今日は「トランスフォーマージェネレーションズ エイジ・オブ・ザ・プライム(海外版)」から「ザ・サーティーン プライマプライム」をご紹介!
商品名 | ザ・サーティーン プライマプライム(The Thirteen Prima Prime) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ エイジ・オブ・ザ・プライム |
クラス | ボイジャークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2025年3月 |
価格 | $34.99 |
ということでエイジ・オブ・ザ・プライムから「プライマプライム」です! 「プライマプライム」は最初の13人と呼ばれるプライムのリーダー的存在で、マトリクスを最初に所持した光の戦士です。変形玩具として発売されるのは初めてで、完全新規造形のボイジャークラスとなります。日本でも2025年7月に「AOTP-07 プライマプライム」として発売されます。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさはこれまでのボイジャークラスと比べると気持ち小さくなっています。「ソラスプライム」でもそうでしたが、名前の横には「プライマプライム」を表すエンブレムが配置されています。伝説の武器は「スターセイバー」もピックアップされています。
【ロボットモード】
ロボットモード。シルバーとグレーのボディにブルーのプリントというシンプルな色合いではありますが、それがこの「プライマ」の特別感を醸し出しているように感じます。体型も力強さを感じてカッコイイ。カラーリングこそシンプルなものの各部の造形は非常に細かく、元始の光の戦士らしい神聖な雰囲気が漂います。見た目は海外で発売された『Transformers Vault』で描かれた姿をベースに、『2010』の第4話「マトリクスの秘密」に登場した、クインテッサ星人に初めて反抗したロボット(通称「Powerful Robot」)のデザインが組み込まれています。
背面。背中もスッキリしています。脚部の裏のスペースが少し気になる感じもあるけど、配置されたタイヤが内部のメカニックのように見えるのがカッコイイ。


前面&背面。


側面。
バストアップ。頭部は前述の通り『2010』に登場した通称「Powerful Robot」のデザインがベースになっています。顔も最初のマトリクス保有者らしい誠実さを感じる端正な顔立ちになっています。胸部は『Transformers Vault』に描かれたイラストの見た目が反映されているようです。
胸部は前に開けることができ、中にはマトリクスを取り付ける事ができます。マトリクスはWar for Cybertronや86シリーズで付属していたものと同様の形状と大きさになっています。
ボイジャークラスとしては珍しく手の開閉が可能。
胸から取り外したマトリクスを持てるようになっています。
武器は「スターセイバー」。日本で発売されるものは「マトリクスセイバー」という名前になっています。クリアブルーのブレード部分とグリップ部分は脱着可能で、グリップ部分のサイドにはマトリクスを取り付けます。ちなみに国内版の宣材写真だとグリップ部分がグレーの成形色になってるんだけど、国内版は色が違ったりするのかな…?
マトリクスを外すとこんな感じ。
ブレードの根元部分には小さく「プライマプライム」を表すマークがプリントされています。
スターセイバーは背中サイドに取り付けておくことができます。
【ビークルモード】
ビークルモード。セイバートロン星のSFビークルに変形。どことなく月面探査車のような感じにも見え、以前発売された「ルナクルーザープライム」を彷彿とさせる形状。「ソラスプライム」同様、ロボットモードの見た目に反してビークルモードは無骨な雰囲気なのが面白く、この辺りは原初のトランスフォーマーだからといって変にぬるっとしたSFビークル寄りにせず、しっかりビークルとしてかっこいい見た目になっているのがいいですね。フロント部分をつなぐクリアブルーのヒンジ部分もクリアを活かしてライトのような感じになってるのも工夫を感じます。
背面。変形は元始のトランスフォーマーということもあってか王道な変形。ステップ数もそこまで多くなく、比較的シンプルな変形ではありますが、上半身などしっかり変形させる形で、またかっちりまとまる感じも気持ちいいです。


