今日は「WAR FOR CYBERTRON ユニクロン」をご紹介!「その2 惑星モード編」!
ということで「WAR FOR CYBERTRON ユニクロン」レビュー「その2 惑星モード編」です!「その1」では箱から開けて惑星モードをセッティングするまで紹介してきたので、「その2」では惑星モードと、ロボットモードへの変形を見ていきたいと思います!それでは早速いってみましょー!
「その1 開封編」はこちら!
【惑星モード】
「ユニクロン」の惑星モード。惑星そのものは「その1」でも紹介したようにどの面から見ても球体になっています。「球体」という概念的なものに変形させるというのはまさに究極のトランスフォーマーとも言える気がして、大きさも相まって神々しさすら感じます。写真ではなかなか伝わらないのがもどかしい限りですが、惑星部分の細かなディテール、そしてオービタルリングの存在感などまさに圧倒的!惑星モードはオービタルリングがあるのでスタンドがないとディスプレイすることはできず、また球体の前面には牙、背面にはトゲがあるので、スタンド無しでは床にも置きようがないです。また、オービタルリングを外したとしてもそもそもかなり重たいので直置きはおすすめできず、基本的に惑星モードではスタンド必須です。
背面。前面との違いは中央の「口」がなく、赤道上がぐるっとトゲ(エナジョンタワー)で覆われています。中央の黄色い円の真ん中のトゲ部分はユニクロンの前腕部分が使われていて、このユニクロンの中では唯一ロボットモードの意匠が見える部分。その他の惑星の表面部分はロボットモードではガワパーツになります。
斜め前から。
側面。前面に飛び出した角の大きさもかなりのもの。
斜め後ろから。
中央の角は可動して開閉できます。ただ、「マイクロン伝説」版とは違って連動して開閉するなどではないので、左右それぞれ動かす感じ。
中央の「口」。口の周りのリングをスライドさせることで中央の口部分が開閉します。1本1本の歯が独立していて、中身はかなり複雑な構造をしているのではないかと思われます。この開閉はたくさんのギアが動く感じが気持ちよくて、ついつい何度もやってしまいます!
口の開閉を静止画で。口を開いた奥は埋まっていますが、左右に開閉するような扉?が造形されています。『ザ・ムービー』の劇中ではこの口を使って惑星を「捕食」するシーンがとにかく印象的で、特に冒頭の惑星リゾンを食べるシーンは圧巻。これが『AKIRA』の2年前に公開されていたのもすごいことで、当時日本でこれがちゃんと公開されていたらもしかすると今も伝説として広く語られていた…かも…?
惑星の表面も細かく造形されています。このあたりはアニメそのままというわけではなく(シーンによって結構違うし)、適度にアレンジされている感じですが、特徴的なクレーターや模様などがしっかり再現されています。
各部にはエフェクトパーツを取り付ける用のペグが設けてあり、ウォーフォーサイバトロントリロジー系などに付属するエフェクトパーツを取り付けることができます。
上部の北極点に当たる部分は穴が空いており、そこにオービタルリングの先端が差し込まれます(特に固定はなし)。
トゲ(エナジョンタワー)はアニメの中では同じ長さで均等に並んでいる感じでしたが、今回は本数も増えてよりリアルな感じにアレンジされています。
背面の中央部分は『ザ・ムービー』の劇中同様、ロボットモードの腕部分になります。
表面を覆うプレートはそれぞれが互い違いのジョイントで固定されていて、それがディテールとしても役立っています。
北極点と同じく南極点ににも穴が空いています。
下部にはスタンドを取り付ける部分があるのですが、そこも内部にプレートが収納してあってスタンド用の穴を埋めることができます。ただ、上でも書いたように惑星モードはスタンドが必須なので、これは「球体にできる」という部分を突き詰めたこだわりなのではないかと思います。
【変形】
続いて惑星モードからロボットモードへの変形を見ていこうと思います。説明書では91ステップで変形するような感じですが、ここでは大きく部位ごとまとめて見ていきます!当初変形時間に50〜1時間かかるということがHasbro Pulseの記事で明らかになっていて、そのときは「またまた〜」と思っていたのですが、初めて変形させたときは本当に1時間かかりました…変形自体はなにかものすごく複雑なことをしているかと言えばそうでもないのですが、兎にも角にもこの「大きさ」と「重さ」が変形難易度を上げています。普通のトランスフォーマーであれば手に持って変形させますがそうもいかず、色んな角度から自分が回り込んで変形しないといけないというかつてない体験で、なれるまでは恐ろしく体力を使います。
説明書ではスタンドを付けたまま変形させるようになっていて、これは重さと大きさを考えると必須。これは開発者である國弘氏が必要性をハスブロに説いて実現したものということで、スタンドをつけたままでもスムーズに変形できるようになっています。もちろんスタンドなしで抱きかかえながら変形することも可能ですが、なにぶん重たいので指を挟んだりする危険性がありおすすめしません…
オービタルリングを外したところからスタート。まずは左上部サイトのプレートを開きます。開いたプレートは4分割されているので、それぞれの接続を外して折りたたんでいきます。「その1」でもいいましたが、このプレートの開閉が一番難易度高いと思っているのですが、何度かやって慣れると力の入れどころが分かってくる感じです。ただやっぱり互い違いに接続された部分はなかなか外しにくくて苦労します…
左下部のプレートを開き、同じように畳んでいきます。見てもらうと分かるように、本体とプレートはアームで接続されています。
右側の上部、下部のプレートも同じように外して畳みます。もちろん右→左の順でやってもOKです。
折りたたんだ左右上下のプレートを写真のような感じに移動します。ただ、固定はできないので、変形時このプレートはだいぶブラブラする感じ。変形ではこのプレートをいかにうまく扱うかが重要で、それで難易度が大きく変わるように思います。
後方上部のプレートを外し、くるっと180度回転させます。
後方下部のプレートを外し、左右半分に分割し前方に展開します。
展開した後方下部のプレートを折りたたんで前方にジョイントで固定します。
後方のトゲのジョイントを外します。
前方のトゲののジョイントを外し、角と一緒に角度を変えます。
後方中央部のジョイントを外して左右に広げます。ここが腕になるわけですが、これは『ザ・ムービー』の劇中を再現した変形になっています。「マイクロン伝説」版の「ユニクロン」でも同じく再現されています。
左右に広げた腕が繋がれたヒンジを折りたたんでボディと接続します。その際、腕側のプレートにスプリングが仕込まれたロックパーツがあるので、それを開きながら腕をボディに接続して固定します。
左右とも腕とボディを接続して腕を下ろします。説明書ではボディと接続する前に腕を下ろすように指示されているのですが、腕とプレートを接続するジョイントは硬いクリック関節になっているので、ボディと接続してから腕を下ろしたほうが良いです。ちなみに、肩や角の下からたれているトゲ(エナジョンタワー)は基本こんな感じでブラブラしているのがデフォルトで特にこのあと固定などはしません。このあたりはだいぶ割り切って考えられているように感じました。
両サイドのプレートを今度は下に逃します。
足パーツのジョイントを外し、左右に開きます。同時につま先とかかとを開きます。
両足を下げます。見て分かるように惑星の上下左右のプレートはヒザ下にアームで接続されているのが分かります。これで四肢が分かるようになってだいぶ完成が見えてきました…!
