今日は「マスターピースムービーシリーズ」から「MPM-13 ディセプティコン ブラックアウト&スコルポノック」をご紹介!
商品名 | MPM-13 ディセプティコン ブラックアウト&スコルポノック |
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シリーズ名 | マスターピースムービーシリーズ |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2022年12月29日 |
価格 | 24,000円(税抜) |
ということで、マスターピースムービーシリーズ版「ブラックアウト」です!「ブラックアウト」は実写映画第1弾『トランスフォーマー』に登場したディセプティコンの1人で、映画で初めてトランスフォームしたシーンは多くの人の記憶に刻まれていることと思います。今回はその「ブラックアウト」のマスターピース化となり、アメリカではTarget限定で同じ仕様で発売されました。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。パッケージ裏にはビークルモードの「MH-53 ペイブロウ」の製造元であるシコルスキー・エアクラフト社のライセンス表記があります。
【ロボットモード】
ロボットモード。圧倒的なディテールで立ってるだけで存在感がすごい!大きさも25cm以上あるので大迫力!劇中のイメージにもかなり近く独特なスタイルとデザインをしっかり再現してくれています。塗装も細かく施されており、フレーム部分は一部ウェザリング塗装になっています。ものとしては2018年に発売されたスタジオシリーズ版リーダークラス「ブラックアウト」の作りにとても似ていて、そこにプラス細かく変形が追加されたような作りになっています。
背面。背中から垂れ下がったプロペラのブレードもリアルに再現されています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部も細かく忠実に再現されています。スタジオシリーズもかなりリアルでしたが、今回は大きさもあるのでより凶悪さが際立ちます。
上半身。スタジオシリーズでは再現しきれていなかった胸部の立体感もしっかり作り込まれています。
手は3本の指がそれぞれ可動します。
背中。
下半身。膝に当たるパネル部分とつま先部分は金属パーツになっています。前方のプレートが立体的に配置されていますが、かっちり固定できるわけではないので遊んでいると動きがち。
下半身背面。足裏の面積が大きいのでどっしり立たせられます。
【武器・付属物】
ローターが変形した武器。劇中でも使われていて印象が強かったもの。これまでの玩具ではテールローターで再現されることが多かったですが、今回はメインローターの上部部分を取り外す形で再現しています。手の甲の下側に5mm穴があるのでそこに接続します。
バルカン砲が2つ付属。左右の前腕部分に取り付けることができます。
エフェクトパーツが2個付属していて、バルカン砲の先端に取り付けることができます。エフェクトパーツは2つとも形状が異なっています。
胸部から砲を展開することが可能。冒頭シーンで「エップス」を襲うときに使用しようとした武器。
エフェクトパーツも取り付けることができます。
【ビークルモード】
ビークルモード。シコルスキー・エアクラフト社製「MH-53 ペイブロウ」に変形。メインローターのブレードが長く、また機体自体の前後の幅もあるのでかなりの大きさになっています。造形も非常にリアルで、各部細かくディテールが再現されています。「ブラックアウト」は映画の中でもビークルモードがかなり印象的に描かれていたこともあり、それがこの大きさで堪能できるのは嬉しい。ちなみに「MH-53 ペイブロウ」は2008年ですべて退役しているそうで、現在は運用されていません。
背面。変形はスタジオシリーズ版をベースにしたものですが、分割などより多くなりステップ数がだいぶ増えています。また、ビークルモードがなかなかに巨大&ローターが長いので抱えながら変形させるような形になってなかなか重労働。
背面。
側面。
バルカン砲は左右の翼?の下部分に取り付けておくことができます。
各部のマーキングなども再現されています。
テールローター周りのマーキングもしっかり再現。
メインローターとテールローターは手で回す事ができます。
【スコルポノック】
続いて「スコルポノック」。こちらもスタジオシリーズに付属したものより一回り大きくなってより造形がしっかりしたものになりました。また、一部に金属パーツが使われていてずっしり感がよいです。
背面。尻尾部分は3箇所可動します。
「ブラックアウト」がロボットモード時には背中に取付可能。
ビークルモード時には後部のハッチを開いた中に収納できます。
底面には3mm穴があるのでフィギュアスタンドに接続可能。底に見える腹部部分が金属パーツになっています。
【比較】
スタジオシリーズ版「SS-08 ブラックアウト」と。基本的なパーツ配置は同じで、今回のMPMはスタジオシリーズ版をベースにしたような作りになっています。
ビークルモードでも。
スタジオシリーズ版付属の「スコルポノック」と。
マスターピースムービーシリーズ版「MPM-8 メガトロン」と。設定によれば「メガトロン」は11メートル、「ブラックアウト」は10メートルということなのでなかなか良いサイズ感かと思います。
ビークルモードでも。
マスターピースムービーシリーズ版「MPM-10 スタースクリーム」と。こちらもおそらく大体劇中通りのスケール感。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動はマスターピースということもあり、複雑な見た目の割にしっかり動いてくれます。各部にクリック関節が使用されており保持力もしっかりしています。以下、写真続きまーす。
実写映画キャラらしいごちゃごちゃした見た目がなんともたまらない!冒頭のガチャガチャ変形するシーンは本当にドキドキしたし、つかみとしてはこれ以上ないインパクトで、実写版トランスフォーマーの幕開けを飾るにこれ以上ないものだったと思います。
この「ブラックアウト」を手掛けたのはタカラトミーの巽智輝氏。チームに加入したのはここ数年ですがマスターピースムービーシリーズや、最近ではスタジオシリーズの『最後の騎士王』版「ホットロッド」や、86シリーズの「ウルトラマグナス」を手掛けたりと注目度の高いトランスフォーマーを手掛けています。今後の活躍もとても楽しみ!
以上、「マスターピースムービーシリーズ」から「MPM-13 ディセプティコン ブラックアウト&スコルポノック」でしたー!スタジオシリーズ版からさらにアップグレードされたような作りなので、この大きさや見た目ながらそこまで複雑な感じでもないので遊びやすいです。ロボットモード、ビークルモードともに大きさにかなりインパクトがあって、この辺りはマスターピースムービーシリーズだからこその魅力だと思うし、変に再現度に振らずに玩具としての遊びやすさや変形のしやすさを考えたメリハリのある作りになっていると思います(ローターが大きくて少し変形しにくいというのはありますが)。逆に言えばスタジオシリーズで完成していた部分も多く、新鮮さというところでは若干物足りなさはありますが、スタジオシリーズ版では再現しきれなかったディテールや、質感の表現など痒い所に手が届くような感じの作りになっていて全体的な満足度はとても高い玩具だと思います!
ビークルモードの底面が再現されているのが大きなトピックだと思いますんで、できればそこも是非……