今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-56 オートボットトップスピン」をご紹介!
商品名 | SS-56 オートボットトップスピン |
---|---|
シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2020年9月26日 |
価格 | ¥2,800(税抜) |
というわけで、スタジオシリーズ版デラックスクラス「トップスピン」です!「トップスピン」は2011年に公開された『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』に登場するオートボットの特殊部隊「レッカーズ」の一員。過去玩具としては『ダークサイド・ムーン』公開時期にデラックスクラス(とサイバーバースリージョンクラス)」が発売されており、リメイクは今回が初となります。海外ではWave10(2020 Wave3)「63 Topspin」として発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。パッケージ裏には「ナスカー」の正式ライセンスであることを証明するステッカーが。
台紙兼ディスプレイスタンドは「トップスピン」と同じ『ダークサイド・ムーン』終盤の破壊されたシカゴのシーン。
【ロボットモード】
ロボットモード。造形的には劇中の細かいところまで再現してるんだけど、劇中や『ダークサイド・ムーン』時に発売された玩具と比べると、背中のガワの影響もあってかスタイルはちょっとずんぐりした感じ。特徴的な肩のパーツの位置も横に広がる感じで劇中とは違っているので、シルエットとしてみるとトップスピンのイメージとはなんか違って見えてしまいます…あと、武器が軟質パーツでかつ細いのでぐにゃぐにゃしてあまりかっこよくありません…
背面。肩のパーツが結構後ろ側まで伸びていますが、重くはないので特に倒れるなどはありません。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部の再現度は高く、特徴的な頭の形もしっかり再現されています。胸部の造形は細かく再現されていて見ごたえがあります。肩に生えるパイプは軟質パーツでできています。
武器。まずはアームタイプのもの。軟質パーツでできています劇中では装備というよりも、手そのものという感じだったので、腕のサイドに付けるのはちょっと違和感。あと、アームの開閉などもなくちょっと寂しい感じ。
銃タイプの武器。説明書などでは手に持たせるよう指示されていますが、グッリップがめちゃくちゃ短い。劇中を確かめてみると、前腕の裏側部分に装備しているもののようですが、残念ながら取り付ける場所はありません。せめてこのぐにゃぐにゃした感じがなくなれば…あと、ここまで長くなくても良かった。
アームの5mm穴に銃を取り付けられます。
【ビークルモード】
ビークルモード。武装された「シボレー・インパラ」のストックカーに変形。乗用車の形状のままレース用に改造されたレーシングカーで、このカラーリングのシボレー・インパラは2010年にジミー・ジョンソンがレースで使用したもの。青いカラーはメインスポンサーであるアメリカの住宅リフォーム、生活家電チェーン「ロウズ」をイメージしています。ビークルモードの再現度はとても高く、塗装は最小限ではありますが、青に黄色の差し色が鮮やか。
背面。ルーフに付いた武器は軟質パーツでくにゃくにゃしてます…取り外しは不可。サイドの武器はロボットモードで手に持っていたもの。変形はそれほど難しいものではなく、こんな見た目なのでガワ感強めの変形。
前面&背面。
側面。
底面。アームは手から取り外して底面に取り付けます。
各部の造形はとてもカッコイイ。贅沢を言えばシルバー塗装の部分は白のほうが良かったなあ…
【比較】
2010年に『ダークサイド・ムーン』の公開に合わせて発売されたメックテックシリーズ「DA10 オートボットトップスピン」と。細かい造形はともかく、劇中のイメージは昔のスラッとしたほうがイメージに近いような…
ビークルモードでも。管理人の旧トップスピンは武器がひとつ紛失…スタジオシリーズ版のほうが立体感のある造形になっているのが分かります。今回も「LOW’S」のロゴ欲しかったなあ。
スタジオシリーズ版レッカーズ3人!左から「レッドフット」(日本では2020年11月発売。近日レビュー予定)、右は「ロードバスター」。同じフォーマットで、かつ武装ナスカーから変形するレッカーズが揃うのがとにかく喜ばしい。ちなみにトップスピンとロードバスターは手と肘パーツが共通で(あと後輪も?)、パーシャル関係になっています。
ストックカーモードでも。この3人はロボットモードよりもこっちで並べておくほうがしっくり来る感じ。
【可動・アクション】
可動はそこそこ。首周りが詰まっている感じで、もうちょっと顎を引けたりしたら良かったなあ。あとはどうしても最近のウォーフォーサイバトロン系の可動の良さがベーシックになってしまって、足首や腰が動かないのが気になってしまいます(コンセプトがそもそも違うのは理解しているけど…)。以下、写真続きまーす。
そもそも劇中では銃っぽいこれがここまで長くないような…?あとはアームはやっぱり可動が欲しかったなあ…
おしりにフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。
以上、「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-56 オートボットトップスピン」でしたー!造形的な再現度は劇中と見比べてもすごく細かく再現されて、その辺りは流石スタジオシリーズといった感じですが、スタイルやフォルムの面では『ダークサイド・ムーン』時に発売されたものがすでにかなり頑張って再現していたり、また「ロードバスター」のように武装ストックカーから初めて変形するというわけでもなく、インパクトや進化みたいなものは感じにくいものになっています。あと、レッカーズは武装があってなんぼだと思うのですが、軟質パーツでぐにゃぐにゃだったり、アームの可動もないなど惜しい部分も多いです。レッカーズ3人が「揃うこと」は確かに嬉しいいんだけど、より揃うことが目的のコンストラクティコンズより全然単体でのこだわりみたいなものを感じないし、せっかくのリメイクなんだから、トップスピンらしさや遊びやすさみたいなところをもうちょっと詰めてほしかったなあ…と感じます。
スタジオシリーズのコンセプトの影響でデラックスサイズのはどれもきついな…
このシリーズが終わってもサイズはこのままだと思うと購買意欲が下がるなぁ