今日はMPGから「MPG-12 シャッタードグラス オプティマスプライム」をご紹介!
商品名 | MPG-12 シャッタードグラス オプティマスプライム |
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シリーズ名 | MPG |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2025年3月30日 |
価格 | 30,000円(税抜) |
ということでMPGから「MPG-12 シャッタードグラス オプティマスプライム」です!「シャッタードグラス オプティマスプライム」は正義と悪が逆転した「シャッタードグラス」世界のオートボットの破壊大帝。玩具としてはマスターピース「MP-44 コンボイ Ver.3.0」から音声ギミックやトレーラーなどの付属品をオミットした本体のみのリカラーとなっています。それではさくっといってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさはこれまでの「MP-44」のリカラーである「MP-49 ブラックコンボイ」や「MP-44S オプティマスプライム」と同じ大きさ。新製品プレビューでも触れましたが、管理人のものは箱の角が潰れて届きました…これがSGオプティマスの破壊の力か…
箱の中はこんな感じ。


キャラクターカード。テックスペックは通常世界の「コンボイ」と比べると結構低め。写真にはありませんが、取り扱い説明書にも解説が掲載されています。
【ロボットモード】
ロボットモード。基本的に色以外は「MP-44」と同じで、アニメ版のスタイルを色濃く反映しています。これまでのシャッタードグラス版「オプティマスプライム」と比べるとカラーリングは少し明るめな印象で、予約時に公開された宣材写真よりも明るく感じます(ただ、写真がだいぶ明るく写ってしまっているので、実際の製品はもう少し暗めです)。ですが、ほぼ全面塗装なので想像よりもずっとリッチな印象で、手に取った感じは悪くなくなかなかカッコイイ。
背面。「MP-44 コンボイ Ver.3.0」から音声ギミックがオミットされているので、スピーカー部分の造形が少し変わっています。


前面&背面。


側面。
バストアップ。頭部は「スクエアヘッド」のリカラー。これまでここまで初代アニメのイメージでシャッタードグラス版が作られたことがなかったのでなかなかのインパクト。
「ダメージヘッド」が付属。元々は『ザ・ムービー』のメガトロンとの対決時の頭部を再現したものですが、シャッタードグラスの世界のイメージとマッチした感じで面白い。今回「ラウンドヘッド」は付属しません。
上半身。右胸のフロントガラス部分には穴が開いてひび割れたプリントが追加されています。裏側のビークルモード時に表にくる方にもプリントがあるので二重にヒビが見えるのもいい感じ。
胸部を開けると中にはアトリクスが収納されています。マトリクスは周りは金属パーツでできており、真ん中のクリスタルはクリアパーツになっています。もちろん脱着可能です。
手は親指と人差指が個別に可動。
下半身。下半身のブルーが特に明るめな印象で、宣材画像とだいぶ色味が違っています。説明書によれば、今回のカラーリングは2016年にアジア限定で発売されたマスターピース版「シャッタードグラス オプティマスプライム」をベースにしているとのこと。
背面。トランスフォーマー史上でも群を抜いて大変な脚部の複雑な変形は健在。
【武器・付属物】
武器。まずは「レーザーライフル」。
レーザーライフルは背中のバックパックのサイドに取り付け可能。
腰後部にあるライフルホルダーを起こすことで、レーザーライフルを折りたたんだ状態で取り付けておくことができます。ちなみに、管理人のものはライフルホルダーにバリが残っていて、武器を取り付けたらそのバリが引っかかって外れなくなりました…小一時間格闘した結果取り外せて、そのあとバリは削り取ったけど、これから購入する方は気をつけてください…!
レーザーライフルには付属のビームエフェクトを取り付け可能。
もうひとつの武器「エナジーアックス」。クリアグリーンがキレイ。
TFパワーベース用のアダプターも付属します。
【ビークルモード】
ビークルモード。トラックに変形。「MP-44」に付属していたトレーラーは付属しません。全面塗装なので見栄えもよく、紫のボディがなかなかカッコイイ。ビークルモードではよりフロントガラスのひび割れが際立って見えます。バンパー部分のライトはクリアグリーンになっています。
背面。変形は「MP-44」から変わらず複雑かつデリケートな変形で(正確に言えば「MP-49 ブラックコンボイ」で若干変更された箇所があり、今回はそれと同じ)、慣れても一回の変形に10分以上はかかります。しかも塗装の影響か、脚部を展開する際のジョイントがかなり固く最初全くはずれる気配がなく、壊れるんじゃないかと思うくらい力を入れないと外れませんでした…また、キャブ部分のサイドのパネルの固定が相変わらず難しく、しっかりボディ側を変形させないとなかなかかっちりはまりません。逆に言えば本当によくこんな複雑な変形を実現させたな、とも思うところで、正直楽しい変形ではないけれど、この方向性の変形としてはある意味究極のものだと感じます。


