今日は「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ(海外版)」から「オートボット ラチェット(『バンブルビー』版)」をご紹介!
商品名 | 82 オートボット ラチェット(Autobot Ratchet) |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年1月 |
価格 | $22.99 |
ということで、スタジオシリーズ版デラックスクラス「ラチェット」です!この「ラチェット」は映画『バンブルビー』の冒頭のシーンに登場したオートボットで、映画の中ではビークルモードには変形しませんでしたが、今回スタジオシリーズ化されるにあたって玩具オリジナルのビークルモードが作られました。完全新規造形で、日本でも2022年5月に「SS-80 ラチェット」として発売されます。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。
台紙は「ブローン」、「ホイルジャック」と同じサイバトロン星の風景。
【ロボットモード】
ロボットモード。マッシブな体型かつ、自然と胸を張るような立ち方になってすごくカッコイイ!真っ白なボディに赤とクリアブルーがとても映えます。ディテールも細かく、劇中と見比べてみるととても忠実に再現されているのが分かります。正面から見ても太ももの肉抜きが少し目立ってしまうのはちょっと残念かな?
背面。背中はすっきりしています。ふくらはぎ部分はガッツリ開いていますが、中はディテールが造形されていて、ただの穴にしないぞ!という開発者のこだわりを感じます。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔も小顔でカッコイイ。劇中では目がもうちょっとつぶらな感じでしたが、目の周りもクリアパーツになっているので目自体が大きく見えるのもよりかっこよく見える要因かも。胸はクリアパーツでできていて、うっすら見えるオートボットマークが良い感じ。
目は集光ギミックつき。実写系のスタジオシリーズで集光ギミックは結構珍しいかも。
武器。「ブローン」、「ホイルジャック」と同じデザインの武器ですが、3人とも造形が微妙に違っています。
武器は背中に取り付けておくことができます。
【ビークルモード】
ビークルモード。サイバトロン星でのSFビークルに変形。ラチェットのビークルらしい箱型で、救急車を思わせるような形状になっています。他のサイバトロン星に登場したキャラクターと同じく、元々ビークルモードの設定は存在していないのですが、こんなにも自然に、かつキレイにまとめてくるのはさすがとしか言いようがありません…!
背面。後ろ側もキレイにまとまっていて、リア部分の造形など細かく作り込まれています。変形はなかなか凝った感じで、ロボットモードの意匠を最大限活かしつつ、大胆に裏返るような変形が見事で面白い!ただ、ビークルモードの最後のまとめが意外とうまくいかない時があるので(底面のパーツが地面をするような形になっちゃったり)、まずは慣れるまで説明書をちゃんとみて変形させるのが良いと思います。ポイントとしては肩のパーツと太もものパーツを接続するジョイントがあるのですが、太もも側の凹の位置を間違いやすいので、上の凹に入れるようにしましょう。
前面&背面。
側面。
武器はルーフ部分に取り付け可能。
【比較】
スタジオシリーズ版デラックスクラス「ラチェット」(『トランスフォーマー』版)と。直接的な繋がりはおそらくないと思いますが、『バンブルビー』ではG1の姿がベースとなっていることもあって、旧トリロジーのラチェットとはかなり見た目が違います。というか、今考えると旧トリロジーではこれをよく「ラチェット」にしたな…と思えてきますが、この緑のラチェットも今や「ラチェット」として認知されていることを考えると、トランスフォーマーの懐の深さはやっぱりスゴイな、と思います。
ビークルモードでも。
シージ版デラックスクラス「ラチェット」と。G1をベースとしたアレンジの方向性は同じだけど、全然違ったものになっていて、かつどちらもカッコイイ。
ビークルモードでも。
スタジオシリーズ版デラックスクラス「B-127」と。
ビークルモードでも。
スタジオシリーズ版ボイジャークラス「オプティマスプライム」と。
同時に発売されたスタジオシリーズデラックスクラス2022年Wave1の「ブローン」(左)と「ホイルジャック」(右)と。同じデラックスクラスですがここまで大きさの差が再現されているのはスゴイ。ただやっぱり使えるプラスチック量はそこまで変わらないので、キャラを大きくしようとするとどうしても肉抜きとかのしわ寄せを受けてしまうのですが、今回はそれを特に顕著に感じちゃうかも…
ビークルモードでも。ビークルモードではそこまで大きさの差がなく、ラチェットはかなりぎゅっと小さくなっているのが分かります(ブローンとホイルジャックの場所が入れ替わっちゃってました…)。
【稼働・アクション】
可動は良好。足首の可動もあるので接地性も良く、あと変形の関係でお腹部分が左右にちょっとだけ動くのですが、それがポーズ付けに一役買ってくれて、他のキャラにできないかっこいいポーズがとれます。個体差かもしれませんが全体的に関節が少しゆるいのがちょっと気になるので、気になる人はちょっときつく調整してあげると良いかもしれません。以下、写真続きまーす。
『バンブルビー』でのセリフは「前線を突破されたぞ!」の一言のみ。セリフから分かるように、前線から少し下がったところにで戦っているということで、そのシーンにラチェット、ホイルジャック、アーシーがいるのはすごく納得。
めちゃくちゃかっこいいんだけど、肉抜き感はちょっと強めで、いつもならピン打ちされるようなところもはめ込み式になっているのがちょっと残念。特に腰がはめ込み式で、変形時に外れやすいです。
お尻にフィギュアスタンド用の穴が用意されています。足首が変形の関係で後ろに倒せるのもいい感じ。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ(海外版)」から「オートボット ラチェット(『バンブルビー』版)」でしたー!劇中の再現度はもちろん、マッシブな体型と自然と胸を張ったようになるスタイルが、ラチェットらしからぬかっこよさを醸し出しています。可動も良いし、武器も大きくて本当にカッコイイ。ただ、2022年のスタジオシリーズデラックスクラスWave1のコスト削減感が身長が大きい分このラチェットでは顕著に出てしまっていて、「ここが埋まってたら…」とか「ここがピン打ちだった…」と思ってしまう箇所があります。けれど、そこは気になりつつも、出来る限りそう見せない工夫みたいなのもすごく感じられるし、ロボットモードの意匠を最大限に活かしつつも、大胆に裏返えす変形は見ものです!リデコで発売になる「アイアンハイド」もとても楽しみ!
医者だけど最前線で戦うのがラチェットさんらしいなあと思ってたからマジで実写版1やバンブルビー版でもそんな感じだったのが好きだなあ