今日は「ルナクルーザープライム」をご紹介!
商品名 | ルナクルーザープライム z |
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シリーズ名 | – |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | クラウドファンディング先行販売:2024年2月下旬 一般販売:2024年3月30日 |
価格 | 10,000円(税抜)/ディスプレイスタンドセット:13,000円(税抜) |
ということで、「ルナクルーザープライム」です!「ルナークルーザープライム」はJAXA(宇宙航空研究開発機構)とトヨタが共同研究した有人与圧ローバー(月面探査車)「ルナクルーザー」から「オプティマスプライム」に変形する玩具です。CAMPFIREのクラウドファンディングにて先行販売されたもので、2024年3月に一般販売されます。今回はCAMPFIRE限定で販売されたディスプレイスタンドセットを紹介します。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。
取扱説明書は冊子タイプで。変形工程の画像も大きく今回はじめてトランスフォーマーを変形させる人でもわかりやすいものになっています。またちょっとした説明やコンセプトイラストなども掲載されています。
【ロボットモード】
まずはロボットモードから。「オプティマスプライム」が白いアーマーをまとったような姿がとてもカッコイイ!オプティマス部分は今回用にしっかりアレンジされたデザインになっていて、「ルナクルーザー」の運転席部分がオプティマスらしい感じで配置されているのもすごくいい。宇宙空間の暗さをイメージした落ち着いたカラーリングも渋くてかっこいいです。サイズとしては現在のボイジャークラスよりも一回りくらい大きい感じでボリュームがあります。
背面。背中側はガワが多く配置されている感じではありますがかっちり綺麗に収まっています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部もそのままG1オプティマスという感じではなく、シュッとした細身の顔にアレンジされています。また、顎部分に出っ張りがあるのも特徴で、どことなく実写版のオプティマスっぽさも感じます。
胸部の中にはマトリクスが収納されているのが見えます。マトリクス部分は細かく塗り分けで再現されていますが、胸部は展開はできないのでマトリクスの取り外しはできません。
手は開閉可能。
「ルナクルーザー」は月面開発のための車ということもあってか武器的なものの付属はなし。代わりに取り外し可能なものとしてソーラーパネルが付属します。まずは肩に取り付け。
取り外して手に持たせることも可能。盾として使うには防御力は低そうだけど、月面では太陽光が超重要であるということを「SORA-QSLIM」が身をもって証明してくれたので、手に持って角度を変えられることは重要なのかもしれない。
ソーラーパネルは背中に取り付けておくことができます。
左肩のアンテナも脱着式で角度もつけられます。
【ビークルモード】
ビークルモード。JAXAとトヨタが共同研究した有人与圧ローバー「ルナクルーザー」に変形。実車はモックアップ含めまだ存在していないのですが、これまで公開されてたイメージCGなどと比べてもかなり忠実に再現されているのがわかります。表面は塗装ではないですが、さらっとした質感でリッチに感じます。細く伸びるアンテナ部分は柔らかめの軟質素材になっているので破損の心配はなし。6輪の大きなタイヤはすべて動くので転がし走行も楽しいです。ちなみに「ルナクルーザー」の名前は「ランドクルーザー」からきているということで、フロント部分はランドクルーザー40系の意匠を感じるものになっています。実車の大きさはマイクロバス2台分と結構大きく、移動だけではなく居住も想定されていて、移動しながら中で研究をするような使い方になるようです。ただ「ルナクルーザー」のデザインは昨年ここから新しいものにリニューアルされていて、この姿のものが作られることは残念ながらないようです。
背面。リア部分もしっかり再現されています。後部に見える丸いものが並んだ部分はミサイルポッドではなく燃料電池。また、タイヤがシルバーなのは月面での走行に耐えれるよう金属製になっているため。
変形はステップ数は比較的多めではありますが、説明書も丁寧なので今回トランスフォーマーを初めて触る人でも問題なく変形できると思うし、今どきのトランスフォーマーの変形の凄さを実感出来ると思います。見た感じ分かる通りガワが多めで、ビークルモードに戻すときの合わせにコツが必要ですが、パネルが意図的に互い違いになっていて位置が分かりやすいようになっていたり、各部かっちり固定できるので気持ちよく変形できます。
前面&背面。
側面。
サイドの「JAXA」のロゴがカッコイイ。日本の国旗とTOYOTAのロゴもきれいにプリントされています。
ルーフ部分のアンテナは前後に角度をつけることができます。
ソーラーパネルは車体の左側サイドに取付可能。実物は下の筒状の中に薄いソーラーパネルのシートが巻かれていて、プロジェクタースクリーンのような感じで引き出して使うようです。
ソーラーパネルは半分に折りたたんで中に収納しておけます。
リア部分のパネルの裏側にはオートボットマークがプリントされているのもポイント。表からは見えませんが、ビークルモードでもトランスフォーマーであることをしっかりアピールしています。まさにRobots in disguise!