中央部分のプレートの下部を内側に折りたたみます。
中央部分のプレート群を接続しているアームを上に引き上げ、全体を180度回転させます。
一度引き上げたアームの手前に倒して角度を変え、戻す感じで差し込みます。この微妙に角度を変える手順はすごくトランスフォーマーらしいというか、大胆な中にも繊細さを感じる部分です。
惑星の口のあるプレート群を内側に折りたたみます。その際、角を回転させて上を向かせます。
両サイドに背中と固定するためのパーツがあるので、それを使って背中とジョイントで固定します。かなり大きな固定パーツなので、これで背中の側とボディががっちり接続されます。
脚からぶら下がった惑星モードのプレートを固定していきます。まずは下部のプレートをふくらはぎ側に持っていきジョイントで固定します。
次に上部のプレートのアームを折りたたんで、脚にジョイントで固定します。
上下のプレートを固定するためのパーツとプレートを固定していきます。まずは下部のプレートと固定。
そこから伸びるアームを上部プレート側に回転して、一番外側のプレートをそのアームにジョイントで固定します。これでガッチリ上下のプレートが脚部に固定されます。
反対側の脚も同じく上下のプレートを脚にジョイントで固定して、固定用パーツで止めます。今まで邪魔で仕方なかったプレートがガッチリ固定されるのが気持ち良い!
もうここまでくれば完成したも同然!脚部は台座の長さとちょうど合うように作られているので、この時点で両足は地面についている状態になります。
前腕部分のパーツを上に引き上げます。そうすることで手が出てきます。これも映像を再現したもの。
反対側も引き上げて手の指を開きます。指は5本指全部独立して可動し、さらに各関節もすべて可動します。
頭部を取り付けます。
取り外しておいたオービタルリングを変形させて左右それぞれ肩に取り付けて、先端側を下に下げます。
最後に腕と、惑星モードの角部分のネジ穴を袋「D」(「その1」参照)に入っていたパーツで塞いでいきます。腕は8箇所(×反対側も)。これは金型の数を減らすため腕と牙は左右全く同じパーツが使われているためで、片方は表面にネジ穴がくるようになっています。このあたりは大型商品であるがゆえで、できるだけ価格を抑えようというメーカー、開発者の苦悩とこだわりが伺えます。
角部分は3箇所。反対側も同じように塞ぎます。塞ぐパーツはちゃんとモールドを再現しているので、一度塞げばどこがネジ穴かほとんど分からなくなります。
オービタルリングを下に向ければロボットモードの完成!!変形してしまえば写真のようにスタンドを外しても自立することができます。ロボットモードに関しては「その3」でじっくり見ていきますが、そもそもが大きいのと、肩のオービタルリングが変形した翼?のボリュームのおかげでものすごい存在感!ほぼガワ変形ということもあって、中のユニクロンのスタイルもよく、『トランスフォーマー ザ・ムービー』に登場したユニクロンそのままの姿を再現しています!
変形については見ていただいたように決して複雑なわけではなく、とにかくその大きさと重さ、そしてその重さを保持するための硬さが難易度を上げています。あとは、惑星のガワ部分をどうするかにかかっていて、ガワも塊になるとかなり重たいので、説明書どおりではなくまずはガワ部分を優先的に片付けると比較的楽なのではないかと思いました。惑星モードへ戻す際は脚を折りたたむ位置が重要になって、そこを最初に正しい位置に定めるのがポイントです。
ということで、「その2 惑星モード編」はここまで。半分以上変形について説明になってしまいましたが、このユニクロンに関してはちゃんと変形も見ていただくべきかな?と思い久々にやってみました。「その3 ロボットモード編」も近日公開!お楽しみにー!!
第二弾レビューありがとうございます!
うん、控えめに言っても変態変形すぎるわwww
昨年クラウドファンディング開始時に金額見て面食らってたけど、これで77,000円って実は安かったんじゃ…って今思い始めています。
ホント圧巻以外の言葉出ない。
ロボットモードのレビューが楽しみで仕方ないです(*´ω`*)