下、写真続きまーす。
LEDライトをつけると一気に命が吹き込まれた感じに。全部ライト付けて撮ればよかった…
スーパーヒーロー着地も楽々。
Netflixの映像のオプティマスと比べてもスタイルがよくなっていて、ポーズを付けることでより顕著にそれが現れます。逆に劇中のちょっと野暮ったい感じがなくて、劇中のポーズに合わせようとするとかっこよくなりすぎて、劇中そのままの感じならないという贅沢なジレンマを感じます。
Netflixのイメージビジュアルに合わせて。
スタンドを使って。スタンドはとても使いやすい感じで、しっかり重たいオプティマスを支えてくれます。スタンドとの接続の際はお尻のフタを取り外す必要があるので紛失には注意。
以上、threezero「トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー: シージ DLX オプティマスプライム」でしたー！threezeroはこれまで実写版のフィギュアをたくさん発売していましたが、今回はNetflixの『シージ』版の「オプティマスプライム」ということでどんな感じになるかとても楽しみにしていました。造形と塗装のクオリティ、可動はここまで見てきていただいた通り圧倒的で、全身に仕込まれたダイキャストフレームの重量感や質感もあってとても素晴らしい仕上がりになっています。変形玩具からCG化されて、更にそれを元に非変形のフィギュアになるというのも面白く、シージ版オプティマスを触ったことがあるひとであれば逆にここまで再現しているのに変形しないことに驚くほどだと思います。玩具のネジ穴やピン打ち部分、さらには変形のためのジョイントまで忠実に、かつ自然に馴染むようにアレンジされていて、シージ版オプティマスと見比べるのも楽しいです。繊細な部分も多く結構気を使うところも多いので、誰にでもオススメできるものではないのですが、コレクター向けのフィギュアとしてものすごいクオリティなので、シージオプに惚れ込んだ人是非手にとってみて下さい！
背部パネル造形に隙間、腰ホイールに脚部ホイール基軸回転部、腕部のフロントパーツに5mm穴(5mmじゃない)…
これで変形しないとか「冗談でしょ！？」という細部クオリティと安定の可動とのギャップに変な笑いが出ましたw