【ディスプレイスタンド】
ディスプレイスタンドセットで付属するディスプレイスタンド。本体とは別の箱になっています。
中身。いわゆるマスターピース系に付属する「TFパワーベース」で、今回用のカラーリングになっています。
ベースにオートボットのマークがワンポイントと、アームの土台部分に「LUNAR CRUISER PRIME」のプリントが施されています。
「ルナクルーザープライム」のお尻に3mmとアーム部分を接続して使用します。
ビークルモードでは接続できませんが、ビークルモードで飾る際の土台として使うと結構雰囲気でます。
【比較】
アースライズ版「オプティマスプライム」と。大きさとしては頭一つ分大きい感じですが、スケール的には同じくらいなのでジェネレーションズの面々と並べて遊ぶことができます。ちなみに「ルナクルーザープライム」の開発はアースライズ版オプティマスと同じ大西裕弥氏が設計を、桑津一徳氏がカラーリングを手掛けています。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動も良好。近年のジェネレーションズラインと同等の可動箇所で、かつ可動範囲も広くしっかりポーズが決まります。手の開閉もできるのでポーズに表情がつくけやすいのもいい感じ。一個だけ足首のヒンジの付け根が前のほうにある影響で、何も考えずに立たせると後ろに傾いたような感じになってしまいます。ヒンジ自体の保持力は高いので問題なくまっすぐ立たせられますが、デフォルトの位置が玩具側でもうちょっと決まっていればよかったかな。以下、写真続きまーす。
膝も大きく曲げられるので片膝立ちもしっかり決まります。また足の付根は「MP-44 コンボイ Ver.3.0」のような感じで腰パーツの一部といっしょに動くのも面白いです。
左手のソーラーシート収納パイプを武器に見立てて。
フィギュアスタンド用の穴を使って。
「ルナクルーザー」モードでも。昨年発表された新しいデザインは特徴でもある「ランドクルーザー」の意匠もなくなり、より実用的なデザインになってしまいました。「月面探査車」としてはこのバージョンのほうが日本らしく夢のあるデザインだと思っていたのでちょっと残念。
ソーラーパネルは実際は手前の接続部分をヒンジとして前方に向けて展開できる作りのようです。今回の玩具もヒンジ部分がやけにリアルに造形されているから、当初は動かすことができる想定だったのかも?
以上、「ルナクルーザープライム」でしたー!様々なプロダクトとコラボレーションをするトランスフォーマーですが、今回の「ルナクルーザー」とのコラボレーションはこれまでになく壮大なもので、また未来に宇宙で活躍するビークルから「オプティマスプライム」に変形するということがすごく夢を感じる玩具になっていると感じました。また、先日の「SORA-Q」の歴史的な活躍もあり、月や宇宙に対する興味が上がった状態で遊べたのもよかったです。玩具自体も最新のトランスフォーマー準拠の可動と、しっかりとした変形でここから興味を持ってトランスフォーマーに触れたいと思っている人にもオススメできるものになっています。また「ルナクルーザー」の玩具としてもすごく精工に作られているのも大きなポイント。「ルナクルーザー」の玩具はこれまでトミカくらいしか発売されておらず、またデザインも刷新されてしまったので、この初期デザインでかつこの大きさで楽しめる玩具はとても貴重なものになりました。一般販売ももうすぐなので、予約した方はぜひ楽しみに待ってほしいです!
マトリクスの取り外しというか、コクピットへのアクセスは欲しかったですけど、全体の一般向け作りから察するに、そういったトランスフォーマー仕様をあえて外しているのでしょうね。
ところで、2点指摘ご容赦を。1,一般品の価格表示で0が1つ足りていません。2.SORA-Qは一次電池駆動なので、太陽電池パネル問題が起きたのはSLIMの方かと。