前面&背面。写真では後輪が少し開いてしまっていますが、実際は地面に対してきっちりまっすぐにできます。


側面。
スターセイバーはフロントバンパー部分に取り付け可能。なかなか好戦的なスタイル。
サイドの5mm穴に取り付けておくこともできます。
また、説明書にはないですが、スターセイバーのブレード部分を取り外して上部中央部分に用意されているジョイントに取り付け可能。
タイヤを展開することでホバーモードにすることができます。シージ版「オプティマスプライム」を彷彿とさせるギミックで、ちゃんとセイバートロン星での生活に合わせたスタイルにできるのがいいですね。
後ろから見るとこんな感じ。この状態では地面に水平に置くことができないのでブロックを使用しています。浮かせられるような3mmジョイントが欲しかったな(後輪の裏側にあるにはあるけど、バランス的に接続は難しいです)。
【比較】
パワー・オブ・ザ・プライム版「パンチ/カウンターパンチ」に付属した「プライマプライム」と。「スローンオブザプライム」にも別カラーのものが付属していました。
ボイジャークラスとの比較としてアースライズ版「オプティマスプライム」と(商品としてはリーダークラスだけど…)。サイズとしては一般的なボイジャークラス相当であることがわかります。
ビークルモードでも。ちなみに今回の「プライマプライム」を担当したのはこのアースライズ版オプティマスと同じ大西裕弥氏。「ルナクルーザープライム」やシージ版「オプティマスプライム」も同氏が担当しており、今回のビークルモードはその流れを汲んでいるようにも感じます。
同じ13人のプライムである「ソラスプライム」と。Wave1ではもうひとり「メガトロナス」が発売されていますが、それはまた後日。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動はかなり優秀。見た目がシンプルな分、可動にかなり力を入れられているように感じます。特に足回りがよく動き、股関節の可動軸はより大きく足を前に曲げられるような作りになっていたり、足首もよく動くので接地性もバッチリ。手のひらの開閉もあるのでポーズが良く決まります。以下、写真続きまーす。
股関節の軸の位置が工夫されていて、片膝立ちも余裕で決められるようになっています。
これまで洋書の『Transformers Vault』でしかその姿をしっかり見たことがなかったので(しかもだいぶトランスフォーマーらしくない姿ではあったので)、今回こうして変形するトランスフォーマーとして作られたのが嬉しい!しかも『2010』に登場した古代のトランスフォーマー(Powerful Robot)の見た目を継承しているのも面白く、
面白いほどポーズが良く決まる!武器もしっかりと長さのある剣なので、大きく動きをつけられて楽しい。
ちなみに13人のプライムの設定は作品によっていろいろあって、管理人もどれが正しいのか(いや、全部正しいんだけど…)よくわかっていません…それこそ『2010』で語られるトランスフォーマーの始まりはクインテッサ星人によるものだし、後年になって細かく作られた設定も、海外で発売された書籍や日本からは見れなかったPOTPのアニメの中だけで語られていて、日本のファンはなかなか知り得ない情報もあったりします。けど、今回こうして13人のプライムが変形玩具として作られた意義は大きく、また日本でも商品紹介で短くてもちゃんと設定が語られているのはすごく重要なことのようにも思います。
脚部に収納されている後輪裏にある3mm穴を利用して。ただ、だいぶ浅いのでこの状態で飾っておくのは難しい…
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ エイジ・オブ・ザ・プライム(海外版)」から「ザ・サーティーン プライマプライム」でしたー!ついに元始のトランスフォーマーである「プライマ」が変形玩具化ということで、発売をとても楽しみにしていました!公開されている画像ではあっさりした見た目に見えていたのですが、実物は始まりの光の戦士にふさわしい神格的な雰囲気が漂っていてすごくカッコイイ!ビークルモードも変にSFビークルではない、月面探査車のような見た目もいい感じ。また比較的シンプルな作りな分ロボットモードの可動が作り込まれているので、付属のマトリクスセイバーを持たせてかっこいいポーズを取らせるのがとても楽しいです。「ソラスプライム」でも感じたことですが、ディープなファンでないと分からないようなキャラでも、トランスフォーマー玩具としてちゃんと楽しめるように作り込まれています。なので見た目のかっこよさだけで購入しても後悔することはないと思うので、ライトなファンの方も「元始のトランスフォーマー」として是非お迎えしてほしいです!
レビューありがとうございます
シンプルながらもかっこいい雰囲気のTFですね!
本シリーズのプライムたちも含めてですが、実在のビークルがモチーフでないTFは、
どうしてもロボットモードありきのビークルデザインになりがちな印象があるのですが、
こちらはきれいにまとまっていて、気になってきました。