今日は「トランスフォーマーレガシー ヴェロシトロンスピーディア500コレクション」から「サイバトロンユニバース オーバーライド」をご紹介!
商品名 | サイバトロンユニバース オーバーライド(Cybertron Universe Override) |
---|---|
シリーズ名 | ジェネレーションズ レガシー ヴェロシトロンスピーディア500コレクション |
クラス | ボイジャークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年8月 |
価格 | $33.99(Walmart限定) |
ということで、ヴェロシトロンスピーディア500コレクションからボイジャークラス「オーバーライド」です!「ヴェロシトロンスピーディア500コレクション」は、2005年に放送された『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』に登場する惑星スピーディアを舞台としたレガシーシリーズのサブラインで、そして「オーバーライド」は『ギャラクシーフォース』に登場した「ニトロコンボイ」のことになります(海外での「オーバーライド」は女性キャラとして描かれています)。ジェネレーションズ系でのリメイクは今回が初で、キャラクターのサイズとしてはデラックスクラス相当ですが、今回はボイジャークラスでよりリッチな作りでの登場となります。2022年8月現在日本での発売の予定はありませんが、タカラトミーモール限定でヴェロシトロンスピーディア500コレクションの展開は決まっているので、いずれ発売されるものと思われます。日本では2023年2023年2月に「TL EX-07 オーバーライド」としてタカラトミーモール限定で発売されました。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。パッケージの形状はG1トイを彷彿とさせるような大きな吊り下げ部分がある形状になっています。箱部分の大きさはここ最近のボイジャークラスの箱を横にしたものと同等の大きさ。
側面には大きくイラストが掲載されています。ちなみに「ヴェロシトロンスピーディア500コレクション」の設定としては惑星スピーディア(ヴェロシトロン)に様々なマルチバースからスピード自慢が集まり、次のリーダーを決定する「スピーディア500」に挑戦するというもの。「オーバーライド」はヴェロシトロンのリーダーとしてタイトルを防衛する立場のようです。
【ロボットモード】
ロボットモード。『ギャラクシーフォース』に登場した「ニトロコンボイ」からアレンジはほぼなく、かなり忠実にアニメの姿を再現しています。ライン細めのスラリとした体型もカッコイイ。サイズ的にはデラックスクラスですが、今回のボイジャークラスということで、他のデラックスクラスと比べるとパーツの厚みがあり、どっしりとした作りになっています。
背面。脚部は少しスペースが気になるかも…ボイジャークラスなのでこの辺はちゃんと埋められるのかな?と思っていたのでちょっと残念。スペース部分にあまりディテールの造形がないから余計そう感じるのかも…?
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔もニトロコンボイそのままでとてもイケメン(美人?)。ピンと立った角もカッコイイ。目はクリアパーツなのですが、残念ながら塗りつぶされています。
武器。『ギャラクシーフォース』時は「マッハショット」と呼ばれていたもの。
左右の砲は収納可能。
いわゆる「フォースチップイグニッション!」のギミックはありませんが、『ギャラクシーフォース』の玩具に付属するフォースチップを取り付けることができます。ただ、そこまでかっちり固定できるわけではなく、あくまでオマケ的な要素になっています。
武器は背中に取り付け可能。
【ビークルモード】
ビークルモード。レーシングカーに変形。ビークルモードもアニメの見た目にかなり似た雰囲気に仕上げられています。クリアのウインドウとタイヤがかっこよく、『ギャラクシーフォース』時のいい意味での玩具っぽさみたいなところが再現されているのもいい感じ。贅沢を言えば旧玩具で塗りつぶされていたつま先部分のライトはクリアパーツで再現してほしかった…!
