今日はマスターピースから「MP-55 ナイトバードシャドウ」をご紹介!
商品名 | MP-55 ナイトバードシャドウ |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2022年2月26日 |
価格 | 16,000円(税抜) |
ということで、マスターピース版「ナイトバードシャドウ」です!「ナイトバードシャドウ」は元々は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のエピソードの1つである「ナイトバードの影」に登場した日本の科学者ハマダ博士によって作られたくノ一ロボット「ナイトバード」がベースとなっています。ですが、今回はその「ナイトバード」そのものをマスターピース化したものではなく、2015年に「トランスフォーマーレジェンズ」シリーズで発売された「変形能力を得たナイトバードシャドウ」をマスターピース化したものとなっており、これまでのマスターピースとはちょっと趣向が異なる商品となっています。玩具としては「MP-51 アーシー」のリデコで、付属品が変更され、また新たな変形モードとして「ムササビモード」、「白鳥モード」が追加されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。裏面の説明文はなんだかテンション高い感じ。
箱の中はこんな漢字で付属品いっぱいです。
キャラクターカード。今回は「レジェンズ」世界の「ナイトバードシャドウ」のマスターピース化ということですが、設定的には初代アニメの「ナイトバード」その人であるということになっています。
【ロボットモード】
ロボットモード。何度も言うようですが、今回は「レジェンズ」世界の「ナイトバードシャドウ」なので、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の「ナイトバード」の見た目そのままではない「アーシーのリデコ」となり、また武器などもレジェンズ版のものが再現されています。物としては全面塗装で、グレー部分はよく見るとメタリックになっていたりと全体的な質感はとてもリッチだし、パッと見ではちゃんと「ナイトバード」であると感じますが、アーシーからのリデコ箇所は頭部とボディのみとなり、腕や足周り、背中の背負いものが「アーシー」感を結構色濃く残しているので、初代アニメの「ナイトバード」と見比べると結構形状が違っていて、あくまで「レジェンズ版のマスターピース化」と割り切る必要があると思います。
背面。足の接地面が小さく、背中の背負物も大きいので立たせにくいのはアーシーから変わらず。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部は初代アニメの見た目の険しめな表情を再現しています。
マスクは脱着可能。中はなかなかの美人さん。
「レジェンズ」のコミック第32話に登場するマスクを外した顔を再現できる交換用フェイスパーツが付属。左の頬には汗が造形されています。かわいいけど、フェイス部分が小さい感じで体型と少し合わない感じなのが残念。
交換用フェイスパーツでもマスクをつけることができます。
フェイスパーツを外した下にはメカニックな造形が。
上半身。リデコ部分は頭部〜上半身に集中していて、頭部、胸部、腰部が「アーシー」から変更されています。
指は「アーシー」同様、親指と人差指が独立して動きます。また人差指〜小指は第1関節が可動します。
背中。背中部分は基本的にアーシーと同じ。
下半身。足回りも「アーシー」から変更はありません。
下半身背面。
【付属物】
続いて付属品。まずは「可動式仕込忍者刀」。元々レジェンズ版の「アーシー」に付属していたものを「ナイトバードシャドウ」用に色替えされたもの。グリップ部分に突起があり、手のひらに固定することができます。
グリップ部分を動かして銃っぽい感じで持つこともできます。
「光刃忍者刀」。こちらはアニメでも使用していたもの。
先端のブレード部分は取り外し可能。
「鉤縄釵」。アニメでも前腕に取り付けられていました。
「電磁手裏剣」が2個。手裏剣側に突起があり手裏剣を2枚重ねることもできます。
武器は各部に取り付け可能。
「吹矢短筒」。「アーシー」に付属したものの色替え。
「腰巾着」を太ももに取り付け、そこに「吹矢短筒」を収納することができます。ちなみにこの「腰巾着」の名前が「シャドウ」で、実は自立式ナビゲーションAIという設定。喋れない「ナイトバード」とこの「腰巾着シャドウ」2人1組で「ナイトバードシャドウ」ということになるようです。
「撃剣短筒」。こちらも「アーシー」に付属したものと同じ。
写真が黒くて分かりにくいですが、背負物の中に「撃剣短筒」を収納しておくことができます。
エフェクトパーツも「アーシー」と同じものが付属。「吹矢短筒」用が2つと…
「撃剣短筒」用が1つ付属します。
【ビークルモード】