前面&背面。


側面。
レーザーライフルは折りたたんでライフルホルダーに取り付け可能。上でも書いたようにバリがある場合があるので、取り付ける前に要確認!バリがあったらカッターで削りましょう!
ドア部分は開閉可能。
フロントガラス部分のひび割れ。裏にはロボットモードでのヒビが描かれていて、複雑にヒビが入ったように見えます。ちなみに管理人のものは右のドア付近の噛み合わせが悪いのか、ピン打ちがずれているのかドアがちゃんと閉じず、ルーフ部分も浮きがち…
ルーフ部分には、「TIL ALL ARE GONE!」と描かれたプリントが。これは「Til All Are One(宇宙をひとつに)」をもじったもので、説明書では「宇宙を滅せよ!」と訳されています。
【比較】
リカラー元であるマスターピース版「MP-44 コンボイ Ver.3.0」と。これまでこんなにG1な見た目なSGオプティマスはいなかったから新鮮といえば新鮮。
ビークルモードでも。
ちなみに、この比較のために「MP-44 コンボイ Ver.3.0」を変形してたらタンク部分のパーツを繋ぐヒンジが折れました…だいぶヘコんだよ!!これもSGオプティマスの破壊のちkr…
2016年にアジア限定で発売された「シャッタードグラス オプティマスプライム」と。こうして比べてみるとブルー部分やシルバー部分の色味がだいぶ違っています。このアジア限定版もいつかはレビューしないと…と思い続けてはや10年近く…
ビークルモードでも。今回のものはちゃんとグリルやバンパーがメッキになっています。
ジェネレーションズセレクト版「シャッタードグラス オプティマスプライム」と。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動は「MP-44」と変わらずとてもよく動いてくれます。気持ちこれまでのよりも関節の渋みがあって、関節の遊びでフラフラする感じがあまりなくポーズが決めやすいように感じました。以下、写真続きまーす。
方膝立ちも余裕で決まります。股間パーツは太ももの可動に連動して内側に避けるようになっているのが動かしていて楽しい。
シャッタードグラスはTransformers Collector’s ClubやBotConで展開されたストーリーで、日本ではe-HOBBYで何度か玩具が売られたくらいで、公式としてストーリーを知る術はありません…けれど善悪反転という設定と、紫の「オプティマスプライム」という見た目のかっこよさにどうしても惹かれて買ってしまう…あと、BotCon2008限定の変形ヘンケイ版のリカラーを持ってないから、余計欲しくなっちゃうんだよなあ…
TFパワーベース用のアダプターを使って。
ビークルモードでも。管理人の不具合っぽいかっちりしなさがフロントガラスのひび割れと相まって自然に見えなくもない…
以上、MPGから「MPG-12 シャッタードグラス オプティマスプライム」でしたー!基本的にこれまで出た「MP-44 コンボイ Ver.3.0」のリカラーと同じ感じではありますが。日本ではなかなか触れられないシャッタードグラスカラーということで買わずにはいられませんでした…「MP-44」自体、非常に変形難易度が高く、変形にはとても気を使うし、時間もかかるのですが、ある意味複雑な変形をするトランスフォーマーの境地とも言えるものなので、触ったことがない方は是非一度体験してほしいです。ただ、これまで書いてきたようにジョイントがめちゃくちゃ固いところがあったり、バリが残っていたりなどもするので要注意。あとはそもそも日本でシャッタードグラスは作品として展開されておらず、玩具も展開されていないのにいきなりMPGで発売されるのも唐突感が否めません。やるならちゃんと文芸に触れるようにしてほしいし、他のキャラもたくさん出てるシャッタードグラスコレクションをまず先に展開して欲しかったなあ。
MPのSGシリーズはせっかく出したんだからメガトロン出て欲しいけどリカラーしか出なさそうだな…