背面。もうちょっとリアのサイドのウイングは大きくともよかったかも?変形はオジリナルの「ニトロコンボイ」のパーツ配置と似ていますが、よりかっちりした変形になっています。また、ボイジャークラスということもあって、ほかのデラックスクラスと比べると作りのリッチさを活かした変形になっていて、特に幅の広いビークルの横幅からスマートなボディを作り上げる箇所など面白いです。贅沢を言えば足回りなどもうちょっとスペースを隠すような変形があったらよかったかな。
前面&背面。
側面。
武器を外して。
後ろから。ちなみにビークルモードでは武器は展開できません。
【比較】
2005年に発売された『ギャラクシーフォース』版「GC-10 ニトロコンボイ」と。「ニトロコンボイ」の時点でもかなりよい出来で、今回のヴェロシトロンスピーディア500版と比べてもそこまで古さを感じません。詳しくは近々レビューしようと思います!
ビークルモードでも。パーツ配置などほぼそのまま。
シージ版「ギャラクシーアップグレード オプティマスプライム」と。どこまで『ギャラクシーフォース』のリメイクが続くのかわからないけど、レガシーはいろんなユニバースに手を伸ばしているから、薄く広くな感じになっちゃうのかな…?
ビークルモードでも。
シージ時にジェネレーションズセレクトとして発売された「ホットショット(エクシゲイザー)」と。『ギャラクシーフォース』では「エクシリオン」と「ニトロコンボイ」はレーサーとしてのライバル的な関係だったので、「エクシリオン」も何かしらの形でリメイクしてくれると嬉しいな…!
ビークルモードでも。この「ホットショット」のセレクト化もなかなか唐突だった…
同じデラックスクラスサイズでボイジャークラスの86シリーズの「ホットロッド」と。大きさ的には「オーバーライド」のほうが少し大きめ。作りの細かさみたいなところは「ホットロッド」のほうが上で、「ホットロッド」を想像して「オーバーライド」を触ると少し物足りなさを感じるかも…?
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動は良好。ボイジャークラスになっているだけあって、手首も動いてくれます。唯一顎の出っ張りがあるせいか首が左右にしか触れず、顎が引けないのがちょっと残念。以下、写真続きまーす。
海外では女性キャラになっていますが、元々の「ニトロコンボイ」は男キャラ(「エアラザー」の逆バージョンみたいな感じ)ということもあって、今回の「オーバーライド」も女性らしさみたいなところはあまり考慮されておらず、あくまで2005年版玩具のリメイクで抑えられています。
武器は前腕のサイドにも取り付け可能。
お尻にフィギュアスタンド用の穴が用意されていますが、背中の黒いパーツの影響でちゃんと刺せるスタンドは少ないかも(写真ではアームで固定しています)。
以上、「トランスフォーマーレガシー ヴェロシトロンスピーディア500コレクション」から「サイバトロンユニバース オーバーライド」でしたー!「ヴェロシトロンスピーディア500コレクション」というテーマはこの「オーバーライド(ニトロコンボイ)」なしには語れず、そのテーマを代表するキャラとしてボイジャークラス枠になるということでとても楽しみにしていました。ロボットモード、ビークルモードとも『ギャラクシーフォース』のアニメの見た目にとてもよく似せられているし、あくまでオマケですがフォースチップを取り付けられるのも嬉しいです。変形も面白いし、作りもデラックスクラスに比べるとしっかりしているのは間違いないのですが、同じくデラックスクラスサイズでボイジャーの「ホットロッド」と比べると、その力を発揮しきれていないようにも感じました。大きさを残したままクラスアップするというのは、そうするだけの納得感も必要だと思っていて、今回の「オーバーライド」はもちろんデラックスクラスでは実現できないものというのは分かるのですが、もう少し気配りのようなものがあってもよかったんじゃないかな?と感じました。それは見えない部分のディテール感だったり、指が開けるようになっているとかのちょっとしたところだと思うのですが、今後もしこれがボイジャークラスのスタンダードになってしまうのは怖いな…と思います。「オーバーライド(ニトロコンボイ)」のリメイクとしてはとても良いものだと思うので、日本でもちゃんと発売されてくれたら良いなあ。→無事発売されました!
ニトロコンボイ、エアラザー詐欺だったの知りませんでした。
もちろん、エアラザーもずっと男性だと思ってました。(メタルスだとよく見れば気づけるだろ自分)