今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-57 ブリッツウイング」をご紹介!
商品名 | SS-57 ブリッツウイング |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | ボイジャークラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2020年10月31日 |
価格 | ¥4,500(税抜) |
というわけで、スタジオシリーズ版ボイジャークラス「ブリッツウイング」です!「ブリッツウイング」は映画『バンブルビー』に登場した「バンブルビー」を追って地球にやってきたディセプティコン。これまで日本国内ではブリッツウイングの変形玩具は一切発売されておらず、メインシリーズでは初立体化となります(海外ではエネルゴンイグナイターズシリーズで発売されています)。海外では「65 Blitzwing」として同じ仕様で発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。「トリプルチェンジャーであると言われている」とありますね。もう一つはやっぱり戦車なのかな。見てみたかった!
台紙兼ディスプレイスタンドは「オフロードバンブルビー」同様、映画冒頭の米軍の訓練場。
【ロボットモード】
ロボットモード。劇中通りのスラッとしたスタイルがなんともカッコイイ!ボイジャークラスだけあってパーツの分割も結構細かく、各部のディテールもいい感じ。カラーリングも最小限ではありますが、しっかり劇中のイメージを再現してくれています。
背面。背中には大きく翼が配置されていて、根本から可動します。翼の先端部分の角度を変えるところも細かくてカッコイイ。
前面&背面。
側面。
バストアップ。正面から見ると胸元のパーツでちょっと顔が隠れますが、顔の造形自体はかなり細かく作り込まれています。腹部にはクリアパーツのキャノピーが配置されているのもいかにもトランスフォーマーという感じで良いですね。
角度を変えて顔をしっかり。口?の先がクリアオレンジになっています(マスク部分が別パーツ)。
続いて武器。まずは銃タイプのもの。劇中にも登場したもので、手に持たせつつ、前腕部分にジョイントで固定します。もちろん左右どちらの手にも装備可能。
もう一つは「バンブルビー」の声を奪ったニードル。手のパーツを外して差し替えます。手が変形した感じのディテールがカッコイイ。左右どちらの手にも装備可能で、外した部分は5mm穴になっています。
さらに右手はなんと指が可動します!買って初めて気づいたのですが、バンブルビーを掴むシーンを再現できます。
武器は背中に取付可能。外した手も翼の5mm穴に取り付けておけばいいかな。
武器とはちょっと違いますが、翼のミサイル?は脱着可能。ビークルモード時は別箇所に取り付けます。
【ビークルモード】
ビークルモード。ジェット戦闘機に変形。劇中では「F-4 ファントムII」に変形していましたが、今回のスタジオシリーズでは架空の戦闘機に変更されています。しかもファントムIIからはだいぶ形状が変わっていて、全く違う形になっています。形状としては決してかっこ悪いとかじゃないんだけど、もうちょっと似せてくれても(せめて翼は下付きにしてくれても)良かったなあ。
背面。後方には表から見るとちょっと漏れちゃってるところが。変形はボイジャークラスだけあって結構凝った感じになっています。翼のプレートの合わせが少し難易度高め(上の写真でもちょっとガタついちゃってますが…)なくらいで、変形はやりやすく楽しい。改めて映像を見てみると、上半身の変形なんかは劇中の変形パターンを踏襲したような感じにもなっていて、ビークルを似せられなかった分の頑張りも感じられます。
前面&背面。
側面。
底面。底面を見るとかなり大胆にパーツ移動をしているのが分かると思います。武器は底面に取付可能。ニードルは尾翼部分に取り付けます。前方のランディングギアは収納可能。
底面にフィギュアスタンド用の穴も設けられています(ただ、ロボットモードの元々のデザインとしてある穴なのでもしかするとスタンド用の穴じゃないかも…?)。
【比較】
スタジオシリーズ版デラックスクラス「オフロードバンブルビー」と。劇中のサイズ比になかなか忠実な感じ。
ビークルモードでも。「オフロードバンブルビー」のレビューは以下からどうぞ!
地球にやってきたスタジオシリーズ版ディセプティコン2人と。左が「ドロップキック2」、右が「シャッター2」。ブリッツウイングはバンブルビーを地球で見つけて、なぜ他のディセプティコンに連絡しなかったのか…?手柄を独り占めにするため?まあ、「ディセプティコンだから」と言われればそれまでなような気もする…
ビークルモードでも。「シャッターII」もビークルモードはハリアーではない玩具オリジナルだけど、そこそこ似せようという感じがあったのになあ。「ドロップキックII」、「シャッターII」のレビューは以下からどうぞ!