ビークルモード。「ステルスカー」に変形。ほとんど「アーシー」と同じですが、先端部分がロボットモードの胸部になっているので、そこだけが違っています。カラーリングは基本的にレジェンズ版がベースになっています。元々「ナイトバード」は変形能力はありませんでしたが、レジェンズ世界で「メガトロン」によって改造されて変形できるようになった、という設定になっています。
背面。相変わらず変形はガワの折りたたみが細かく繊細で、また角度を調整しながらの「くぐらせ」もあり難易度高め。「MP-53 スキッズ」を経たあとだとかなり難しく感じます。
前面&背面。
側面。
底面。フロントの裏側部分には鎖帷子っぽくなっていて、手裏剣も造形されています。これはおそらく初代アニメで脇腹から手裏剣を出していたシーンへのオマージュだと思われます。
武器を装着して「ムササビモード」に。設定としては「シックスショット」の出身地である「シックス一族の里」で「シックスナイト」に師事し、「シックスナイト」の飛行モードを真似て編み出した形態とのこと。
もうひとつは「白鳥モード」。これは「レジェンズ」のコミックで披露されていたもので、ラットルくんからも「何これ!?ていうかこれ誰でも出来るよ!」と突っ込まれていたモード。このモードへの変形もしっかり取扱説明書に書かれています。これも「シックス一族の里」で会得したもの。
背面。この辺を真面目に取扱説明書に載せるのは面白く、そういう部分含めこれまでのマスターピースとはちょっとベクトル違う商品だと感じます。
【比較】
リデコ元である「MP-51 アーシー」と(背中のパネルが開いたままでした…)。頭部、胸部、腰部分が変更になっています。
ビークルモードでも。先端部分のみ造形が異なっています。
2015年に発売されたレジェンズ版「LG15 ナイトバードシャドウ」と。今回のマスターピース版はこの「レジェンズ版」のマスターピース化ということで、そういう意味ではかなり忠実に再現されていることになります。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動は「アーシー」同様足の付根の可動に若干制限があり、また足の裏の接地面積がとても小さいので倒れやすいのもそのまま。ただ、よく動いてくれるのは間違いないし、今回は付属物が多いのでいろいろポーズ付けをするのが楽しいです。以下、写真続きまーす。
武器はかなり種類が多く、忍者らしい武器も多く楽しい。ただ、初代アニメで持ってたヌンチャクみたいな武器が付属しなかったり、背中に武器がさせないのは残念。そこはあくまで「レジェンズ版のマスターピース化」と割り切る必要があります。
「光刃忍者刀」にはエフェクトパーツを取り付けることも可能。
お尻にフィギュアスタンド用の穴が用意されています。
新しい映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』に「ナイトバード」が出ることが決まっていて、おそらくそれを記念した今回のマスターピース化だったんじゃないかと思いますが、映画の公開が延期されてしまったことでなんとなく宙ぶらりんな存在になってしまったのは可愛そう。ドジっ子装置発動しちゃったのかな…
以上、マスターピースから「MP-55 ナイトバードシャドウ」でしたー!今回は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場した「ナイトバード」その人ではありつつも「レジェンズ版」をモチーフにした別物ということで、これまでのマスターピースとはちょっとベクトルの違う玩具であるということをまずは理解する必要があります。予約時の玩具の商品説明には「初代アニメのナイトバード」とあるので、管理人的には購入して説明を読んで「あれ、そういうやつ?」となったし、またそれによってキャラの設定などは結構ネタに走っているような感じになっているので、その辺りは好き嫌いが分かれると思います。
玩具自体はマスターピース版「アーシー」のリデコということで、触り心地はほぼそのままなのでストレス多めの変形や、立たせにくさはそのままですが、とても丁寧に作られているのは間違いなく、プロダクトとしてのリッチ感は感じることができるし、付属品も多いのでアクションフィギュアとしてのプレイバリューはとても高いと思います。繰り返しになりますが、これは「レジェンズ版ナイトバードシャドウ」のマスターピース化なので、初代アニメの姿そのものの再現ではないし、付属品もレジェンズ版ベースでヌンチャクもないのは残念。ただ、こうでもしなければ元々変形しない「ナイトバード」がマスターピース化されることなんてないわけで、そういう意味では貴重な存在なのかな…と思います。
「レジェンズ版○○をマスターピース化!」がアリなら、クロミア(バイクになる人)やウインドブレードのMP化もアリですよねぇ?笑
(ターゲットマスターウインドブレードのMPは見てみたい)