ついでに同じスタジオシリーズボイジャークラスの『バンブルビー』版「オプティマスプライム」と。映画『バンブルビー』からは今後完全新規で「スタースクリーム」も予定されているので、他の惑星サイバトロンにいた連中とかも是非出て欲しい…!
ビークルモードでも。「オプティマスプライム」のレビューは以下からどうぞ!
【可動・アクション】
可動もなかなかいい感じ。腕は肘が二重関節なので大きく曲がるし、腰は回りそうで回らないけど足首の横の可動もあってポーズがつけやすい。以下、写真続きまーす。
指が動くのが本当に珍しくて、個人的には嬉しいサプライズでした。劇中で印象的な変形してバンブルビーに最初掴みかかるシーンで伸ばしていた手は左手だったから、どうせなら左手も動いてほしかったかな。
太もも脇のアーマーは可動するのですが、ついついちゃんと角度をつけてあげるのを忘れがち…(あと肩のちっちゃなウイングも…)
手は動きますが、オフロードバンブルビーを持ち上げるほどの保持力はありません。けど、オフロードバンブルビーもブリッツウイングも再現度高いので、こうやって劇中のワンシーンを忠実に再現できるのは楽しい!
背中にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。
以上、「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-57 ブリッツウイング」でしたー!ロボットモードの再現度はとても高く、立たせているだけでもカッコイイ!可動も悪くなく、右手だけだけど指も動くし、劇中で印象的なニードルも付属するので映像を見ながらポーズ付けするのがとても楽しいです。ビークルモードは「ファントムII」とはだいぶ違っちゃっているのは少し残念ですが、形状自体はかっこいいし、変形は劇中を彷彿とさせる感じで、他ではあまりみないパーツ移動の仕方も楽しい。映画では速攻退場してしまいますが、玩具はしっかり作り込まれているので、気になる方は是非手にとって欲しいです!ただ、国内では予約が早々に終了して少々入手難なのが惜しいところ。アメリカのAmazonではまだ予約を受け付けているので、利用可能な方はそちらで購入してみるのもいいかもしれません!
【Amazon.com】
・Transformers Toys Studio Series 65 Voyager Class Bumblebee Movie Blitzwing
この記事へのコメント
羽根のミサイルは燃料タンクです。あと腰は回転出来るようになってますよ!
右肩だけめっちゃ硬いのはバンブルビーを持ち上げるシーンを再現するためな気がしますね
個人的にはこの型でスタースクリーム達も出して欲しいなぁ…
ビークルモードの垂直尾翼はくっついてる方が個人的にカッコよかったかな……
微妙な開き方で2枚羽にされてもなって思ったから
レビューありがとうございます!
ロボットモードはついつい手に取ってしまうクオリティなんですが、個人的にはビークルモードが…残念です。オリジナルなのは仕方ない(大人の事情もあるでしょう)として、機首のグラデーション塗装がパーツの分割で一緒に分割されている(ノーズコーンとかインテーク周り)のはどうなんでしょう?こういうところで統一感があればオリジナルでもリアリティが増すと思います。苦言を呈してしまいましたが、管理人様も仰っているとおりロボットモードは素直にカッコいいですし、変形行程も大胆なのに繊細でまさにMore than meets the eyesな逸品だと思います。
やっぱりオフロードバンブルビーはマスクオンで出して欲しかったなあ…
あと、肩の小さい翼はおそらく左右で入れ替わっちゃってますね。
色々と思うところもあるけど素直に良い物だと思います。
変形が複雑過ぎず簡単過ぎず、それでダイナミックなパーツ移動が面白い
ロボットモードもさることながら、ビークルも似ていない事に目を瞑れば、かっこいい!
ボディの薄さなど飛行機系トランスフォーマーのノウハウが少しずつ蓄えられているのを感じます。
幻の三形態目や簡易玩具にあったランダムフェイスも取り入れた、パーフェクトなブリッツウィングとか実現しないだろうか…
スタスクも楽しみになってまいりました。
G1で実写ブリッツウイングと同じくF-4ファントムⅡに変形していたファイアーボルトもUWではスリングに合わせてハリアー風の戦闘機に変形してたんですよね
UWスリングやシャッター2やNESTダージのようにハリアーはそこそこ似た飛行機に出来たのに何故ファントムⅡは全く違う飛行機にせざるを得なかったのかが謎です
ただ何となく権利的な問題と言うよりも「翼が下付きの飛行機」に変形させる事を徹底的に避けようとしている節があるというか…
翼が下付きの機体にしてしまうと、胴体に収まらなかったパーツを翼の下に隠すってことがしづらくなってしまうために避けられているんじゃないかなと
5さんの仰る通り左右逆ですね
入れ替えると面が正しくなります
マニュアルもこっち向きになってますね
全然気付きませんでした
有難う御座います
個人的に飛行機の時のグラデーション塗装が気になる
ボディは統一された色の方がかっこいい気が…
でも、文句なしにかっこいいので欲しい!
予約しそびれたから、行きつけの個人店に行って聞いてみようかな
なんだかんだでロボットモードはかっこよくて好き
飛行機モードは、よく見ると、エネルゴンイグナイターズ版と同じデザインだと考えられます。
ですので、多分玩具開発側で、キャラクターの変形するモチーフは(オリジナルビークルの場合)統一しなくてはならないというルールがあるのかもしれないですね。
(リベンジのランページが、単体版と合体版どちらも同じ形状だったというのも踏まえて)
どちらにせよ、出してもらえただけでもありがたいのですが…!
※8
それはわかってるんだけどさぁ…いつかは克服して欲しいものだよ
「翼が下付きの飛行機」から逃げないだけでどれだけ飛行機モチーフがバラエティ豊かになることか…
グラデーションは腹の部分の辻褄合わせのためになってるだけだと思う塗り直してから前の方が良いと後悔した…
自分も確認したところ肩の羽が左右逆になっていたので組み立て時のエラーなのでしょうね。簡単に外れる構造でよかったです。
ブリッツウィングは四肢のディテールやヒロイックなスタイルになっていて、胴体の太さや変形時に隠しきれていない足首などの不満要素を除けば非常に良くできていると思います。
設計流用で完全新規のスタースクリームも楽しみですね。
自分思うに、今回のブリッツウイング、ベースのビークF-4ファントムは世代的にベトナム戦争のイメージとても強くてさ、アメリカとか他国でまだトラウマ機体じゃないかな
日本にB29型のトランスフォーマー出される感じとかさ まだ嫌じゃんw推論だけどね
>>16 様
なるほど。面白い角度からの推論で、しかも説得力ありますね。
開発秘話ってあんまりネットとかで出て来ませんよね。
あの●●はこういう事情があったのよ的な話って結構需要あると思うんですが、あまり出てこないのは開発者の皆さんが職人気質だからかなー?と勝手に思ってます。
何というか、饒舌な人が少ないイメージ。
レビューありがとうございます。
私は海外版を入手しました。
造形、稼働は概ね満足ですが・・・ちょっと顔の埋もれ具合が気になります。
特徴的なマスクなのに、正面から口元が見えないんですよねぇ、シージ・サイドスワイプぐらいなら良かったのですが。
やっぱり、「ロボットは顔が命」ですから、もう少し見えるようにして欲しかったです。
一方のビークルモードですが・・・劇中との違いに、全然気がつきませんでした(^^;) もう一度観ないといかんな。
そういえば翼が下付きのジェットTFって、確かにあまり見ませんね。
DOTM版で持っているジェットブレード(ダージのリカラー)は、下半身(脚部)が変形して両翼になったはず・・・と思って調べたら、ハリヤーなので翼は上付きでした。
ビークルモードの設計次第では、下付きも可能とは思いますけど・・・今後の航空機TFではどうなるやら。
色々書きましたが、変形はとても楽しい一品なので、オススメですねー。
映画バンブルビーは1986年の時代設定ですので、今はマーヴェリック(F-14トムキャット)と一緒に飾っています。
マーヴェリックで遊ぶときは脳内でデンジャーゾーンを再生しますが、トランスフォームで両脚を出した瞬間、ハネケンBGM(ドッグファイター)に切り替わる不思議・・・
※16
アニメイテッドラグナッツの日本未発売リカラー「アトミックラグナッツ」は
カラーリングがモロに第二次大戦時のB-29オマージュだったんだけど
特に何も思わなかったな。俺自身当然戦争経験者じゃないからかもしれんが
個人的にはロボットモードよりビークルモードが再現できてるかどうかが大事なので、ちょっとスルーですね…
ロボがカッコいいだけに、あの玩具過ぎる戦闘機が非常にもったいない😭
手にとって感じたんですが、垂直尾翼閉じるとF-16っぽい気がします(プライムのスタスクの戦闘機)